今年の1月から自家製の発芽玄米ご飯を始め、毎日続けています。
健康やガン予防に良いとされ、食べやすく、味も良いことからご紹介させて頂きます。
玄米ご飯の健康への効果は、よく知られていますが、食べづらく、味にもなじめませんでした。
玄米を少し発芽させることで、栄養が高くなり、消化の良いご飯になることが知られていますが、市販品で10Kg-約8,000円と高価です。
何とか自家製できないかと、webサイトを探し、秋田県の「黒瀬農舎」さんで紹介されている「自宅で作る美味しい発芽玄米」の手順を見習い作ることにしました。
発芽の後半に水切りし、12時間毎に水洗いすることで、腐敗臭を抑制できる点が気に入りました。
又、タイトル末尾に「煎りご飯」とあるのは、玄米を乾煎りして炊くご飯です。
書籍「がん患者は玄米を食べなさい」(伊藤悦男琉球大学名誉教授・医学博士著、現代書林発行 \1,404)の表紙です。
この本によると、玄米を乾煎りすることで、玄米の糠[ぬか]部分に含まれる成分RBA(抗癌成分)と、RBF(癌細胞を自滅させる成分)が消化吸収出来るようになるそうです。
本の最後に、玄米を水洗、乾煎り、差し水で沸騰、炊飯の順で作る方法が紹介されていました。
我が家の「発芽玄米の煎りご飯」は、上記の二つの方法を組み合わせて炊いたご飯で、癌や、病気に強い抵抗力のある体作りを目的とするものです。
私は、「発芽玄米の煎りご飯」を食べ始めて3~4ヶ月頃から歯周病が改善し、口内炎になる頻度も極端に少なくなり、免疫力が強まったことを実感しています。
少し手間は掛かりますが、このご飯を継続して作られ、一人でも多くの方が健康を増進されることを願っています。
◆◆◆「自家製発芽玄米の煎りご飯」の作り方◆◆◆
【 作る手順 】
玄米 → A.玄米を発芽させる → B.玄米を煎る~びっくり水で沸騰させる → C 炊飯器で炊く
玄米を発芽させる容器(ザル 直径25cm 高さ10cm・ボール 直径26cm 高さ9cm)と、玄米4カップ(800mℓ)を入れた写真です。
玄米をザルに入れ、その下にボールを重ねることで、水に浸漬したり、水切りした玄米の乾燥を防いだりします。
A.玄米を発芽させる
1. 玄米の準備と水洗い
玄米を適量計り、2~3度水洗いします。
2. 玄米の浸漬
玄米を12~24時間水に浸漬します。(最初24時間浸漬していましたが、12時間でも問題なく発芽しています)
3.ザルで水を切って常温に置く。
浸漬した玄米を軽く洗い、水を切り、濡布巾をかぶせて乾燥を防ぎます。
その後、約12時間毎に玄米を軽く洗いします。(悪臭・腐敗防止に必須の作業です)
室温が30℃を超える夏場は、腐敗・品質劣化の防止のため冷蔵庫で発芽させる方法もありました。
水に漬けたまま冷蔵庫に入れて発芽テストしましたが、日数が長くかかることから止めました。
写真上段は、玄米の状態、写真中段は夏場・24時間経過後、胚芽の膨らみが見られ、写真下段は、胚芽から芽が伸び始め、発芽完了としている状況です。
4.発芽の確認
玄米の胚芽部分が膨れて、芽が約0.5mmに伸びたものが目立ち始めたら発芽完了としています。(発芽過剰に注意)
我が家(山陽地方のマンション)の環境では朝に開始すると夏では翌日午後完了、冬では翌々日午後完了です。
発芽後の保存はタッパーに入れ冷蔵保管、2日以上の保存や、予備のストックは、冷凍保存しています。
★このまま炊飯器で普通に炊き、発芽玄米ご飯として食べることもできます。
発芽玄米を乾煎りする器具で、古くなったフライパンを利用しています。(直径約26cm、高さ7cm)
B.玄米を煎る~びっくり水で沸騰させる
1.発芽玄米を軽く研ぎ洗いして、ザルで水を切ります。
2.フライパンなどに移し、強火で煎ります。(普通のフライパンなら一度に2~3合分けて煎る)
3.パチパチと音が連続し、飛び跳ねるものが見えてきたら火を止めます。(煎ることで、糠臭が消え、香ばしいご飯になる)
4.玄米の半量~同量程度の差し水をして、余熱で5~10秒程度沸騰させます。(玄米表面の硬い組織を壊す)
C.炊飯器で炊く
1.沸騰させた煎り玄米と、沸騰したお湯を丸ごと炊飯器に移します。
2.我家では玄米4カップ(800mℓ)を5.5合の水位で炊きます。
3.炊飯器で炊き上がった後、そのまま約30分放置してよく蒸らします。(しっとりした食感となる)
炊き上がり、冷ました発芽玄米の煎りご飯の写真です。(白米は混ぜていません)
玄米の表皮が破れ、白米部分がむき出しになっているのが見られます。
白米と比べ少し多めに噛む感じですが、香ばしく、味わいがあり、今では白米を食べると物足りなさを感じるようになりました。
玄米ご飯、玄米のビックリ炊きご飯、押し麦を混ぜた白米のご飯など試してみましたがはるかに食べ易く消化の良いご飯でした。
参考までに、我家で使っている1食毎にご飯を冷凍保存する容器です。(電子レンジ対応 300ml 長さ14cm 幅9cm 逆さ4.5cm)
私し用は、150g、妻用は、120gを入れて一気冷凍しています。
「発芽玄米の煎りご飯」の細かい手順の改善をしている間にご飯炊きは、すっかり私の仕事になり、妻の家事も少し軽減出来たようです。