2009年春アニメ第1話の感想文その3

2009-04-05 22:49:25 | アニメ・コミック・ゲーム

 最近実況でも言われてますが、パチンコCMの割合が随分高くなってますね。この不況下で広告を出せる企業が少なくなってきたからこそパチンコ業界が盛り上がってるのかもしれません。あちらは不況に強いですね。

 週末は土曜朝から日曜深夜にかけて恐ろしいほどのアニメ第1話が放映されるためちょっとでも視聴が遅れると実況スレが流れてしまい時代に乗り遅れてしまいます。今回は会社の送別会もあったのでそちらをこなしながら睡眠時間を削ってアニメを視聴していたりして、自分の頭おかしいんじゃないかと思うことも多々ありますが、この3ヶ月に一度の必死な期間が逆にお祭り状態になってたりして楽しいと思ってしまいますハイ。今回は「戦国BASARA」「スラップアップパーティ-アラド戦記-」「極上!!めちゃモテ委員長」「真マジンガー 衝撃!Z編 on television」「メタルファイト ベイブレード」「ドラゴンボールKAI 改」「クロスゲーム」そして「ジュエルペット」の第1話を視聴したのでこちらの感想を書いてみたいと思います。

Basara Basara1 「戦国BASARA」…カプコンの3Dアクションゲーム「戦国BASARA」のアニメ化作品で、アニメ制作はプロダクションI.Gです。

 今までの経験上こういうゲーム原作のアニメ化作品は中途半端なのが多いイメージがあったのでこの作品も微妙な出来だろうな…と思い視聴してみたところ、伊達政宗が現れていきなり

伊達政宗「are you ready!? guys!」  兵士「year!」

 …は?今のは聞き間違いだったかしら。この戦国時代にまさかそんな単語あるわけが…

伊達政宗「hey! 派手に楽しめよ? partyの始まりだー! here we go!」

 …ぽかーん…こ、これは一体どういうことかしら。なんかよく見たら伊達正宗の馬にバイクのマフラーついてるし、何事かと思う間もなくオープニングの西川貴教の歌で足軽がダンス踊ってて吹きました。第1話のため最初は各地の武将が一斉に登場するのにAパート使ってましたが、若本規夫に速水奨に玄田哲章と声優はかなり豪華で、後半は伊達政宗と真田幸村のバトルが展開されてましたが、いやこれはすごいね…見てて開いた口がふさがりませんでした。Gガンダムと花の慶次を合わせてプロダクションI.Gが全力を挙げて現代風にアレンジした感じでしょうか。面白いとかつまらないを超越してイイ意味で予想の遙か斜め上を行った、かなりお馬鹿なアニメで笑いが止まりませんでした。これは間違いなく今期のダークホースです。後述の「アラド戦記」を録画してしまったためこちらは半分しか撮れてないので激しく後悔。上杉謙信側にいた、くの一がエロかったしこれは来週も絶対見ます。

Arado Arado1 「スラップアップパーティ-アラド戦記-」…NEXONのオンラインゲーム「アラド戦記」のアニメ化作品で、アニメ制作はGONZOです。

 今期はアニメの放映時間が他作品とかぶる事があり、この作品も「戦国BASARA」と15分かぶっていたので、原作を全く知らないこちらのアラド戦記の方がダークホースかもしれないと思いフルで録画して視聴してみました…が…駄目だこいつ…早くなんとかしないと。どうやら自分は賭けに負けたようです。視聴して5分でもうすでに地雷臭がしてました。音楽は目をつぶっても、戦闘シーンと効果音がチャチすぎだと思います。あとストーリーが訳分からなく、最初いきなりモンスター?みたいなのに向かって「こいつのせいで…」とか言ってたけど具体的に何をされたのかよく分からなく、視聴者おいてけぼり展開になってたりして、90年代の朝方にやってそうな内容のアニメだったと思います。こういうの作ってるからGONZOは経営やばくなるんじゃ…あ、でもエンディングの絵はそこそこ良かったと思いました。もう視聴しません。

