9月26日、愛媛県と、高知県の県境にある「四国カルスト」へ行ってきました。
「四国カルスト」は、「秋吉台」(山口県)「平尾台」(福岡県)と並ぶ「日本三大カルスト」の一つですが、その中で景色は最高です。
標高1,300mから1,400mの峰の道に沿った四国カルストの景色は、天気にも恵まれて素晴らしいものでした。
朝6:15に福山市の自宅を出発、四国カルストの道に交差する「地芳峠」に到着したのは10:00頃でした。
四国カルストの中で、妻が、一番気に入った景色です。
五段城付近から、はるか先の「姫鶴平」[めづるだいら]方向を見た景色で、なだらかなカルスト地形が広がり、赤い屋根の牛舎が見えます。
写真左上に風力発電機が見え、その横には「姫鶴荘」[めづるそう]の建物が見えます。
四国カルスト付近の地図です。
松山市から高知市まで走る国道33号のほぼ中間地点の愛媛県久万高原町の「柳谷支所」付近(地図①)から国道440号を②③④と進み、「地芳峠」から「四国カルスト」の道に入ります。
「四国カルスト」の道に入り、⑤から⑩までが今回楽しんだエリアです。
帰りの道は、⑩の天狗荘から整備された林道を走り、⑪を経由して③の地点で来た道に合流しました。
⑦から⑩までの点線で囲まれた区間は、今回掲載した景色を撮った区間です。
「四国カルスト」の道を進むと右手に「姫鶴荘」[めづるそう]がありました。
写真に見える「姫鶴荘」の建物はレストラン部分で、右手に2階建ての宿泊施設が続いているようです。
「姫鶴荘」の前まで来ると、突然素晴らしい景色が広がってきます。
標高1,300mの「姫鶴荘」の向かいの駐車場から道路左手(北)の眼下に広がる「姫鶴平」の景色です。
白い石灰岩が密集している中央の丘のはるか向こうに高い山が見えますが、方角と、形から「石鎚山」ではないかと思われます。
写真右手に広い駐車場があり、周辺は長い柵で囲った放牧場が広がっています。
「姫鶴荘」付近から東にのびる道の景色を撮った写真です。
2基の風力発電機の向こうに見える山は、五段城(地図⑧)のようです。
ここから東端の「天狗荘」まで、約4.5Kmの道のりで「四国カルスト」の絶景を楽しみました。
「姫鶴平」から東に進んだ辺りの道路わきに放牧された牛が草を食べていました。
ベージュ色の毛から「ジャージ種」の乳牛と思われます。
「ジャージ種」は、一般的な白黒の「ホルスタイン種」より濃厚な牛乳を出すようです。
四国カルストで放牧されている牛は、ほとんどツノが生えているようでしたが、妻は、ツノのあるこの牛を見て雄牛と勘違いしていました。
ツノがない牛は、小さい時にツノを除去して伸びないようにしているようです。
道路北側の斜面の下に黒毛の牛がいました。
向こうに見える山の手前には深い谷があります。
下の道路を軽四トラックが走っていますが、この後、写真左手を少し過ぎた辺りで止まって、牛を呼び集めていました。
呼ばれて小走りに集まる牛の様子は、なかなか可愛らしいものです。
栄養のある穀物飼料などを与えているのでしょうか。
上段の写真の少し東側で見た景色です。
山の斜面を見下ろし、ズームで撮った景色です。
切り立った山の斜面の手前に緩やかな起伏の草原が広がり、放牧の牛がのんびりと草を食べていました。
こんな景色をゆっくりとながめていると、心の底から和みます。
道の向こうに五段城が近づいて見えてきました。
この辺りには大小の石灰岩の岩がゴロゴロしています。
道路の両脇には柵に有刺鉄線が張られて、放牧の牛と仕切られています。
「五段城」付近から道路右手の南東方向を見た景色です。
この辺りには所々に道路脇が広くなった駐車場があり、ゆっくりと景色が楽しめます。
斜面中腹に見える道路は、上段の地図⑩「天狗荘」から高知県側(南)に向かうスピンカーブの道です。
「五段城」横の道路から見上げた景色ですが、頂上は見えません。
