高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

右往左往!

2007年10月31日 09時26分55秒 | デジタル・インターネット

Pim0005 久しぶりに3日間もブログを空けてしまった。忙しくて忙しくてブログを書く暇が無かったのか?と言うと、そうではない。逆に、オフシーズンに入り、普段通り、工房で物作りをしている分にはそれほど変化が無いのだ。平々凡々とした日々が過ぎている。

出張に出ると、目新しい物事にであったり、出張先でしか食べれない美味しい物、久しぶりの友人との出会いなどなど、書く事に困らないのだが!

昨日は朝、「思いついた一つの事」で右往左往することになってしまった。

何を思いついたのか?と言うと、毎年、海外に行った時に友人や親しいお客様などに現地から絵葉書を出している。パリから、ドイツから、ホノルルからなど。結構な数の絵葉書を出すので、「今回は昨年の行っているミラノから出すつもりなので、自分で取った写真もあるし、絵葉書の中に自分の写真を入れて、事前に自分の絵葉書を作ろう」と思いついたのだ。

朝早くから、パソコンで絵葉書を作り出したのだが、印刷屋さんに出す約束事(カラーはCMYKで無いといけない、フォントのアウトライン化、宛名面はグレースケールに変換、トリムマークの作成、写真画像の解像度指定、)など等、細かい事がたくさんある。大体の所はできるのだが、ちょっとした事が判らない。こんな時は、困った時の浜名頼みで「竹工芸訓練支援センター」の職員でイタリア行きのサポートをずっとして頂いている浜名さんの所に駆け込んだ。  いとも簡単に教えてくれる。しかし、ただ1点のみ、私のパソコンが悪いのか?ソフトの調子が悪いのか?宛名面をグレースケールに変換して保存が出来なかった。

「まー、これでも良いやろー」といつものいい加減さで、直ぐに熊本にある印刷会社に宅急便で送った。実はその日のうちに原稿発送しないと印刷がイタリア行きに間に合わない、というタイトなスケジュールであった。原稿を送ってホッとして工房に帰って来て、念の為、印刷会社に急ぎの原稿を送った趣旨を電話した。 ところが、完全原稿でないと印刷が出来ないといわれ困ってしまった。相手の担当者も私がパソコンにもっと詳しければすんなり話が進むと思っているようだが、デザインソフトのこととなると、私も最小限んも初歩の初歩しか判らない!もう一度、パソコンでグレースケールに変換してみたら、今度は出来た?何で?また、もう一度、CDに焼きこみ、注文書を書き直し、慌てて宅急便やに持って行った。お昼に出した原稿はもう出荷されており、ストップできなかった。結局、2通の原稿が届くのだが、「こちらが正解!」と書いた宅急便の方を使ってもらう旨の電話を入れて、何とか正解の原稿を発送して一段落。普段なら、もう少し時間があるので完全原稿になっていなくても印刷屋から電話があって有料で手直ししてもらい翌週の印刷に回してもらうのだが、今回は何が何でも一発で印刷してもらわなければ間に合わない!

後は本当に私が作った原稿が「完全原稿」になっているか?それだけが心配だ。

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ブーフーウー忘年会 日程

2007年10月27日 16時05分18秒 | 友人

昨日、藍染屋の多田さんが遊びにやってきた。彼とは同じ大分県という事で、九州物産展で良く一緒になる人だ。佐賀県伊万里の陶芸家、福山さんと3人でいつも連るんで遊んでいる。

先日、多田さんから教えてもらった「メモリーダイエット」のおかげで随分効果が出ている。記録をとることで自然と意識が出来、食事をある程度の所で無意識に抑えているのだ。

先日もスーパーに行って、今まで良く買っていた物を見てみると、  いつも出張中にホテルに帰るとき、軽く居酒屋で一杯やって、帰りにコンビニで缶ビールと、柿の種、するめ、カップラーメンを買い込んでいた。気が向いた時はこれにハーゲンダッツのアイスクリームが付く。ビール2本で280kcal、柿の種1袋700kcal、するめ400kcal、カップ麺350kcal、あー、これでは太るはずだ。と痛感した。

