光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

また再びのコロナ禍のはなし

2022-08-10 05:58:17 | 思いつくままに・考察
 今回も愚痴みたいな内容です。
 ご勘弁を。

 当ブログは時事ネタを極力扱わないのを原則にしているのですが、その原則を吹き飛ばしてくれたのが先の東日本大震災と今回のコロナ禍です。

 特に今回の場合第5波だ6波だと定期的に感染者が急増するたびに散々聞かされるのですが、今回の7波と称する奴はこれまでにないハイペースで感染者数が急上昇しており、あちこちで過去最高を更新し続けているというのが現状です。
 せっかく梅雨が明け、夏が来ているというのに気分だけが梅雨のど真ん中みたいになっています。
IMG_6320~photo.jpg
 これまで2年くらいは自宅蟄居の元、家でもできる工作に勤しんできましたし、今年もある程度宿題と言うか「積み工作」をキープしているのですが、流石に3回目の夏もこうなるとなると我ながら不健康極まりない様な気になってきます。
 (元々そう外を飛び回る性分ではなかったはずなのですが)

 こういう時でも時々は外を回る様な気分転換をしないといけないのかもしれません。

 ですが(今回ばかりは悪い意味での)田舎暮らしゆえにそれを「電車に乗って楽しむ」方向で出来ないのがわたしの場合には痛いです。
 何しろ周囲に駅が少ないですし帰省などの場合を除いて「電車に乗るのに車を使う」という本末転倒な楽しみ方しかできないですから。

 そういえば最後に電車に乗ったのは第2波くらいの時でしたか。いい加減禁断症状が出てもおかしくない気もします(汗)

 今の現状がどれくらい続くのかは読めません。あるいはそろそろ「こういうのが日常なのだ」と腹をくくるべきなのかもしれない気はしています。
 それに、こういう時気を紛らわせられる趣味があるというだけでも幸福な事なのですから。

 さて、愚痴を吐き出して少し気が軽くなったところで次の工作に掛かりますか(汗)


 上記の記事はメインブログで7月23日に上げたものです。
 あれから半月経ってみたらその時よりもひどい事になっていてまたまた気が滅入る展開になってしまいました。

TEZOMO SYNDOROMEとジオラマのあるある(笑)

2022-08-09 05:50:48 | 思いつくままに・考察
 WEB漫画のテツモシンドロームが今月も更新されました。
 いつもなら懐かしの旧モデルを肴に一石持たれる内容なのですが、今月のはいささか趣を変え、車両加工やジオラマ製作に関してファンが感じるであろう事を並べています。

 久しぶりに通勤電車に揉まれて帰宅した風奈の同居人の麻里の一言から「電車モデルに乗客を乗せる話」「実車の撮影だとノイズになるはずの線路側のフェンスがジオラマでは逆に見せ場として認識される話」など、今回は読み進めるほどに「ああ、こういうのあるある」と膝のひとつも叩きたくなる内容でした。

 確かにレイアウトなんかで列車を走らせると時に気になるのが「乗客はもちろん運転手すらいない車内」です。
 まあ、モデルによっては「乗客どころか椅子ひとつないのっぺらな車内」なんてのもままあるのですが。
 私も一時期そこが気になって習作のつもりで鉄コレの車内に手持ちの人形を載せてみた事があります。ところがこれが手間の割に思ったほどの効果を上げませんでした。

 実車の走行を外から見るのは列車同士が並進している場合を除くと通りすがりの一瞬な事が多いのですが、そこでは乗客は殆どシルエットとしてしか認識されないのが理由の一つではないかと思います。また人形を乗せるにしても車両に比べると人形自体がやや大きめに造形されているらしくまばらに乗せてもかなり乗客が目立ってしまう事、Nゲージのプラ車体のはめ込み窓が分厚いために車内が微妙に歪んで見える事が引っかかりました。

 これが例えばエンドウあたりのブラス車体と透明セルの窓ガラス造形だったらまた違った結果になりそうな気もするのですが、私がやってみた範囲で言うなら人形を乗せるよりも透明セルに乗客を印刷した板を車内に立てた方がまだ効果的な気もします(そういう製品も最近出ている様ですし)

 その一方で「実車の写真ではノイズとして認識される線路側のフェンスや架線柱などがジオラマでは風景の構成要素として評価される」というのはレイアウトやジオラマをやった事がある人なら誰もが頷くところではないかと思います。

 実車写真はあくまで車両自体が主役ですから余計なものが映り込まないのがいいに決まっていますし、どうかすると背景すらも邪魔になるかもしれない(まあ、流石にそこまでラジカルな撮り鉄もあまりいない気もしますが)

 ですがこれがレイアウトとなると車両だけではなく周囲の風景を含めた総体としての鉄道の再現に意が用いられる事が多いですから線路側の作り込みへの力量が大きくなると思います。

