教徒アニメーション

2010-07-09 19:21:39 | 2010年春アニメ関連

Keion13 Keion14 現在人気、話題性共にトップクラスでTBSアニメの強さの象徴ともなっている作品「けいおん!!」ですがさらに追い打ちをかけるようにオープニングとエンディングが新曲になり、話も律×ムギの普段滅多に見られない組み合わせに加え安心の花田脚本と極めて完成度の高い回で絶賛されていました。むぎゅううう。

1期のときはほとんど見せ場が無く4人の中で最も存在感が無かったムギこと琴吹紬ですが、2期では目に見えて出番が増え自分含め信者が急増してきた気がします。今回の2期は2クールあるだけに他の3年生に加え1年生トリオにも焦点が当てられてて非常に丁寧に作られているのが好印象です。

Keion15 Keion16 そして新曲…相変わらずオープニングは何言ってるのか分かりません!個人的にですがオープニングは1期から変わるにつれて劣化しているような気がします。やっぱり1期の「Cagayake! GIRLS」がオープニングでは一番ですね。

続いてエンディング、こちらは2期前期エンディングより良い感じだと思いますがやっぱり1期のエンディング「Don't say "Lazy"」が一番だと思います。そして前期に続きエンディングでは全員特殊衣装を着ていますが今回は制服か!非常に素晴らしかったです。でも版権は京都アニメーションが独占してるからフィギュアとかは今回も京アニショップ限定になりそうですね。


2010年夏・アニメ最終回の感想文その3

2010-07-01 00:44:12 | 2010年春アニメ関連

 2010年夏終了アニメといえばこの作品は欠かせません。というわけで今回は2010年春アニメの大本命だった「Angel Beats!」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Angelbeats14 Angelbeats15 「Angel Beats!」…「AIR」「CLANNAD」に代表されるKey作品のメインシナリオや音楽を手がけた麻枝准が初めてテレビアニメ作品の原作・全話脚本を手がけたオリジナル作品で、アニメ制作はP.A.WORKSです。泣きゲーのシナリオライターとして確固たる地位を築いた麻枝准が初めて本格的にアニメに進出したことから前人気や話題性は極めて高く、春アニメの本命中の本命と言われていたこの作品、第1話は作画は良かったんですが話の内容はちょっと訳が分からなく、ギャグも寒かったためちょっと強引だった印象を受けました。

Angelbeats16 Angelbeats17 続いて2話では今度は死後の世界ということで死んでもそのうち生き返るという設定からかすさまじいほどに人が死に、実況では「死ぬという行為が軽すぎて全く賛同できない」とかなり叩かれていました。そして3話ではこの作品で重要な位置づけのバンド「Girls Dead Monster」のボーカル岩沢が早々に退場するという展開になり、1クールアニメならではの早すぎる展開に視聴者はついていけてませんでした。

この作品、1クールアニメでさらにオリジナルなのにキャラクターまで多いため顔と名前が一致しないキャラもいました。そういう意味ではオープニングでキャラクターを名前つきで登場させる演出は良かったとは思います。

Angelbeats18 Angelbeats19 何かと批判も多い作品でしたが面白いところも多く、キャラクターではユイと日向の漫才は非常に見ていて面白かったし、5話のテスト回の繰り返しギャグは麻枝准脚本らしい話でした。他にも音無の過去話やユイの話など面白い話も多かったんですが、それ以上に寒い話や盛り上がらない回も存在していたため信者とアンチで毎週論争になってました。でもそういう意味では毎週展開が全く読めず気になる作品であったと思います。

公式で「Angel Beats!の82%は7話でできています!」とか言っていた7話でしたが、いざ視聴してみると…うーん、これで82%?といったかんじで当時は不安になってしまいました。個人的には7話よりも音無の過去と天使の真意が判明する9話のほうが82%あった気がします。

Angelbeats20 Angelbeats21 シナリオにおいてもこれだけ話題になっていましたが、キャラクターについても話題は尽きませんでした。まずなんといってもこの作品において天使の存在は欠かせません。

