昨日は、次男坊シンラを大分市内まで送って行ったついでに、後継者育成事業で教えた「竹ガール ひとみ」の工房に行ってきた。
滝尾橋から少し行ったところにある工房で、「ピクニック・アート」と看板が出ている。
久しぶりに行ったのだが、随分と回りの環境が整備されて、走りやすくなっている。
久しぶりに、と言うのは、
竹ガールひとみの事は、小さなころから知っているのだ。
お父さんは、鉄の造形作家として、日本でも有数の作家である。そのお父さんとの付き合いは古く、もう30年近くの付き合いである。そんな関係で、ひとみがきょろきょろとした目を輝かせて、お父さんの車に乗っていたのを思い出す。
工房に入ると、「府内パッチン」で使われる大きな張りぼての顔が見下ろしている。
家業の造形アートで作っている作品だ。今年の「府内パッチン」では、最優秀賞を貰ったそうだ。
ここの2階が、ひとみの作業場だ。けっこう広いので、竹細工をするには十分の広さである。大分市内で、これだけ広いスペースを自由に使うことが出来るなんて、お父さんのおかげですな。
この日は注文の大ザルの材料取りをしていました。
ひとみの凄いのは、素晴らしい営業力を持っている事だ。竹の学校に来る前の仕事で得た、人間関係をフルに活用し、いつの間にか大きな仕事を次から次へと取ってくる。
この可愛い顔からは想像できない、頑張りとエネルギーの持ち主である。
私は、後輩の竹細工を志す職人に、常々、行っている事だが、「良い作品を作ることは、当たり前の事であって、それを、如何に、販売していくか!作り事と、売る事は、職人の両輪なのだ!」と言っている。
彼女の様な新しい感覚で、新しい販路を作って行く事が、これからの世代に求められる事である。
自立する竹職人として、これからも目が離せない「竹ガール ひとみ」です。
頑張れ~、竹ガールひとみ!
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