光山鉄道管理局・アーカイブス

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フライッシュマンのBR94蒸気機関車

2023-11-25 05:42:57 | 車両・蒸気機関車
 先日入線の中古モデルから

 久しぶりの外国型蒸気機関車です。
 先日の浜松の運転会でフライッシュマンの操重車を走らせたときに牽引していた機関車ですが、実は操重車とは関係なく持ち込んでいたもの。夏場に現住地の中古ショップで出物を見つけていたものです。


 この種の外国型機関車モデルは故郷の中古屋とか、上京の折に入手することが多く、現住地で入線するのは珍しいケースです。多分、10年ぶりくらいでしょうか。
 物はフライッシュマンのBR94形。
 1913年登場のプロイセン王立鉄道のEタイプタンク機関車だそうで、彼の地では比較的ポピュラーな存在で保存機も10両以上存在しているらしいです。

 実はこのモデルについてはお値段の安さ(KATO辺りの国鉄型蒸気機関車の中古モデルと比べても、その6割程度のお値段)もさることながら、店頭で手に取ってみた時の印象から半ば衝動買いしたものです(それでもレジまで行くのに1時間くらい悩みましたが)


 それは真横から見た時のデザイン。
 日本でEタイプの蒸気機関車というと最もポピュラーなのは4110ではないかと思います。
 これは国鉄はもとより各地の炭坑や鉱山路線でも私有された機関車(実際、わたしの故郷の松尾鉱山鉄道にも在籍していた時期がある様です)ですが、今回の94形はその4110によく似たプロポーション。
 いや、4110よりもややスマート、かつ重厚感のある佇まいを感じました。よく言えば「美容整形した4110みたいなもの」とでも言いましょうか。


 お値段の安さから言って、かなり昔の個体であることは想像されましたが、帰宅後の試走では最初は多少引っ掛かりましたがフライッシュマンらしいスムーズな走りが徐々に表れ始め、しばらくするとスローも結構効いていい走りを見せました。
 (ここの蒸機モデルは大概フルスロットルでも割合遅い走りになります)

 足回りを見ると5軸の動輪すべてにフランジがあり(この種の蒸機は急カーブのクリアなどのために真ん中の動輪の一部がフランジレスとなっている事があります。これは実車でも同様)急カーブのクリアは難しそうに見えます。
 が、単純なオーバルコースであれば140Rでの走行は可能でした(さすがに同径のS字ポイントではあっさり脱線しましたが)

 故郷や他の鉄道での4110のイメージからするなら、この機関車に似合うのはホッパ車の単一編成でしょうか。この重厚感から言えば勾配の多い山岳線が良さそうです。
 ドイツ(と言うか外国型)特有の真っ赤な動輪も案外違和感がありませんし、日本風のレイアウトでも「そういう仕様の私鉄」で押し通すことができそうな存在感を見せる機関車と言えます。


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