「天使ちゃんマジ天使」

これだけで語るには十分なほどこの作品は天使が大半で、残るはユイと直井ぐらいです。

Angelbeats22 Angelbeats23 ゆりは序盤ニセハルヒとか呼ばれていて中盤の天使いじめで人気を落としまくり、最後はあれだけの過去を持ちながらあっさり退場してしまいとてもヒロインとは思えなく、主人公の音無に至っては序盤の人気はそれなりで終盤で過去が判明してから人気が上がりかけていましたが最後の最後で評判はマイナスに…。

Angelbeats24 Angelbeats25 最後は1クールアニメらしい強引かつ強制終了のような展開になり、世界の神いわく「この世界は愛があると永遠の楽園になる」とかなんか訳分からない話になって、最後の卒業式でキャラが変わりすぎた天使やゆり含め寒さは最高潮に達し、音無の予想外の裏切りで終わってしまいさすがに自分含め信者の方々も擁護しきれない最後だったと思います…。

Angelbeats26 Angelbeats27 しかしこの作品、音楽は紛れもない一級品で麻枝准自らが作曲・作詞したオープニングの「My Soul,Your Beats!」はオリコン初登場3位にランクインしたり、挿入歌の「Crow Song」や「Little Braver」もランクインしていて作中のBGMも非常に良く、音楽においては2010年のアニメではナンバーワンかもしれません。自分も信者なのでCDは全て買ってます。

総評

Angelbeats28 Angelbeats29 全体的な感想としては、背景作画は素晴らしかったし話題性も高く、そしてなんといっても音楽は2010年アニメの中でもナンバーワンだと思われます。しかし残念ながらやはり1クールでこれだけの作品をまとめるのは無理があったように感じました。

「キャラクターに感情移入させ、そのキャラを死なせてその悲しみで泣かせる」

という手法が多い麻枝准のやり方は、視聴者が自分のペースで話を進めるゲームには向いていると思いますが時間制限があるアニメには向いてなかったようでした。さらにキャラクターが多すぎたのも問題だったようで、藤巻や大山などほとんど登場すらしないまま消えていったキャラクターも多く、ヒロインのゆりや天使に至っては過去の説明すらあまり無かったため感情移入しづらかったのもマイナスでした。そのためこの作品はキャラクターの掘り下げも含め2クール必要だったとも言われています。

 しかし特に記憶に残らなければあっという間に忘れ去られてしまう1クールアニメにおいてこれほどの話題を作った作品は滅多に現れません。1巻のBD・DVD売り上げが34000枚超えをしたし、アニメ作品的には失敗だったかもしれませんが商業的には大成功だったようです。「やり遂げたので、これで麻枝は消えます。」などとイベントで本人が言ったそうですが、これだけでは済まさず麻枝准には色々と頑張ってもらいたいです。でもアニメの脚本はもういいかな…。


2010年夏・アニメ最終回の感想文その1

2010-06-27 20:27:12 | 2010年春アニメ関連

 ちょっと早めにローカル局では最終回ラッシュが始まりましたがいよいよ今週からキー局でも次々と最終回を迎える作品が続いています。

 2010年の春に始まったアニメは全体的に高い水準の良作が多く、それらの作品の1クールものが次々と終わるのでいつも以上にチェックは欠かせません。今回は「おおきく振りかぶって ~夏の大会編~」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Oohuri5 Oohuri6 「おおきく振りかぶって ~夏の大会編~」…月刊アフタヌーンで連載されている、ひぐちアサの漫画「おおきく振りかぶって」のアニメ第2期作品で、アニメ制作はA-1Picturesです。1期の人気も非常に高く野球アニメとしても面白かったこの作品、1話は野球描写はあまりなく野球部の日常と別の高校の試合分析などで終わっていました。

正直自分は1期を1話と最終回しか見てなくて、DVD売り上げが10000枚超えをしている理由は腐女子・声優人気なんじゃないかと甘く見てましたが…いざ実際に2期を視聴してみると…これは無茶苦茶面白い!

