最近はニコ動とかでもアニメを配信しているのでそちらもチェックしています。今回は2011年春アニメの本命とも言われていた作品「Steins;Gate」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。
「Steins;Gate」…5pb、ニトロプラス制作のXBOX360用ゲーム「Steins;Gate」のアニメ化作品で、アニメ制作はWHITE FOXです。原作のゲームがアドベンチャーゲームの傑作と呼ばれ人気が高かった作品なので、いよいよ満を持してのアニメ版が放映されることもあり前人気はかなり高く2011年春アニメの本命とも言われていました。このアニメのために急いで原作をクリアしたので今回は予備知識は万全です。
序盤からの岡部倫太郎の語り…これは原作には無かったですがこの作品の雰囲気を現していて良かったです。そして椎名まゆりはアニメでも原作でも全く変わらない安定感でした。
原作のプロローグで起きたイベントをアニメでも忠実に再現しつつ、微妙なアレンジが加えられていて、原作を知っていると分かるところが多く思わず納得してしまうところも多かったです。しかしかなり展開が早く、中鉢のシーンでオカリンが一瞬で怒ったり、牧瀬紅莉栖との会話が早めに終わってしまったり、メールを送った直後とか、もうちょっと間が欲しかったシーンもありました。
主人公の岡部倫太郎を演じた宮野真守も原作に忠実で安心です。相変わらずの痛さと共に英語の発音が妙にネイティブなのもさすがでした。橋田至も関智一とは思えないしゃべりでしたが原作とずいぶんしゃべり方が違うのが気になります。
1話で序章からUPXまで放映されていたので結構早足な印象を受けました。しかし重要なイベントをかいつまんでいたので要点は押さえてあったと思います。おそらくこれぐらい早くないと終盤まとまらなさそうなのではないでしょうか。原作未プレイならこの1話は後に重要な意味を持ってくるので終盤見終わったあと再び見た方がいいかもしれません。
作画は放映前は劇場版クオリティなどと言われていましたが実際は少々予想より下でした。huke氏の絵柄の再現という意味ではordetが制作したほうが雰囲気を出せていたと思います。音楽については、原作のBGMも使っていたしオープニングは入りも曲も良かったです。原作のオープニングは神すぎたので原作と比べるのは可哀想ですが、アニメとしてはこれは十分有りなんじゃないでしょうか。エンディングも原作と同じくファンタズムが歌っているので良かったです。
総評
1話の全体的な感想としては、これは原作知っているか知らないかで相当判断が分かれそうです。自分は原作を知っているので今回は十分楽しめましたが、原作を知らないと意味不明な展開の数々に飽きてきたかもしれません。
原作を知っている立場から見ると、今回の1話は重要な伏線を片っ端から選んで詰め込んだ印象を受けました。特に電話レンジ(仮)のシーンは説明も何も無かったので、おそらくこれは次回説明するとは思います。とりあえずかなり駆け足で話を進めていました。
個人的評価としては、とりあえず今のところは十分楽しめそうなので永久保存版のAランクです。あとはこの作品を2クールでいかにうまくまとめるかにかかってそうで、それ次第でBにもSにも化けると思われます。まずはあの重要シーンまでは様子見ですね。