高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

福島へ

2008年09月30日 07時58分50秒 | 出張

ようやく、浦和伊勢丹での催事も終わりました。今回は、少し厳しい結果になりましたが、来年に向けての課題と言う事で!

昨夜の内に浦和から上野に移動した。今日はこれから、来年個展をさせていただくギャラリーでの打ち合わせの為、福島県に出発である。今年はこれでスーパーひたちに乗るのが三度目である。4月に日立市でのギャラリーでの個展、7月にパラグライダーに乗った時、そして今回と。  夕方には仙台へ移動。牛タンでも食べますか?今日は一日、電車での移動です。

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パルコ

2008年09月29日 05時47分09秒 | お酒

浦和の「大九州展」も、なんだかんだと言っても最終日になってしまった。浦和伊勢丹では始めての2週間の催事である。やはり、前半の方がお客様も多く、2週目になると客足が落ちてしまう。浦和地区で2週間するという事は、キャパ的に無理があるのだろう。

昨年、浦和東口に新しく「パルコ」がオープンした。限られた地域にもう一つ大型店がオープンしたのだから、当然お客様は分散されて当たり前である。特に、昨日からは西部の優勝セールが始まった為、余計にお客様は東口に流れている。私も、休憩時間に、ブラブラと「パルコ」まで行ってみた。東口前に燦然と輝く「パルコ」。お客様もたくさん入っていた。まだ、出来たばかりなので、店内も明るく美しい。どの店舗も店員が若くキビキビと対応していたのが印象的である。

地下の食品売り場を覗いてみた。お酒売り場で、私のお気に入りのイタリアワイン「プロセッコがありますか?」と聞いてみた。実に店員の対応も良く、「プロセッコなら、こちらとこちらにあります」と。このワインはミラノ近辺のヴェネト州特産のスパークリングワインで、さっぱりとした口当たり、ワイン漫画「神の雫」で5000円を超えるフランスワインに勝った1000円台のイタリアワインとして、

『このイタリアワインが1000円台!?信じられない!』
『これホントに1000円台なんですか?ズルとかしてないですよね
?』

044582442300と紹介されているが、デパートのワイン売り場でもあまり置かれていない。実は、伊勢丹浦和店でも、聞いてみたのだが、やはり置いてなかった。ちょうど、パルコ浦和店だけの特別サービス品で1本1000円で出ていたため、思わず1ケース買い込み、早速九州の家に送ってしまった。この「プロセッコ」は我々ワイン初心者には値段も安くお勧めである。この写真は、その時一緒に買った「ボッテガ・プロセッコ」1785円の物である。

チーズ売り場も覗いてみた、そこにも私の好きな「ラムレーズン」のチーズも置いてあった。

昨日は、浦和地区にもう一つ新しいモールがオープンしたそうだ。時代と共に立地も変わり、お客様の流れも変わっていく物だ。今までは浦和地区で独占的な地位のデパートであったが、これからは厳しくなっていきますね。

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イマイチの浦和

2008年09月28日 09時05分41秒 | 出張

今回は体調がイマイチ。恒例の朝歩きも、この三日間お休みである。急に寒くなったにも関わらず、半ズボンにTシャツしか持ってこなかった為、風邪引き始めの体調がますます悪くなってしまいそうだ?その分、ホテルでゆっくり時間だ取れる。お風呂にお湯を半分ほど張り、1時間ほど本を読みながらゆっくりと汗を流す。風呂から出ても、体中が火照っている。

今月、初めに苦労してパソコンのリカバリーをした。おかげで、随分早くなった。変なフリーズも無くなり快適である。今日はグーグルの新しいブラウザー「グーグルクローム」をダウンロードしてみた。今まで、使っているインターネット エクスプローラー7より動きが早い。面白い機能がいろいろ付いているようなので楽しみだ。

なんとなく、気分がのらない1週間である。まー、こんな時もありますね!

