高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

父を尋ねて3000里 1

2007年04月30日 03時58分27秒 | ルーツ探し

我が家では子供が10歳になった時、親父と二人で「男の旅」と題して1週間ほど親父と二人で旅をすることにしている。長男クルムの時は、「私が18歳の時に放浪していた後」を辿って、北海道を旅した。3年後の次男シンラの時には、どこに旅をしようか?と考えた時、何か目的がある旅がしたい!何処へいこうか?「そうだ。我家のルーツを探す旅をしよう!」という事になった。

実は、自分の父親のことをほとんど知らない。私が1歳の時に家を出たまま会った事が無い。10才の時に亡くなったと言う通知だけを聞いた。しかし、見たことも無い人が亡くなったというだけで、悲しくもなかった。ところが、私自身が50歳にもなってくると「いったい自分のルーツは何処だろう?」「私は誰なのだろう?」そんな気持ちが持ち上がって来たのだ。

丁度息子との「男の旅」で我家のルーツ探しをすることにした。

5 2005年8月から準備を始める。手がかりは二つだけ。父親の兄弟(私の叔父さん)二人のお名前と上のお兄さんが高校野球の監督をしていたということだけであった。母親もあまり良い思い出は無い様でほとんど父親の事を聞いた事が無い。私の父親は沖縄出身、名前は高江康吉というが、父親の本名は「高江洲康吉」。徴兵で軍隊に取られてから本土に渡り、終戦後は沖縄に帰っていない。当時はまだ沖縄に対する差別もあったようで、終戦後のバタバタの中で高江に変名していたようだ。

まず、残された手掛りである叔父さんの消息を探すことから始まった。

高校野球の監督をしていたという高江洲康有さん。数少ない沖縄の知り合いに事情を話し聞いてみると「当時有名な高校野球の学校は那覇高校か首里高校だろう」と。今は個人情報がうるさいので、突然私が高校に問い合わせてもなかなか教えてくれないようである。そこでNHKに勤めている知り合いにお願いした。NHKの信用力を使って高校に問い合わせて貰った。運の良い事に最初の問合せ先である那覇高校で当たった。「ビンゴ」。「昭和26年、27年に高江洲康有さんという方が監督をしていた」と判った。       つづく

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名古屋からの御一行

2007年04月29日 05時22分29秒 | お客様

_006_11 ゴールデンウィークの初日、名古屋からの御一行。真ん中の女性が以前からの私の作品のファンの「H」さん。気さくな方で名古屋松坂屋には年に2回出店している関係で、何回かお友達の二人の女性と食事を一緒にさせていただいている。前回の1月に松坂屋に行った時、「ゴールデンウィークに湯布院に行くー!」と話が盛り上がり本日に至った。その時一緒に同席をしていた大分県日出町の藍染め屋さん「T」さんが宿の手配をしてくれた。「ゴールデンウィークに由布院の「玉の湯」「亀の井」に泊まりたい! 別府ではエステがあるホテルが良い!」などの無理難題を吹っかけられたのだが、どういう訳か?「T」さんが旅行会社のように御希望を調整して手配してくれた。不思議な人である。

御一行は朝大分空港について、レンタカーを借り、日出の藍染め屋さんの見学、買い物。私も日出まで行って合流。みんなで軽く昼食後、今度は私の工房に来ていただいた。来るまでの道のりや景色が珍しいらしくはしゃいでいる。都会では味わえないような風景ですものね。到着するとまず聞こえてくるのが鶯の声。目に映るのは新緑の木々、都会の喧騒とは違ったゆっくりとした時間が流れている。

_001_13ワイワイガヤガヤしながら工房内を見学。初めて見る竹細工の作業など、2階にある山のように積んである花篭など、普段デパートで飾られて作品を見るのとでは全然違った生産現場を見て頂いた。気に入って頂いたバッグを持って一枚パチリ。

私の工房には看板も展示ルームも無い。よくお客様から「国道に看板くらい出したら?」 と言われるのだが、ここはお店ではなく、作業工房なのでかえって冷やかしで人が入り込んでくると知らん顔は出来ないのでどうしても作業の手を休めることになる。本当に来て頂きたい方には私が迎えに出るか?地図をお渡しして来て頂いている。

皆さん、楽しんで頂けましたか?