Oohuri7 Oohuri8 王道な野球アニメでありながら心理描写が非常にリアルに描かれ、主人公達の西浦高校の他にも対戦した埼玉高等学校や美丞大狭山高校の選手1人1人にまでちゃんと見せ場があると思ったら、それだけでなく親兄弟に加え応援団にも出番がちゃんとありハンパ無い作り込みでした。

Oohuri9 Oohuri10 そしてなんといってもこの作品一番の特徴は野球における心理描写の駆け引きでした。「カウント1-1…ここで一度ストライクを取っておきたいところ…こいつは第一試合から内角を今まで打ってないから…内角でボール球からストライクに入るように…」とか緻密すぎて思わず何度も見返したくなるほどでした。そしてその読み合いをさらにレベルアップさせ、監督のサインまで研究してくる美丞大狭山高校は圧巻です。

10話あたりであった1アウト2・3塁での読み合いと駆け引きは最近の萌えアニメではまず見られない極めて緊張する展開で見応えもあり、そしてあそこで終わるとは…!といったかんじであっという間に最終回を迎えてしまいました。野球描写も面白いですが選手達の成長…とくに主人公三橋の成長していく様が良く描かれていて、1期を視聴していなくてもこれだけ面白かったくらいだから1期もちゃんと見ておけばよかったです。

総評

Oohuri11 全体的な感想としては、作画はさすがA-1Picturesといったところで非常に良く、キャラクターも立ってたし心理描写も良く描かれていて萌えと緊張感のバランスが絶妙、さらにオープニングとエンディングも作品に合っていて特にオープニングは素晴らしく、作中のBGMも盛り上げていたし…と欠点らしい欠点が特に見あたらない極めて完成度の高い作品でした。あえて言うならば、1期のように26話やってほしかった…!是非とも3期を希望したいです。良作が多い2010年春アニメを象徴する作品の1つでした。こんなに面白いなら1期もっとちゃんと見ておけばよかったです。

余談ですが、この作品を視聴していて一番印象に残った台詞は

「3年の夏で負けると、当分野球のニュースとか見たくもなくなるんだぜ?」

「共学の…しかもチアがいる野球部なんかにゃぜってー負けねぇ!」

でした。こんな感じの生々しい台詞の数々もこの作品を面白くしていたと思います。


桁違いの方々

2010-06-02 11:58:27 | 2010年春アニメ関連

Angelbeats13 先日購入した「Angel Beats!」のオープニングとエンディングのCD売り上げが週間で8万枚越えをして一気に「けいおん!!」のオープニングとエンディングの売り上げに並んだようです。初日は思ったほど売れてなかったんですがそれは初回出荷が少なくて店売り分が売り切れだったのが原因だったみたいで、途中から安定して売り上げを伸ばしてここまで数字が伸びたようです。

こういうのも含めて今期の春アニメは話題作に恵まれましたね。先日発売された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」もBD・DVD合計の売り上げが64万枚を突破して歴代ブルーレイ売り上げ記録も更新したみたいなんで最近のアニメ関連は景気の良い話題が多いことでなによりです。


信者ですから

2010-05-30 23:43:58 | 2010年春アニメ関連

Angelbeats11 ついに「Angel Beats!」のオープニングとエンディングのCDが発売されたので、一緒に挿入歌のCDも購入してきました。

「小学生でも書ける脚本」などとアンチに叩かれている今作ですが、挿入歌を含め麻枝准の楽曲に関してはほとんど誰も文句を言っていないのが興味深いところです。実際のところ非常に素晴らしく、オープニングは天使をイメージし、エンディングはゆりをイメージした楽曲ですが曲だけでなく詞もキャラクターに合わせて作詞してあって思わず何度も聴いてしまいました。さらにオリコンデイリーランキングでも2位に入ったため2010年アニメ主題歌で総合1位を取れるのではとまで言われています。

Angelbeats12 そしてアニメのほうも今週で大きな転機を迎え来週から一気に話が進みそうな予感です。なんだかんだ叩かれている作品ですが次回が気になる終わり方を毎回するため期待しています。そして天使はやはり素晴らしかった。


