高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

ビーバー

2008年03月31日 06時57分50秒 | 食べ物

20080328123438先日の心斎橋大丸の職人展で一緒になった「伊賀の組紐」の藤岡君のブログを覗いていたら、「ビーバー」というあられが出てきた。石川県にしか売っていないと言う。揚げあられであるが、あまりにも美味しいと書き込んであるので、思わず注文してみた。

ネットで注文して早速食べてみた。「ホント、美味しい!」この商品だけに拘って、石川県以外では売っていない。規模の拡大だけを目指すのでなく、地域密着型の息の長い 商品である。原料のもち米が良いのだろうか?揚げ油が良いのだろうか?確かに、食べ勧めていくと病みつきになってしまいそうだ。しかし、商品の性格上、高カロリーである。美味しいので、ちょっと食べて止めておくというのが、難しい。箱買いして妻に怒られた。

20080328123452今日からの、出張の共に少しだけ持って行こーと。

今日から、少しハードなスケジュールでの出張だ。新潟の学校に戻る長男坊と東京までは一緒である。その後、2件東京での打ち合わせを済まし、明日は茨城で始まる個展の初日。明日中に東京まで戻り、翌日、朝一番の新幹線で岡山へ、この日も岡山で始まる個展の初日に顔を出し、翌日はレンタカーを借り、鳥取県倉吉へ、取引先の業者と打ち合わせ。

と、分刻みのスケジュールである。頑張らねばー!

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「思い立ったが吉日」の人

2008年03月29日 06時56分51秒 | 工房

昨年、「まんてん通信」という通信販売の会社が「九州のよかとこよかもん」という企画で、九州に住む職人を紹介している。第一回が鍋島焼の畑萬さん、第二回目が私の所、3回目が久留米絣の山藍さん、4回目が熊本の草履屋さんだ。その、まんてん通信の中川社長がやって来た。

1週間ほど前に突然お電話があり、「うちの会社で伝統工芸特別領布会をする事になりまして、今まで紹介させてもらった4方の作品を載せたいと思います」と。午後1時に来られる約束をしていたのですが、朝一番で電話があり、「11時くらいに行っても良いですか?」と。来られたのは10時半。朝の電話を切ってから、直ぐに家を出たのでしょう。

327_0131 こんな感じで「思い立ったが吉日」そのままの方です。仕事に趣味に精力的に動いて居られるのが伝わって来ます。中川さんが居た時は、何となく回りもワイワイ、ザワザワ 賑やかになってきます。何か、エネルギーを放出しているんでしょうな。

この日は、私どもの「名入れ箸」を企画に取り入れて頂く事になりました。「竹のお箸の使いやすさと、質素な美しさ、そこにお名前を彫って」。一人でも、多くの方に竹箸の使いやすさを知って頂きたいですね。中川さんのエネルギーで沢山の方に喜んで頂けると思います。宜しくお願いします。

中川さんのブログを拝見したら、もう、アップされていました。マイッタ 

http://mantenblog.blog90.fc2.com/blog-entry-476.html   

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春 満開!

2008年03月28日 09時08分47秒 | 安心院

327_0091 朝晩はまだまだ冷え込む我家ですが、庭の桜も梅も時期を同じくして満開である。昨年まではこれほど花を付けることは無かったのだが、やっと、地面に根を広げ根付いてきたのだな。結局は、人間でも何でも、目に見えない部分を積み重ね、広げていかないと美しい花を咲かすことは出来ない物だ。

327_0071 のどかな春の一日。家族でゆっくりピクニックにでも行きたい一日であるが、残念ながら、今はそれど頃では無い。私たち竹工芸に携わる物にとっては、これからが忙しいシーズンである。

200803271723031今日は子供二人に手伝ってもらい、2台の車のタイヤ交換。此処は冬の間はスタットレスタイヤが標準装備である。「もう、雪が降ることは無いだろう?」と、この時期になると普通のタイヤに戻す。ありがたいことに、半人前が二人で一人前の手子になってくれた。父親としてはこんな時間が楽しいのだ。

