光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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ED75 0番台・KATOとTOMIXを比較してみる

2022-08-06 05:53:16 | 車両・電気機関車

先日入線したKATOの最新モデルであるED75 0番台後期型の話をば。
ED75 0番台は皆さんもご存知の様に、1年半くらい前にTOMIXからもほぼ同じプロトタイプのモデルがリリースされています。

DD13といいC11といい、最近は2大メーカーがあまりインターバルを開けずに同一形式を競作するケースが増えている気がしますが、買う側からすれば迷わされる事夥しい。
増して先行モデルが出た時にアナウンスされなかった競合モデルが1年かそこらで発売されるなんて現状は(情報が後から分かっても)たまりません。

まあ、愚痴はそれくらいにして
私も御多分に洩れずTOMIXの0番台を入線させていましたからこの機会にKATOと比べてみる事で少々憂さを晴らさせてもらいます(笑)

以前紹介したC11やDD13の時は造形面での違いはごく少なく感じられ、感性的な雰囲気の違いを別にすれば「クローンが2両並んでる」ほどの類似を感じたものです。
それから3年は経っている今回だとどうなっているか。
今回は思ったよりも造形面の違いが多く、クローン感覚はごく希薄にはなっています(でもこれではKATOとTOMIXの重連が様にならなくなってしまいますが)

まず大きな違いを感じるのが屋上機器。
TOMIXは配線や碍子が一体成形の銀色一色なのに対しKATOは白い碍子に金属製の配線でかなり細密感のあるいい雰囲気を出しているのが目を惹きます。
模型の機関車といえども上から覗く機会の方が多いのを考えるとKATOのアドバンテージは高いと感じます。

正面像では屋根上ほどの差は感じられませんが窓周りはKATOが繊細なのに対してTOMIXは印象優先なのか窓枠のHゴムが目立つ造形です。
この点では「らしさ」という点では感じ方の違いなのでどちらかに軍配を上げるのは難しい。

HOの話ですが同じED75でも細密度で上回るTOMIXよりも見せ場を心得た造形の天賞堂のモデルの方が印象の面で良かったという例もありますし。

一方、真横からの印象では2者の差はほとんど感じません。

写真では一見TOMIXの方が車体色が淡い様に見えますが、これはカメラのLEDの白色光がモロに当たってしまっているからで、実際の差はそれほどありません。

どちらも最新モデルなだけに走りっぷりもほぼ同じ。不満を感じることはないと思います。

故郷にいた時、ED75ばっかり見続けていた(爆笑)私の目で見た範囲でもKATO、TOMIXのどちらかだけだったら「うん、リアルだ」と思い、不満を感じる事もなかったと思います。