高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

梅田 9 番外編

2007年05月31日 16時33分00秒 | 食べ物

20070530101227 梅田阪急での催事も無事終了しました。今回も沢山の出会いを頂き、ありがとう御座いました。

催事の翌日、九州行きの飛行機に乗るまで時間がある。大阪での思い残したことをどうしても済ませていきたい。まず、インデアンカレーのスパゲッティを食べなくては!早速、ホテルをチェックアウト後、10時からオープンのインデアンカレー堂島地下街店に向かった。まだ、開店早々でお客は私一人だけである。「カレースパ、大盛」一口、口に放り込むとインデアンカレー独特の甘さが広がる、ん‥、しかし、今一である。温度が足らないのだ。今まで食べたインデアンカレーは難波でも、阪急3番街でも、熱いご飯の上にカレーが、しかし、カレースパは生温かった。期待をしていただけにちょっと肩すかしを食らった。まー、これも体験だ。

07_023 続いて、難波に移動した。歩いていると「ドリームジャンボ3億円、111本」と、のぼりが立っている。この111本が気に入って、思わず20枚買ってしまった。工房オンセの「オンセ」はスペイン語の「11」だ。11という数字を見るとつい反応してしまう。きっと、これは当たるような気がする。可愛い売り子の女の子が「当たりますように!」と他のお客には決して見せない笑顔で手渡してくれた。

07_025宝くじをポケットに入れ、次に来たところは「大阪と言えばヨシモト興業」難波花月にやって来た。出演者は「笑い飯」「Wヤング」「ザ・ぼんち」「大助・花子」「カウス・ボタン」と漫才のオンパレードだ。落語で桂きんしが出ていたが、いまいち、話に深みが無い。満員のお客で私が座れたのは後ろから2番目の列であった。本当は米朝などの本格的な落語が聞きたいのだが、また次回に期待しよう。

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梅田 8

2007年05月30日 06時57分26秒 | 友人

20070528121234 梅田の催事ももうおしまい。来年まで大阪に来ることは無いだろう。そう思うとどうしても、「もう一度インデアンカレーを食べていかなくては」とやって来た。お昼時なので店の外までお客様が並んでいる。今日は、店内にも私の直ぐ後ろで並んだ人がいるので店内での写真撮影はしにくかった。私のお奨めは「ルー大盛、ご飯大盛、卵入り」これにつきます。甘さが広がりその後から辛さがじわーっと広がってくる。麻薬入りカレーだ。一緒に大阪に来ている月足さんにも「業務命令だ。昼ごはんにインデアンカレーを食べに行ってきなさい!」

Photo_61 最終日、大阪にお住まいの「あさ」さんが訪ねてくださった。この方はミクシイで「竹細工」と検索したときお知り合いになった方だ。海外シニアボランティアでネパール、ミャンマー、メキシコ、そしてコスタリカと10年以上海外で竹細工を教えてこられた方だ。現在は日本中に「出前竹教室」を開催して竹の良さを広めて居られる。私も現役を引退したら海外ボランティアに行ってみようかな?

お陰様で今回の梅田の阪急での催事にも沢山の出会いを頂き感謝しています。また、来年お会いいたしましょう。ありがとう御座いました。

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梅田 7  若いお客様

2007年05月29日 07時04分31秒 | お客様

07_019 何とも素敵な笑顔なんだろう。若いって良いね。とても、すがすがしいカップルがお客様になってくれた。若い世代の人達に、竹の良さを知っていただきたい。日本の竹工芸の技術は世界的に見ても最高のレベルです。しかし、手を掛けて作り上げるものはどうしても高額なものになってしまう、最初は、簡単にお手元に置いて毎日使ってもらえる「お箸」から。「大輔」「真生」二人のお名前を彫ってあげたらニッコリ。接客したこちらまでが幸せな気持ちになる二人でした。また、大阪で会いましょう。

07_016 こちらも、笑顔が素敵なお客様でしょう。以前、手提げのバッグをお買い上げいただいた方で、今回はこのポシェットが気になって仕方がない。こんな可愛い娘さんが持ってくれたら本当に嬉しいな。