 私自身、レイアウトを作っていて「フェンスや電柱はともかく人形は大した効果を上げないのでは?」と思った事もあるのですが、いざやってみると風景の生き生き感がまるで変わってしまうのに驚いた経験があります。

 そんなこんなで今回のTEZMO SYNDOROMEも色々と考えさせてくれる内容でした。

カメラの進化とテツドウモケイのはなし

2022-08-07 05:56:07 | 思いつくままに・考察
 今回は思いついたままの書き殴りですが内容に不備も多いと思います。
 ですのであくまで軽い気持ちで読んでいただけると幸いです(と、予防線を張っておく汗)

 わたしがテツドウモケイの趣味を始めた1975年頃、カメラと言えばデジタルでもビデオでもない銀塩カメラしかありませんでした。
 SLブームのさなかだった事もありあの当時は「鉄道ファン=カメラマニア」というのが当然の状態だったわけです。

 ですがあの当時から機械音痴だったわたしのこと、カメラこそ安物の奴を1台持っていたもののそれで模型を撮るなんて事はなく「昭和の撮り鉄ライフ」とも全く無縁でした。
 何しろあの頃のカメラと言えば撮った結果がその場でわからない、現像で写真屋へ行く手間がかかる、機材の使用にノウハウが必須で扱いきれない。上に撮った写真の加工は更に面倒と、わたしが使うにはハードルが高すぎたのです。大体当時のカメラはストロボは後付けが当たり前、オートフォーカスすらついていませんでしたし。

 その後、20年の中断をはさんで21世紀の初めに改めてこの趣味を復活させるのですが、その時鉄道模型の進化以上の大きな変化と思えたのがカメラのデジタル化、携帯電話へのカメラの搭載だったと思います。
 いずれもが銀塩カメラにない大幅なコンパクト化と機動性を約束してくれる夢のアイテムではありました。

 スペック面で言うなら模型撮影に必須のマニュアル露出機能がイージーに可能さらにはマクロ合成でひと昔前の特撮レベルの事もできる様になっているそれどころか同じカメラで静止画も動画も撮れると驚くほど多機能化しています。
 第一、撮ったそばから成否が確認できる上に失敗作をその場で消去し写真を上書きして撮り直す事も自在ですから。

 今回、随分太字の部分が多い上に「何を今更」なことばかりですが、昔のカメラはその当たり前な事すらできなかったのですから、全く時代の変化は凄いw

 しかもデジタルゆえにPCや電話機能との連携で撮影された写真を即座にネットにアップロードできる事も大きなメリットでした。
 これらの要素もあったのでしょう、銀塩カメラ時代、わたしが撮った写真はせいぜい24枚撮りフィルムで10本もなかった程度だったのにデジカメになった途端、10年間で撮影した写真の枚数は軽く2万を越えています(笑)

 勿論、それらの一部をアップロードして記事を書いているこのブログもその恩恵を最大限に受けているのは間違いありません。

 とにかくそれくらいに「写真を撮る」という行為を一般化させてくれたのがデジカメでありスマホの内蔵カメラでしたし、鉄道模型の趣味の中でもその事が大きく影響しているのは間違いないと思います。

 ・・・なんだか思い出ばなしだけで結構なボリュームになってしまったので続きは次の機会に。

ED75 0番台・KATOとTOMIXを比較してみる

2022-08-06 05:53:16 | 車両・電気機関車

先日入線したKATOの最新モデルであるED75 0番台後期型の話をば。
ED75 0番台は皆さんもご存知の様に、1年半くらい前にTOMIXからもほぼ同じプロトタイプのモデルがリリースされています。

DD13といいC11といい、最近は2大メーカーがあまりインターバルを開けずに同一形式を競作するケースが増えている気がしますが、買う側からすれば迷わされる事夥しい。
増して先行モデルが出た時にアナウンスされなかった競合モデルが1年かそこらで発売されるなんて現状は(情報が後から分かっても)たまりません。

まあ、愚痴はそれくらいにして
私も御多分に洩れずTOMIXの0番台を入線させていましたからこの機会にKATOと比べてみる事で少々憂さを晴らさせてもらいます(笑)

以前紹介したC11やDD13の時は造形面での違いはごく少なく感じられ、感性的な雰囲気の違いを別にすれば「クローンが2両並んでる」ほどの類似を感じたものです。
それから3年は経っている今回だとどうなっているか。
今回は思ったよりも造形面の違いが多く、クローン感覚はごく希薄にはなっています(でもこれではKATOとTOMIXの重連が様にならなくなってしまいますが)

まず大きな違いを感じるのが屋上機器。
TOMIXは配線や碍子が一体成形の銀色一色なのに対しKATOは白い碍子に金属製の配線でかなり細密感のあるいい雰囲気を出しているのが目を惹きます。
模型の機関車といえども上から覗く機会の方が多いのを考えるとKATOのアドバンテージは高いと感じます。

正面像では屋根上ほどの差は感じられませんが窓周りはKATOが繊細なのに対してTOMIXは印象優先なのか窓枠のHゴムが目立つ造形です。
この点では「らしさ」という点では感じ方の違いなのでどちらかに軍配を上げるのは難しい。