毎年、3人で集まり、「ブーフーウーの忘年会」をしている。

今年は福岡県にある霊峰「英彦山」http://www.yado.co.jp/yama/fo_hikosan/hikosan.htm 標高1200メートルの山登りをすることにした。昔は女人禁制の修行僧の山だったらしい。我々も女人を断って、来年に向かい、新たなる思いで作品作りをすることを念じてこの山に登ってみたい!身を清め、滝に打たれ、猛省するのだ。

と言いつつ、実際は福山さんがおチャラケを言って、ゲラゲラ笑いながら登る事になると思う。夜は美味しい魚と食べてお酒を飲んで楽しくやりましょう。

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厚引き銑

2007年10月26日 10時50分13秒 | 竹細工作業工程

20071025162221この変てこな台は何だろう?と思うかも知れない。これは竹ヒゴの厚さを決める台である。これは縁などに使う比較的厚めのヒゴを取る時に使う物である。普通に使っている細くて薄いヒゴを取るときはもう少し小さな台になる。巾が1センチとか2センチ、厚みが4ミリとか5ミリ、と言う様な強いヒゴを取る時に使うのだ。

20071026094725 厚みを決める道具なので、この台を作るにも結構神経を使う。午後から、若いメンバーと「竹工芸訓練支援センター」に集まり、大型機械を使って6台の厚引き銑を作った。

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20071025162311 

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餌ふご その後1

2007年10月25日 08時57分30秒 | 作品紹介

4 今年の2月に依頼のあった「餌ふご」。

やっと、忙しいシーズンを終って、以前から溜まっている特別注文品の製作に掛かる。この写真の作品は、一昨年、鷹の餌を入れる「口餌篭」を製作したお客様からの追加注文で、「餌ふご」と言う。現品は無いので、東京の「民芸博物館」に飾ってある物を見に行って、こそっと写真を取ってきたり、博物館で穴が開くほど見た来た物だ。http://blog.goo.ne.jp/takae_1/d/20070224

こちらは鷹の餌を入れるのではなく、鷹が取ってきた獲物を入れる篭のようだ。取ってきた獲物を頭から逆さまに入れるそうだ。特殊な篭なので一般的には作品は残っていない、文献を探して大体の大きさと、博物館で見てきたのを参考に作ることになる。

Photo シンプルで力強いフォルムの篭である。編むことはそんなに難しい事ではないが、プロペラのような形をした竹ヒゴを作ることが非常に大変だ。巾6センチほどの平らな形を作り出す事が難しい。考えて見て下さい。竹は丸いんです。巾6センチにするということは丸いノミで竹の身の部分を少しずつ削って行き、薄くして割れない様に押し広げる。此処までが一番難しい所だろう。後は出来上がったパーツを火であぶり曲がりを付けていく。

いきなり本番では大きさや形がわからないので厚紙で竹ヒゴの模型を何枚も作り試作していくのである。今はその状態である。これから本番の竹ヒゴで製作に掛かり、最後に口回りを漆で固めていく事になる。まだ、出来るか?どうか?判らない!今回、この復元モデルを担当しているのは工房一番の粘り腰の遠藤君が担当している。彼は工房に入って来た時、手が遅くて遅くて、大丈夫だろうか?と心配していたのだが、6年間こつこつ、コツコツと技術を磨いて来た。人より遅い分確実にモノにしていっている。職人には二通りのタイプが居り、閃きで作品作りできるタイプと、亀のように着実に進んで行くタイプだ。作品が出来上がった時にまたブログにアップします。

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運転免許切り替え

2007年10月24日 13時07分10秒 | ブログ

001 今日は大分市に新しく出来た運転免許センターに行って免許の切り替えをしてきた。外見は殺風景な建物であるが、中に入ってみると吹き抜けになった大きなホールをすごろくゲームのように次から次へと回って進んでいくように出来ている。