今回は携帯電話入れや小物入れ、男物のバッグなど新しい提案の作品に多くの人からオーダーを頂いた。もっと、アイデアを出して若い世代の人達にも持ちやすい作品を作っていかなくてはならないが、万人に向くものではなく、自分の持ち味を引き出してくれる様な特徴のあるもので。

お客様との遣り取りで「本当に良いのは判るけど高くて買えない。」そうですよね、しかし、誰にでも買っていただきたいのは山々なんですが、買い易い値段にするという事は どこかで仕事の簡略化をしなければならないのです。長い目で見ると、20年、30年経った時、おそらくその部分が支障を起こすことにならないか?心配です。やはり、とことん手を掛けて安心して使って頂きたい、ちょっと高かったけど「やっぱり、これを買って良かった」と言ってもらえる作品を作って行きたいですね。特に、こんな若くて、良い感性を持った子が何十年も使ってくれるのだから。

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梅田 6

2007年05月29日 06時28分43秒 | 出張

20070528063147天気も良く、朝ホテルを出て歩き出す。1キロほど行くと天下を代表する「淀川」 一級河川にしては汚いが?川べりの堤防を散歩しながら、朝日を満喫する。遠くには大阪市内のビル郡が見える。20070528063229  大阪での散歩も今日が最後だ。明日の朝は催事の最終日、最終日だけはいつもより早くデパートに行き、ある程度片付けをする為、いつものウォーキングを止めている。

今日は朝から、「松岡農林水産大臣の自殺」のニュースで持ちきりだ。政治と金、昔から権力と結びついた金と名声を目指して政治家が群がっていく。政治家の中で清清しい顔をしたヤツを見ることは無い、いつの間にか淀んだ目になり、腹の中では何を考えているのか?判らない顔つきになっている。今度の松岡にしても白々しく「法律に乗っ取って、処理しています。」このフレーズを繰り返すのみ、厚顔無比としか言いようが無い答弁ばかりしていた。

ますます、若者達は政治に無関心になり、「政治家は悪いヤツ」という事が常識になってしまった。一般庶民が政治離れすることがヤツら政治家の思う壺なのかも知れない。社会保険庁のずさんな年金管理など、言いたい事は山ほどあるが、現実の政治は私利私欲の塊、みんな、一滴のおこぼれをあずかる為にぶら下がっている。洋の東西を問わず、人間の根本的な本能なのだろうか?

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梅田 5 

2007年05月28日 09時11分30秒 | お客様

先客万来、金曜日は朝からの大雨でさすがの梅田阪急と言っても、お客様が少なく、売り上げもさっぱりでした。しかし、土曜日、日曜日は休む暇も無いほどお客様が入り私の所にもたくさんのお客様に来ていただいた。今までの常連さんも以前買って頂いたバッグを持07_018 って来て下さる。今日はお客様の許可を取って、「ブログ掲載OK」ということで何人かの人に写真を取らさせていただいた。

着物姿もバッチリの「S」様、いつも休みの日には着物を着ておられるようだ。着物は着付けないとなんとなく間が抜けたような感じになるが、Sさんのように凛として着ていると男から見てもかっこ良い。「今度のイタリアの展示会のレセプションで私も着物を着てみようと思うのだが?」と相談してみると、「是非、着なさい。あなたの体型は着物向きだから、着物は足が短くて腹がちょっと出ていたほうが良い、あなたはピッタリだ」なんか、褒められたのか?けなされたのか?複雑な心境だ。「私ももう少し痩せて、足が長くなりたかった。」

07_020奈良県の「Y」さんも自作の篭を持って来てくれた。昨年、奥さまと難波の高島屋に来て下さりバックをお買い上げいただいた。御本人も奈良県で趣味で竹細工の教室に通っており、いろいろ作られる。昨年から、時たま、作品作りに行き詰まった時や、新しい作品を作った時などにメールを頂く。今回も今持っている盛篭の縁の処理をどうしようか?と相談に来られた。これはプロトタイプで何回か試作の後、県美展に出品するそうだ。根気強い方なので良い作品が出来ると思います。「奈良県で是非、個展をして下さい」と言ってくださいましたが、どこか良いギャラリーの情報がありましたら教えてください。

07_021 大分から連れて来ている「月足」さんの友人も顔を出してくれた。お土産で貰ったお箸が「めちゃめちゃ、使い易いのでびっくり、それに自分の名前が彫ってあったので2度びっくり」と喜んで頂いた。現在は関西国際空港の通関士をされているそうなので、今度、私が関空を使う時はフリーパスで頼みますぞ!