もう、31日からは長男坊は新潟の学校に戻って行ってしまうため、家族揃ってこういった時間が持てるのもあと少しである。

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吹付塗装

2008年03月26日 08時26分01秒 | 竹細工作業工程

昨日は別府市にある、「竹工芸訓練支援センター」の研究指導課研究発表会があった。大分県での唯一の伝統工芸品「竹工芸」を支援するセンターである。昨年、私達がイタリアでの展示会をするのにも、多大な支援、協力、をして貰った。私達にとっては実にありがたい公共施設である。毎年、5人くらい、竹の学校の卒業生の中から、「中堅技術者」を目指す若者を育てている。その、研修生の製作発表とセンターが関わってきたこの一年の研究発表である。その中には、もちろん私達の「海外事業展開グループ」の報告も入っている。

20080325100022 私が別府に出る時は、いつも5~10くらいの用事を済ませるように準備して出る。片道30分であるが、なるべく有効に時間を使いたいためだ。昨日も、朝一番に荷物を一杯詰め込み、竹工芸訓練支援センターにある、塗装ブースを使ってランプスタンドの台やシェードの吹付を行った。個人の工房で吹付塗装をしようと思っても、ゴミの入らない、ダクトを備えた塗装ブースを作ろうと思うと大変な設備になってしまう。が、センターに塗料を持ち込み、設備使用量を払うことで、大型のコンプレッサーを備えたブースを使うことが出来る。午後の研究発表会までに2回の塗装をしなくてはいけない。

20080325115245 1回目の塗装を11時までに終え、下地が乾くまでの時間を利用して、取引先の問屋さんへ、納品と集荷。移動の途中でパンを買い込み、運転しながらの昼食である。もう一度センターに戻り、2回目の吹付。何とか発表会の始まる1時半までに終了することが出来た。

発表会では、限られた時間内に誰にでも判りやすく、手短にという事を考えているので、どうしても表面的なさらっとしたものになってしまう。そんな中、研修生の発表作品の中に、ワインを入れる篭があり、目に留まった。製作した研修生に「ここを、もう少し高級感のある編み方にして、縁巻きはこうこう、こうしたら、ああしたら‥‥」などと、アドバイス。発表を聞いた後、丁度吹き付けた台も乾いており、車に積み込み。その後も3件ほど用事を済ませて帰ってきた。

夜は8時から別の集まりがあり、帰ってきたら10時半。一日中、走り回っていた一日であった。

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漸く春が来た!

2008年03月23日 10時51分18秒 | 安心院

320_0041 一月前の出張に出る前は、雪が降り、何時春になるのかな?という雰囲気であったが、出張中に「春一番」が吹き、大阪から帰ってみると、やっと我家にも春が来た 今年は庭に植えてある梅と桜が同じ時期に花を付けている。ながーい冬を我慢して我慢して、やっと春を迎える。仕事の方もこれから忙しいシーズンに突入である。春と共に竹工芸のシーズンになってくる。頑張らねば

323_0031 出張中にご迷惑を掛けたパソコンのメールの送受信も解決した。一つは、横浜のJALCITY関内では、やはりホテルのサーバーの問題で、個人のアドレスでの送信が出来ないような環境になっていたそうだ。横浜を出た翌日から、私のパソコンで問題なく送受信できるようになり、「今まで、他のお客様からそういった問題は無い。」と言われたが、どうしても納得できず、後日、「個人のパソコンを部屋に持ち込んで確認してみた方が良いですよ!」とメールを出しておいたら、初めて、自分のホテルの状況が判ったみたいで、お詫びのメールが届いた。

もう一つは、私はマイクロソフトのアウトルックを使っているのだが、この3ヶ月ほど、しばしばフリーズしていた。間に合わせで、アウトルック・エクスプレスを使っていたのだが、やはり、使い慣れたソフトの方が楽で、家に帰ってからメールソフトの再インストールをした。これで、元の状態に戻り、バッチリである。こんなことならもっと早くすれば良かった。

