高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

半身浴その2

2006年03月27日 08時52分44秒 | 健康・病気

_005 今日で五日間半身浴を続けている。朝の小一時間をへそまでぬるま湯に浸かってじっくり汗をかく。昨日までは本を持ち込んで時間を潰していたのだが、(何にもしていないと我慢大会になる)どうも30分以上本を湯船に付けない様にしているのは、結構腕に負担が掛かり重たいのだ。今日は工夫をして、いつも出張には必ず持ち歩いているオール阪神、巨人のDVDをかけてみた。パソコンをユニットバスに持ち込み、水が掛からないように気をつけて。私は漫才とか落語が好きで米朝さんや技雀さんのDVD全集をいつも持ち歩いている。今までは出張中になかなかゆっくり見る時間が無かったが、逆に今回の半身浴でゆっくり見る時間が出来た。一石二鳥だ。湯船の横のトイレの上にパソコンを置いて、一人でゲラゲラ笑いながら、笑うことは健康に良いので一石三鳥だ。

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おしゃぶり あご

2006年03月26日 21時48分00秒 | 食べ物

_002_2 同じ「九州展」の会場でいいもの見っけ。ホテルで焼酎をちびちびやるために、何かつまみはないかと探して見ると、長崎県の飛び魚を日干しにしたおしゃぶりあごを見つけた。「飛魚は白身魚で脂身が少ないのが特徴で他の魚に比べると身が堅く、噛めば噛むほど味が出るので、顔の顎を使う事から長崎県では飛魚を『あご』と呼ぶようになった。」と説明してありました。少し堅めであるが、しゃぶっているとなんともいえぬ味が染み出てくる。早速、お世話になっている方々に送ることにした。

こちらに来てからずっと風邪気味だったが、四日間の半身浴で何とか元気を取り戻した。後二日で宇都宮ともお別れである。

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昨年、蒔いた種

2006年03月25日 21時58分13秒 | 出張

私は昨年始めて、宇都宮の東武百貨店に出店したのだが、大変苦戦した。この地ほど値切られたのは始めてであった。来るお客さん、来るお客さんが必ず「もう少し安くならないの?」と合言葉のように言う。びっくりした。デパートでこんなに来る人すべてに値切られるのは以上だ。デパートの担当者に聞いてみると「そうなんですよ、ここの人は平気でまけろというんです。安売りで有名なコジマ電気の発祥の地で、ディスカウントしてもらうのが当たり前になっているんです。」と返事が返ってきた。本当にびっくりした。また、高級な竹製品になじみが薄く、竹製品といえば日常雑貨と思っているふしがある。そんな、状況の中で、ただひたすら、竹製品の良さ、世界のどこに出しても一級品として通用するおしゃれなバッグで、洋服を引っ掛けたり、竹がささくれて来るような二級品ではないことを説明した。  しかし、なかなかすぐに答えを出すことは難しく苦戦して一年目を終えた。

そんな昨年の種まきが今年になって少しずつ、芽を出してくれた。今日最後のお客様もその一人で、「昨年見たときはデパートの積み立てで頂いた商品券を使ったばかりで、欲しかったが買えなかった。一年越しで我慢して、この九州展まで今年の商品券を使わないで待っていたのよ。」とおっしゃってくれた。嬉しかった。本当に嬉しい。こんな形でのお客様との出会いがある限りこの仕事を続けていけると思う。正直に一生懸命良い作品を作り続けることだけが我々モノ作りの生きる道だと思う。

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半身浴

2006年03月24日 07時51分33秒 | 健康・病気

宇都宮に来て風を引いてしまった。季節の変わり目で暖かい日や寒い日が交互にやって来る。そんなせいで、のどがガラガラ声が出なくなってしまった。昨日出演の宮崎県の「M」さんから聞いた半身浴をやってみた。お風呂の湯船にぬる目のお湯を張り、腹から下だけをお湯につけて小一時間入っている。10分ほどすると額から、頭から、肩から汗がボトボト噴出してくる。ただ、じっと入っているだけだと我慢大会のようになるので本を一冊風呂に持ち込み時間をつぶす。本当に驚くほど汗が出て、風邪が吹き飛んだ感じだ。体の中から暖めて新陳代謝を良くするのだろう。内臓機能の増強にもなるそうだ、これからも続けてみようと思う。

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誕生日

2006年03月22日 07時24分04秒 | 家族

昨日は長男クルムの誕生日。遠く離れた出張中の地から乾杯だ。同じく「九州展」に出店している宮崎の碁盤屋さんの「M」さんも誕生日であった。宮崎の業者さんには珍しく謙虚で正直な方である。いつも回りに人が集まってきて、人柄の良さが顔に出ている。私も気持ちが和んで来るから不思議だ。

職人仲間が10人ほど集まって「M」さんの誕生日を魚にワイワイガヤガヤ。毎日集まっては飲んでいるようだが明日はいったい何を魚に飲むのだろう?

