光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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ミニチュア工房の寿司屋さん その2

2024-10-09 05:12:17 | ストラクチャー
 ミニチュア工房の寿司屋の製作、今回は後編です(笑)

 このモデルの魅力は何といっても「寿司屋らしい外見」にあるのですが、製作で手間がかかるところもその外見の工作でもあります。
 左側の店舗前の庇や左側の出窓部分の工作はピンセットとクラフトボンドが必須装備。ピンセットも先端部に力を集中させやすい高級品でないと貼り付け時に不用意にパーツを飛ばし(紛失)かねません。
 このメーカーのパーツはそれほどまでに神経を使う小ささな上に予備パーツが殆ど無いので、出来ればパーツを飛ばしてもすぐ見つかる様な大きなトレーの上での工作がお勧めでもあります。

 事実、わたし自身相当にひやひや物でした。

 ・・・と、あらかじめ注意点を述べましたが、実はこのキットの工作で一番楽しいのがこの工程だったりします(笑)
 一つ一つのパーツを貼り付けてゆく毎にただの箱が「寿司屋らしくなって行く」のが目に見えてわかるのには高揚感すら感じたりします(変態だなあ汗)

 ですが、わたし的に最大の難物は「店頭に飾られた竹垣と石灯籠」

 庭なんかにある実物の石灯篭は小さい物でも一抱えはあるサイズなのですが、これが150分の1に縮小されると個々のパーツは「耳垢並みのミニサイズ」しかも小さいのにそれなりに組み立ての工程を要求されるのですから、困りものです。
 悪戦苦闘しつつどうにか形は作りましたが、作りて(つまりわたし)の指の大きさゆえにどうしてもきちんとした形が作れず往生しました(大汗)

 しかもよく見ると「パーツ構成に紙工作臭さの残る造形」ですからできるならここは無理をさせずに一体型のキャストパーツを付けた方が見た目も良い気がします(でもコストは上がるだろうな汗)

 こうしてどうにか仕上げた寿司屋ですが、わたしの腕の拙さを別にすれば「ザ・日本の寿司屋」とでも言いたくなるものが出来上がります。

 しかも中にLEDで室内灯を入れるとこれがまた映えるのなんのって。

 わたしが使っているLEDがテープタイプなので室内全部が同じ色調になってしまっていますが、本来なら一階は電球色、二階は白色の灯りを入れるとリアルになると思います。また、看板部分は別個に仕切りがある構造なので、ここもできれば1チップのLED(白色)を仕込んで別個に光らせた方が良い気がします(恐らくですが、同じLEDを組み込むと「看板よりも室内灯の方が明るくなる」可能性が出てきそうなので看板部だけLEDを変えるか、KATOのジャストプラグのように個別のLEDに調光機能の付いたシステムを組み込むのが良いと思われますが、後者の場合建物よりもコストが掛かりそうなのが難です)

 以下余談。
 これが完成したのは丁度夕方の買い物の時間でしたが、スーパーで今夜の晩飯を物色していて思ったのが「寿司屋のキットを作っておいて寿司を喰わない法はないw」
 
 その晩の夕食は総菜コーナーの寿司と相成りました(笑)親父の趣味に付き合う家族も良い面の皮です(大汗)