Metyamote1 Metyamote 「極上!! めちゃモテ委員長」…月刊ちゃおで連載されている、にしむらともこの漫画「極上!!めちゃモテ委員長」のアニメ化作品で、アニメ制作は小学館ミュージック&デジタルエンタテインメントとSynergySPです。

 「きらりんレボリューション」の後番組ということで子供向けの作品ぽいですが、果たしてどのようなものかな…と思い第1話を視聴してみましたが、なんか3Dと2Dが混合されたアニメーションなため非常に動きが…キモイです…。なんでわざわざ3Dでやるのか分かりません。アイドルマスターみたいな演出をやろうとしたら失敗したって感じでしょうか。主人公のしゃべりが常に~ですわ。とかやってるところも非常に浮いててなんか見ててつらいものがありました。部屋の中、常にバラが舞っているプリンセスローズクラブ・通称プリクラとか、めちゃモテ3人組・通称MM3とかネーミングセンスもかなりのものがあったり、さらにめちゃモテ委員長が棒…なだけならまだしも、MM3も棒かい!他にもめちゃモテ委員長が「石ころでも気合いで宝石になれる!」と言い放ち、石ころ呼ばわりされたガングロキャラの背景に津波が起きるシーンは吹きました。正直前述の「アラド戦記」が今期ワーストだと思ってましたが、まさか勝るとも劣らない作品が現れるとは…。

Mazingar Mazingar1 「真マジンガー 衝撃!Z編 on television」…永井豪の漫画「マジンガーZ」の新作アニメ作品で、アニメ制作はBEE・MEDIA、CODEです。かつて「ミスター味っ子」や「蒼天の拳」も手がけた今川泰宏監督の最新作ということで前人気はなかなか高かったです。しかも「機動武闘伝Gガンダム」以来のロボットアニメ、期待度もかなりのものでした。

 第1話のタイトルがいきなり「大団円」なあたり相変わらず破天荒な今川監督らしいと思いましたが、タイトルのとおり本当にいきなり最終回みたいな展開でした。自分はスーパーロボット大戦シリーズをプレイしてるので暗黒大将軍とかある程度は知ってましたが、それでも全体の2割くらいしか分かりませんでした。ミケーネ帝国とかも出てたけど詳しい内容はさすがに覚えていません。実況では初代マジンガーの再放送見てた人でもあまり分からなかったとか言っていたので相当知っている人じゃないと楽しめなかったようです。映像や演出に関しては、やはり今川監督といえばロボットアニメといったかんじでバトルシーンはかなり面白かったです。中盤で謎のキャラが出たりしてたのでこれがZ編と関係あるのかしらと思いますが、とりあえず第1話がぶっとびすぎてて次の展開が全く予想できません。おそらく第2話が事実上の第1話になるみたいなのでここからは普通に物語を楽しむことができる…はずです。

Bayblade Bayblade1 「メタルファイト ベイブレード」…日本の伝統玩具ベーゴマを現代風にタカラトミーが作り上げた「ベイブレード」シリーズの新作「メタルファイト ベイブレード」を元にした、コロコロコミックで連載されている足立たかふみの漫画「メタルファイト ベイブレード」のアニメ化作品で、アニメ制作はタツノコプロです。

 日曜朝の子供向けアニメ作品のせいか、最近のアニメにしては珍しくオープニング曲が専用歌でした。ベイブレード本体はなんか色々カスタムとかできるみたいだけど基本はベーゴマなのでルールが非常に単純明快なため分かりやすいのがいいですね。最初から熱いバトルが繰り広げられてて中盤以降から主人公が戦いだしましたが、主人公が今まで持ってたポイント数が他のキャラの30倍ってなんてチート。そして第1話からカツアゲみたいなことをしていたり100vs1のバトルを仕掛けても負けて逃げる弁慶さんマジ小者。主人公格のキャラクターのベイブレードは星座の名前がついているようで、主人公が天馬(ペガ シ ス)でライバルキャラらしきキャラが獅子(レオーネ)…これなんて聖闘士聖矢。