これから別府を通り越して本日宿泊の直入郡の「かわせみの庄」へ。大分を楽しんでいって下さい。 

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小林牧牛

2007年04月26日 07時07分49秒 | 友人

20070425121127 難波の高島屋で友人の小林牧牛さんが個展をしていたので陣中見舞いで顔を出してきた。彼は神奈川県で癒しのお地蔵さんを作っている作家だ。独特の表情には見ていて、なぜか心を和ませてくれる作品である。5年前にパリで日本の工芸の展示会をした時初めて知り合ってからのお付き合いである。ドイツ、シーボルト博物館で「和の心、日本の手工芸展」にも一緒に参加した。普段はほとんど会うことは無いのだが、私が関東に催事で出たときや、今回のように同じ時期に同じ地域で展示会や個展が重なった時 にお会いする。20070425121205

2007042512123920070425121406

○小林牧牛展
 会期:平成19年4月25日(水)から5月1日(火)
 時間:午前10時から午後8時(最終日は午後5時まで)
 会場:高島屋大阪店6階 特選和食器売場(特選ギャラリー)

20070425121222独特の彼の世界が広がる展示会と開催していますので是非お近くの方は見に行ってください。お地蔵さんもお願いしています。

彼のサイトは

http://www.bokugyu.jp/

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千里阪急

2007年04月25日 21時43分00秒 | 職人仲間

Photo_56 本日から千里阪急で「職人の技展」がスタートである。大分から私と交代という形で「井和丸」さんが実演と販売をする。彼は家業が竹細工屋さんで今でも青竹で盛皿などを作って居られる。小さいときから竹には目と体で接しているので籠作りには抜群のセンスがある。まじめな青年で人間的にも信頼の置ける我が工房のホープである。

催事を一人で受け持つのはこの千里阪急が初めてで少々緊張しているようだが、きっと彼の誠実さはお客様の信頼を得ることだろう。私が伝えることは「絶対、押し売りしないこと。自信を持って作品を紹介してください!」これだけです。細かい事務的なことはそれぞれのデパートで違うのでもし判らないときは社員さんに聞けば良い。

もう一人、彼と同じような初々しい新人さんを見つけた。山20070425150939 形県の「しな織り」の職人さん。いつもは「加納さん」が実演をされているのだが、今回は色白の女の人が実演していた。お話を聞いてみると「加納さんの変わりに今までしなの木の糸を紡いでいたのですが、実演に出るようになりました。」と恥ずかしそうに話している。「出張にでると家族の方が大変だね?」と聞くとまだ結婚されていないという。「しな織りと結婚したようなもんで、不器用なので他には目が行きません。」と。彼女もまじめで実に誠実な印象を受けた。頑張って欲しいですね。

千里阪急は梅田阪急のように人がたくさん来られる条件ではありません。万博跡地に開かれて住宅地を背景に広がった地域である。その頃住み始めた方々も子育ても終わり、余裕のある状態になり、良いお客様が多い地域になっている。忙しくてどうしようもない という感じはまったくなく、ゆったりとした時間が流れている。井和丸君や彼女のような新人さんに一人で勉強していただくには丁度良いデパートかも知れないね。お二人とも頑張って下さい。

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和歌山県、海南市

2007年04月24日 23時01分36秒 | 出張

20070424120511 昨日までの難波高島屋での催事も無事済みました。荷物を赤帽さんのトラックに積み込み、翌日(今日)朝、千里の阪急百貨店に運んできた。ここはいつも閉店後の飾り付けで夜の10時位から始まるという所だ。昼に時間がとれたので、6月に和歌山の海南市にある展示会の打ち合わせに足を伸ばしてきた。

大阪から1時間半ほどでいける所だ。千里から地下鉄で天王寺まで天王寺からJRで和歌山へ乗り換えて海南市に丁度12時に着いた。

ここには紀州漆器という工芸品があるのだが、今はプラスティックにウレタン塗装の工業製品に変わってしまっている。残念なことだ。家庭用品製造の産業がメインになっているそうだ。むかし、たわしをたくさん作っていたそうだが、20070424120312 それも今は全国どこの家庭でも見ることが出来るスポンジたわしの日本一の産地になっている。

「池庄漆器店」ここのお店で菖蒲の咲くころ展示会を毎年しているそうだ。メインになるのは印伝、その他に漆器や曲げわっぱ、竹製品などを集めて近隣のお客様に見ていただく展示会だそうだ。古くから伝わる大きな民家に菖蒲の花をいっぱい持ち込み、花を見ながらの展示会とゆったりとした時が流れる。和歌山の方たちにも私の作品を見て頂きたいですね。