HOの話ですが同じED75でも細密度で上回るTOMIXよりも見せ場を心得た造形の天賞堂のモデルの方が印象の面で良かったという例もありますし。

一方、真横からの印象では2者の差はほとんど感じません。

写真では一見TOMIXの方が車体色が淡い様に見えますが、これはカメラのLEDの白色光がモロに当たってしまっているからで、実際の差はそれほどありません。

どちらも最新モデルなだけに走りっぷりもほぼ同じ。不満を感じることはないと思います。

故郷にいた時、ED75ばっかり見続けていた(爆笑)私の目で見た範囲でもKATO、TOMIXのどちらかだけだったら「うん、リアルだ」と思い、不満を感じる事もなかったと思います。

KATOのED75 0番台後期型

2022-08-04 05:49:48 | 車両・電気機関車
 先日入線の新車から。

 当鉄道の機関車としては最多(笑)の在籍数を誇り「偉大なる凡庸」の名を恣にしているED75。
 先日その最新バージョンが入線しました。

 物はKATOの0番台後期型です。
 ED75はモデルとしての歴史も古い上に定期的にリニューアルされるだけに年代順にモデルを並べるだけでモデルの進化の歴史を俯瞰できる機種でもあります。

 その目で見ると今回の最新モデルは基本的な造形は2019年頃に出た700番代および1000番台に準じるものになっています。

 特に屋根上機器の細密感あふれる造形はモデルとしての見せ場のひとつ。
 碍子を白く、配線に金属を使う事で交流機特有の賑々しい屋根上の雰囲気を感じさせてくれるのが嬉しい。
 もちろんパンタグラフの碍子も白です。
 走行性はこれまた最近のKATOの機関車の水準のスムーズな走りで文句はありません。

 と、満足度の高いモデルなのですが、これを入線させた時ある事に気づいたので、次回でその辺のことを書いてみたいと思います。

すずめ模型の「軌道自転車」

2022-08-03 05:47:39 | アクセサリー
 先日久しぶりに覗いてきた鉄道民宿のショップで入手したアクセサリを。

 すずめ模型さんの「軌道自転車」
 最近はあちこちで見かける事も増えてきた保線や点検用の簡易モーターカーと言った趣の車両です。

 パッケージの作例を見るとフロントのエンジンなんかは「発電機」によくありそうな形状をしていますし二人掛けの座席は文字通り「自転車のサドル」です。

 この製品はNゲージスケールながら3Dプリンタを駆使した製品です。
 パッケージを空けてみるとパーツの小ささには驚きました。部品点数こそ少ないですがとにかく繊細な感じなので慎重な組み立てが求められそうです。

 予めパーツを塗装してから組み立てに入りますが、作例が青なのに私のはオレンジ色。要は手持ちに青がなかったというだけのはなしですが、オレンジでも結構それらしい感じはします。

 ピンセットとクリアボンドで15分くらいで物は完成。
 出来上がってから改めて思いますが「とにかく小さい!」

 わたしの手なら「薬指の爪よりも小さいかも」です。

 Nゲージの電車と並べてみたらこの通り。
 電車とはいえNゲージの車両がこれほど大きく見える比較写真はなかなかない気がします。

ノス鉄第2弾から「富井電鉄DB30」

2022-08-02 05:32:32 | 車両・ディーゼル機関車
 ノスタルジック鉄道コレクション第二弾ネタから。

 今回のラインナップで注目度が高かったのは恐らくDB30ではないでしょうか。
 この機関車、設定上は「富井電鉄」とか「富井化学工業」とか名乗っていますが、この手のL字車体のDB機関車は専用線のあるところなら、どこにでも居そうな存在と思います。
 実際、今回のシークレットはDB30のオレンジ・ゼブラ塗装だそうですが、こう言う仕様の実車が存在するらしいとか小耳に挟みましたし。

 色はブルーとアイボリーの2色がありますが、アイボリーの方は確か河合商会がナインスケールのDCで同じようなカラーリングのモデルを出していたはず。
 もしそれがあるなら、小型DLのバラエティのある運用ができると思います。

 今回のDB30は第一弾のEB10に比べると近代的なデザインであるのもレイアウトの時代設定を広げる意味では良いのではないでしょうか。
 人によってはデッキ周りに手すりを追加するとか、ヘッドライト位置の変更、もっと簡単にテープなんかで帯を加えるだけでも個性を出せる機関車だと思います。

 わたしも今回のラインナップの中で当初はこれだけを動力化する方針でいました。
 でも蓋を開けてみたら他の気動車群も動力化しているのですから現金なものです。
 

 余談ですが今回の第二弾の車両ケースにはDB30の無塗装車が付いています。
 この車両ケースは最近の鉄コレには珍しく「全車両を収納してもまだ3両分余裕がある構造」なのでなかなか重宝します。