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もんじゃ焼き

2008年09月27日 08時49分51秒 | 食べ物

少し朝晩が肌寒くなってきた。宿泊先のホテルの空調が寒くて、温度設定を28℃にあげているのに、寒いままである。フロントに電話すると、「全館統一になっております。」と、何の為に部屋にエアコンのスイッチが付いているのか?    おかげで、少し風邪気味である。目の奥がボンヤリと重く体がだるい。これでも、お客様がたくさん入ってくれれば、あっという間に吹き飛んでしまうのであるが、残念ながら、さびしい会場である。

927_004沈滞気味の雰囲気を変えようと、若手のメンバーに混じって晩御飯に「もんじゃ焼き」を食べに行く。こんグループに混じっていると、いつの間にか私が最年長者である。「若い、若い」と思っているのは本人だけであったのか?

927_003 各テーブルに3人ずつ、それぞれが自分で「もんじゃ」や「お好み焼き」を作る。こんな時も、段取りの良いチームとそうじゃないチームがはっきりと判る。私のテーブルは私と福ちゃんと竹炭屋の飯田君。大体、私がリードして、生ビールを飲みながら、摘みが無くなる頃に、もんじゃが焼けるように、そのもんじゃが無くなる頃、次のお好み焼きが出来上がる。時間を見計らって次の料理に掛かるのだ。私の手子になって、掻き混ぜたりするのが飯田君、焼きあがるのを待って、「おいちぃー!」と言って食べるのが福ちゃん。と、それぞれ役割が決まっている。熱いものは熱く、冷たいものは冷たい内に!

ここの生ビールの泡がクリーミーで実に美味しかった。なかなか良いお店でした。しこたま、飲んで食べて、元気を付けて。その後、若者チームはカラオケに!私と福ちゃんは真っ直ぐホテルに帰った。さあ、土・日の山場です。お客様もたくさん来てくれるといいのだが!

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陶磁器業界のイチロー

2008年09月26日 08時08分47秒 | 職人仲間

今回は浦和伊勢丹で目の前に伊万里焼の福右衛門窯の福ちゃんが居る。いつものブーフーウー仲間としてではなく、同じ出展業者として見ていると実にいろんな事を勉強させられる。大変厳しい、陶磁器業界にあって、着実にヒットを打ち続けている男なのだ。
925_001 毎年、毎年、作品に新しいシリーズが増えている。
彼の所でも、以前はオールド伊万里に代表される、錦絵具(赤や緑、金などを使った煌びやかな)がメインだった様だ。しかし、どうしても高額な作品群になってしまう。その中で、彼は蕎麦チョコシリーズに始まり、丼ぶりシリーズ、茶碗、小皿、中皿、マグカップ……と、3000円から10000円くらいの、お手ごろ価格の手描きシリーズをどんどんと展開してきた。
925_002 一度にたくさんお買い上げ頂くのでなく、今年はお皿を一枚……、来年はお椀を一個……、再来年はマグカップを……と、確実に先に繋がる売り方をしていく、お客様に無駄な負担をさせないで、知らず知らずの内に福ちゃんワールドの中に引き込んでいく。確実にお客様の輪を広げている。
925_026 そして何より、あの明るいキャラクター。いつもドナルドダックの口のように両サイドの口角を上げて笑顔を絶やさない。お客様の言う事を100%受け入れていくの?かの様な 首振り、決して横には振らない。張子の虎の様に縦にいつまでも振り続ける。懇切丁寧な粘り強い接客、小さい子供に説明するように、噛んで含んで、雛を手の中であやす様に説明している。
お昼の食事休憩も取らず、一日中ずーと接客する辛抱強さ。どれを取っても、マリナースのイチローに匹敵する彼である。見えない所で人知れず努力をしているの
だと感じさせられる。
私達工芸に携わるものは、どの作品を取っても生活必需品は無い。ある意味、余分な嗜好品を気持ち良く買って頂くにはどうすれば良いのか?福ちゃんの商売を見て勉強させられました。  マイッタ!