004 「今回こそはゴールド免許を!」と頑張っていたが昨年ネズミ捕りに引っかかってしまい、会えなく撃沈。http://blog.goo.ne.jp/takae_1/d/20060928 5年に1回の切り替えである。次回は平成24年までと記っされているが、果たしてそれまで生きているのか?それすら判らない。しかし、毎回思うことであるが、免許写真がもう少し良く写る方法は無いものか?今回も何となく間延びしたような顔に写っている。5年間も頻繁に使う写真なんてそうそう無いのだから! 少しはにっこり笑っても良いとか、メリハリの効いた顔に打つようにスタジオを工夫すれば、警察ももう少し好印象を持たれるようになるのに!

大分に出たついでにJALの大分支店によってミラノ行きのチケットの支払いをしてきた。このJAL大分支店の女の子はNO1である。先の先まで読めるというか?本当に良く気が付く子だ。なかなか、これだけ仕事が出来る子は居ないだろう。接客態度も良く、性格の良さが表れている笑顔の素敵な娘さんである。いつかブログで写真をアップできるといいのだが。

ミラノの方からも色々な動きが伝わってきている。ミラノ総領事も出席することになったり、ミラノにある日本人学校に出前の「竹細工教室」をして欲しいと要望が来ていたりしている。只今、懸案になっているのは、展示会後にオーダーがあった場合、どうやってお金の回収をするか?送料、関税の問題?など、実務的な対応をどうするか?といった問題である。まー、今回経験することが次回への財産だと思い失敗も沢山してきます。

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発電開始

2007年10月23日 08時47分47秒 | ソーラーシステム

20071022154847 先週、屋根の上に取り付けられたソーラーシステムがいよいよ今日から発電を開始した。九州電力の引き込み工事も完了し、今までと電線の太さも変わり、本数も増えた。増えた理由は我家で作った電力を九電に販売するため、逆に戻って行く電線が増えたのだ。

小さいときから、高い所が好きで、こういった高所作業者などを見るとついつい上りたくなってしまう。

003 家の中では、只今、ソーラーシステムが何ワット発電して、家の中で何ワット消費しています。残りの何ワットを売電しているか一目でわかるようにパネルに表示されている。「お日様、頑張ってね!」と声を掛けてしまう。

我家も工房も少しずつ設備が揃えられて来た、20数年前、道作りから始めた事を考えたら我ながら大した物だ。最初は6畳2間の勉強部屋のようなプレハブ小屋にトタンで台所を付け足し、トイレも無く、お水もポリタンクに汲み置きした所からのスタートだ。5年掛け、手作りのログハウスを建て、工房を建て、竹材庫を立て と一つ一つ増やして来た。お金を掛けて一遍に作ることが出来ないので、少しずつ身の丈に合った物を自分のペースで作って行くのが私には合っているのだろう。

今日は月一回のミーティングの日。今回は今シーズンを振り返っての報告と来シーズンに向けての方向付け、反省点、改良点などの話し合いである。オフシーズンの間にも来期に向けてやら無くてはいけない事が山ほどある。それと、来月20日ほど、夫婦で工房を空けてしまうのでその間の体制確認。戸締りや、火の始末、緊急のときの連絡網など、ホームページの販売は一時閉店することにした。

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月宵祭り

2007年10月21日 06時49分17秒 | 海外事業展開グループ

006大分県別府市の伝統産業会館で毎年、竹をメインとしたお祭りが開催されている。お茶会があったり、コンサートがあったり、竹篭の奉納があったりと、ミラノ行きのメンバーである由布さんから、「ミラノで作る実演花篭の製作をしているので見にお出で!」と言われて、7時からと聞いて ミラノで一緒に作る大橋君と誘い合わせてやって来た。

