2011年春アニメ「Dororonえん魔くん メ~ラめら」第1話の感想文

2011-05-24 11:13:49 | 2011年春アニメ関連

萌えアニメやオリジナルアニメが多いですが、そんな中かなり古い作品のリメイク作もアニメ化されていました。今回は「Dororonえん魔くん メ~ラめら」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Dororon Dororon1 「Dororonえん魔くん メ~ラめら」…週刊少年サンデーで連載されていた永井豪の漫画「ドロロンえん魔くん」の新作アニメ作品で、アニメ制作はブレインズベースです。最初にアニメが放映されたのは実に1973年なので実に38年ぶりのリメイクで、最初に発表されたときはネタかと思ってしまいました。

しかしいざ放映されてみると…古い作品のはずなのに今風な雰囲気は「真マジンガー 衝撃! Z編 on television」を思い出します。そしてネタが古い!おっぱい振り回すばあちゃんとか、走るとき足が渦巻きになる演出とか見たのは何年ぶりか分かりません。さらに「Oh モーレツゥ!」や「そーだよそーだよソースだよ」等の溢れ出んばかりの昭和臭、どう見てもターゲットは30代以上で、ゆとり世代が見たら全く意味不明と思われます。

Dororon2 Dororon3 それに加え声優もまた絶妙で、初期のアニメ版ではえん魔くんの声は野沢雅子でしたが今回の新作では山口勝平でした。そしてこれがまた実に合っていて全く違和感がありません。カッパのカパエル役はまさかの子安武人でしたが二枚目から三枚目キャラまで演じきる見事な表現力でした。

ベテラン声優を惜しげもなく起用しているところや、キャラクターデザインが木村貴宏含め「勇者王ガオガイガー」スタッフがアニメを制作していることもありかなりクセは強いです。どう見ても採算度外視なアニメですが自分はこういう姿勢のアニメは大好きです。

Dororon4 Dororon5 1話はえん魔くん率いる妖怪パトロールと、人間のハルミが出会い、妖怪面喰いを退治する話がメインでしたが1話であっさり事件を解決していて良くまとまっていました。

作画は濃いめですが非常に良く描かれていて良く、木村貴宏のデザインも合っていました。主題歌も作品に合わせていてオープニングとか特に濃かったです。

総評

Dororon6 1話の全体的な感想としては、とにかく現在のアニメとは明らかに異質な昭和臭漂う濃いアニメでしたが良くまとまっていて面白かったです。ただネタだけでなく演出も古いところが多いので何度も見ていると飽きてきてしまうかもしれません。

1話の個人的評価としては、話としてよくまとまっていたし最近あまりない古いながら新鮮なアニメだったのでこのまま視聴継続のBランクです。