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17歳の春

2008年03月22日 15時22分49秒 | 家族

昨日は長男坊の17歳の誕生日。母親が「誕生日に何か食べたい物がある?」と聞けば、「死ぬほど、唐揚げが食いたい!」としょうも無い事を言う。2キロほど、唐揚げを買ってきて、昼、夜、翌朝と唐揚げばかりで、さすがに飽きたらしい。勉強は小さい時からめったにしない、 運動はまあまあである。しかし、分け隔てしないので、誰とでも友達になれるし、何となく頼られているようだ。きっと、コイツは世の中を変えていくような大物になることは絶対無いが、ホンワカと自分の世界を作って行くのだろう。

私が17歳の時は、もっと尖っていた。世の中に反抗して「この息子はいつも反抗期」と言われていた。思春期のモヤモヤを何処にぶつけたら良いのか判らず、バイクを乗り回したり、停学になったり結構悪さもした。 

その17歳の彼に向かって、次の進路へのアドバイスは‥‥細かい事はいろいろあるけれど、あんまり意味がないような気がする。結局は「自分で責任を取る覚悟を持って、自分で決めなさい!」この言葉しか無いような気がする。どんな道を選んでも、自分で決めた道ならば、得ることも沢山あるし、我慢も出来る。しかし、親に敷かれた道ならば、逃げ道ばかり作って得る事も少ないと思う」

彼のこれからの人生に乾杯

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今年は水難の相?

2008年03月21日 07時17分40秒 | 家族

春休みで帰省中(寄生虫では無い)の長男ともう直ぐ春休みになる次男坊。家族全員が揃うのは1年に3回だけになってしまった。たまにしか会わないので、ひとしお可愛く思える。この日は4人で映画を見に行ってきた。私と妻はウォルトディズニーの「魔法にかけられて」を、実におとぼけで楽しい映画だった。お勧めです。本当は家族4人でこの映画を見ようと思っていたのだが、子供達に却下されてしまった。彼らは「ジャンパー」という映画が良いと言う。結局、二組に分かれての映画鑑賞。その後、買い物をして、次男坊は学校の寮に送り、家に帰ってきた。

今年はどうゆう訳か?水回りにいろいろ問題が起きる。半月の出張から帰ってくると今回は「水洗便所の水が流れない」。家族の中では「長男クルムのうん○が詰まらせたのだ」と責められている。浄化槽までの配管を覗いてみても詰まった気配は無い。知り合いの水道屋さんに聞いてみると二つ返事で「あー、それは便器の中が詰まっている。バケツに水を入れて勢い良く流してみる!それでダメな時は、シュポ、シュポとやる配管掃除の道具を使うんだなー」と仰る。早速、バケツに水を入れ、勢い良く流し込んでみる、1回、2回、3回、なかなか直らない。

320_007 そして、本日買い物で「シュポシュポ」を買ってきた。棒の先にゴムの吸盤のようなものが付いたヤツですよ。果たしてうまくいくか?

「シュポ、シュパ」‥‥「ゴボゴボゴボ」見事! 大成功。あの道具は優れものですぞ。一難去ってまた一難、今年は水難の相があるのだろうか?でも、でも、終って考えてみると、どれもちゃんとクリアーできるし大したことではないんだよね

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そんなの出来ないよー!

2008年03月20日 07時20分35秒 | 作品紹介

お客様からのオーダーでいろんな事を頼まれる。明らかに竹では「そんなの出来ない!」と思われる物もある。が、果たして本当にそうだろうか?自分の頭の中での固定概念がそう思わせているだけでは無いだろうか?はたまた、今の自分の技量では出来ないだけでは無いだろうか?