Dragonball Dragonball1 「ドラゴンボールKAI 改」…週刊少年ジャンプで連載されていた鳥山明の超人気漫画「ドラゴンボール」のアニメ化…と言ってもみんな知ってるくらい有名ですね。今回のアニメ作品は当時の「ドラゴンボールZ」をデジタルリマスターして声も新たに取り直し、再編集した特別版となっているそうです。

 当時の「ドラゴンボールZ」のアニメ版は、普通に放映してしまうと原作に追いついてしまうため、途中でオリジナル展開を入れたり気合いを入れたりして1話終わってしまったりしてどうしても物語の進行が緩慢になってしまうことが何度もあったので、今回では再編集でそういう引き延ばしシーンはカットして進行をスピーディーにするそうです。たしかに第1話は結構テンポよく話が進んでました。そして再編集によりバーダックが登場していたりしてたのでちょっと懐かしくなってしまったので、これは原作知っていても案外楽しくみられるかもしれません。でも昔に比べて規制も強化されてて、殺されるシーンや殺すなどの単語は編集により見えなくなってたりしてました。放映前から問題になっていたデジタルリマスターもそんな気になりませんでしたが、しかし自分のテレビはブラウン管のためHD対応してる液晶テレビとかで見たらちとどうなるか分かりません。

Crossgame Crossgame1 「クロスゲーム」…週刊少年サンデーで連載されているあだち充の漫画「クロスゲーム」のアニメ化作品で、アニメ制作はSynergySPです。前作「H2」以来13年ぶりのアニメ作品…ってまた高校野球!ということであだち充といえば高校野球のイメージがすっかりついてしまってますが、「タッチ」のときと作風が変わっていない気がするので、果たして現代では通用するのか…とちょっと不安になりながらも第1話を視聴してみました。

 物語の最初から高校野球というわけではないようで、最初は小学生のリトルリーグとかの話から始まるようです。そして絵は…原作のあだち充絵を見事に現代風にアレンジされていて作画はなかなかのものでした。原作の雰囲気を忠実に再現しているので原作ファンなら十分楽しめそうな気がします。まだ小学生時代の話なのでピッチャーとバッターの駆け引きも無いし、豪速球投げるピッチャーもいなかったし、野球アニメとしてはこれからどういう展開になるのか気になるところです。そしてあだち充といえば青春ラブコメ色も強いですが、最初からフラグたてまくりですね。原作の方はあまり読んでないんで、ちと登場人物の名前が全く分かりません。来週あたりから説明してくれるのかしら…。そんなこと考えているうちに物語が進む進む。ちなみに公式を読むと恐ろしいネタバレ地雷が仕掛けられているのでご注意ください。

Jewelpet Jewelpet1 「ジュエルペット」…サンリオとセガトイズが共同開発して制作したキャラクター動物、「ジュエルペット」を原作にしたアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオコメットです。

 原作はジュエルペットしかいないようですが、アニメ版では人間も登場していて声優にモーニング娘。の亀井絵里を起用していたりしてて、やや棒でした。原作の漫画は小学一年生や二年生で連載していて子供向けなのであまり話の内容は期待してませんでしたが…いきなりジュエルペットの声優に平野綾が出ていてビビりました。さらにハニー先輩に宮野守まで出ていてこれなんてホスト部。しかもなぜか子供向けアニメだと思ったのに主人公が中学生でスカートが非常に短く性的で、こ…こんなのに釣られるはずが…。しかも予想外の展開が何度もあり、あるシーンでマジで笑ってしまったので結構面白かったです。エンディング曲を歌っているのが堀江美都子でまるで世界名作劇場のような終わり方でいい感じでした。で、中盤の「はーめー」はワザとああ言ったのかね?