けいおん旋風再び

2010-05-06 17:32:26 | 2010年春アニメ関連

Keion11 Keion12 来ましたねー、第1期のときもオリコンを席巻した「けいおん!!」ですが第2期のオープニングが1位、とエンディング2位がオリコンCDランキングで1位2位を独占したようでアニメキャラ名義でのオリコン1位2位同時入賞は歴代初だそうです。

そんな超人気作のCD…もちろん自分も買って…いません。曲としては1期のほうがいいと思うしなんと言っても何喋ってるか分からんのであまり…といったところです。「Angel Beats!」のCDは後日買うつもりですが「けいおん!!」のほうは別にいいかなといった感じでした。

 そして現在は着うたが主流になっているせいか2万枚くらいCDが売れればオリコンベスト10に入れるのがびっくりです。昔は何十万枚も売れないとランキング入れないようなイメージだっただけに衝撃的。そういう意味ではアーティストの写真が載ったCDよりもジャケットがイラストレーター描き下ろしのアニメCDのほうが有利なのかもしれません。


2010年春アニメ第1話の感想文最終回

2010-05-05 23:56:51 | 2010年春アニメ関連

2010haruanime1 2010haruanime2 2010haruanime3 2010haruanime4 前回の感想文で2010年春アニメ第1話の感想文は終わりとなり、今回は全体的な感想を書いてみたいと思います。今回は番組改編期だったこともあり視聴した作品は25作品…これだけ視聴したにも関わらず視聴していない作品もまだあり、有料放送のAT-Xでのみ放映された禁断のアニメ「kiss×sis」やWeb配信作品「ゆとりちゃん」、NHKでアニメ枠に入ってないことがあり録画できなかった「マリー&ガリーver2.0」「スター・ウォーズ クローン・ウォーズシーズン2」などなど細かいところではいっぱいありますがそこまでチェックしきれないので今回はここまでです。

 そして個人的な2010年春アニメの全体的な感想ですが…今期は素晴らしい!本命作からダークホース、地雷と一通り揃いつつ全体的に面白い作品が多く個人的に大満足でした。あと今期の特徴として、三国志を原典としたアニメが4つもあったことと、アニメと言えばテレビ東京でしたがここ最近ではテレビ東京はアニメ枠を縮小してきて代わりにTBSがアニメ枠を拡大して勢力を拡大してきています。

Angelbeats9 Keion10 2010年春アニメとしてまずはやはり今期の大本命だった2作品「Angel Beats!」「けいおん!!」は欠かせません。「Angel Beats!」のほうは残念ながら1話の時点ではかなり評判が悪く自分もイマイチでした。しかし4話から緒方恵美が予想外の出演をしてきて面白くなってきたので期待しています。「けいおん!!」のほうは相変わらずの展開ながらそれが人気なので現在最も話題になっている作品で、先日主題歌がオリコン1位2位を独占してますます話題になっていました。

Oohuri4 そしてもう一つの本命作だった「おおきく振りかぶって~夏の大会編~」ですが、こちらも非常に丁寧に作られた野球アニメとして評価が高く自分も楽しみに視聴しています。試合の進みが非常に遅いですが投手や捕手とバッターとの駆け引きが細かく描かれていて面白いです。1クールなのが惜しいですが是非ともこの作品は長く続けて欲しいところです。

Nightrade4 続いて放送局独自のアニメ枠、まずはテレビ東京×アニプレックス共同プロジェクト「アニメノチカラ」第2弾作品「閃光のナイトレイド」ですが…今回も放送前に特番を組んで猛烈に宣伝していたのにも関わらず人気も出ず作品としても地味で面白味にも欠けイマイチでした。このままではアニメ枠打ち切りという噂もあり非常に危険だと思われます。特番で「視聴率・録画率共にナンバーワンを目指す」と言っていましたが現在視聴率が春アニメワースト1位だそうです。