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浦和伊勢丹 2

2008年09月25日 09時33分52秒 | 出張

浦和に来て、めっきり寒くなった。恒例の朝歩きも、半ズボンにTシャツでは少し寒い。今日も、福ちゃんと朝歩き、今日は浦和から北浦和までお散歩。浦和には大きな公園や、川沿いの散歩道が無いので、住宅街をうろうろ歩くのだが、いろんな家を見ながら、福ちゃんとその家に住む人のストーリーを作っていく。馬鹿げた会話であるが、玄関の作り、小窓の形、家構え、表札などんどから其処に住む人を連想していくのも楽しいのだ。

「九州展」の方は、と言うと。大変お客様が少ない。前半チームがぼやいていたのがよく判る。夕方になるとほとんどお客様も居なくなり、閑散としている。そんな中、こつこつと売り上げを積み上げているのが福ちゃんである。

あー、もう出勤時間になってしまった。この続きは明日。  ゴメン!

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浦和伊勢丹 1

2008年09月24日 08時20分23秒 | 出張

幸せをいっぱい貰った多田さんの結婚式翌日、今年最後の催事である浦和伊勢丹での「大九州展」。出発間際に、バタバタと仕事が入り、家を出るのが遅れてしまった。別府市内に宿泊していた福ちゃんを迎えに行って空港に向かうのだが、ぎりぎりの時間である。顔では落ち着いた表情をしていたが、内心は間に合わないかもしれない?とヒヤヒヤであった。ギリギリ、飛行機の出発12分前に空港に到着。何とか滑り込みセーフである。

923_003 今回の九州展は異例の2週間催事である。我々、後半から入る業者にとっては、中日の昨日が初日になる。前半が台風などでお客様の入りが少なかったそうだが、中日の昨日はまずまずのお客様の入りであった。

今回気持ちが良いのはレジ係りである。工芸のレジには交代で二人のレジ係りが座ったのだが、はきはきと、着実な受け答え、明るい対応にこちらまで嬉しくなる。金額と個数、受け取った金額の復唱、お釣りの金額、そして最後に「お願いします。」と。たった、これだけの事であるが、先月の○○店のレジ係とでは大違いである。たった、一人のマナーの悪いレジ係りのおかげで全業者が1週間、イヤーな思いで仕事をすることになってしまったのだ。是非、一度この浦和店で研修させたら良いな!

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披露宴 2

2008年09月23日 06時58分58秒 | 職人仲間

Cimg8160

声楽家である新婦の歌が披露されたり、友人のスピーチ、どれもが心のこもった物ばかりである。どれもが型破りで、これまでの二人の人生模様が伺えるスピーチである。その中で圧巻だったのは、最後の多田さんのスピーチであった。実に堂々と歴史に残る名演説であった。

「私も今年45歳になり、もう15年もすると60歳。そろそろ引き際を……、」飾ることなく、淡々とこれまでの生き様、二人が出会ってからの経緯、その中で「私は小さいときは母親の子守唄に始まり、学生時代はエルトン・ジョン、そして最後に愛深の歌に、いつも音楽に包まれた人生です。音楽の神様が私と愛深を結びつけてくれたのです。」と言ったときなどは本当にかっこ良かったですよ!

最後に「お父さん、本当に待たせたね!ありがとう」と目に涙を浮かべながら…。つい、こちらまでホロッとしてしまいました。

Cimg8166 最後の衣装は、多田さんは紋付袴で、何処かの組長みたいですが、新婦の着ている着物は多田さん手作りの総絞りの藍染の着物でした。何から何まで思いのこもったすばらしい披露宴でした。

おめでとう!

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披露宴 1

2008年09月22日 06時15分33秒 | 職人仲間

Cimg8140 「ブーフーウー、最大の懸案」であった多田さんの結婚式。

これから、披露宴に向かうブーとフー。珍しくネクタイをした二人の写真。福ちゃんはいつも頭を張子の虎の様に首を上下に振っているので、写真でもぼやけている。

ついに、ついに、出会ったのだ。「もう彼も今年は45歳、このまま行けば結婚は無理じゃ無いだろうか?」と、回りの誰もが感じ始めて居たこの頃であった。それが、今年の4月、起死回生のホームランを打ったのだ。多田さんより一回りも若く、スラッーとした別嬪さんを射止めたのだ。あっと言う間の出来事であった。初めて出会った日から1週間で、お互いが「結婚しよう!」と決意したそうだ。