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工芸会?

2007年05月27日 06時09分45秒 | もんく

先日、とある職人さんと懇親会で御一緒になった。ちょっと気難しそうな顔をしていて近寄り難い感じがした方だ。たまたま、近くの席になり杯を交える事になった。お互い名紙を交換して(日本人の変な癖、酒の席まで名紙を出すな!) 話しているうちにその人は工芸会の会員だそうだ。

「工芸会を知ってる?」と聞くから、

  「はー、名前だけは」と答える

「人間国宝に一番近い人たちの集まりだヨ」

  「へー、そうですか?」

「伝統工芸士なんて、誰でもなれるけど工芸会の正会員にはなれないんだヨ」

  ますます、「へー、そうですか?(アホか!)」

「君も工芸会に出展しなさい」

  「はー、ありがとうございます。(人それぞれじゃ!)」

「九州だったら、西部工芸展に知っている人がいるから話をしてやるヨ」

  「ありがとうございます。(余計なお世話じゃ!)」

「まー、若いんだから頑張りたまえ」

  「頑張ります。(人の作品も見ずに良く言うわ!)」

  注;( )の中身は心の叫び、決して声を出してはいけない。

人がどんな方向に夢を持って生きていくか?は人それぞれ、地位や名声を求める人も居れば、お金を求める人も居る、納得できる行き方を探している人も居る。本当にそれぞれである。何を求めるか?はある意味宗教と同じで自分の信ずる道を進めば良いのであって、人に押し付けるものではない。若い時は遮二無に試行錯誤して もがいているもの。その中から自分に合った夢を見つけ目指していくのだから。

話を聞いていて、私も知らないうちに若い人に自分の価値観を押し付けていないか?と心配になった。

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梅田 4

2007年05月26日 05時38分09秒 | お客様

大阪の玄関口、梅田。JR、阪急、阪神、地下鉄が交差する巨大な一大集積地である。目の回るような人の多さに圧倒される。我々田舎者には人の流れに付いていけない。みんなわき目も振らずに、まるで早回しをさせたトーキー映画のような気忙しさで歩いている。きっと、高い上の方から見てみると地面をうごめく蟻のように見えるのだろう。そんな中、都会の清涼飲料水のような存在の爽やかなお客様が来てくれた。

07_012_1携帯電話入れの御注文を頂いた「Y」さん。若いのに、伝統工芸品へ興味を持って頂けるなんて嬉しい事である。一番初めは、御兄弟で私どものバッグを買っていただき、背の高い綺麗な姉妹だったので印象に深く、それ以来、大阪方面の催事には必ず遊びに来てくれる。今回は兼ねてからの御注文を頂いていた携帯入れをお渡しした。今年の11月に、ミラノでの展示会にこのシリーズを持って行くつもりで、いろんな小物アイテムを作っている。「あなたのお陰でこんなシリーズが出来ましたよ!」ありがとうございます。

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07_010明日から台湾に御夫婦で「行ってきます。」と挨拶に来てくれた「S」さん、この人が来ると回りがパァーと明るくなる。持って生まれた存在感なのだろう。いくつになっても綺麗だ。これで○○歳とはとても見えない。ついつい、私の顔もにやけてしまう。