Saraiya4 Yojouhan4 次はフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の新作「さらい屋五葉」「四畳半神話大系」、最盛期は7%近くあった視聴率がどんどん低迷してきて苦しんでいるノイタミナ枠ですがここで思い切って1時間枠に拡大。この決断が吉と出るか凶と出るか…という状況ですが、現在視聴率は2%にも満たなく非常に苦しい状況だそうです。作品としては2つとも視聴者を選ぶかなりクセの強い作品でしたが個人的には結構面白かったです。

Rainbow5 そして日テレ深夜アニメ枠の新作「RAINBOW 二舎六房の七人」も始まりましたが、こちらは現在主流になっている萌えアニメとは真逆を突き進む独自のダーク路線のアニメになっていて非常に日テレらしいアニメでした。そしてただ暗いだけでなく緊張する展開も続き非常に面白い作品でもありました。アンチャン達がこれから一体どうなるのか…。

Heroman4 続いては前人気とは裏腹に予想以上に面白かったダークホース作品、まずはテレビ東京から夕方アニメ「HEROMAN」。放映前全く無名でしたがボンズ得意のアクションシーンが素晴らしくシナリオも正統派な勧善懲悪ものでシンプルなため分かりやすく非常に面白いです。さらに真のヒロインジョーイが萌えキャラとして人気も急上昇してきました。

Kaityouhameidosama7 そして「会長はメイド様!」こちらも少女漫画原作で大して面白くなさそう…かと思いきや予想とは裏腹に非常にノリが良く会長と碓氷の刀鍛冶コンビが絶妙で面白く、1話はそこそこでしたが2話以降で一気に化けて現在では春アニメで一番楽しみにしている作品となり春アニメのダークホース筆頭です。

Itibanusironodaimaou6 Bgatahkei5 Working5 続いてはローカル局アニメから「いちばんうしろの大魔王」。こちらも見た目はローカル局アニメらしいお色気作品でしたが古くさい雰囲気が逆に面白く90年代の深夜アニメを思い出すようなノリで予想以上に面白かったです。他にもゆかりん無双の「B型H系」にキャラ萌えではかなり高い水準だった「WORKING!!」とローカル局にも面白い作品が揃っていました。

Mayoinekooverrun5 Rirupuri3_2 Tranceform2_2 Sangokuengi3 そして忘れてはならないのが春アニメを彩った地雷の方々…まずは「迷い猫オーバーラン!」各話監督制は斬新ながら現在かなり悪い意味ですごいことになっています。4話の監督がすさまじく別作品になったのもちと話題になっていました。そして子供向けアニメですが「ひめチェン! おとぎちっくアイドル リルぷりっ」のスマイレージの棒が放送事故レベルで衝撃を受けました。まさかMM3を越える棒が登場するとは予想外。続いて「トランスフォーマーアニメイテッド」、昔のトランスフォーマーを見ていたので楽しめるかと思いきや全然別物で訳分からんアメコミ展開だったので期待はずれでした。最後に「最強武将伝 三国演義」、つまらなくは無いんですが重要なところをカットしすぎていてかなり残念な作品になっています。横山光輝三国志で60巻のところをアニメ50話でまとめるのは無理があるんじゃないかなと…。

 それでは毎回恒例、個人的に今回の2010年春アニメ第1話で最も面白いと思った作品は…

Rainbow6 日テレ深夜アニメの新作「RAINBOW 二舎六房の七人」です。萌えアニメが9割を占める現在のアニメ界で一際異彩を放つ作品ですがそれだけにインパクトが絶大で、なおかつ印象的なシーンも多く非常に面白い作品でした。日テレにはいつまでもこの独自の路線で突っ走って欲しいです。

 以上を持ちまして2010年春アニメ第1話の感想文は終わりとなります。今回は作品も多かった分非常に長文かつ時間もかかりましたが最後まで見てくれた猛者がいるならば感謝!そして今回の感想文を書くにあたり友人の協力が欠かせませんでしたのでこの場を借りて再びお礼を言いたいところです。今回もありがとうございました。