先日の横浜高島屋での「柘植屋」さんの記事にアップしたが、昔ながらの「柘植の櫛」は現代の社会に合わなくなり、需要が減っている。柘植細工のブローチや彫刻などもあまり売れなくなっている。そんな中で「柘植のブラシ」を作ったことで柘植業界全体が浮かび上がって来たのだ。「柘植の滑らかさは髪に馴染む、又、彫刻技術でブラシに掘り込むことで高級ブラシとして!ブラシ一つで一日に驚くほどの売り上げを上げることが出来るのだ。」

1126_022 実は私が竹のバッグを作り出して12~13年になるが、それより以前の20年ほど前に私の母の知人から「竹のハンドバッグを作ったらきっと売れるわ!」と言われた。その時はまだ技術も未熟で知識も無かったので、「そんなの出来ないよー!」と断っていたのだ。それから10年ほど経って竹のバッグを作り始めた時はこれほど竹の業界を変えてしまうほどの作品になっていくとは思ってもいなかった。

今の私の中での「そんなの出来ない!」は果たして本当に出来ないのだろうか?もう一度、深く考え直してみる価値はある。

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大親友 恵文さん

2008年03月19日 06時59分58秒 | 友人

前日、夜中の3時頃までお客様の相手をしていたのだろう?恵文さんが7時過ぎに起きてきた。(私が6時過ぎからごそごそとやっていたので目が覚めてしまったようだ)何時も感心するのだが、そんなに眠らなくてよく体が持つなー。それと、何時、お風呂に入っているのだろー?

317_012 エスプレッソマシンで入れられた美味しいコーヒーを飲みながら、何気なく私が「昨日の最後の2組のお客様は常連さんなの?」と聞いたのだが、そのあと、ぽつぽつと話し出した、彼のこの3ヶ月間の激動な出来事を聞いてびっくりであった。(内容はプライベートなことなので書けませんが)

見た目は落語家の技雀そっくり、一年中、半袖半ズボンである。あまり、寒さを感じない様だ。半年ぶりの再会なので、募る話が次から次から、結局、大阪空港行きのバスに乗るまで、じっくりと話し込んでしまった。別れ間際に「今度、何時か時間を作って二人で旅行しようか?」と約束して京都を後にした。

大分に帰ってきたら、春休みで帰省していた長男クルムと妻が別府まで迎えに来てくれた。半月ぶりに帰る我家。クルムと二人で風呂に入り、背中を流してもらい、大学進学について少し話し合う。息子と二人で風呂に入って人生を話し合うなんて、良い一時であった。

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京都へ

2008年03月18日 06時24分00秒 | 食べ物

心斎橋大丸最終日、18時閉場。バタバタと片付けて、何とか19時にはデパートの外に出た。慌てて地下鉄に乗り込んだ。この日は、親友恵分さんが居る京都まで行かなくてはならない。梅田で乗り換え、河原町で乗り換え、出町柳で乗り換え、やっと終点「一乗寺」に着いたのが21時過ぎであった。

恵文さんは一乗寺で「焼肉いちなん」というお店を経営している。この日は、どうゆう訳か?満席のお客様で私とゆっくり話している暇は無い。恵分さんが「高江さん、取り合えず銭湯でも行ってきて!」と言う。タオルと石鹸を借りて、近くの銭湯に。この銭湯がまたレトロな小さな銭湯である。今流行の「スーパー銭湯」とか「スパ何々」の類ではない。古くからの由緒正しい地元の人だけが行く様な銭湯だ。2週間振りに、熱い湯船に浸かり、体中で呼吸をする。「幸せだなー!」(2週間の出張中、毎日ホテルの風呂に入っているが、ゆったりと大きなお風呂で寛ぐという感じには中々なれないのだ。)

317_003 銭湯から戻り、温まった体に冷えた生ビールを流し込む。「美味しい!」お店の混雑が収まるまで、一人で生ビールとつまみは「いちなん」特性のキムチ、レバ刺し、蒸し鶏、ソーセージ、ナムルなどである。どれを食べても美味しい。