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お好み焼

2007年04月24日 07時34分31秒 | 食べ物

難波高島屋での催事も無事おわりました。この「私の手作り展」は77回目、もう20年ほど続く難波高島屋の名物催事だそうだ。5年ほど前から担当者に出店の申し込みを頂いていたのだが、なかなかスケジュールが合わないのと、「手作り展」という括りが私の作品と少し合わないのではないか?と思いお断りしていた。しかし、一昨年わざわざ九州の工房まで担当者の方に来られ、出店することになった。

この催事は独特の雰囲気があり「女の戦い」のようなものが伝わってくる。お客様も自分の先生だったり、贔屓の作家にしか目中にない。一直線である、他のお店には目もくれない。そんな雰囲気である。普段出店している職人展などでは工芸が好きな人があれもこれもと回遊するのであるが、どうもこの手作り展は勝手が違う。私はここでは新参者、ただひたすら、あり地獄のように身を済ませて、お客様の来るのを待つ。そんな心境である。今年は昨年ファンになってくれた方が来て頂いた分売り上げもお客様も増えた。

_017_4 そんな中、大阪の友人が遊びに来てくれた。白神さん夫婦。奥さんとはもう25年のお付き合いだ。いつも元気で回りをぱっと明るくしてくれる。御主人も気さくな方で家族ぐるみのお付き合いをさせて貰っています。御主人は昨年、心筋梗塞で倒れ、危うくあちらの世界に行くところであった。地下鉄に乗っているときに発作が起きたそうだが、自力で改札まで行き、名詞を見せ「心筋梗塞だと思う、救急車を呼んでくれ」と苦しい胸を押さえながら頼んだそうだ。「凄い!」     「私はお祖父さんも親父も心筋梗塞なので、生粋の心筋梗塞家系なんです」と笑って言ってらっしゃる。「アイ シャル リターン」あの世に行きかけて戻ってきたのだ。

20070422203837 大阪に来たらお好み焼でしょう。本屋で「大阪の上手いもの」という本を立ち読みして難波近辺のお好みやを探した。難波花月の近くだが「福太郎」というお店があった。何回か入ってみようと思い行って見たのだが、いつも店の外までお客さんが並んでいる。やっと、日曜日に入ることが出来た。大分から一緒に行っている山口さんを連れて、カウンターしかないお店で20人くらいで一杯になってしまうくらいのお店だ。私は生ビールにお好み焼きミックスとトンペイ焼。彼女は生ビールにお好み焼の豚、イカ。しっかりと時間をかけて焼いてくる。表面はよく焼きこんでぱりぱりしているのに中はジューシーだ。驚いた。豚肉、イカの甘さが口の中に広がる。これは旨い。お店の雰囲気も元気があり、庶民的な雰囲気も好きだ。カウンターしかないので彼女とゆっくりお話をするという店ではないが、難波のお奨めスポットである。

_006_10 アルコールを持つと嬉しそうな顔をする山口さん。今回は初めてのデパートでの販売。心底疲れたようだが、これからの職人は「いい作品は作れて当たり前、デザイン力と販売力の三つを持っていないと生き残っていけないぞ」と教育する。

でも、仕事の後のビールはおいしいでしょ!

今年、難波には新しいお店の開発が2軒出来た。法善寺横町の「インデアンカレー」とお好み焼きの「福太郎」また、来年行きますよ。

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全国一斉地方選挙

2007年04月22日 07時59分40秒 | 出張

20070415183653 今日は一斉地方選挙の投票日。私が住む町安心院町でも投票が行われている。平成の大合併に伴って、昨年、安心院町も宇佐市に吸収されてしまった。今までは安心院町で14人の町会議員が選出されていたが、今回は安心院地区から市議会議員が5人だけである。3倍ちかい倍率になってしまった。5人区に9人が立候補の混戦だ。

今は告知の翌日から「期日前投票」が出来るようになったが、私は仕事で福井に行ったり、この1週間は大阪に来て _002_8 いる。期日前投票も出来ないので調べてみると、遠隔地から投票する制度があった。「住所地と異なる市区町村の選挙管理委員会における不在者投票」という長い名前の」制度である。

生まれて初めてこの制度を使った。宿泊先のホテルに安心院の選挙管理委員会から投票用紙を送ってもらい、それを近くの今回は大阪浪速区役所にある選挙管理委員会で投票するのだ。その時、封筒に入って投票用紙が送ら_001_12れ てくるのだが、自分で封を開けてはならない。選管の立会いの下、封を始めて開け、投票用紙に候補者の名前を記入してもう一度封筒に入れ封をする。その封筒をもう一枚の封筒に入れ封をする。そこに立会人の名前を記入されて始めて投票が成立する。投票日までに地元の選管に送付されて投票日に開票されるという制度だ。

遠隔地から投票された私の一票がちゃんと活かされればいいのだが、田舎の選挙は相変わらず、地縁血縁、地元意識で選ばれていく、いつも議会で寝てばかりいて一回も質問をしたことが無い議員がゴロゴロいる。そんな議員を選ぶ選挙民にも責任があるのだが!