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梅田 3 インデアンカレー 

2007年05月25日 03時40分53秒 | 食べ物

20070524132609 先月、難波の高島屋に来たとき初めて行った「インデアンカレー」。私のネットの」お師匠さんイチローさんのブログで見つけ、初トライしたお店だ。京都の親友恵文さんと一緒に行って感動した。恵文さんの友人の「やまけんの出張食い倒れ日記」にも詳しく紹介されている。http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000018.html  今日は、お昼ご飯に阪急3番街B2にある、インデアンカレーに行ってきた。同じ催事に出ている鍋島絨毯の田中君を誘って、20070524133401お店の中はカウンターに座ったお客様とお店のスタッフの間に適度な緊張感がある。店長と思しき、ご飯を盛る人の目の動き、カレー を掛ける人の「オレはこのカレー掛けにすべてを賭けているのだ。」と思わせるしぐさ。私がお水を飲み干すと、間髪を入れずに水を継ぎ足してくれるウェートレスの動き。先月行った難波のお店のフレンドリーな感じとは違った、ある意味、心地よい緊張感を持ったお店である。30年ほど前、京都のイノダコーヒーの本店で感じたような緊張感がある。

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梅田 2

2007年05月24日 21時25分53秒 | 出張

20070524065049 昨日は朝5時からの飾り付けのため、毎日のウォーキングが出来なかった。先週、相模原の伊勢丹でやっと時差ぼけ状態が治ったと思っていたら、今回の朝搬入で4時起き、また今日も4時過ぎに起きてしまった。また、元の木阿弥だ。今日は6時過ぎに梅田のホテルを出発、東に東に歩き始めたが、梅田近辺は道がうねっているので知らないうちにどんどん歩いていくと大きなホテルに突き当たった。帝国ホテルインペリアルライオンと書いてある。ホテルのホールを突き抜けると大川が流れており、川岸には綺麗に整備された公園が続く。少し走ってみると、東京の隅田川沿いを思い出した。20070524065514 都会の良いところはこの散歩道が整備されていることだ。暫くジョギングをしていくと左に大阪城が見えてきた。

20070524070402 綺麗な公園には必ずホームレスの工夫された小屋がある。小さなスペースで生活環境を作り上げていく、いつも感心する。私の工房でもこんな生活が出来そうなのが何人か?居る。特に資材調達部長の梶谷さんだったら、どんな環境でも順応して暮らして行きそうだ。

ホームレスって、ドロップアウトしただけでなく、自分で望んでこんな生活をしている人もいるのかも?知れない。私は何故か社会の底辺でもがいている人たちの生活に感心させられる。

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20070524073335

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梅田 1

2007年05月23日 22時21分47秒 | 出張

大阪のデパートは夜中に飾り付けをしたり、朝早く飾り付けをさせられる所が多い。大阪人らしく、1時間でも多く、一人でも多く、何でもちょっと多く‥‥。今日も朝5時から飾り付け、今回初めて催事に出てきた「月足さん」 20070523193148 昨年「竹の学校」を卒業、もう1年、工芸試験場の研修生を経験、今年の春から工房に入って来た、ピカピカの一年生である。「現場を知らないと良い作品は作れない!」そんな思いで連れて来た。

最初の手初めに「この篭を30個作ってもらいます」と言われた時はびっくりしたそうだ。「竹の学校」や研修生の時は同じものを何十個も作る事は無い、職人としては同じものを同じ寸法で早く作らなければならない。当たり前のことであるが、この基礎技術の積み重ねで少しずつ高度な作品へと上達していくのだ。今は職人としての技術があることはもちろん、並行してお客様作り、自分の作品をどうやって価値あるかたちで世間に広めていくか?そんな販売力も必要だ。作る事と販売する事が両輪になって回っていかなければ生き残っていけない時代である。

彼女も将来独立していく時の為にも、売る現場は生きた教材、ヒントが一杯あるのだ。「お金を払って物を買う」大変エネルギーの要ることである。しかし、その財布の口を開いてもらうには何か訴えるものがなければならない、そんな事を知って貰いたくて売り場に連れてくるのだ。お客様の中にはいやみを言う人も居る。しかし、本当に喜んで「ありがとうございます、ありがとうございます」と反対にお礼を言いながら買っていって下さる方も居る。そんな現場に出会うと物作りがいっそう楽しくなるのである。


