写真1段目は、「竹富島ゆがふ館」で開催中の「金斗鉉絵画展」で「喜宝院蒐集館」を描いた水彩画です。
フェリー乗り場の隣にある「竹富島ゆがふ館」の観光案内映画を見る部屋に素敵な水彩画が十数点展示されていました。
金斗鉉さんは、竹富島の魅力にひかれ島の絵をたくさん描かれているそうです。
写真2段目は、「喜宝院蒐集館」に展示されている「板札象形文字(いたふだカイダージ)」です。
竹富島、与那国島で江戸時代まで使われていた絵文字(象形文字)だそうで、「カイダー字」or「カイダー文字」と言われています。
先日掲載の「喜宝院蒐集館」に展示されている家門(やばん)も「カイダー字」の一種とされており、ハジチ(針突)や、ミンサー織の模様も「カイダー字」に関係するのではないかと推察しています。
写真3段目は、「喜宝院蒐集館」に展示されていた新聞の切抜きで、7,000年前の象形文字が、中国で発見された記事です。
中国雲南省などに住む少数民族ナシ族にも象形文字「トンパ文字」約1400文字が今に伝えられているようです。
「トンパ文字」は、文字の色でも意味が変わるユニークな文字だそうです。
最近、携帯電話で絵文字が使われていますが、「トンパ文字」も日本でパソコン用フォントがありました。
沖縄本島では、昭和8年に北谷町で象形文字が刻まれた石が発見され、その後も嘉手納町・北谷町から11点が発見され「沖縄のロゼッタストーン」と言われているそうです。
日本本土では、古代文字と称する文字があり、ホツマ文字・豊国文字・サンカ文字などが代表的です。
古代文字は、学会では認められていないようですが、「ホツマ文字」の「ホツマツタエ」は日本書紀・古事記の原書とも言われているようです。
中国雲南省と言えば「黄河文明」により滅んだ「長江文明」の民が逃げていった土地です。又、日本の弥生時代は、同じ「長江文明」の民によるものと考えられます。
沖縄の創生神話に稲作の話もあり、竹富島・与那国島の「カイダー字」、本土の古代文字、中国の象形文字などには、かって同じルーツがあったのではないかと想像されます。
昨日掲載の「藁算」と、南米の古代文明との関係などなど、八重山地方には、まだ未知の魅力がたくさんあるようです。