しばらくしたら、恵文さんの娘「楓子」がやって来た。このしっかり者のお嬢さん。(昨年のミラノに通訳のボランティアをして貰った娘である。http://blog.goo.ne.jp/takae_1/d/20071129

ミラノから帰った翌日には、アルバイトに出ていたという元気者である。

317_008 この日は私の後から、まだ2グループのお客様が入り、とても、恵文さんと話す時間はなさそうであったので、焼肉を頂いて、恒例の「いちなん」3階にある、私だけが使っている「ホテルいちなん」に布団を敷いて貰い、お先に休まさせて頂いた。 「お休みー!」

此処が私の専用寝場所、3階のホールの大型スクリーンの前で寝るのだ。

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心斎橋大丸 5

2008年03月17日 08時31分41秒 | 食べ物

心斎橋大丸での催事も今日で最終日。今日は朝早く、デパートに行き片づけをしなくてはならない。

20080316204640昨日の夜は、アルバイトの女の子に教えてもらった、「法膳寺横丁」側のお好みやさんに行った。レトロな雰囲気の汚いお店であるが、私はこういった雰囲気の店は好きである。観光客はまず入ってこないであろう。大阪独特のコテッとした接客は無い。おばちゃんがニコッとして、お好み焼きを焼いてくれる。最後に給食に出るような小さなマヨネーズでお好み焼きの上に絵を描いてくれた。「遊び!遊び!」と言いながら

20080316220152 味も最高であった。大阪で行くべき店がもう一軒増えた感じである。難波方面に来た人は是非一度食べに言ってみると良い店である。

お店を出るときの会計が奮っている。今時、算盤を弾いてお会計なんて、なんとも自分を知っているというか?これも、計算された演出なんだろうか?

竹工房オンセ

20080316220059

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心斎橋大丸 4

2008年03月16日 08時48分40秒 | 出張

第一回心斎橋大丸での「職人展」。4日目(土)に初めてお客様が少し入ったかな?という感じであった。午前中は相変わらず、サッパリお客様が入らず閑散としていたが、午後から少し賑わいが出てきた。

33_039 今回の大丸での飾りつけは妻の悦子がした。始めての経験で随分苦労したようだ。しかし、出来上がった展示は私にとっても新鮮であった。高さもありゆったりと飾り付けてあるので高級感もある。これで、もう少しお客様が入ってくれたら良かったのに!

閉店後、難波に出てレイトショーを見てきた。「バンティット・ポイント」大統領が暗殺されるのだが、その一瞬にいたるまでの時空間を違った登場人物の目でいろんな角度から絡み合わせていく面白い演出になっていたが、最後が盛り上がりの無いまま終ってしまった。出張中に一人でレイトショーを見るのは私の楽しみの一つでもある。

先週、横浜でも「ジャンパー」という映画を見たが、これもイマイチであった。残念!

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心斎橋大丸 3

2008年03月15日 05時36分49秒 | 食べ物

大阪に来ると必ず行く店がある。「インデアン・カレー」メニューにはカレーしか無い。今風のやれカツカレーだ、やれハンバーグカレーだ、とハイカラなメニューは一切無い。カレーの他にはルー大盛、ライス大盛、漬物大盛、生卵だけである。今回は昼ごはんにデパートを抜け出して、法膳寺横丁にあるお店に行った。カウンターしかない小さなお店である。

お客様と店員の間で会話はほとんど無い。みんな無言で食べている。食事はワイワイガヤガヤ、と楽しんで食事したほうが良いのだが、たまにはこういったムードも味わい深い。淡々としたムードである。口の中にほおり込んだ時はほんのりと甘さが漂う、その後から少しずつ辛さが込み上げて来て、額に汗がにじんで来る。これといって、特徴の無いカレーなのだが、やみ付きになってくるのだ。