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宇都宮タワー

2006年03月21日 07時33分12秒 | 催事案内

日課の朝歩き。宇都宮の県庁の裏に小高い公園とテレビ塔が立っている。朝の空気を吸うには丁度良いところだ。ホテルから往復すると40分ぐらいだ。宇都宮は餃子が有名なところだ。昨年来たときに美味しいと評判のお店に入った。店内いっぱい家族づれや若い女の子、本当に地域の食品なのだろう。びっくりしたのが、若い女の子が餃子とご飯、ほかには一切たのまない、黙々とご飯と餃子を何人前も食べている。これが宇都宮では当たり前だそうだ。  今年も1回は餃子を食べ無くては。

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只今、修行中。

2006年03月20日 20時28分00秒 | 友人

この素敵な彼女は昨年まで私の工房で働いていた子だ。3年間工房で勉強した後、今は結婚して東京に住んでいる。今回は横浜高島屋の催事に手伝いに来てもらった。竹の事も判るし、接客も出来るのでとても助かっている。彼女もこの7月に自分の個展をギャラリーで開くそうだ。工房を出た後、作品をどう販売するかが一番大きな試練であるが、彼女は自分のペースで少しづつ、広げて行っているようだ。頑張って欲しい。

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すっぽんで元気いっぱい

2006年03月19日 21時32分00秒 | 友人

横浜高島屋で行われている、「大九州物産展」で大分県を代表して、なんと小さな安心院町から2社も出ている。私の竹バッグと安心院名産すっぽん塚崎さんだ。毎日、すっぽんエキスを食べているせいで元気が良い。彼だけでなくお父さんも奥さんも驚くほど元気がいいのは、やはり、すっぽんのせいだろう。彼と、「せっかく横浜に来ているのだから中華街に行こう」と、雨の中出かけてきた。ふかひれスープを飲んでいるのだが、安いセットのメニューを頼んだのでふかひれも小さそうなものだった。

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大企業の大暴だ!

2006年03月17日 20時45分00秒 | もんく

Photo_35 今日電気屋さんから連絡が入り、「今まで使ってもらっていたシャインスティックランプは製造中止になった」といってきた。この写真に使ってある特殊なランプ。「なに~ふざけるな~かってに製造中止やなんて、大企業の大暴だ。お前のところのランプを使って製品を作っている我々はどうしたらいいんじゃ。今まで買っていただいているお客様のランプが切れた時はどうするんだ~。本当に我々零細企業は大企業の経済効率主義に振り回されるのだ。早速、何軒かの電気屋とホームセンターを走り回って在庫を確保、値段は相当高くなるが違うメーカーに同じタイプのランプがあることを発見してそちらに切り替えることにした。しかし、企業の責任として、生産中止をするのであれば、事前の1年くらい前から生産中止にする趣旨の説明文を添えて販売するのが責任ある企業としての対応と思うのだが!もう少し、自分の作っているものに責任を持て。

我々、竹の世界でも海外で安く作らせたものを最終加工だけして、国産品と偽って平気で販売している業者がいるが、本当に竹工芸の将来を考えるのであれば、目先に利益に捕らわれるのでなく、消費者をだまして販売して、心が痛まないのだろうか?本当に情けない。

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横浜のウォーキング

2006年03月16日 22時53分00秒 | 出張

_008 春とともに私も少しずつ運動を開始しよう。6時半にホテルを出発。山下公園を横切って「港の見える丘」に向かった。以前きた時は人形の館を過ぎた所から丘に登ることが出来たのだが、今日はゲートがしまっていて入れない。注意書きを見ると7時よりオープン と書かれている。しかたなく、横の坂道を歩き始めて、しばらく行くと、面白い看板を見つけた。「オールウェイズ」昭和30年代に戻ったような雰囲気のお店を見つけた。「こんな家があるんだ」なんか懐かしい気分になり、先に進んだ。上り詰めると「港の見える丘」の展望所入り口に出た。良い景色だ。私はこの横浜が好きだ。なんとなくおしゃれで、異国情緒が漂っていて特に女性に美人が多い。

山下公園に下りてきてから、少しずつ体慣らしのためジョギングし始めた。久しぶりなので体が重い。昨年はじめてホノルルマラソンに参加して、「もう二度と参加しない」深く深く決意したのに、喉元過ぎれ_010_1ば熱さ忘れるで、「今年も懲りずにもう一度参加してみようかな」などと思い始めている。9月のエントリーまで頑張ってもう少しシェイプアップできたら参加しよ。

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富士山

2006年03月14日 08時44分05秒 | 出張

2_001 2_003 今日は昨日と打って変わって最高の天気だ。東京のど真ん中新宿、京王プラザホテルから富士山が見えた。実に気分が良い。東京都庁の高層ビルにはさまれて、遥かかなたに霊峰富士が見える。一富士、二鷹、三なすび。きっと今日も良い人と出会えるぞ。

