光山鉄道管理局・アーカイブス

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エンドウの阪急6300に感じるNのブラス表現のはなし

2012-03-20 17:15:27 | 車両・私鉄/民鉄
 先日のオープンセールで入線した中古モデルのはなしから。

 阪急6300系。
 実はKATOの8連を既に中古で入手していたのですが今回のはエンドウのブラスモデルです。

 パンタは他機種の転用、動力や床下機器も京成AEのもので実車とは異なる上にインテリアなし。
 ヘッドライトは点灯するもののその配線が窓を通して外から丸分かりという、40年前の16番モデル並みの代物です。

 そんなモデルに何故手が出てしまったか。

 ひとえに「ブラスボディの質感に惹かれたから」に尽きます。

 肉薄で強度も保たれているブラスボディとはめ込み式でないゆえにゆがみの少ない窓ガラスの組み合わせはプラのそれより優れる塗装の質感と併せてつい手を出させてしまうには十分な物を感じました。
 
 いまどきの感覚としてこういう購入動機は「模型」の買い方としてはかなり邪道な部類に属すると思います。
 むしろ「民芸品」や「おもちゃ」のそれに近い感覚ではないでしょうか。

 今のファンからするなら「ブラスモデルなら一通りのディテーリングで作りこまれ、全てに実物通りでなければ買う価値がない」という事になってしまうと思います。
 (高級16番モデル、あるいはNでもワールド工芸やキングスホビー辺りのブラスを基準にするとそうなりましょう)

 ですが今回ばかりは精密さそっちのけで「素材の持つ質感」に惹かれてしまいました。
 恐らくこの6300は私のレイアウト上をKATOのプラ編成と一緒にすれ違い運転される様な使い方をされる事になると思います。

 同じプロトタイプのモデル化でも異なるキャラクターがはっきりしている(少なくともKATOとTOMIXの比較よりキャラクター性の違いは大きいと思います)組み合わせのペアでの運行は結構楽しいと思えますし。
 こういう遊び方も「オモチャの運転」に近い感覚とは言えますが、別にそれでもいいのではないでしょうか(と、大枚はたいた言い訳をしてみます)


 試しにKATOの奴と並べてみました(奥の旧社章がエンドウ手前の現社章がKATO)
 写真では分かりにくいのですがエンドウの方が塗装のてかりが強いのに悪印象を感じません。一方サッシ周りの細さと繊細さではプラ製にない表現でエンドウに軍配が上がります。
 逆に言えば動力を含めたそれ以外の全てでKATOが上回ると言う事でもあるのですが、トータルで見てそれほどの大きな差は感じませんでした。

 ちなみのこのモデル、前ユーザーの手でKATOナックルカプラーに交換済みでしたがとりつけにややいい加減な所があったので修正しました。
 また、パンタが片方欠損していたので手持ちのKATOのPS22をあてがった所取り付け穴がぴたりと一致した上に形状も見わけが付きませんでした。
 つまりこの6300ははなっからKATOのPS22を載せていた事になります(前ユーザーがいじっていなかったとして)

 こういう発見があるのも中古モデルの醍醐味(なわけないか)かもしれません(汗)

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