しかし、6時50分に会場に着いてみると、「花篭製作の実演は今終りました」と言う。「何ー!」 本当は6時半からの実演だった。「由布さんを信じた私がバカだった!」

007竹を斜めに切った中に蝋燭を灯す。何百と竹の灯りが揺らいでいると幻想的な雰囲気を醸し出してくれる。今度のミラノにも竹の灯りを100本ほど送っている。ミラノの石畳に幻想的な日本の竹灯りが揺らいだ所を想像して。

会場で、大分放送のディレクターにあった。彼も今回のミラノに一緒に行く人だ。年末に「別府竹細工、海外への挑戦!」と言う 1時間物の特別番組として放送されることになった。九州内では来年はじめに「九州ネット」という番組で30分物に編集されて流れるようだ。請う御期待。

竹工房オンセ

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オール電化工事

2007年10月20日 09時33分32秒 | ソーラーシステム

002 先月から、見積もりを取っていたソーラー発電システムの工事が始まった。屋根の上にソーラー発電機を載せ、灯油のボイラーを温水器に交換、台所のガス台をIHヒーターに交換。

屋根の瓦を所々剥ぎ取って、ソーラーシステムを載せる足場を取り付ける工事から始まった。我家の光熱費は一月平均、電気代、ガス代、お風呂の灯油代合わせて25000円くらいである。1年に換算すると30万円。今回のソーラーシステムは約6キロワットの発電力があるので10年で元が取れれば良いと考えている?ある意味投資みたいなものかな?それと、何より、自分の所で自分の所分位の電気を生産していると考えると、原発にも胸を張って反対と言えるし!

008温水器も昔の物より随分と効率よくなっているそうだ。我家はとても寒いので、1月2月にはマイナス10℃くらいまで冷え込む。以前にも、ボイラーの中の水が凍って破裂して、壊したことがある。今回も念入りに寒さ対策だけはして頂いた。

004 ガスコンロの代わりのIHヒーター。随分と近代的になったような気がする。早速夜には秋刀魚を焼いてみた。ガスに比べると少し時間はかかるが、途中でひっくり返すことなく、裏表をこんがりと焼いてくれた。このグリルレンジは中々の物である。

016 018  工房の上に20枚のパネル、自宅の上に16枚のパネルを載せる事になる。日照時間を考えると東向きと西向きに分けて一日中発電したほうが良いそうだ。

一日では工事は終らず、明日続きを。

竹工房オンセ

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もうストーブがいる。

2007年10月18日 05時54分19秒 | 工房

暑い、暑いと思っていたが、先週1週間出張に行っている間にあっという間に寒くなってしまった。確か、「出張に出る前は扇風機を使っていたな?」と思うのだが、今はもう朝方寒くてストーブを出している。昨日、工房の方も扇風機にビニール袋を掛け、仕舞いこみ、代わりに6台のストーブを出してきた。あー、寒い。

ところで、私のダイエットの方も順調に緩やかな右下がりのグラフを描いて20日前よりは5キロ減ってきた。今回のメモリーダイエットは無理なく、普段の食事をするので味付け的にも、志向的にも全然負担が無い。意識を変えているだけだ。心配していた、この1週間の出張も毎日宴会が続いたにも関わらず、体重を増やすことなくクリアーできた。

毎日、何時、何をどのくらい食べたのか記録をとっているだけで、意識をするので食事を抑えるようになった。気のせいか?胃が小さくなったような気がする。昨日のお昼もスパゲッティを残してしまった。夜は相変わらず、焼酎を飲みながら摘みを食べている。

一応、イタリアに行くまでにあと4㌔減らせれば良いな。乞うご期待!

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上野松坂屋を終えて!

