大晦日を前に、素晴らしい先輩の薫陶を頂きました。
昨年に引き続き、日本橋の「匠の技展」で、隣り合わせの売り場に為ったのは、京都の真綿布団を制作している長谷川さん。
物腰が柔らかく、優雅な佇まいを発しておられます。きっと京都の公家の流れを組むお方では無いでしょうか?
毎朝、誰よりも早く出勤し、売り場回りを綺麗に清掃し、私が出勤したころには、こうやって悠然と構えて、ニコッと挨拶してくださいます。
私の様に、朝礼間際に来て、バタバタするのとは訳が違います。
何をされても、気品がおじゃる。
そんな高貴なお方の隣合わせに為ったのも、何かのご縁と、昨晩、御一緒にお食事をさせて頂くことに為りました。
中華料理屋で、向かい合いながら、お話を聞いていると、立て板に水の様に言葉が出てまいります。私は一瞬、人情話の落語の独演会を見ているような錯覚に陥りました。
「実るほど頭が下がる稲穂かな」
お話を聞いて居て、昔 浪速の商人を扱った、「苦労に苦労を重ね、挫折しそうになる中で、人として成長するという花登筐のドラマ」を見ているような気が致しました。
お話を聞いている、端々のどのフレーズにも、「ん~~~ん」と、唸らされる事ばかりで御座います。
また、話すだけでは無く、実に、相手を上手く、上手く、持ち上げて下さるのです。
「おだてりゃ、豚も木に登る」てなもんで、こちらのチョットしたことを、上手く捕えて褒めて下さいます、知らない間に、とことん舞い上がらせて下さるのです。「人を喜ばせる」という、商いの基本の基が、染みついているのでしょう。
最後に、高貴な方にも関わらず、気さくにポーズを取って下さり、、一緒に写真を撮ってくださいました。
本当にこの様なご縁を頂き、感謝に耐えません。
ありがとうございました。m(_ _)m
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