2011年春アニメ「神のみぞ知るセカイⅡ」、「プリティーリズム・オーロラドリーム」第1話の感想文

今回はぽよよん☆ろっくこと渡辺明夫祭り！ということで、渡辺明夫がキャラクターデザインを担当した春アニメ「神のみぞ知るセカイⅡ」と「プリティーリズム・オーロラドリーム」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「神のみぞ知るセカイⅡ」…週刊少年サンデーで連載されている若木民喜の漫画「神のみぞ知るセカイ」の第2期作品で、アニメ制作は1期に引き続きマングローブです。今回の2期は元々最初から分割2期と決まっていたため1期の最終回からあまり間が開かずに始まりました。1期のときは1話完結の話は面白かったけど、3人目のヒロイン中川かのん以降グダグダになり人気は今ひとつだったこの作品、2期からの巻き返しに期待したいところです。

序盤からのふっかつのじゅもん入力シーンはよく作られていて、1分程度でしたが1期の説明もあったので視聴者おいてきぼり展開にはなっていませんでした。オープニングから察するに今回の2期のメインヒロインは1期と同じ4人のようですが、これを見る限り前半の春日楠とハクアは面白くなりそうですが後半の小阪ちひろと長瀬純は原作ではあまり面白くなかったため不安です。そして今回もヒロインは有名女性声優を起用していて1期と同じく豪華でした。

1話は最初のヒロイン春日楠が早速登場していましたが、相変わらず渡辺明夫デザインのキャラは可愛かったです。そして声優が小清水亜美とはまた人気どころを起用してきていて、それに負けじとエルシィも相変わらずイイ味を出していました。

1話はキャラクターも良く話のテンポも良かったため序盤のつかみとしては上々でした。ラストシーンの楠のフリル姿がとてもエロかったのも素晴らしかったです。ただ終盤で楠が猫を学校の高いところから投げ捨てようとしたシーンはさすがに見て気分の良いものではなかったのでそこだけは残念です。それ以外はおおむね良好でした。

今回の2期は1期での反省点の一つとして上げられた「後半のテンポの悪さ」を解消するために話のペースを上げる予定らしいです。実際1期では中川かのん以降テンポが悪くなっていたので今回の2期では頑張って欲しいところです。

作画は1期とおなじく良好。渡辺明夫デザインのエルシィも可愛くこの辺は原作を越えていると思います。オープニングも1期から引き続き壮大かつ英語の歌で格好良かったんですが、演出が…桂馬とエルシィのぐるんぐるん演出はいらなかったと思います。見所はエルシィとハクアの飛ぶシーンだけでした。

総評

1話の全体的な感想としては、1期のときと同じで安定していました。ヒロインによって面白さが大きく変わるイメージなので前半は面白くなりそうな予感はします。おそらく小阪ちひろ編からがアニメスタッフの実力が問われるのではないでしょうか。

1話の個人的評価としては、作画も安定していたしキャラクターも可愛くそこそこ面白かったのでこのまま視聴継続のBランクです。

この作品に至っては原作を知っていますが、おそらく2期最大の見所はハクア編だと思われるのでそこでどれだけ盛り上げられるか、そして小阪ちひろ編と長瀬純編をどれだけ面白くできるかに期待したいところです。1期のBD・DVD売り上げは2000枚と赤字クラスだったし、おそらく3期は無いと思われるので、これが最後の勇姿かもしれないし見届けたいところです。

「プリティーリズム・オーロラドリーム」…タカラトミーとシンソフィアが制作したアーケードゲーム「プリティーリズム」のアニメ化作品で、アニメ制作はタツノコプロです。土曜日朝ではすっかり定番となりつつあるアイドルアニメの新作として

冒頭からいきなり実写！どうやらこの作品は実写パートとアニメパートの2本立て形式のようでした。今回は1話だったのでアッキーナこと南明奈と3人ユニットプリズムメイツの紹介で早めに終わりそこからアニメパートが始まっていました。

アニメパートではキャラの紹介を含め、今話題のプリズムショーの説明が入りつつ、高峰みおんの代役として春音あいらと天宮りずむがデビューする展開でしたが、話の進め方はかなり強引でした。いきなり謎のイケメンが主人公春音あいらを強引にライブ会場に連れて行ったりと、見ていると突っ込みどころ満載なシーンが多々ありましたがあまり深く考えないほうが良さそうです。