33_051 「平凡の強さ」であり、「日常的な魅力」である。同じ味で、同じパターンで、何十年と続け、支持をいただいていく事は大したものである。

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心斎橋大丸 2

2008年03月14日 08時10分57秒 | 友人

お客様は少ないが、中身の濃い一日であった。

朝一番に「インターネットを見て来たんです!」とお客様、神戸からわざわざ来て下さった。以前から竹のバッグを探していて、私の所のホームページに辿り着いたそうだ。高額な作品なので「画像だけでなく本物を見て、触れて、説明を直接聞いて!」と仰る。「その通りです。」実際に持っていただき軽さにびっくり、触っていただき滑らかな手触りに感動し、説明を聞いて安心していただきました。遠くから足を運んで頂いてがっかりさせたのでは申し訳ないので、これから、長いお付き合いをしなくてはならないのだから。

午後にも、ネットで私のホームページに偶然辿り着いたお客様。このブログを見たりして興味を持って頂いた。ご自身の趣味である蘭の鉢を入れて持ち歩く篭(提藍)を作って欲しいと依頼があった人だ、物腰の柔らかい笑顔の素敵な紳士であった。細かい所の使い勝手やサイズ、形態、注意事項などをお聞きして製作することになる、どうしても、初めての作品は思わぬところに使い勝手の不備があったり、デザイン的に作ってみると無理が出たりする事がある。まず、試作品を作って、見て頂き、その上で実際に蘭の鉢を入れていただいたりして、細かい所やイメージなどを改良していく事になる。既製の作品を作るわけでは無いので、事前の打ち合わせで、出来ること無理なことなどをしっかりと話し合うことが非常に大切になってくる。私の方としても、使って頂く方の事が判っていた方が思い入れが違ってくる。帰り際に奥さまへのプレゼントとしてバッグをお買い上げ下さった。ありがとうございました。

20080313221457 閉店後は、私の尊敬する経営者である。「ICHIROYA.COM」の社長「和田」さんと会食。大丸近くのビルの3階、「知る人ぞ知る」という感じのお魚の美味しい店であった。新鮮な刺身と珍しい魚料理、お酒、焼酎も良いものが揃っている。私たちもお刺身と鰆の焼物、クエの煮物、天ぷら、などなど。焼酎は「兼八」(今はなかなか手に入らない)。

20080313221511 美味しい料理とお酒を飲みながら、お互いに利害関係が無いので、会社の事や個人的な事を聞いてもらったりする。イチローさんの会話の中には、何時も何処かにヒントが隠されている。

何時も何時もアドバイスありがとうございます。大阪に来て、イチローさんと取り留めの無い話をすることは私の大切な時間である。

竹工房オンセ

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心斎橋大丸

2008年03月13日 07時50分32秒 | 友人

次から次へと湧いてくる様な人ごみの横浜高島屋から、一転して心斎橋大丸。オープン初日「目がテン!」あまりの静けさにびっくりである。ある出店業者が「この大阪の一等地で、何故「第一回の職人展」なのか?それだけしか人が入らんからや!今までの催事も恐らく1回か2回で無くなっているのでは?」と。なるほどと頷いてしまう。また、心斎橋という所は若者の街なので、1階のアーケードなどは若者で溢れかえっているが、上の方には上がってこない!職人展とか工芸展などの客層が少ないのではないか?静かな会場だとお客様の購買意欲もさめてしまうものである。人がゴミゴミと集まってガヤガヤしている雑踏の中でこそ、ついその気になって買い物をしてしまうのが人情である。

まー、そんな事を言っても始まらない!与えられた条件の中でいかにベストを尽くすか?

20080312204920閉店後は、古くからの友人夫妻にイタリア料理を御馳走になった。お洒落な店内に満員のお客様、店主は陽気なイタリア人、「サルバトーレ マッジョ」いかにもイタリア人という名前だ。料理も力強く、「蛍烏賊のペンネ」 など独創的で美味しかった。ワインは最初にイタリアワインのprosecco 値段も安く、口当たりの良いスパークリングワインである。散々、飲んで食べて1年ぶりの交友を楽しんだ。

20080312223009

どうもご馳走様でした。

竹工房オンセ

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