2010年冬・アニメ最終回の感想文最終回

2010-06-20 11:44:35 | 2009年夏アニメ関連

 今回の日記で2009年の年末に終わったアニメ最終回の感想文は終わりとなります。今回も完全制覇とは言えずBSフジで放映されていた世界名作劇場「こんにちは アン」の最終回は視聴できませんでしたが…それでも延べ20作品が年末に最終回を迎えていました。それではここから全体的な感想を書いてみたいと思います。

まずこの時期に終わったアニメのうち17本が12話で終了する1クールものでした。さらに7本が2期ものだったため秋アニメが放映された当時は見るものが無いとまで言われていたりしてあまり前評判は高くありませんでした。それでも光る作品は確実にあったためまずはそれらをピックアップしていきたいと思います。

Soranootosimono9 年末に終了したアニメの中で一番の話題となったのはやはり空飛ぶパンツの「そらのおとしもの」でしょう。エロに関して尋常ではないこだわりを見せ作画もかなり良く、キャラクターも魅力的で話も面白かったため全体的に完成度が高く評価はかなり高いです。現在2期が決定しているため期待されている作品の一つとなっています。

Darkerthanblack そしてもう一つ、年末に終了したアニメで忘れてはならないのが当時大本命だった「DARKER THAN BLACK ~流星の双子~」でした。1話で早速バトルを展開しつつ伏線を大量に残していき相変わらず面白いと絶賛されていて、たしかに面白かったんですが12話で全てを解決するのは不可能だったようで、最後が意味不明な終わり方をしてしまったため非常に残念でした。最後に登場したあの少年誰…?

Seizon8 アニメ界で知る人ぞ知る花田十揮氏がシリーズ構成と脚本を手がけ2009年秋アニメの地雷大本命だった「生徒会の一存」でしたが、最初は予想通りの地雷と思いきや意外や意外、途中から結構面白くなってきて最後も良い感じで終わらせたため評価は思ったよりも高かったです。DVD売り上げも5000超えをしたらしくかなり健闘したほうではないでしょうか。

続いては面白かった作品を挙げていきたいと思います。

Miratore Sasamekikoto6 完全にネタの腐女子向け作品だと思われていた「ミラクル☆トレイン ~大江戸線へようこそ~」でしたが、放映されてみたら別に女性向けでもなんでもなく真上に突き抜けたギャグアニメとして非常に面白かったです。突っ込みどころ満載のアニメでしたが「ミラクル☆トレイン」だし良し!

地味ながらなかなか面白かったのがガールズラブをテーマにした「ささめきこと」でした。百合ものでありながらどちらかというと女同士の友情に近い作品だったかもしれません。女子部設立の回で朱宮正樹と村雨純夏とのやりとりは面白く、そしてエンディング曲が非常に良かったです。

Nyankoi Aoibungaku14 キャラクターの可愛さでは秋アニメの中でも上位だった「にゃんこい!」、序盤は面白かったんですがナベシンが登場した修学旅行回から魔法少女回までの流れで一気に評価を落としてしまったのが残念でした。この2つが無ければ秋アニメの中でかなりの上位に入れたかもしれません。

そして日テレからは企画モノとして「青い文学シリーズ」が放映されていました。太宰治や夏目漱石の名作をジャンプ作家陣が新たに表紙やキャラクターを描き直しそれをマッドハウスがアニメ化するという意欲作で、独自の解釈による展開に加え作画も非常に良く萌えとは無縁の作品でしたが個人的にはかなり楽しませてもらいました。

Koihimemusou12 Needless12 エロゲ原作アニメながら1期の評価がかなり高かった「真・恋姫†無双」、今回の2期も突き抜けた設定の数々でメチャクチャながらうまくまとめてあるため面白かったです。アニメ独自の展開ながら完成度は高く、現在3期が放映されていますがこちらの評価も高く安定しています。

そして数少ないマッドハウス制作ローカル局アニメだった「NEEDLESS」は清く正しい中二作品で、深夜アニメでもかなり浮いていた異色の作品でしたが中身は正統派バトルアニメで素晴らしい良作でした。

Kuutyuuburanko そして今回の年末終了アニメで一番のダークホースだったのがフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の「空中ブランコ」でした。1話が良く分からなくて2話以降もイマイチな感じでしたが中盤以降一気に面白くなりナベマン回やヤクザの回とかが演出や台詞が秀逸で一気に大化けしていました。置鮎龍太郎や古谷徹が見事な顔芸をしているハイブリッド・アニメーションも慣れれば全然面白かったです。

…そして忘れてはならないのが今期を彩った地雷の方々!