高崎の2010年春アニメ第1話の感想文 完

おまけ 高崎の2010年春アニメ第1話の時点でのランク付け

Sランク(神!BD・DVD購入も視野に入るレベル)…無し

Aランク(面白い!録画してまた見る)…「RAINBOW 二舎六房の七人」 「おおきく振りかぶって~夏の大会編~」 「会長はメイド様!」 「けいおん!!」 「WORKING!!」 「いちばんうしろの大魔王」 「B型H系」 「HEROMAN」

Bランク(とりあえず視聴継続)…「Angel Beats!」 「荒川アンダー ザ ブリッジ」 「真・恋姫†無双 ~乙女大乱~」 「薄桜鬼」 「閃光のナイトレイド」 「さらい屋五葉」 「四畳半神話大系」 「SDガンダム三国伝 Brave Battle Warriors」 「GIANT KILLING」

Cランク(視聴打ち切って実況だけチェック)…「迷い猫オーバーラン!」 「一騎当千 XTREME XECUTOR」 「裏切りは僕の名前を知っている」 「ジュエルペット てぃんくる☆」 「メジャー 6シーズン」

Dランク(黒歴史)…「ひめチェン! おとぎちっくアイドル リルぷりっ」 「最強武将伝 三国演義」 「トランスフォーマーアニメイテッド」

特別編 2010年春アニメ萌えキャラ

Working6 1位

「WORKING!!」より

種島ぽぷら

Kaityouhameidosama8 2位

「会長はメイド様!」より

鮎沢美咲

Angelbeats10 3位

「Angel Beats!」より

天使


2010年春アニメ第1話の感想文その16

2010-05-04 13:57:30 | 2010年春アニメ関連

 延々と続いた高崎の2010年春アニメ第1話の感想文、とうとう今回と次回の総括を残すのみとなりました。最後に書く感想文はフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の新作2つ「さらい屋五葉」と2010年春アニメで最も遅く第1話が放映された「四畳半神話大系」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Saraiya Saraiya1 「さらい屋五葉」…月刊IKKIで連載されているオノ・ナツメの漫画「さらい屋五葉」のアニメ化作品で、アニメ制作はマングローブです。オノ・ナツメ原作のアニメ化作品は「リストランテ・パラディーゾ」以来2番目で前作が良くできていた作品だったので個人的に少々期待していました。

前作は元GONZOスタッフが制作していたのに対し今回はマングローブ制作なせいか絵柄は今回のほうが原作絵に近いと思いました。そのためキャラ萌えは皆無でしたが背景はかなり美しかったです。

Saraiya2 主人公が腕が立つのに気弱な武士で、ひょんなことから受けた依頼が誘拐犯の用心棒だったためさあ大変。断ろうにも一度受けた依頼はやりとげると言ってしまったし、用心棒の仕事は他に無いため金も稼げないし…。といったかんじで1話が進んでいきましたが、誘拐犯とはいえ片っ端からさらっているわけでは無いようです。そして次回予告はサザエさんと全く一緒で「さ~て、来週のさらい屋五葉は?」で締めていました。

Saraiya3 全体的な感想としては、ノイタミナ作品らしいクセの強い作品でしたが、オノ・ナツメ作品の個性を良く出していたので原作ファンなら普通に楽しめそうでした。自分も見ていて結構面白かったし、キャラクターも個性的な人物が揃っていたし音楽も作品に合っていて落ち着いた雰囲気で良くできていた作品だったと思います。ただ萌え要素は皆無でアクションシーンもあまり無いためか地味で視聴率も1%台と最盛期より大分落ちているようなので視聴率を気にするフジテレビ深夜アニメ枠としては失敗だったのかもしれません。

Yojouhan Yojouhan1 「四畳半神話大系」…角川文庫から刊行されている森見登美彦の小説「四畳半神話大系」のアニメ化作品で、アニメ制作はマッドハウスです。「Paradise Kiss」以来4年ぶりとなる久々のマッドハウス制作ノイタミナ枠作品だったので個人的にも注目していました。