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結婚記念日

2007年04月21日 07時42分27秒 | 家族

20070420093707 今、来ている大阪難波の高島屋で「薔薇の世界展」という催しが開催されている。全国から集められた薔薇の品評会だ。何百という薔薇の花束が並んでいる。東京、横浜、名古屋、大阪の高島屋を4年に一度の持ち回りで開催されているそうだ。水曜から始まり展示された後、金曜日には一斉に販売される。安い値段で立派な薔薇の花束が手に入る。うーん、チャンス。今日は4月20日で、明日は21日私たちの結婚記念日だ。しかし、立て札に「持ち帰りのみ、発送は出来ません」と書いてある。20070420093529

早速、バック ヤードをうろうろして「長いも」が入っていた細長いダンボールを見つけた。自分で荷造りして発送することはできる。

17年目の結婚記念日。今年は私の仕事の都合で一緒に居られない、せめて花束でもと思い手紙を添えて発送。今日出せば、明日の21日にピッタリ届く。悦子にはナイショにして送った、届いたときの笑顔を想像すると嬉しくなる。彼女にはよく怒られ、喧嘩もするが、私がここまで来れたのは彼女の支えなくしてはありえなかった。本当にありがとう。

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インデアン・カレー

2007年04月21日 05時50分40秒 | 食べ物

20070420135055 昼食に法善寺横町にあるインデアン・カレーに京都から来てくれた恵文さんを誘って食べに行ってきた。カウンターだけの小さなお店、10人ほどで一杯になってしまうお店だ。メニューはカレーのみ、インデアンカレー730円ご飯大盛50円、ルー大盛200円、ピクルス大盛50円、玉子50円。別段、どおって事は無い普通のカレーである。最初に一口、まず甘さは広がり、しばらくすると後を追うように辛さが噴出してくる。私は料理評論家でもヒコ麻呂でも無いので、上手く説明できないが、確かに懐かしいような不思議な味だ。汗を噴出しながらあっという間に食べてしまった。「これから、大阪に来たときは一度はインデアンカレーを食べに来なくては」と頭の中にインプットされてしまった。20070420145027

このひょうきんな恵文さんとはもう30年の付き合いである。初めて知り合った頃はお互い若くて、水と油のような関係であったが、いつの間にか切り離せない存在にお互いなっている。年に一度、私が関西地区に来たときに会うのだ。「ブロウクンハート」という映画が昨年あったが決して私たちはそういう関係では無い。一年ぶりに会うので、最近の家族のことやお店のこと(京都の一乗寺で焼く肉「いちなん」を経営している。)などを聞く。彼の話にはいつも人間20070420135107 風刺というか?彼独特の世界観を持っている。聞いていて実に面白い。先日お会いしたイチローさんの話も面白いのだが、二人には共通した人間観察眼があるように思える。是非こんどこの二人を紹介してみよう。

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大阪、東へ

2007年04月20日 09時14分20秒 | 出張

20070420064109 天気も良く、朝起きて今日は東へ歩いてみることにした。難波の高島屋を通り越して歩いていくと有名な戎橋、タイガースが優勝するとよく飛び込む映像がニュースで流れるが今はフェンスが張ってあり飛び込むことは出来ない。もう少し進んでいくと法膳寺横丁に入り込んだ、実は先日お会いしたイチローさんのブログに「大阪に来たら是非インデアンカレーに行って下さい」とあるのでネットで探してみたら、この法善寺横町の水掛不動尊の近くにあることがわかり、早速下見に来たのだ。場所を確かめ、「今日の昼ごはんを食べに来よう!」と決意する。

今日は京都から同じく私の敬愛する孫恵文さんがやってくる、毎年京都の伊勢丹に出店したとき会うのだが、今年は京都伊勢丹のもよおし会場の前に京都の竹問屋が移転してきたため出店することが20070420064126出来なかった。中国で生産された竹製品が国産品として表示されており、もう少し正直にモラルを持って商売して欲しい。私たちまで同じようにまがい物を扱っているように思われる。竹製品に対する信用をどんどんなくしてしまっている。本当に困ったことだ。  ちょっと話に熱が入り横道にそれてしまった。

