2011年春アニメ「よんでますよ、アザゼルさん」第1話の感想文

2011-05-23 09:29:01 | 2011年春アニメ関連

今回は15分アニメ「よんでますよ、アザゼルさん」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Azazel Azazel1 「よんでますよ、アザゼルさん」…イブニングで連載されている、久保保久の漫画「よんでますよ、アザゼルさん」のアニメ化作品で、アニメ制作はProduction I.Gです。

こちらはローカル局放映かつ15分アニメなのでどっかのアニメと同じで低予算アニメかと思いきや、制作はProduction I.Gでさらに監督は「おおきく振りかぶって」「侵略!イカ娘」で有名な水島努氏だったため予想以上に面白かったです。15分アニメなのもありテンポも良くてかなり展開は強引でしたが飽きずに視聴させてきたのは見事でした。

キャラクターも個性が強く、ヒロインの佐隈りん子は浮いているくらい普通の女子大生で眼鏡っ娘だったため素晴らしかったです。1話からいきなり悪魔役で釘宮理恵まで出演してたりしてキャストも意外と豪華でした。アザゼル役に小野坂昌也というのも妙に珍しかったです。

総評

Azazel2 1話の全体的な感想としては、15分アニメだからつまらないかと思いきや予想以上に面白かったです。アザゼルさんが予想以上にイカれたキャラだったし佐隈りん子もエロいしキャラクターも良い感じでした。

1話の個人的評価としては、作画も安定していたし面白かったので視聴継続のBランクです。


「岳-ガク-」視聴終了

2011-05-23 01:10:23 | 映画

Gaku 先日会社の先輩に勧められて「岳-ガク-」の劇場版を視聴してきました。

原作は全部ではないですが少し読んだことがあり、普通に面白い漫画でした。そして映画公開中のCMを見たときに劇場版が作られたのを知りましたが、先日この劇場版を視聴した先輩が面白かったからと勧められたため朝一でMOVIX宇都宮に行き視聴してきました。

原作は1話完結の山にまつわるエピソードが多かったので劇場版も短編かと思いきや、山岳ボランティアの三歩や久美を中心に山岳救助隊の話がメインの話でした。ストーリーは王道ながらよくできていて、さらに画面に釘付けになってしまうほどの衝撃的なシーンも多いため視聴していて飽きることは無く気がついたらエンドロールが流れていた感じでした。

ひたすらにお約束のような良い話でも延々と流すかと思いきや、山の厳しい現実を見せつけるような残酷な描写もあり見応えは十分です。ただ終盤の多重遭難は突っ込みどころが多くドラマチックすぎたのでさすがにちょっと気になりました。

少なくともこの作品を見たら冬山登山とロッククライミングをやりたくなってくる…とはすぐ思えないかもしれませんが、なぜか無性に山に登ってみたくなる、ということでこの映画を見終わったあとすぐに地元の低山にちょっと走って登ってしまいました。おそらく島崎三歩役の小栗旬があまりにも楽しそうに生き生きと登山していたからかもしれません。

原作を知らなくても十分楽しめると聞きましたが、たしかに実際知らなくても全然問題は無かったです。今はアウトドアブームだし登山が好きな人なら一見の価値は十分あると感じた作品でした。北アルプスの絶景も美しかったし、それを強調するかのようなカメラ視点の移し方もうまく、猛吹雪とヘリコプターの音の迫力も映画ならではでした。

個人的に印象に残ったシーンは、ロッククライミング事故の救助者を担いだあとにいきなり要救助者が重くなり前に倒れこむシーンと、カセットテープの言葉を聞いているとき、いつも笑ってばかりいるはずの三歩から笑いが消え、その後の「山に捨ててはいけないもの」について再び問うシーンが特に印象的でした。それ以外でも見逃せないシーンはいくつもあるので映画として完成度の高い作品だったと思います。