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光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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レイアウト改修2025・リバースカーブと勾配の設定のはなし(汗)

2025-04-05 10:02:19 | クレイドルレイアウト
 3年前の移設以来、牛歩の如く進行が遅いうちのメインレイアウト改修ネタから。

 改修前の左右のリバースループの部分は「同一平面上に単純に径の異なる3つのカーブが並んでいるだけ」でした。

 スペースの制約ゆえに大径のカーブが設定できないため「実車ではあり得ない幾何学模様の急カーブ」となってしまう場所。
 それゆえにこの区間は本来ならこのレイアウトで最も退屈する場所でしたし、私自身特に注目していなかった場所でした。

 ところが改修後の仮配線の試運転で列車を走らせたところ、この区間で列車の行き交いを眺めるのが意外に楽しいのです。

 その理由としては、一つにはメインラインの複線の立ち上がりに僅かに緩和曲線が使われている事。
 そしてもう一つがこのレイアウト特有の勾配の設定にある事に気がつきました。

 元々このレイアウトは既成のモジュール2枚を有効活用して工期と予算を節約した物ですが、今回の改修ではモジュール自体がベースより3センチ程度高くなっているのを利用し、モジュール以外の新設区間はベースすれすれの地上5ミリ厚の高さに設定したため、差し引き2.5センチの高低差を生じました。
 さらに一番奥の支線エンドレスは本線上に立体交差を作るため交差部まで2.5センチ駆け上がるトラックプランに変更。
 これでレイアウトの裏側(だったところ)が新たな見せ場として機能しているのは前に紹介した通りです。

 この配線変更の余波として結果、左右のリバースループで本線は3%の下り勾配、支線が1.5〜3%の上り勾配となりました。

 つまり本線と支線で列車が行き交う場合、この部分ですれ違ったり並走する際に「本線は駆け下り、支線は逆に駆け登る」という組み合わせとなった事が、列車の見た目に変化を感じさせるのです。

 通常フラットトップのレイアウト(あるいは普通のお座敷運転)で立体交差をやる場合、ベースボードの高さを基準に「平面から登って行く」形になりがちで今回のレイアウトの様な「上り勾配と下り勾配の線路が並進する」構造のものはかなり珍しいと思います。
 しかし現実の鉄道でも大概の場合立体交差やアンダーパスで上り勾配と下り勾配が組み合わされるケースは意外に多いものです。

 その為か、当レイアウトのリバースループ区間はかつての「邪魔者扱い」から「レイアウトの見せ場のひとつ」に昇格した感があります。
 単純なエンドレスで本線上にポイントひとつないレイアウトですがこれらの効果もあって改修前に比べると運転ははるかに退屈しなくなりました。

 今後この付近のシーナリィを追加し、地形や地面を形成する予定ですが、どう煮詰めて行くかを今から考えるのが楽しくなってきています(笑)


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