2009年春アニメ第1話の感想文最終回・総括

2009-04-16 15:25:23 | アニメ・コミック・ゲーム

 地元の新聞に出ていましたが、地元にあるコマツの工場が閉鎖だそうで…ここにも不況の波が来たかといったかんじです。かつての同期の人が数年前コマツに入社してましたが、一体どうなるんだろ…と不安になる日々の中、視聴を続けていた第1話アニメ感想文もいよいよ今日で最終回となります。今回視聴したのは「ティアーズ・トゥ・ティアラ」「花咲ける青少年」「初恋限定。(ハツコイリミテッド)」に、キー局正真正銘最後の新番組アニメ「リロ・アンド・スティッチ」そしてトリを飾るのは、「涼宮ハルヒの憂鬱 新アニメーション」です。

 実際のところこれだけの数のアニメ第1話を視聴しているにも関わらずまだ完全には制覇していなかったりします。「スターウォーズアニメ クローン戦争」「ヒゲぴよ」「こんにちはアン」の3つはさすがに視聴できませんでしたのでその辺りはすいません。

Tearstoteara Tearstoteara1 「ティアーズ・トゥ・ティアラ」…LeafのPS3用ゲーム「ティアーズ・トゥ・ティアラ 花冠の大地」のアニメ化作品で、アニメ制作はWHITE FOXです。Leafのゲーム原作アニメ作品といえば「うたわれるもの」が有名ですが、今回の「ティアーズ・トゥ・ティアラ」はその「うたわれるもの」のスタッフが集結しているということで一部での前評判はなかなか高かったようです。

 自分はこの作品の名前は知っていましたが話の内容までは知らなかったため果たしてどのような出来かと思い第1話を視聴してみたところ、作画は原作の絵に近づけつつも独特の良さがあり、後半になっても作画がおかしくなることもなく安定していて好印象でした。戦闘シーンに至っても可もなく不可もなくといったかんじでしたが悪くはなかったと思います。ファンタジーものなのでいつムント様のような超展開になるか不安になりつつも、第1話がいいところで終わってしまったのでしばらく様子をみたいと思います。オープニングをSuaraが歌っているので曲もなかなか良かったんですが、オープニングで男同士がリンゴを回し食いする演出は非常に斬新だと思いました。

Hanasakeru Hanasakeru1 「花咲ける青少年」…月刊LaLaで連載されていた、樹なつみの漫画「花咲ける青少年」のアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオぴえろとNHKです。

 なんか妙に絵柄が古いと思ったら、原作は20年前の作品のようですね。しかし冒頭からいきなりなんか頭身がおかしかったり、なんか顔が斜めにいっちゃってたりしてこれ大丈夫か?と思いましたが、話は思っていた以上に興味深い内容で、後半で語られる謎のゲームの真相と結末が非常に気になるし、主人公の花鹿の性格がCLANNADの坂上智代に似ているのでこの作品もしばらく視聴してみようと思います。絵柄と作品の雰囲気は古い感じがしますが全体的に見ると結構面白かったです。しかしせっかく友達になった由依が前半はあんなに出番あったのに後半完全に出番が無く涙目。

Hatukoilimited 「初恋限定。(ハツコイリミテッド)」…週刊少年ジャンプで連載されていた、河下水希の漫画「初恋限定。」のアニメ化作品で、アニメ制作はJ.C.STAFFです。どこかで見た絵柄だと思ったら「いちご100%」描いてた人でした。いちご100%はイイ萌え漫画でしたが話の内容はそれほどでも無かったような…今回のはどうかなとちょっと気にしつつも第1話を視聴してみました。しかしこのアニメ作品は実況スレが立たなかったため画像が拾えず、あるのは偶然拾った1枚のみ…。

 「とらドラ!」作ってたJ.C.STAFFがアニメ制作をしているせいか、登場人物の横顔がどうも大河とかに見えてしまう…というか瞳の描き方が「とらドラ!」の登場人物そっくりでした。頭身は「みなみけ」と同じくらいなのでなんか足して2で割ったようなかんじです。どうやら主人公が毎週変わって1話完結型のストーリー展開になるみたいなので結構気軽に視聴できそうでした。1話はお約束の展開ながらよくまとまっていたし、作画も良かったしエロかったので予想していたより面白かったです。しかしこの作品はパンチラというかパンモロ描写があったので放送局選びそうですね。あとおまけの実写作品、放課後リミテッドはあそこまで長くなくても良かった気が…。

Stitch2 Stitch3 「リロ・アンド・スティッチ」…ディズニー作品「リロ・アンド・スティッチ」のアニメ作品で、3月に終了したアニメ版「スティッチ!」の新シリーズです。キー局のゴールデンで放映されているのでやっぱり視聴率はいいんでしょうね。そしてアニメ制作はマッドハウスです。