そしていざ始まった第1話ですが…これはかなりクセが強い作品でした。絵は実写込みでかなり質素な絵柄でしたが声優の語り部分の多さがハンパでは無く圧倒されっぱなしでした。そしてこの雰囲気から通称「シャフトのパクリ」とか言われていましたが、実際視聴してみるとシャフト作品と違って主人公の声優が神谷浩史じゃないし、演出も違うしよく見るとやっぱり別物でした。

Yojouhan2 Yojouhan3 そして悪魔の使者こと小津の個性の強さも際だっていましたがヒロインの明石さんが素晴らしい!絵柄こそ質素ですが仕草と頭の回転が良いし声が坂本真綾だし予想以上の萌えキャラでした。

全体的な感想としては、作品としてのクセが非常に強くおそらく今期で一番視聴者を選ぶアニメだったと思います。一部では「ドラマCDでいいじゃんwww」という意見も聞かれますが個人的には結構面白くこのクセが独自の路線を走っていて好印象でした。先も全く読めない展開で1話が終わったしこれは視聴継続して結末を見届けたいところです。


2010年春アニメ第1話の感想文その15

2010-05-03 21:16:15 | 2010年春アニメ関連

 今回は三国志特集!というわけで2010年春アニメの特徴として、三国志を原典としたアニメ作品が4つもありました。そんなわけで今回は「SDガンダム三国伝 Brave Battle Warriors」「最強武将伝 三国演義」「一騎当千 XTREME XECUTOR」「真・恋姫†無双 ~乙女大乱~」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Sdgandam Sdgandam1 「SDガンダム三国伝 Brave Battle Warriors」…BB戦士20周年記念作品「SDガンダム三国伝」のアニメ化作品で、アニメ制作はサンライズです。

SDガンダムシリーズは昔からナイトガンダムとか武者ガンダムとか良く見てましたが、今度は三国志に行っていたとは…と思いながら第1話を視聴してみました。

三国志の各武将をモビルスーツに例えているようで、一般庶民はジムなあたりちょっと納得するところもありました。しかし公孫攅が陸戦型ガンダムとは…えらいマニアックだなとはちょっと思いました。そして廬殖先生がジムキャノンだなんて…死亡フラグでは。

などと思いつつ、物語は実際の三国志演義とは基本的なところは踏まえつつそれまでの過程は大分脚色されているようで、1話では張飛や関羽にはまだ会わず黄巾党と少し戦ったくらいでした。しかしあれだと黄巾党がただの悪党集団にしか見えないのがなんとも。このあたりは子供向けにシンプルなストーリーにしているみたいでした。

Sdgandam2 Sdgandam3 そしてこの作品の最もすごいのはこの作画で、SDガンダムながらCGをほとんど使わず手書きでモビルスーツが描かれていました。しかも兜や鎧の装飾品に至るまで緻密に書き込まれていて素晴らしかったです。

全体的な感想としては、15分アニメながら良くできているので軽い感じで視聴できそうでした。実際の三国志演義とはストーリーが結構変わっているので別物だと思った方が良さそうです。

Sangokuengi Sangokuengi1 「最強武将伝 三国演義」…羅貫中の歴史小説「三国演義」のアニメ化作品で、アニメ制作は中国のアニメ制作会社北京輝煌動画公司と日本のフューチャー・プラネットです。

たしかこの作品、去年放映予定だったような気がしたので調べたらどうやらNHKで去年放送予定だったのが大人の事情で予定変更になって今期のテレビ東京で放映することになったようです。子供向けや萌えアニメが多い日曜朝にこれほど硬派な作品を放映するとは一体何事とちょっと思いつつも第1話を視聴してみました。

どうやら52話で三国志演義の最後までを描ききるようなのでとにかくストーリーが早い!なんと1話が終わった時点で黄巾の乱が終わって董卓が漢王朝にまで入っていました。たしかにこのくらいのペースでやらないと最後まで行かないとは思いますが、そのため義勇軍で劉備が曹操と出会うシーンや、劉備の母親の登場シーンとかが軒並みカットされているのでさすがにペース早すぎるような気がしました。そしてこのペースの早さから、現在この作品は通称「忙しい人のための三国志演義」とか呼ばれていました。

