2010年春アニメ第1話の感想文その16

2010-05-04 13:57:30 | 2010年春アニメ関連

 延々と続いた高崎の2010年春アニメ第1話の感想文、とうとう今回と次回の総括を残すのみとなりました。最後に書く感想文はフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の新作2つ「さらい屋五葉」と2010年春アニメで最も遅く第1話が放映された「四畳半神話大系」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Saraiya Saraiya1 「さらい屋五葉」…月刊IKKIで連載されているオノ・ナツメの漫画「さらい屋五葉」のアニメ化作品で、アニメ制作はマングローブです。オノ・ナツメ原作のアニメ化作品は「リストランテ・パラディーゾ」以来2番目で前作が良くできていた作品だったので個人的に少々期待していました。

前作は元GONZOスタッフが制作していたのに対し今回はマングローブ制作なせいか絵柄は今回のほうが原作絵に近いと思いました。そのためキャラ萌えは皆無でしたが背景はかなり美しかったです。

Saraiya2 主人公が腕が立つのに気弱な武士で、ひょんなことから受けた依頼が誘拐犯の用心棒だったためさあ大変。断ろうにも一度受けた依頼はやりとげると言ってしまったし、用心棒の仕事は他に無いため金も稼げないし…。といったかんじで1話が進んでいきましたが、誘拐犯とはいえ片っ端からさらっているわけでは無いようです。そして次回予告はサザエさんと全く一緒で「さ~て、来週のさらい屋五葉は?」で締めていました。

Saraiya3 全体的な感想としては、ノイタミナ作品らしいクセの強い作品でしたが、オノ・ナツメ作品の個性を良く出していたので原作ファンなら普通に楽しめそうでした。自分も見ていて結構面白かったし、キャラクターも個性的な人物が揃っていたし音楽も作品に合っていて落ち着いた雰囲気で良くできていた作品だったと思います。ただ萌え要素は皆無でアクションシーンもあまり無いためか地味で視聴率も1%台と最盛期より大分落ちているようなので視聴率を気にするフジテレビ深夜アニメ枠としては失敗だったのかもしれません。

Yojouhan Yojouhan1 「四畳半神話大系」…角川文庫から刊行されている森見登美彦の小説「四畳半神話大系」のアニメ化作品で、アニメ制作はマッドハウスです。「Paradise Kiss」以来4年ぶりとなる久々のマッドハウス制作ノイタミナ枠作品だったので個人的にも注目していました。

そしていざ始まった第1話ですが…これはかなりクセが強い作品でした。絵は実写込みでかなり質素な絵柄でしたが声優の語り部分の多さがハンパでは無く圧倒されっぱなしでした。そしてこの雰囲気から通称「シャフトのパクリ」とか言われていましたが、実際視聴してみるとシャフト作品と違って主人公の声優が神谷浩史じゃないし、演出も違うしよく見るとやっぱり別物でした。

Yojouhan2 Yojouhan3 そして悪魔の使者こと小津の個性の強さも際だっていましたがヒロインの明石さんが素晴らしい!絵柄こそ質素ですが仕草と頭の回転が良いし声が坂本真綾だし予想以上の萌えキャラでした。

全体的な感想としては、作品としてのクセが非常に強くおそらく今期で一番視聴者を選ぶアニメだったと思います。一部では「ドラマCDでいいじゃんwww」という意見も聞かれますが個人的には結構面白くこのクセが独自の路線を走っていて好印象でした。先も全く読めない展開で1話が終わったしこれは視聴継続して結末を見届けたいところです。


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