「五段城」の頂上は、標高1,455.6mですが、この辺りの道路の標高も1,420mと高く、四国カルストの道路では最も高い場所のようです。
以前に行った北九州市の南端にあるカルスト台地「平尾台」に「羊群原」[ようぐんばる]と呼ばれる場所があります。
「羊群原」の名の通り、遠くから見るたくさんの石灰岩は、本当に羊の群れに見えたのを思い出します。
■「五段城」横の駐車場に案内板がありました。
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五段高原
五段高原は四国カルストの中でも最も景観がすぐれており、標高は1,000mから1,456mあります。
晴れた日には、東に室戸岬、北に石鎚山が遠望できます。
車道のない時代には人々は歩いてここを越えていましたが、急な坂道を登る途中、緩い区間が五つあったことから、この名がつけられました。
近くのササ原には「巨人の踏切」と呼ばれる6㎡ほどの窪地があります。
この付近には、大小のドリーネ(石灰岩が雨水によって溶食された窪地)が集まっています。
特に大きいドリーネは直径が8m、深さは5mもあります。
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地図には「五段城」、案内板には「五段高原」とあり、違いがよく分かりません。
11:00頃、四国カルストの東端「国民宿舎 天狗荘」横の駐車場に到着、西を見た景色です。
向こうに見えるなだらかな山の頂上には散策路を歩いて登る東屋があり、左手に小高く盛り上がっている場所には展望台があります。
後ろ(東側)には天狗高原の山頂(標高1,484.9m)がそびえ、一帯には「天狗高原セラピーロード」と呼ばれる散策路があります。
今回、とりあえず、道路に沿った景色を掲載しましたが、次回には、ススキの散策路や、「カルスト学習館」などを予定しています。
「四国カルスト」は、「秋吉台」(山口県)「平尾台」(福岡県)と並ぶ「日本三大カルスト」の一つですが、その中で景色は最高です。
標高1,300mから1,400mの峰の道に沿った四国カルストの景色は、天気にも恵まれて素晴らしいものでした。
朝6:15に福山市の自宅を出発、四国カルストの道に交差する「地芳峠」に到着したのは10:00頃でした。
四国カルストの中で、妻が、一番気に入った景色です。
五段城付近から、はるか先の「姫鶴平」[めづるだいら]方向を見た景色で、なだらかなカルスト地形が広がり、赤い屋根の牛舎が見えます。
写真左上に風力発電機が見え、その横には「姫鶴荘」[めづるそう]の建物が見えます。
四国カルスト付近の地図です。
松山市から高知市まで走る国道33号のほぼ中間地点の愛媛県久万高原町の「柳谷支所」付近(地図①)から国道440号を②③④と進み、「地芳峠」から「四国カルスト」の道に入ります。
「四国カルスト」の道に入り、⑤から⑩までが今回楽しんだエリアです。
帰りの道は、⑩の天狗荘から整備された林道を走り、⑪を経由して③の地点で来た道に合流しました。
⑦から⑩までの点線で囲まれた区間は、今回掲載した景色を撮った区間です。
「四国カルスト」の道を進むと右手に「姫鶴荘」[めづるそう]がありました。
写真に見える「姫鶴荘」の建物はレストラン部分で、右手に2階建ての宿泊施設が続いているようです。
「姫鶴荘」の前まで来ると、突然素晴らしい景色が広がってきます。
標高1,300mの「姫鶴荘」の向かいの駐車場から道路左手(北)の眼下に広がる「姫鶴平」の景色です。
白い石灰岩が密集している中央の丘のはるか向こうに高い山が見えますが、方角と、形から「石鎚山」ではないかと思われます。
写真右手に広い駐車場があり、周辺は長い柵で囲った放牧場が広がっています。
