「劇場版 モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵」視聴終了

2014-03-05 02:22:28 | 2014年冬アニメ関連

先週、ついに劇場公開された「劇場版 モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵」を視聴してきました。今回もまたネタバレを適度に回避しつつ感想を書きますが、ネタバレが嫌いな人はスルー推奨です。

アニメファンなら知らない人がいないほどの作品ですが、タイバニなどのように一般には名が知られていない作品なので上映期間も短そうだと思い上映が終了する前に見に行くことにしました。さすがに現在でも上映こそしているもののシアターは小さめで、なおかつレイトショーだったため客は非常に少なく10人少々でした。しかも平均年齢は高めに見えます。やはり作風的に90年代アニメが好きな人に特にウケが良かった印象でした。

MopaiMopai1テレビ版からの正統な続編ということで、果たしてあのテレビ版の最終回からどのような話に続くのかと気になるところでしたが、どうやら外伝的なサイドストーリーのようでした。そのため銀河帝国は全く出てこなくて今回登場した新たな企業との戦いといったところでしょうか。そのため話としてはあまり進まなかったように見えます。

今回の劇場版では登場人物が若干頭身が上がったように見え、特に加藤茉莉香が大人っぽくなっていました。何気に寝起きシーンや彼方と話しているシーンでのポーズが妙にエロいところがグッド!テレビ版でのおなじみのキャラも多数登場し、さらにテレビ版での名言や伏線を見事に利用して劇場版に生かしていたところも素晴らしかったです。

彼方の父が残した謎が解ける展開やイグドラシル艦隊との電子戦など盛り上がる箇所も多く、自分の生き方を自分で決めていくところなど話の展開もまさにモーレツ宇宙海賊らしい流れだったので面白かったですが、終盤の展開が良く理解できなかったことや最後があっけなく終わったことなど若干残念に感じるところもありましたが、劇場版としての一つの物語としてなら十分面白かったです。

作画は非常に良いです。さすが劇場版だけあって非常に良く、テレビ版でも十分見応えがあった電子機器の表示がさらにパワーアップしていて非常に未来的だったのが印象的で、作画に関しては文句なしです。BGMは所々良い曲があり、遺産の謎が解けるシーンなどが印象に残りましたが、一番印象に残ったのはやはり弁天丸の警報ブザーでしょう。主題歌は冒頭のテレビ版オープニングが流れながら加藤茉莉香が弁天丸の中を歩いて行くところが非常に良かったですが、挿入歌及びエンディングの中川翔子の歌はややイマイチでした。

総評

全体的な感想としては、さすが劇場版なだけあって全体的に作画が良く特にバトルシーンや電子戦での細かい描写がさらにパワーアップしていましたが、後半の亜空間での展開がなんだかすごいけど良く分からなかった事や、イグドラシルグループがあっけなく手を引いた事など少々物足りないと感じるところもありました。しかし作品としての根幹はテレビ版から全く変わっていなかったので十分面白かったです。是非ともまた新しくテレビ版も制作して欲しいと思わずにはいられませんでした。


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