大体が、いつも極端な多田さんだ。以前、「私が健康の為、朝歩きをしている」と話したら、翌日「高江さん、唯歩くより、何か目標を決めた方が良いですよ! 一緒にホノルルマラソンに出ませんか!」と誘われ、結局、何故か「屠場に引かれる牛」の様にマラソンに参加していた。その翌年にも「、ブーフーウーで何処か山歩きをした後忘年会をしよう?」と私が提案すると、「富士山に登りましょう。日本人なら富士山でしょ!」と言う。そうなんです。いつも極端な事を言うのだ。やはり、結婚も出会って1週間でプロポーズ!三ヶ月で結婚と離れ業を遣って退けた!

結婚式は終始、新郎新婦の思いの伝わる楽しい披露宴であった。いたるところにこれまでの二人の交友関係を偲ばせるイベントが用意されていて、久しぶりに心温まる良い披露宴に参加した。「やはり、年を取ってからの結婚式は中身が濃いですなー。」途中で、多田さんの友人のバーテンダー達が150杯のカクテルタワーが作り、そのカクテルの名前を多田さんが命名、その名は「ずっと一緒さ」だって。見てやって下さい、この幸せに満ちた顔を!

竹工房オンセCimg8163

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河豚のてんこ盛り!

2008年09月21日 11時00分14秒 | 食べ物

河豚といえば、下関と思っている人もたくさん居ると思うが、大分県も河豚の産地である。日本の中で唯一、県の条例で「河豚の肝」を食べさせるのを許可されているのだ。

大分県の日出にある、同じ職人仲間、藍染の多田さんの結婚式が21日行われる。それに先立って、「ブーフーウー&ドット」で河豚を腹いっぱい食べることになった。結婚式の当事者の多田さんは、明日の準備の為一緒に食べれない!その代わりに、私の妻、悦子が参加した。

2 河豚の刺身は向こうが見えるほど薄く薄く切られて物とイメージされているが、この「いなせ」というお店は違う。弾力のある河豚の身を歯ごたえのある厚みで惜しげもなく出してくれる。「河豚は薄くなくては!」と言うのは、文化の違いであって、私はこの歯ごたえのある弾力の刺身が好きである。

尺5寸のお皿にこのボリュームである。

Photo てんこ盛りの「河豚のから揚げ」ちょっと塩を付けてビールの摘みに最高だ。その後、「河豚なべ」に。最後に河豚雑炊、この時、刺身を取る時に出た、歯切れの様な河豚の身を一緒に放り込む。これが美味いのだ。

1 ビールの後に出してもらった焼酎は、薩摩の蔵元から、特別に入っているノーラベルの限定品である。純米酒の様な風味を持った美味しい焼酎だ。最後にお店を出るとき、マスターのおいさんが、お土産に1本焼酎をくれた。銘柄を見てみると「兼八」である。今はプレミアムが付いてなかなか手に入らない焼酎である。

ありがとうございます。

本日は、いよいよ多田さんの結婚式。昨日から我が家に泊まっている福ちゃんと大雨の中、出発である。

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文化祭 2

2008年09月20日 15時03分23秒 | 家族

昨日に引き続き、次男シンラの学校へ、今日が私が教える最終日である。今まで、風車と花かご「四海波」を教えたのだが、それらを飾り付ける竹格子を作る日である。

920_001_2父兄の方のボランティアで、約メートルくらいに切った竹が用意されていた。それを斜めに組み合わせ、シュロ縄で結んでいく。今日は単純な作業なので、そんなに時間を取られることは無かった。7人ほどの男子生徒にシュロ縄を持たせ、結んで行かせる。全体が出来上がったら、全員で「ヨッコラショ」と持ち上げる。まー、何とか様になった様だ。後は、生徒の担当者がこの格子に風車や花かご、それと今までの実習風景の写真などを飾り付けていくのだが、その部分は、生徒任せになる。

