2011年春終了アニメ「テガミバチREVERSE」最終回の感想文

2011-04-05 23:25:35 | 2010年秋アニメ関連

2011年春アニメが始まり続けているので最終回と並行して進めています。今回はテレビ東京で放映されていた2期もの「テガミバチREVERSE」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Tegamibati Tegamibati1 「テガミバチREVERSE」…ジャンプスクエアで連載されている浅田弘幸の漫画「テガミバチ」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作はスタジオぴえろです。今回の1話は1期の最終話の続きで、ノワールに心弾銃で撃たれたところの続きから始まり2期から暗躍してくる反政府組織リバースが登場してきてニッチが失踪するところから始まっていました。

もともと1期のときから微妙なシナリオで女性キャラ以外見所が無いアニメでしたが、2期になりいよいよ物語の核心に触れ完結すると思いきや…序盤は相変わらずの手紙を届ける話が続いていて話はあまり進んでいませんでした。そんな中ニッチの故郷ブルーノーツ・ブルースに到着したときはニッチの過去が明らかになったり、ゴーシュことノワールがなぜああなったのか分かったのは良かったです。

Tegamibati3 Tegamibati2 ただし物語の核心の一つだった人の心で輝き続ける人工太陽の謎や、人体実験を繰り返したりアンバーグラウンドの人間をまともに扱っていない首都アカツキのことがまるで無かったかのように無視され続け、結局今回の2期は三行にまとめると

反政府組織リバースが暗躍、ガイチュウカベルネ復活

ラグ達テガミバチがそれを阻止、ラグ一撃でカベルネ倒す

僕たちテガミバチの配達人生はこれからだ! 完

といった感じでとても1期2期合わせて50話も放映したとは思えない内容の薄さでした。これ、1期2期合わせて24話でも十分行けた気がします。

Tegamibati4 Tegamibati5 しかし1期からの伝統で相変わらず女性キャラは非常に良く、しかも2期ではアリアの出番も多かったし、1期のキャラも通しで登場していたためここは良かったです。あと前期後期共にエンディングは演出が良く、前期ではゴーシュのシルエットからノワールに変わる演出が良かったし、後期ではラグとニッチが今までの話で登場した色々な道を歩きながら家に帰る演出が印象的でした。

総評

Tegamibati6_2 全体的な感想としては、合計4クールで50話近く放映したのに結局これだけしか話が進まなかったというのが驚きな作品でした。これなら2クールで十分収まりそうな気がします。せめてもうちょっと物語の核心を明かして欲しいところでした。

個人的評価としては、話の内容としては面白くありませんでしたが女性キャラ、中でも今回はアリアがエロかったのでそこのところを評価して視聴継続のBランクでした。


2011年春アニメ考察

2011-04-05 00:11:30 | 2011年春アニメ関連

2011haruanime 2011haruanime1 某笑顔動画に「2011年-春-アニメ新番組ラインナップ紹介[春の新作アニメ情報満載]」も投稿されいよいよ今週から2011年春アニメが本格的にスタートし始めています。

毎年ですが番組改編期の中でも春は特に多い!把握するのにも一苦労ですが、今回も注目作や話題作をピックアップしてみたいと思います。

Hanasakuiroha Nitijou 今回は冬のように突出した話題作というものは少なめというか全体的に少々注目されているのが多いかんじがしました。ローカル局アニメですがまずは「花咲くいろは」。こちらは「True Tears」で高い評価を受けたP.A.WORKSの新作完全オリジナルアニメで、雰囲気も良さげで注目されています。そして今期は京都アニメーションもアニメを制作していて「日常」という作品ですが、こちらは京都アニメーション得意の日常もので、微妙と呼ばれている原作をアニメでどこまで良く出来るかが注目されています。

Dogdays Steinsgate25 そしてこれらもローカル局アニメですが「魔法少女リリカルなのは」のスタッフが結集して作られたオリジナルアニメ「DOG DAYS」も注目されています。現在1話が放映され「…あれ?」と言われていますがこれからの展開に期待。他にもゲーム原作組からは圧倒的な期待を寄せられ、自分もついさっき原作をクリアしたばかりの「Steins;Gate」もアニメ化されます。原作者もイチオシで劇場版クオリティなどとも言われていますが、制作がスタジオディーンなのが少々不安ですが期待しています。

Anohana C 最近落ち目なので挽回に期待したいフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」からは2本ともオリジナルアニメ作品で「あの日見た花の名を僕たちはまだ知らない。」「C」が放映されます。前者は監督長井龍雪、脚本岡田磨里、キャラクターデザイン田中将賀と「とらドラ!」スタッフが再び集結しています。長井龍雪監督作品は評価が高いので期待。後者の「C」も完全オリジナルなので未知数ですが化けてほしいものです。

