
今回は、昨年9月のネタがまだ続いている帰省の戦利品から
タイトルからお分かりの様にモデルとしては普通の中古です。
これまでこのブログで紹介して来た今回の帰省の戦利品はトミーナインスケール、エーダイナイン、学研エヌ、中村精密、しなのマイクロ、マイクロエース、エンドウ、宮沢模型(ワールド工芸)と実に多岐にわたるのですが、一つだけ肝心のメジャーメーカーが抜けているのにお気づきでしょうか(笑)

今回紹介するのはそのメーカーの中古モデルです。
2024年の当鉄道でNゲージはもとよりHO(16番)やZゲージにまでヴィンテージモデルが相次いで入線している「EF65」
帰省途中で見つけた例のショップで見つけたのが「KATOのEF65 0番台」でした。

このモデルはKATOの初代モデルの最終型としてリリースされたものでそれまで500番台ブルトレ塗装しかなかった同社の製品で初めての0番台のモデル化でした。
1967年の初リリース以来、動力の改良はもとより当初EF70を転用していた足回りもスカートの専用化など、何度かバージョンアップを繰り返してきたKATOのEF65ですが、その最終型(1980年前後)ではナンバープレートが選択式になりHゴムへの色刺しがされ、細密感を向上させています。
更に電磁式アンカプラー対応とEF65としては初めて「ヘッドライトが点灯する」様になり初代ボディモデルの決定版となりました。

見た目のくたびれっぷりは仕方ありませんが手にした時の満足感の高いモデルと言えます。
ですが初代モデルの最大の弱点(・・・ですよね汗)の「アゴ割れスカート」はそのまま残されているので急カーブの見苦しさはやむを得ません。
ところで、このEF65はお値段が1200円と今回入線したモデルのどれよりも安価だったのですが、走行性のスムーズさは他社の同時期の機関車のどれよりもスムーズ(かつタフネス)だったのには驚きました。
さすがは老舗のKATOだと感心します。

ところで今から10年以上前、これより古い仕様のKATO製EF65 500番台のジャンクが余っていたので、2両ほど0番台に改造(リペイントと銀河モデルのパーツでディテールアップ)した事があります。
当時としてはわたしも頑張ったつもりなのですが、2両も挑戦したのに今回のモデルのレベルに達していないのはまったく暗澹たる思いです(大汗)