光山鉄道管理局・アーカイブス

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偉大なる凡庸の系譜・番外編「GMの中型駅」

2016-05-28 05:18:11 | ストラクチャー
 ストラクチャー版「偉大なる凡庸の系譜」
 今回はやや普及度の偏りがある題材と思いますが「私自身がよく使うから」という要素も加味して選びました。

 GMの「中型駅」
 これまた日本初の「本格的な日本型ビルのストラクチャー」として大きな足跡を残します。

 JRの水道橋の駅前に最近各種萌えアニメの原作を提供している雑誌の出版社のビルがあります。
 いつも総武線の電車でそこの前の通るたび、そこの壁面を見て「GMの中型駅だ!」とか思う私は別の意味でおたくですね(大汗)
 それ位壁面の意匠が似ているのですが当時天賞堂のオメガビルも模型化していたGMのこと、この中型駅のプロトタイプも案外このビルかもしれません。

 ですがそれを離れて見ても当時「都会のビルっぽい外見」として非常に高い完成度を見せていたのがこのキットでした。
 前面だけでなく左側面の壁面パーツもいかにも「どこにでもあるビル」のそれでしたし。

 上の写真のビルは新発売当時に駅舎にするつもりで組み立てた殆ど素組みの物だったのですが30年後に「電気屋さんのビル」に改修してしまったものです(恥)
 今でもこれはレイアウトに鎮座していますがかれこれ築38年物になります(笑)

 しかもこのキットの凄い所は「キットのGM」の名に恥じず改造や切り継ぎのしやすい事は無類だった事です。後に追加された「車上駅」も併せるとそれなりにバリエーションが増やせました。
 レザーソウ一丁とセメダインがあれば大概のビルが作れる(当時のGMのカタログに「超高層ビルの作例」があったくらいです)夢のアイテムでした。

 この前後の時期TMSを始め専門誌や他社のカタログですらこのビルを使ったレイアウトの作例を見ざる日なしの勢いでした。
 実際私もこの趣味の再開後(つまり21世紀に入ってから)すらこれを4個つないで「ターミナル駅ビル」を作ったくらいですし。

 改造の素材としてのこのキットの貢献度は(私個人も含めて)なかなか大きなものがあります。 


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