今期は2期ものも多く、キー局では人気作「銀魂」「まりあ†ほりっく あらいぶ」「神のみぞ知るセカイⅡ」「逆境無頼カイジ 破戒録篇」にローカル局で「聖痕のクェイサーⅡ」が放映されます。どの作品も1期は結構面白い作品だったので2期も安定しそうな予感です。

他にも前人気は高めで、釘宮理恵が久々にツンデレヒロインを演じる「緋弾のアリア」や、岡本天斎が久々に監督を務めた「青の祓魔師(エクソシスト)」に、シャフトが手がける「電波女と青春男」などなど期待度が高い作品も揃っています。昨年の春は大激戦区でしたが今回も荒れそうな予感。早速自分も第1話をチェックする日々に入ります!


Steins;Gateクリア

2011-04-04 05:39:22 | アニメ・コミック・ゲーム

Steinsgate19 Steinsgate20 最終ルートもクリアし、ついに「Steins;Gate」の全シナリオをクリアしてCGとTIPSも100%になりました。最終ルートに入る演出も意表を突かれ鳥肌ものでしたがそこからの怒濤の展開は中断などできず一気にエンディングまでプレイしてしまい、これまでプレイしてきた集大成といった内容と結末に感動しました。

巷でアドベンチャーゲームの傑作と呼ばれていたこの作品、たしかに科学もののアドベンチャーとして類を見ない素晴らしい作品でした。バッドエンドのような終わり方をするのかと思いきやここまで最後をうまくまとめたのも見事。

Steinsgate22 Steinsgate21 かなり理論的には複雑ぽく見えるので細かいところにはツッコミどころがあるのかもしれませんが、自分はそんなのは理解できないので十分楽しめました。ただ選択肢の代わりが携帯電話のメール返信というシステムはもうちょっと煮詰めてほしかったです。正解か間違っていたか後にならないと分からないうえにすぐやり直しが効かないので、とてもじゃないですが最終ルートの条件は自力で見つけるのは無理でした。

しかしその点を除いた全体的な完成度は高かったです。難解な用語もTIPSで説明してくれるし、そしてなによりキャラクターが非常に良く、ヒロインのみならず主人公の岡部倫太郎が格好良かったです。序盤こそ厨二病患者でしたが後半になり色々な人物に激励されて立ち直っていく様は正に主人公といったかんじでした。

Steinsgate23 Steinsgate24 そして牧瀬紅莉栖と椎名まゆりがメインヒロインとして突出しすぎていますが、阿万音鈴羽やフェイリス、漆原るかにダル、店長に桐生萌郁といったキャラもそれぞれ物語に重要な役割を持っていて無駄なキャラがいないのも良かったです。中でも阿万音鈴羽は別ルートにおいてその功績が明らかになってきて、物語を進めるほど感情移入してしまいました。

なんとかギリギリアニメ放映には間に合った形ですが、6月にはファンディスクも出るしダウンロード特典もまだなので、しばらく「Steins;Gate」は続きそうです。それを抜きにしても久々にアドベンチャーゲームにのめり込みました。

最後になりましたがやはり最後はこの言葉で、エル・プサイ・コングルゥ。


椎名まゆりルートクリア

2011-04-03 13:10:58 | アニメ・コミック・ゲーム

Steinsgate17 Steinsgate18 椎名まゆりルートをクリアし、これで「Steins;Gate」のメインヒロイン全てをクリアしたことになりそうです。

牧瀬紅莉栖と並び物語において非常に重要人物だった椎名まゆりは、主人公の岡部倫太郎の幼なじみで声も人気声優の花澤香奈だったり、天然ボケキャラでアホの子だったりとお約束な条件が結構揃っていたので第一印象は普通でした。

しかし物語中盤以降は見方が一気に変わりメインヒロインらしくなっていきましたが、あの展開の数々はかなり意表を突かれました。そして終盤UPX前での牧瀬紅莉栖との会話からエンディングまでの流れは素晴らしく良かったです。ヒロインの中でも唯一エンディングが違うところ、エンディング後のシナリオも印象的でした。そしてオカリン格好良すぎ。

ここまで来るのにオカリンが払ってきた犠牲も多かったですが物語としては一番ハッピーエンドに近いかもしれません。

残るのはいよいよ最終ルート、これは条件が難解すぎるため調べないととてもたどり着けない難易度です。