その恵文さんと一緒に食べに行こうと思っている。たこ焼き頭の恵分さん。

東へ東へと進み、上本町まで来てしまった。近鉄上六店を横に見て大阪城の近くまで行ってみた。近鉄の職人展にも2年ほど出店したことがあるのだが、催事を仕切っている業者がどうしても好きになれず今は出店していない。最低限の人としての礼儀が出来ない人とは付き合いたくない。

20070420064224_1 お昼のインデアンカレーを期待して。

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新世界

2007年04月19日 06時09分05秒 | 出張

百年前の新世界。

_6_1  _7通天閣の近くを歩いていると、今は寂れたこの界隈も100年前は大阪一のテーマパークとして開かれた地域だそうだ。明治の末、大阪博覧会の時に立てられたテーマパークのシンボルとして、パリのエッフェル塔をまねて作られた通天閣。空には「針金遊覧」となずけられてゴンドラがぶら下がり、今から見ても逆に100年後の未来都市のような感じさえする。着物姿に下駄とハンチング帽子。当時ハイカラさんと呼ばれる人たちがたむろした様だ。

大阪といえば、串かつ。通天閣の回りにはたくさんの串か_9_1つ屋さんが集まっている。派手な看板と品の悪いビリケン人形、呼び込みのお姉ちゃん達、大阪らしいガヤガヤとした雰囲気である。飾り付けが速く終ったので、九州から勉強のため連れていっている山口さんと食べに行った。

串かつは美味しかった。いつもは梅田の立ち食いの串かつ屋に行っていたのだが味はこちらのほうが◎、揚げたてのあつあつがトレイに載って出される。ころもも薄くたっぷり入ったソースの中に漬け込んで食べると実に美味しい。「ソースの二度付けお断り」とあちらこちらに張り紙がしてある。生ビールを飲20070417194600 んだ後、彼女が焼酎のロックとお水を注文した。小さなロックグラスにちょっと入った焼酎、大きなグラスにたくさん入ったお水。彼女は勘違いして大きい方を焼酎と思い込んだようだが、大阪の商売はそんなに甘く無いよ!

ちょっと良い気分になって、品の悪いビリケン人形の前でパチリ!

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ダメな アイポッド

2007年04月18日 08時57分37秒 | もんく

20070418065652 今日から難波高島屋での「手作り展」の始まりである。朝の天気は今一であったが、曇り空の中今日はホテルから西へ西へと歩いてみた。難波から西へはほとんど目印になるようなものも無く単調な町並みが続くだけである。どんどん、進んでいくと大きなドームが見えてきた「大阪ドーム」であろう。丁度大阪ドームが見え始めたとき、それまで快調に流れていた音楽がプツリと切れた。いつもウォーキングの時に使っているアイポッドナノが止まってしまった。

20070418084016 アイポッドは使い勝手が良く、初期のアイポッドからシャッフル、ナノと買い進めてきた。一番初めに買ったアイポッドはいまだに調子よく動き次男のシンラが使っている。

シャッフルからが故障ばかり、結局シャッフルは1年の間に3台取り替えることになった。ひどいのは、故障してアップルストアーに持ち込んで新しいのと変えてもらった物が故障品でその場でもう一台交換になった。これはひどすぎる。最後は保障期間を3日過ぎたときに故障して修理できないと言われ、今持っているナノを新しく買ったのだ。今日まで9ヶ月故障せずに来ていたので満足していたがやはりまたもや故障。小さくなったことは良いことであるが、これほど故障が多いのは欠陥商品だと思う。

おそらくアップルの社員も故障の多さには当然疑問をmっているのだろうが、顔には出さない。アップル、いい加減にしろー。

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治外法権

2007年04月17日 11時22分08秒 | 出張

_006_9 16日は朝早く家を出て、大阪に飛んだ。大阪からJRの特急「雷鳥」に乗って福井市にやって来た。この6月に個展をさせて頂く「ギャラリー風遊舎」に下見を兼ねた御挨拶。

福井県と言うと大変遠く思っていたのだが、大阪から2時間くらいで着いてしまった。上品で綺麗なオーナーの松宮さんが迎えてくれた。今回は突然の申し出であったため、会期中に私がこちらに来ることが出来ませんので、事前に作品の特徴と諸注意などを説明して後はお任せすることになった。いいお客様との出会いが有ると良いのですが!   宜しくお願いします。  