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寒の戻り

2006年03月13日 23時26分00秒 | ブログ

今日から東京へ出張、いつもより余裕を持って家を出た。家内に送ってもらい安心院の山から別府方面に、珍しく雪を載せた車がたくさん走っている。海辺に下りてきて雪を積_010 んでいるなんておかしなことだな、と、話していた。日出というところから空港バスに乗り換えていくはずであった。バス停に立っていると、ハイヤーの運転手が「空港までバス代と同じ値段で行きますが、乗っていきませんか?」と声をかけて来た。これ幸いと3人で乗り合わせて乗り込んだ。運転手は空港までお客さんのお迎えに行くところで、空車で走っていくついでに小遣い稼ぎをしているのだ。ところが高速道路は雪のため閉鎖、その分国道は渋滞。のろのろ進むうちだんだんと雪が降ってきた。トンネルを抜けると雪国だった。3月の中旬に空港付近がこんなに大雪になるとは始めての経験だ。遅々として進まないハイヤーの中でいらいらしながら外を眺めている、何とか飛行機に時間に間に合ったがハラハラものだった。

_022 目的の京王プラザに到着。ホテルでは「ホテルで楽しむひなまつり」というテーマで全国の作家モノのお雛様があちらこちらに飾られている。その催しの一つに大分をテーマにした「花の宴、豊のくにから春一番」が行われている。2階のレストラン街でも大分の食材を使ったメニューがメインで扱われている。

私を最初に迎えてくれたのは大分県の竹雛飾りで合った。太く大きな竹に抱かれて可愛い紙雛が並んでいる。是非、京王プラザで見て下さい。

南館ロビーに「伝統工芸品 別府竹工芸展」として私の作品が置かれている。3月いっぱいまで開かれているので今日はホテルのスタッフに作品の説明にやってきたのだ。お_021_2 客様から見て、どんなことが解からないか?どんな質問をされるのか?作り方、製作日数、手入れの仕方、などなど伝えてきましたのでこの「M」さんに聞いてください。何を聞いてもいいですよ。明るくて仕事熱心な「M」さんです。

嬉しいことに私が彼女に説明をしているうちにメインに飾ってあった大きな籠を中国の方が買ってくれた。この作品は私の先輩の油布さんの作品で(私のブログのヨーロッパ旅行記にも出てくる。2006年2月11日分)幅80センチほどもある大物だ。作品に力があれば、国や人種を超えて伝わるものなのだ。特に油布さんとは今一緒に「別府の竹工芸は世界に誇るモノである」ので世界に広めようと動き出した所だ。嬉しいことである。

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_017

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二人に幸あれ

2006年03月11日 18時21分31秒 | 友人

_002 今日は 以前に長男クルムの家庭教師をしてくれた先生が尋ねて来てくれた。はにかみ屋さんのクルムは照れくさそうにしているがとても嬉しそうだ。山奥の過疎地で生まれ育ったクルムにとって、外への扉を開いてくれたのはこの先生だ。初めての親以外の大人との会話や関係がクルムにとっては驚くような事だったのだろう。良い先生に当った。

その先生が、もう4月から遠くに行ってしまうクルムに会いに来てくれた。本人も当時は大学生だったが、今は社会人として、また、もうすぐ父親になる良き夫として元気な明るい顔で奥さんと来てくれた。幸せそうな二人を見ているとこちらまで楽しくなる。この若き夫婦に 幸、多からん事を!

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人のふり見て、我ふり直せ

2006年03月10日 17時24分00秒 | ブログ

今日は用事で安心院から宇佐に抜ける途中にある友人がやっているカレー屋さんに久しぶりにやってきた。峠にぽつんと一軒、手作りのお店と自宅だ。私の友人にはなぜか、自分で家を立てている人が多い。器用なのか?ロマンチストなのか?いや、きっと、お金が無いから自分で立てているのだろう。この、彼のお店の前の道が通行量は少ないのにうんと広い道になった。田舎の道にこんな広い道はいらんだろー。スーピードを出すにはもってこいの道である。飛ばしやすいので、ちょこちょこネズミ捕りをしているらしい。早速、彼がスピード違反で引っかかったそうだ。その話を聞いていた友人が「注意力がないからだ!」とか、「日ごろの行いが悪いからだ!」などとさんざん笑ってお話をして帰る途中その本人もネズミ捕りに引っかかったソウダ。チャンチャン

どう見ても対向車はいないし、広く急カーブも無い、アクセルを踏み込んでいけば120キロは固いな。

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春とともに

2006年03月08日 18時05分36秒 | 工房

06_017_1 春とともに忙しくなってきました。電話もひっきりなしに鳴るし、工房のメンバーもほとんど出勤してきた。私の工房は自由出勤なので、(いわゆるフレックスタイムなのだ。)みんな思い思いに遅く来たり、家で仕事をしたりといたっていい加減である。しかし、今日はどうしたことだろう?ほぼ、全員がやってきた。こんなことはめったにない、何か悪いことが起きなければ良いが。そんなことを考えながら。  でも、やはり、賑わいがあるということは良いことだ。みんなの顔も知らず知らずの内にほころんでいる。

06_009春の息吹を感じながら、工房の回りの景色も雪に覆われた白い世界から、木々の緑が少しずつ増えていく。昨日始めて今年最初のウグイスの鳴き声を聞いた。ホーチョコチョ、まだへたくそな泣き声であるが春を知らせてくれるには充分だ。

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