光山鉄道管理局・アーカイブス

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鉄道模型と「三つ子の魂百まで」のはなし

2015-05-08 09:37:14 | 趣味の原点をふり返る


 よく諺に「三つ子の魂100まで」とか言いますが今回はそれに関連した話です。

 ここ10年位鉄コレなんかで50年位前の私鉄車両が随分とモデル化されていますが、それらに私が飛びついてしまう率は非常に高い物があります。
 先日も埼玉詣での折に事業者特注品の東武の6000系に飛びついたりしたのですがこういうのも今回が初めてではありません。

 例えば同じ東武の1700系とか東急の7000系、或いは京阪の1900系、純粋にオリジナルではないですが京王の5000系なんかがそれに相当します。
 国鉄車両でもクモハ52系やモハ32系に手を出しています。

 時期的に昭和30年代後半前後に登場したり活躍していた編成が非常に多いのですがなぜこの時期の、しかもそれほどメジャーとも思えない物に手を出してしまうのか自分でもわからなかったのですが最近になって得心がいきました。

 上に挙げた車両のほぼすべてが私が幼少時に殆ど絵本代わりに読んでいた「模型と工作・鉄道模型ハンドブック(昭和39年版)」に登場していた車両ばかりなのです。
 当時の事ですから当然16番ですが工作記事ですが、あの頃の私にとっては車両の珍しさも去る事ながらそれらを模型として手元に置ける、走らせられるという事がなかなかの魅力だったと思います。。

 鉄コレ以外でも例えば都営地下鉄6000系、キハ35-900、近鉄のあおぞら号なども本書に掲載されており、しかもその殆どがここ数年の入線車です。
 購入時にはさのみ意識していなかった事ですがこうして振り返って見ると意外なほどに合致率が高いです。

 これらに共通しているのは実車に殆ど馴染みがなくこのハンドブックにしか載っていない様な(少なくとも当時のキシャの絵本なんかでは見かけない)車両ばかりである事でしょうか。
 この本ではあおぞら号や151系の様な華やかな編成はごく少ないのですが、恐らくは「短編成でまとまるので工作の手間が掛からない」「同じ理由で運転用途にも好適」と言った基準でこれらの車両がセレクトされていたものと思われます。
 してみるとメジャー級の特急車両とかが少ないのも納得しますし絵本や図鑑とは異なるポリシーであるのも当然と言えば言えます。

 それが絵本代わりに読んでいた当時の幼児の心の底に刷り込まれた揚句、50年近く経ってからの鉄道模型の購買行動に無意識に影響を与えてしまった。
 振り返って見るとそうとしか思えません(笑)

 考えようによっては全く恐ろしい事ではあります。


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