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北九州 さん手

2007年05月22日 21時56分58秒 | 催事案内

07_033 ゆっくりとした時間を過ごさせて頂いています。都会の中にあって、広い緑の庭を眺めながら静かな音楽を聴きながら、忙中閑アリのひと時である。北九州の住宅街の中にひっそりと佇むギャラリー、御自宅を改装されてやっているギャラリーである。都会の中のオアシスの様な感じの所07_022 だ。大変丁寧に美しくバッグを飾って頂いた。庭にある小さく質素な花を品良く飾っていただき、バッグや花篭も「久しぶりに美味しい水を頂いた」と感じている07_031 に違いない。

午後になり、嬉しいお客様が来られた。2年前に私の留守中に工房に来てバッグをお買い上げ頂いていたお客様。私とは今日が初対面である。お話を聞いてみると、4年ほど前に御主人がテレビ番組で私の作品を知り、二人で工房の方に来られたそうだが、その時は「お値段が高過ぎて07_034 冷や汗をかいて早々に帰った」らしい。が、2年後に御主人がお小遣いを貯めて「あの時のバッグを買いに行こう」と覚えていてくれたらしい。再び工房に来られて、今度は念願のバッグを買って下さった。私のバッグを持つというより、「御主人の奥さんへの気持ち」を持って歩いているのだナと感じました。

私がもう少しで大阪に移動しなくてはいけないという時に、以前から私の根付に使っているタッセルを仕入れさせて頂いている「ナカノテツ」という北九州では有名な手芸用品店の中野さんが来てくれた。この方とももう10年近いお取引をさせて頂いている。北九州の女性の方には無くてはならない存在のお店だそうだが、ありがたいことに顔を出して頂き、おまけに小倉駅まで送っていただいた。少ないお取引であるにも関わらず、いつも電話一本で便宜を図ってくださる本当に感謝、感謝です。

それと「さん手」さんで頂いたお茶が美味しかったこと、口の中に甘さが広がり何とも心地よい余韻を残してくれる本当に美味しいお茶でした。お茶の入れ方でその人の心配りが判ります。

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北九州

2007年05月22日 09時44分23秒 | 出張

朝、起きてみるとホテルの周りには何も無い。我家も何も無い所とよく言われるが、こことは状況が違う。海岸沿いに新しく造成された工業団地の中にポツンと一軒、ホテルが立っている。回りには区画された広々とした造成地が続くのみ、なぜかウラ寂しい光景だ。私の家の何も無いは、回りに民家や人口施設が無いという意味で、木々や鳥のさえずり、自然が溢れている。

20070522063425  ホテルを出て、昨日夜遅く到着した北九州空港方面に走り出した。空港までは7キロ、往復するには少しきついかな?空港手前の連絡橋まで来て引き返した。ここまで5キロ、往復10キロの道のりである。海岸沿いをゆっくり走りながら風を感じる。海の上に浮かんだ巨大な島「北九州空港」。大分県から見ると実に無駄な空港に思えていたが、考えてみると北九州市だけでも100万人周辺人口を考えると200万人が利用することになる。大分県民全員で110万人だから、この空港も仕方がないか?空港の周りには巨大な工場がどんど20070522071012_1 ん建設されている。産業開発の誘致という面からもこの空港を作ったのだろう。本当に巨大な公共事業である。

延々と続く空港道路、その周りに建設中のトヨタ、キャノン、トートなどなどの巨大企業の工場群。こんなところには住みたくないな。

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相模原 7

2007年05月21日 23時58分00秒 | お客様

相模原で素敵な「あけびのバッグ」を持っているお客様と出合った。「あけびのバッグ」もしっかり編み込んだ物は見ていて落ち着きがあり品格がある。 ついつい声を掛けてしまった。「良いバッグをお持ちですネ」お話を伺ってみると青森県弘前市のあけび作家「竹内啓子」さんの作品だと言う。「えー、竹内さんの!」 毎年秋になると竹内さんの所のりんごが届く。 実は10年ほど前、九州電力主催の「若手工芸家支援事業」に応募した私はその補助金を頂いて、竹とあけびを融合した新しい作品作りの為、弘前市の三上工芸さんの所に2ヶ月ほど勉強させていただいたことがある。その時、私にあけびの事を教えてくれたのが竹内さんだ。また、反対に竹細工の編み方をあけびに応用できないか?という事で、竹細工を教えたりした。それ以来、親交が続いている。