「姫鶴荘」付近から東にのびる道の景色を撮った写真です。
2基の風力発電機の向こうに見える山は、五段城(地図⑧)のようです。
ここから東端の「天狗荘」まで、約4.5Kmの道のりで「四国カルスト」の絶景を楽しみました。
「姫鶴平」から東に進んだ辺りの道路わきに放牧された牛が草を食べていました。
ベージュ色の毛から「ジャージ種」の乳牛と思われます。
「ジャージ種」は、一般的な白黒の「ホルスタイン種」より濃厚な牛乳を出すようです。
四国カルストで放牧されている牛は、ほとんどツノが生えているようでしたが、妻は、ツノのあるこの牛を見て雄牛と勘違いしていました。
ツノがない牛は、小さい時にツノを除去して伸びないようにしているようです。
道路北側の斜面の下に黒毛の牛がいました。
向こうに見える山の手前には深い谷があります。
下の道路を軽四トラックが走っていますが、この後、写真左手を少し過ぎた辺りで止まって、牛を呼び集めていました。
呼ばれて小走りに集まる牛の様子は、なかなか可愛らしいものです。
栄養のある穀物飼料などを与えているのでしょうか。
上段の写真の少し東側で見た景色です。
山の斜面を見下ろし、ズームで撮った景色です。
切り立った山の斜面の手前に緩やかな起伏の草原が広がり、放牧の牛がのんびりと草を食べていました。
こんな景色をゆっくりとながめていると、心の底から和みます。
道の向こうに五段城が近づいて見えてきました。
この辺りには大小の石灰岩の岩がゴロゴロしています。
道路の両脇には柵に有刺鉄線が張られて、放牧の牛と仕切られています。
「五段城」付近から道路右手の南東方向を見た景色です。
この辺りには所々に道路脇が広くなった駐車場があり、ゆっくりと景色が楽しめます。
斜面中腹に見える道路は、上段の地図⑩「天狗荘」から高知県側(南)に向かうスピンカーブの道です。
「五段城」横の道路から見上げた景色ですが、頂上は見えません。
「五段城」の頂上は、標高1,455.6mですが、この辺りの道路の標高も1,420mと高く、四国カルストの道路では最も高い場所のようです。
以前に行った北九州市の南端にあるカルスト台地「平尾台」に「羊群原」[ようぐんばる]と呼ばれる場所があります。
「羊群原」の名の通り、遠くから見るたくさんの石灰岩は、本当に羊の群れに見えたのを思い出します。
■「五段城」横の駐車場に案内板がありました。
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五段高原
五段高原は四国カルストの中でも最も景観がすぐれており、標高は1,000mから1,456mあります。
晴れた日には、東に室戸岬、北に石鎚山が遠望できます。
車道のない時代には人々は歩いてここを越えていましたが、急な坂道を登る途中、緩い区間が五つあったことから、この名がつけられました。
近くのササ原には「巨人の踏切」と呼ばれる6㎡ほどの窪地があります。
この付近には、大小のドリーネ(石灰岩が雨水によって溶食された窪地)が集まっています。
特に大きいドリーネは直径が8m、深さは5mもあります。
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地図には「五段城」、案内板には「五段高原」とあり、違いがよく分かりません。
11:00頃、四国カルストの東端「国民宿舎 天狗荘」横の駐車場に到着、西を見た景色です。
向こうに見えるなだらかな山の頂上には散策路を歩いて登る東屋があり、左手に小高く盛り上がっている場所には展望台があります。
後ろ(東側)には天狗高原の山頂(標高1,484.9m)がそびえ、一帯には「天狗高原セラピーロード」と呼ばれる散策路があります。
今回、とりあえず、道路に沿った景色を掲載しましたが、次回には、ススキの散策路や、「カルスト学習館」などを予定しています。