作画は…まぁ中華らしいというか、NHKで放映されそうなかんじだったと思います。テレ東規制により流血シーンは全く無いので緊張感が無いのも予想通りで、そういう意味では「蒼天航路」のほうが遙かに戦いがリアルだと思いました。

Sangokuengi2 全体的な感想としては、萌えとは全く無縁の硬派な作りは好感が持てますが結構重要なシーンとかもカットしまくっているので三国志ファンが見たら楽しめるかとなると楽しめないかもしれません。少なくとも桃園の誓いに至るまでのシーンは横山光輝の漫画のほうが遙かに感動しました。あと声優の大半が俳優や芸能人が演じているのも意見が分かれそうです。しかしこの作品、オープニングがささきいさおで雄大で、エンディングはMay'nが歌っているので曲は良かったです。

Ikkitousen Ikkitousen1 「一騎当千 XTREME XECUTOR」…月刊ComicGUMで連載されている塩崎雄二の漫画「一騎当千」のアニメ化第4期作品で、アニメ制作はティー・エヌ・ケーです。限界ギリギリバトルとしてゲームとかフィギュアとかも出ているので知名度は結構高いこの作品、さりげなく今回で4期もやっているとは…エロの力は侮れないと思いながら第1話を視聴してみました。

最初の10分くらいは前期?の赤壁の戦いの回想を延々と流していましたが、正直なところ自分は1~3期を見ていないので全く意味不明でした。…まぁこういう戦いがあったのは分かった気がします。

Ikkitousen2 続いて登場したのが今期の主人公ぽい?馬超でしたが、素晴らしくパンチラのオンパレードでした。U局アニメは本当にこういうの多いな…と思いつつも、あまりにも当然のごとくパンチラしまくっていたのであんまり有り難みが感じられないところもありました。そして男キャラ全員が余りにもかませ犬で悲しかったです。

後半は許緒と戦って雨が降る中馬超が帰って終わりましたが、いやいやこれはかなり微妙な作品ですね…原作ファンかパンチラが好きな御仁なら楽しめるんでしょうか。

Ikkitousen3 全体的な感想としては、キャラクターの作画は意外と良かったと思いましたが、戦いのシーンはそれなりであまり良くは無かったと思います。そしてあまりにも自然すぎるパンチラはあざとすぎて自分には合いませんでした。1~3期見てないし4期の1話もそれほど面白そうとは思えなかったのでしばらく様子見したら視聴やめそうな予感です。

Koihimemusou Koihimemusou1 「真・恋姫†無双 ~乙女大乱~」…BaseSonの18禁PCゲーム「恋姫†無双 ~ドキッ☆乙女だらけの三国志演義」のアニメ化第3期作品で、アニメ制作は動画工房です。エロゲ原作で萌えアニメながら完成度は高く、秋の第2期もかなりぶっ飛んでいて2009年の秋アニメで3番目に頭おかしいアニメだったこの作品、早くも3期が放映ということで知る人ぞ知る人気作でした。

2期でついに登場した劉備が今回の3期でレギュラーになり相変わらずの展開でしたがギャグや結末がお約束ながらテンポが良いため1話からエロがありつつも面白かったです。序盤からいきなり何進が退場したかと思ったら今回いよいよ呉が登場しそうで盛り上がりそうでした。

この作品、シナリオがアニメオリジナルながらテンポも良い作品ですがそれに加え作画が非常に素晴らしい!動きは普通ですが数多い三国志武将をちゃんと描き分けているのはさすがです。過去にも作画崩壊したことは無いしこのあたりは老舗の動画工房らしい素晴らしい仕事だと思います。

Koihimemusou2 全体的な感想としては、数多いキャラクターがちゃんと描かれていて個性もあり、ギャグやエロはお約束が多いですが面白く見た目とは裏腹に今期も面白くなりそうでした。そしていよいよ呉が登場しそうだし、これからの展開も要注目です。