07_012 持っている人も素敵な人だ。友人が作った作品を素敵な奥様が持っているなんて嬉しくなってしまう。お客様にお願いして写真を取らせていただいた。手を掛けて作った作品はやはり、表情が違うのだ。持っている人の感性を育て豊かにしてくれる。私達、物作りの職人は幸せな仕事だと思う。

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相模原 6  行動力

2007年05月21日 22時54分00秒 | 出張

相模原での催事もいよいよ大詰め、残すところ後一日、今回は最終日だけどうしても日程がつかず妻の悦子が九州から交代にやって来た。初めて売り場に立ったのだが、何をやらせても卒が無い。旨く接客をしていてくれる。彼女が催事に出ることは無いのであるが、今回は相模原の他に静岡、札幌と同時開催の為、動ける人がいないのだ。

20070522055152 そんな中、浜松の「K」さんがお見えになった。話を聞いてみると、浜松でセレクトショップを開店準備中、(このビルの1階にオープンするそうだ)16日に静岡松坂屋で私の作品に出会い、直ぐに行動開始。19(土)、20(日)に九州まで行き、他にも竹細工の良い所が無いか調べに行ったそうだ。私の工房に来たかったそうだが、あいにくのお休み。(すみません、工房は日曜、祭日は休みです)それで、ネットど私が北九州のギャラリーで個展をしているのを見て、すぐさま、北九州へ。そして、今日は浜松から高速を飛ばして相模原までやって来られた。凄い行動力である。人は何に心を動かされるか? ひたむきな思いには、ついつい協力したくなってしまいますよね。8月オープンに向けて、今、全国を自分の納得できるものを探し回っているようだ。私も7月に一度おじゃまして協力させていただくことになった。

私が北九州に向けて相模原を出た後、時たま書き込みをしてくれるmuromamaも伊勢丹に来てくれたみたいですが、ありがとうございます。かえって、私より悦子と話が出来てよかったと思います。それと、伊勢丹の裏には外務省の語学研修所があるのですが、フランス語教師のアンドレ・ガルデラ先生に「日本人なら、フランスに行く前に是非、本物の竹工芸を見に行きなさい!見に行ったら、5点上げます!」と言われて、たくさんの外務省職員が見に来てくれました。また、私がパリで展示会をすることになったら宜しく頼みますよ。

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相模原 5 職人技

2007年05月20日 08時53分52秒 | 職人仲間

今日は天気も良く、お客様の入りも上々である。お昼には裏の「相模原ホール」で劇団四季の開催もあり、ざわついた一日である。しかし、当方はどういう訳か?さっぱりである。小物のお箸とかスプーンばかり。そんな中、やはり、リピーターのお客様が助けてくださった。本当にありがたい。今回は以前買って頂いたものより、もう一回り大きなものを、と、御注文を下さった。とても美しい方で、こんな方に持って歩いて頂くだけで大いに宣伝になります。

夜には、職人展のメンバーと伊勢丹の担当社員と一緒に懇親会。初めてお話する方も居れば、以前から良く知っている方も居る。今回の職人展と名打つ中でも、一番の職人技を持っているのはこの人だと思う。5_040 三重県の真珠屋さん、奥さんの接客術がナンバーワン。たくさんの職人の方の技よりも、この人の接客の技が凄い。「長谷川パール」さん、いろんなパール屋さんと一緒になるが、この人ほどお客様の声を聞き、押し売りすることなく、気持ちよくお買い物をさせる。聞き上手であり、親身になってお客様の言葉を拾い上げる。私が「どうしてそんなに売れるのですか?」と馬鹿な質問にもまじめに答えてくれる。「全然、売ろうと意識していないんです。高いものも安いものもなく、このお客さんにはこの品物が合うと思いお勧めするだけです。」謙虚な姿勢、爽やかな笑顔で絶大な支持を得ている人である。弟子入りさせてもらおうかな?

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