バタバタとしながら大阪にトンボ帰り、夕方に難波で私の敬愛するインターネットショップのオーナーのイチローさんと会食。私より少し若いのだが、いろんなことを教えていただく。お互いに利害関係が無いので良き友として、経営の事、家族の事、人生の事、本当に力になっていただいている。

_2_1 17日朝、いつものように出張先での朝歩き、難波のホテルを6時半に出て、どんどん南へ。昨年は日本橋のホテルだったので、筋一つ違った道を南に南に。2キロほどいくと朝早いのに、何か異様に賑やかな地帯がある。「新今宮」と書いてある。

ついつい、好奇心もあり、中に入ってみると労務者達がたくさん集まっている。露天商もたくさん出ている。しかし、お祭りで見る露天ではない。(とうもろこしとか、焼きイカとか、たこ焼き、おもちゃなどとは違う)どれも、どこかから拾ってきたのか、古着や古雑誌、割れたような陶器だっ_3 たり、ビデオ、DVD、なんかここだけは日本では無いような治外法権の地域のように思われる。一軒のDVDを覗いてみると、なんと先日見た「007、カジノロワイヤル」のDVDがあった。「おいちゃんこれいくら?」と聞くと「1枚、800円。3枚で2000円や」「こっちのヤツはまだ市販されていないDVDで、映画館で撮ったヤツだから、画質がB級と書いてあるやろ。こっちのヤツは正規のDVDをコピーしたヤツだから画像が綺麗や!」と、臆面も無くこんなことを言う。まいった。

朝七時だというのに、なぜか缶ビールやワンカップを手に持ってうろうろしている。壊れかけた屋台にも、みんなで酒を飲んで賑わっている。乳母車に生のホルモンを乗せたおじさんがその隣で牛の胃袋を包丁で切っている。その回りに野良犬が何匹もうろうろ、 難波のお洒落な繁華街か ら目と鼻の先にこんな場所が混在する。今時、都会で_4_1は放し飼いの野良犬なんか見ることは無いと思っていたのに、まるで東南アジアか南米あたりの市場に迷い込んだような錯覚をする。不思議な地域だ。でも、人間一つ間違えれば、何時私もここで暮らすことになるかも知れない。

一泊税込1000円。うーん。

写真を撮っていることがばれると、なんか袋叩きに合いそうな気がする。

ちょっと長くなり過ぎてしまったので、続きはまた明日。

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ロイヤル・セレクション

2007年04月17日 09時16分17秒 | 作品紹介

Pim0001_1 4月に発売されたロイヤル・セレクションに私の作品が掲載されている。

《 時を越えて愛される「一流品」というステータス 》とこんなうたい文句で。

昨年、一昨年と家庭画報でも、私の作品が大きくクローズアップされてきた。一流雑誌には信用力もあり、家庭画報を見て私の作品を知っている方もたくさん居られる。「美容院でセットをする間、家庭画報を開いていたら高江さんのバッグが出ていた。」とか「届いた雑誌の表紙がオンセのバッグだった。」など、お客様からよくお便りを頂く。ありがたいことだ。

通販を通じて買って頂いた方とは直接お話できないが、あなたに買って頂いた作品は5年間修理保障していますので、安心して使ってください。5年以降でも修理代実費で何時まででもお直しいたします。

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携帯電話入れ

2007年04月16日 05時22分23秒 | 作品紹介

_2 奈良県のアッチキチさんからのリクエストで携帯電話入れを作って見た。まだ、サンプルの段階である。携帯電話の大きさまで編み上げる事も出来るのだが、(編み上げること自体はそんなに大変なことではない)しかし、高くなると小さいので底まで指が届かなくなる。届かない分ピンセットを使って籐飾りを付けたりするのが大変なのである。2ミリくらいの大きさの穴を開け、そこに1.8ミリ巾の籐をピンセットを使って通していく、最後は2本のピンセットを使って籠の中で結ぶ。外科医の先生が顕微鏡を覗きながら手術をす_6 るほどではないが、やはり大変である。高さを短くして籠を作る部分をなるべく簡単に出来るように!

上の布には大島紬を使ってみた。赤い山珊瑚のボタンを取り付けて出来上がり。これは中々いける。タバコを入れても、デジカメを入れても丁度いい大きさである。また、お客様の持っている携帯やデジカメに合わせたオーダーメイドの作品としても喜ばれるだろう。

自分だけしか持っていない物を欲しがる方が多いのだ。これは今年11月にミラノでする展示会にもシリーズでいろいろ作って持っていこう。

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