920_005 風車も生徒たちの手でたくさん作られてきた。

さてさて、どんな飾り付けになるか?楽しみである。

今日で、私が教えに来るのは最後になるので、一応、飾り付けチームの生徒たちと最後の記念撮影。

920_009  竹工房オンセ

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文化祭

2008年09月19日 11時45分45秒 | 家族

台風13号が九州に接近中、次男シンラの学校の文化祭でクラスのテーマを「竹」にして、生徒達に何か作らせようという事になった。先月、もう2回ほど学校に行き、最初は全員に風車の作り方を教えた。2回目は半分の生徒15名に「四海波花篭」を教えた。しかし、50分の制限された時間の中では、「教え込む」と言うより、「手伝って作ってあげる」という感じになってしまう。   「んー、もう少し時間があれば!」と思うことしきりである。

昨日、3回目の授業では、もう、教える時間ではなく、風車の量産させる段階でなくてはならないのだが、とても、とても。風車のヒゴを200個分、風車を止める手竹を200本、羽になる紙を1600枚、あとは軸になる竹の先に差す玉を何にするか?考えて、100円ショップでビーズ玉を捜すが適当な大きさの物が無い。取り合えず、紙粘土を買っていき、丸めて作らせるか?とも、考える。

919_004 学校についてみると、学校の回りに大きな楠が生えている。その下を見ると、無数の楠の種が落ちている。大きさと言い、形と言い丁度良いのだ。特に学校にある物を使った方が意義がある。

四苦八苦しながら、15人の生徒に風車の編み方、羽の付け方、軸の取り付けなどを指導する。「時間内に覚えることが出来なかった人は、後から出来た人に聞いてください!」と、少し、消化不良のまま、帰って来た。


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新潟 マリンピア日本海

2008年09月16日 09時22分50秒 | 家族

新潟総踊りに行った時、せっかくだからと新潟市内の観光で「マリンピア日本海」という水族館に行って来た。水槽の大きさでは以前行った事のある、沖縄ちゅら海水族館に比べる事は出来ないが、ここの面白かったのは、「バックヤードツアー」であった。先着10名様づつ、水族館の裏側、普段一般の観客が見ることの出来ない裏側を案内してくれるツアーであった。

見たがりの私は早速、ツアーに申し込み。10人ほどで、水族館の内部へ入っていく。大きな水槽の上から、お客様が見上げているのを上から覗き込む。014

では、クエスチョン?です。

魚は上から見ると大体が黒っぽい、おなかの部分は白っぽい。どうしてでしょう?  

答えは 上から見ると地面が黒っぽく見えてその中に判らないように保護色になっている。また、水槽の下から水面を見ると、明るく白っぽく見えるので、同じように下から見たときの保護色になっているのだ。

水槽に海水を入れる装置や、循環式のろ過装置。波を作る大型機械や、魚の孵化させている様子。「トラ鮫の卵は意外に固かった。」などなど、普段では見学できない所や、裏話を聞かせて頂き、随分得をしたような気になった。是非、水族館に行って、こういった体験ツアーなどの催しがあった時は参加してみるべきですな!

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新潟 島倉堂

2008年09月15日 09時15分00秒 | 職人仲間

14日、クルムの「よさこい踊り」の会場回りの合間に少し時間があった。新潟には、いつも日本橋三越の職人展で一緒になる、新潟銅器の島倉さんの工房があるのを思い出し尋ねてみた。突然の訪問であるが、気持ちよく迎えて頂き感謝である。彼の人柄が、遠慮なく尋ねさせてくれるのだろう。

新潟市から車で30分ほど行った所に工房がある。新潟と言えば米どころ。行けども行けども回りには田んぼが続く。道も高速道路と平行して、大きな広いフリーウェイが走っている。これはきっと田中角栄の頃の遺産であろう。

燕市の中心から少し行った所に「島倉堂」の工場が見えてきた。いつも笑顔の島倉君が迎えてくれた。工場に案内してもらい、少しお話を。ちょうど今、年末の日本橋三越に持っていく作品を制作している所であった。平ペッタイ一枚の銅版を叩き出して急須やカップ、茶筒、etc……。