 キャラが結構キモイですが子供向けという意味では人気はあるかもしれません。相変わらず最後はハッピーエンドで締めてくるのでイイ作品でした。

Haruhi1 Haruhi 「涼宮ハルヒの憂鬱 新アニメーション」…谷川流のライトノベル「涼宮ハルヒの憂鬱」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作は京都アニメーションです。第1期で異例の大ヒットを飛ばして海外にまで影響を与えたこの作品、アニメ第2期の制作発表は2年前からありましたがほとんど情報が出回らず、放映開始の2ヶ月くらい前にいきなり4月からスタートと発表されて皆が面食らった覚えがあります。第1期のインパクトが絶大だったうえに今回の第2期の制作に2年以上費やしたことによりどれほどの作品に仕上がったか…という期待も高く今期の本命の一つと言われていました。

 そして放映が開始され、予想以上の高評価…と言いたいところですが、なんと今回の新アニメーション、第1期とは違い時系列順に放映するとのことで最初は第1期のディレクターズカット版が放映されています。どうやら8話が新作で、そこから孤島症候群やミステリックサインが放映されてそれ以降新作が放映され続けるようで、まだまだ評価しづらい状況のようです。果たして山本寛がいない今、京都アニメーションがどこまでやってくれるでしょうか。

 …以上をもちまして、2週間近くに渡り延々と書き続けた高崎の2009年春アニメ第1話の感想文は終了です。全36作品、地雷から本命まで数多くありましたがここからは今回の春アニメの全体的な感想を書いてみたいと思います。

 今期は全体的に見て一目見て地雷と感じるほどの作品はほとんどなく、本命作品にも恵まれ豊作だったと思います。前評判とは裏腹に予想外の面白さを見せてくれたダークホースも多く個人的にも楽しませてもらいました。すでに今回のアニメに関しては市場などにも動きが出ていて、「けいおん!」の主題歌シングルは予約が現在すごいことになってるそうです。さすが京アニ、影響力が違う。

 今期はキレイなGONZOが頑張ったのでそこも賞賛したいと思います。ロボットアニメに関しては数こそ少ないですが今川監督のマジンガーがかなり気合い入った出来なのでこれからも期待大。鋼の錬金術師は今回原作準拠なので中盤以降からジワジワと人気が出てきそうですね。

 今期のローカル局は前期に比べ話題作は少なかった気がします。涼宮ハルヒは現在再放送中なので新作が放映されてから一気に人気が出るんじゃないでしょうか。個人的には戦場のヴァルキュリアとシャングリ・ラに期待したいところです。

 そんなこんなで長々と続いた2009年春アニメ感想文ですが、ざっと最初を視聴して一番面白いと思った作品は…正直今回は悩みました。話題性でいえば「けいおん!」だしインパクトなら「戦国BASARA」だし、萌えで言えば「咲-Saki-」だし安定感なら「鋼の錬金術師」だし…そして悩みまくった結果、自分が選んだのは

Risupara2 眼鏡老紳士萌えという今までにないジャンルをアニメ化して素晴らしい出来に仕上げたフジテレビ深夜アニメ枠「NOISE」の新作「リストランテ・パラディーゾ」でした。今期のフジテレビも東のエデンも含めアニメには相当な入れ込みようだと思います。

 以上をもちまして今回の春アニメ感想文は終了となります。ここまで全文読んだ猛者はいないと思いますが、春のアニメライフの手助けになれば幸いであります。そして自分は再び2009年冬アニメの最終回を視聴する日々に戻ります。ではーーー。

 高崎の2009年春アニメ第1話の感想文 完


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
視聴乙彼様でした。 (N茸)
2009-04-18 12:51:53
視聴乙彼様でした。
いつも参考にさせてもらって升。
 
スターウォーズ・クローン戦争は
まったく持って期待していなかったのですが…
意外や意外、けっこうハマってます。
100話まであるとか、さすがルーカスの資本力!
 
あと些事ですが
「宇宙をかける少女」のOPが変わりましたね。
某動画で、アリプロの限界をみたとか公式MADだとか言われていましたが、いざ変わってみると寂しいような(笑)
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 ひたすら感想を垂れ流しているような (高崎)
2009-04-20 11:18:57
 ひたすら感想を垂れ流しているような
状況ですが参考になれば幸いであります。

 スターウォーズ、面白かったとは…完全制覇
してなかったので視聴はできなかったんだけど
そこにもダークホースが…恐ろしい子!

「宇宙をかける少女」のアリプロがもう
変わっていたとは知らなかったですわ。
1クールでOPとかED変わっちゃうとなんか
寂しいものがありますのう。
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