そしてこの作品最大の見所は、やはりプリズムショーのダンスシーンで、CGの進化は素晴らしいものがありました。多少表情が気になる程度で動きとしてはかなり良好です。見せ場のプリズムジャンプのシーンも良く出来ていました。

その分日常シーンはかなり低予算なようで、メインキャラ以外はすべてシルエットのみで動きもほとんど無く結構あっさりです。CGに予算かけすぎたせいかもしれませんがこれは慣れでしょうか。

作画は平均以下でかなりもっさりしていて動きも無く、渡辺明夫デザインでなければつらいものがあるかもしれません。しかしその分CGのダンスパートは見応えがありました。あと声優ユニットLISPがメインキャラを演じなおかつオープニングも歌っているのでそこそこ統一感もありここも良かったです。

総評

1話の全体的な感想としては、渡辺明夫デザインのキャラクターのダンスを楽しむアニメでした。あとナレーションが伊藤かな恵で春音あいらの声優が阿澄佳奈だったりするので声優も結構良い感じです。実写パートは好みが別れそうですが後半のファッション説明は良かったと思います。

1話の個人的評価としては、キャラクターやダンスは良かったんですが話の展開がかなり強引だったし盛り上がりはあまり無かったのでそのうち視聴をやめそうな気がするのでCランクです。

2011年春アニメ「電波女と青春男」第1話の感想文

今回は同じくTBSアニメの「電波女と青春男」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「電波女と青春男」…電撃文庫から刊行されている入間人間のライトノベル「電波女と青春男」のアニメ化作品で、アニメ制作はシャフトです。独特の緻密な原作のイラストからアニメ化は難しいと言われていた作品でしたが、放映前のPVではかなり高く原作絵を再現していたため前人気は高めだった作品です。ただし制作は富士山に定評のあるシャフト…果たして途中で力尽きないかと少々不安に思いつつ第1話を視聴してみました。

オープニングからいきなり電波ソングが始まり作品タイトルと相まって電波が強調されていました。そして独特の言い回しやシャフト角度…語りの部分は「化物語」を少し思い出します。

そしてさりげなく登場してきたヒロインの藤和エリオでしたが…簀巻き？予想を上回る電波な登場の仕方に少々意表を突かれました。しかしその隙間からのぞく生足が猛烈にエロかったため素晴らしく、1話ラストで素顔が見えたときは正直アニメでよくここまで原作絵を再現できたと感心しました。キャラクターの可愛さでいえばおそらく今期で1位だと思います。

ただエリオは序盤簀巻きだったため何を言っているのかほとんど分からなく意味不明でした。そのため地デジの字幕表示が非常に役に立ち、あれば何を言っていたのか分かったんですが、分かっても言っている単語自体が宇宙からの査察がなんとかとか言っていたためやっぱり意味不明でした。

あとこの作品では規制付きではありますがパンチラもありました。もう片方のTBSアニメ「緋弾のアリア」でも下着が映されていたためやはり規制がゆるめになっている模様です。しかしスカートの裏地の白い部分まで細かく描かれているため規制付きでも十分エロく非常にけしからん！

1話ではエリオが素顔を出したところで終わったためここからどうなるかといったところで、まだ盛り上がる展開ではありませんでした。これから面白くなるかエリオが今以上にエロくなることに期待したいところです。

作画においては文句無しでした。中でもキャラクターデザインは1話の時点では文句の付け所が無く、今期アニメの中でも1番と思われます。原作のブリキ絵をここまで再現したのは見事。ただバストアップの作画に力を使い果たしたのか、広い全体図のような絵では作画は荒かったです。オープニングとエンディングは最初に聴くと電波全開ですが何度も聴いてくるとクセになってきました。

総評

1話の全体的な感想としては、エリオがとてもエロい！でした。エリオの聞き取りづらい電波発言や展開が多かったため1話の時点では面白いというより訳が分かりませんでしたが、エリオがエロかったのでエリオだけで十分視聴できそうです。

1話の個人的評価としては、作画は文句無しでしたがラノベ独特の言い回しやシャフト演出もかなり目立ち、何よりよく分からない展開なのでとりあえずは視聴継続で様子見のBランクです。

TBSもさすがにテレビ事業部で最も利益を上げたのがアニメ部門だったせいか自分らのような萌え大好き人間をターゲットにして規制も緩くなっているようで、「それでも町は廻っている」以来規制つきとはいえパンチラ解禁になっています。今期のTBSアニメはあまり話題になっていませんがこれからまだまだ伸びそうな予感は感じました。