後から、お見えになったお父さんが島倉君と一緒に工場を案内してくれる。038 裸一貫でこの島倉堂を立ち上げた創業者である。いろんな道具を説明してくれるのにも、すべてに思い入れがあるのだろう、お話しがどんどん熱を帯びていく。私が驚いかされたのは、大きな旋盤が3台も並んでいた。この機械は鉄を削る機械で、銅器を作るのには使用しない。銅を叩く時の治具(型の様な物)を作る機械なのだ。島倉さんの所では、金槌から、木槌、受け型などすべての道具を作るそうだ。無数の冶具が所狭しと並んでいる。壁に掛かった姿は圧巻である。工場の半分くらいは道具を作る機械や作業場である。それほど、一つ一つが特殊など道具で、もう鍛冶屋さん達も作らなくなってしまった物ばかりなのだ。

お話をしていると、同じ創業者としての共通点が見えてくる。創業当時の事をお聞きすると、業種は違えど、随分「一緒だ!」とうなずく所がありました。

044

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041忙しい中、島倉君が絞りの技術を見せてくれた。これは叩き出すので無く、鉄のへら?棒の様なもので回転させた板に圧力を加え整形していく技術である。見ている間に、平らな板が急須の蓋へと変わっていく。すばらしい技術ですな。

日本橋でもいつもまじめな島倉君は朝から晩まで、会場でも銅を叩き続けている。決して気負った所は微塵もなく、淡々と仕事をこなして行くのである。

突然の訪問で、手土産も持たずにお邪魔したのにも関わらず、本当に気持ちよく迎えて下さりありがとうございました。いつも、工房見学を受け付けるばかりだったので、今回の様な他の工場の見学は大変参考になり勉強になりました。お父さんいろんなお話ありがとうございました。 

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新潟 総踊り 1

2008年09月14日 09時20分00秒 | 家族

週末に長男クルムが住んでいる新潟に行ってきた。「よさこい部」に入っているクルムに取って、高校生活最後の大きな催し「新潟 総踊り」が行われたのだ。それを見に行くために、次男坊シンラも学校を休ませ、飛行機で新潟へ!しかし、全国規模のこの「総踊り」の為、福岡→新潟便が満席で取れず、やむなく、福岡から名古屋へ、名古屋で乗り継ぎ新潟へ、と。金曜日は、ただ、移動に一日が潰れてしまった。

Pim0026

この「新潟 総踊り」は、江戸時代から明治にかけて、新潟市で四日四晩、小足駄を履いて踊りあかしたお祭りだったそうだ。一旦、途切れていたお祭りを現代に当時と同じような形で再現させたのが、新潟総踊りだそうだ。祭りを見ていると、中学時代に日本史の授業で習った「ええじゃないか踊り」を思い出した。当時の苦しい圧制の中で、農民たちが「ええじゃないか?」「ええじゃないか!」と、無心に踊り、取り付かれたように踊っている様を想像した。夜の部はこの下駄総踊りが市内のアーケード街を練り歩く。

Pim0025

昼の部は全国から「よさこい踊り」のグループ(連)が市内の6会場で踊りを披露するのだ。

高校1年生の時に「よさこい部」に入ったと聞いた時は、「えーっ!」と思ったが、一つの事に集中して楽しんでいる姿は、他の分野にも通じる事になる。妻の悦子は毎年、この「総踊り」を見に来ていたのだが、高校生活最後の今年は「お父さんも見に来てよ!」と言われ、家族で行くことにしたのだ。

1061 汗びっしょりになって、一生懸命踊っている姿は見ていて、「良かったなー!ずっと続けてきた良かったなー!」と思わず涙ぐんでしまった。毎日、毎日の練習で無駄な肉などはほとんど無い!メタボリックな私としては申し訳ないくらいである。

13日の夜は、クルムが踊り終わった後、私たちが宿泊している「ホテル新潟」に来させ、お鮨を一緒に食べ、ちょっとインチキして、3人部屋であったが、4人で泊まった。成長する子供達を見るのがとても幸せである。今の所、息子二人は、素直に成長しているように思える。

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