Natunoarasi Kenpufa まずは「夏のあらし! 春夏冬中」は序盤の潤がらみの展開は非常に面白かったと思いますが回が進むにつれてどんどん盛り上がりに欠け、シリアスになればなるほど絵と雰囲気が合わなくなっていき最後もシャフト作品らしく中途半端に終わらせたため非常に微妙でした。

続いて「けんぷファー」は、2009年秋アニメで最初に放映された作品でしたが最初から危険な香りを出しつつ最後は訳分からんまま投げっぱなしENDで、なおかつ最後の番外編は超絶意味不明話で相当な地雷でした。ただ会長がエロかったのだけは良かったです。

11eyes11 Umineko13 続いて「11eyes」も、作画は非常に素晴らしかったんですが中二展開があまりにもすごく最初から最後まで理解できませんでした。

「うみねこのなく頃に」はエピソードⅢは結構面白かったんですがそれ以外のエピソードが意味不明でなんとも…そしてⅠとⅡはかなりグロかったです。

Whitealbum8 Nogizakaharuka9 「WHITE ALBUM」は、もはや原作の面影すら残らない作品と化し原作の良曲を全く使わず主人公の性格も悪くラストも意味不明で、正直2009年でトップクラスの地雷でした。

「乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪」はラッキースケベと寸止めのお約束展開が延々と続き、盛り上がりにも欠けて展開も分かりやすすぎる一般向けエロアニメで、さらにアイドル回が不評で全体的にかなり評判が悪かったです。

それでは毎回恒例、2009年年末終了アニメで一番面白いと思ったのは…なんだかんだで毎週謎が謎を呼ぶ展開で楽しみに見ていた

Darkerthanblack1 「DARKER THAN BLACK ~流星の双子~」でした。相変わらず作画は非常に素晴らしく契約者同士のバトルも格好良かったし、1期のキャラが次々と登場して盛り上がってたし黒の性格が豹変していた理由も気になりましたが、やはり12話だったせいか伏線を回収しきれなかったのがもったいなかった…この作品は1期のように24話やってほしかったです。

以上をもちまして2009年の年末終了アニメ最終回の感想文は終了となります。今回はほぼ全ての作品を最初から最後まで視聴したので時間がかかってしまいました。その分文章も長くなってしまいましたが今回の後半から総評で全体的な感想も載せ始めたので参考程度にしてもらえたら幸いです。そして今回もローカル局で放送されたアニメは友人に協力してもらい視聴させてもらいましたのでこの場を借りてお礼を言わせていただきます。ありがとうございました!

高崎の2010年冬・アニメ最終回の感想文 完

おまけ 高崎の2009年の年末終了アニメランク付け

Sランク(神!BD・DVD購入も視野に入るレベル)…無し

Aランク(面白い!録画して保存)…「DARKER THAN BLACK ~流星の双子~(↓1話ではS)」 「そらのおとしもの(→1話ではA)」 「ミラクル☆トレイン ~大江戸線へようこそ~(→1話ではA)」 「ささめきこと(→1話ではA)」 「空中ブランコ(↑↑1話ではD)」 「にゃんこい!(→1話ではA)」 「青い文学シリーズ(↑1話ではB)」 「NEEDLESS(→1話ではA)」 「真・恋姫†無双(→1話ではA)」

Saisyuukaimade Bランク(視聴継続)…「アスラクライン2(↑1話ではC)」 

「聖剣の刀鍛冶(↓1話ではA)」 

「クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者(↑↑1話ではD)」

Cランク(視聴打ち切って実況だけ見てれば十分)…「夏のあらし! 春夏冬中(↓↓1話ではA)」 「11eyes(↓1話ではB)」 「うみねこのなく頃に(↓1話ではB)」 「けんぷファー(→1話ではC)」 「生徒会の一存(↑1話ではD)」

Dランク(黒歴史・え?これアニメ化してたの?)…「WHITE ALBUM(→1話でもD)」 「乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪(→1話でもD)」

「獣の奏者 エリン」は全部は見てないので除外しました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