2007年10月17日 06時18分57秒 | 工房

散々な結果に終った上野松坂屋、けっしてお店やお客様が悪いわけでは無い、私どもの作品が悪いわけでも無い。

いつも考えているのだが、お店とお客様と商品の三つが合わないとダメなんだ!私どもの主力のバックとは合わないのである。お店自体では、全体である程度の売り上げも上がっているし、びっくりするような高額品も売れている。しかし、業者によって、明暗がはっきり現われているお店なのだ。

私の所で感じた事は、少ない売り上げの中でも「名入れ箸」の反応には手応えがあった。催事の早い時期にお買い上げ頂いた方が、何人も期間中にリピーターとして、もう一度買いに来てくれた。インターネットでもこの「名入れ箸」は買いやすい価格で、オリジナル、送った側も、送られた側も楽しくインパクトがある。この商品は展開次第で我が工房の大きな柱になると確信した。目の前で、名前を彫ってあげている時の反応が凄く喜んでくれる。売り方と催事の場所によっては「名入れ箸」を中心とした展開をしても面白い物になりそうだ。ワンパターンの展開だけでなくお店にあった商品構成、レイアウトを考えて行かなくては!

私の所はあくまで「竹屋」なので、竹に拘った商品展開を掘り下げていく事にしている。他の、輸入物を扱ったり、布物を扱ったりすることは無い、やっぱり「竹屋」で行くのが良いのだと。それと今回、御贔屓さんの「長野さん」から頂いた新しいお話のチャンス、まだ内容は公表できないが、これも、竹細工の可能性を試せる面白い話である、じっくり、育てていければ良いな!

竹工房オンセ

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御徒町 ⇔ 新宿

2007年10月16日 09時53分17秒 | 出張

上野松坂屋の催事も終わり、散々な結果でしたが、一日寝れば嫌な事は忘れるほうで、気持ちを切り替えて元気を出して!

天気予報では雨になると言われていたが、何とか曇り空で持ちそうである。昨日は催事が終わった事もあり、打ち上げで「牛肉、豚肉のシャブシャブ」をけっこう食べてしまった。ビールだけでも2リットル以上飲んでいる。朝体重を計ると、昨日の夕食前より3キロ増えている。「えー、嘘だろう!そんなはずは無い!」何度計っても同じ数値だ。「くっそー!」という訳で、気合を入れて朝歩きを始めた。御囲地町を西に進むと後楽園ドームが見えてくる。ドームを左手に眺めながら水道橋、市ヶ谷、四谷と進んで行く、ついには新宿まで出てしまった。先日、伊勢丹のメンバーと一緒に飲んだばかりの所だ。山手線の反対側に出てしまった。片道8キロ。私の家から最初の信号までが丁度10キロくらいなので、東京という所はその短い距離の間に随分と人が住んでいるのだなー、と妙な事を考えてしまった。

帰りも歩いて帰ろうか?と思ったが、ホテルのチェックアウト時間に間に合わなくなってしまうので、帰りは大江戸線に乗って帰ってきた。汗臭いので、なるべく回りの人にくっつかない様気をつけて乗ってきた。

歩くと地理を覚える。東京都内は結構、右左が判るようになってきた。ホテルに戻り、体重を計ってみると出発前より2キロ減っていた。いったいどうなっているのだろう?

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売り子さんでこんなに違うの!

2007年10月15日 08時13分50秒 | 職人仲間

上野松坂屋の催事も今日で最終日、今回は散々な結果である。集客力が無いのか?業者の力が無いのか?私の工房としては、この4年出てみたが、「これから伸びていく可能性は無いだろう」と結論が出た。こんな中でも、宝飾関係や、糸物関係はそれなりに売り上げを出している。中には、95万円の傘が売れたりとびっくりするようなお客様もいる。

20071013193713 私の直ぐ隣に愛媛県から来ている桶屋さんがいる。2代目の鈴木君。水、木、金とサッパリの売り上げであったが、土、日と応援の彼女がやって来た途端、売れるのだ。不思議な物だ。同じ商品を同じ場所で売っているのに、売り上げが全然違う!売り子でこんなに結果が違うのか?見ていると、決して押し付けたり、無理強いしている様子は全く無い、人を引き付けるような美人でも無い。お客様と同じ目線で話しているのが良いのだろう。

彼は売り場の前線に出るよりは、製作に励んだ方が良いのだろう。人間はとても誠実で良い男だが、パソコンに強くて、今回会場で、データ作りや値札作りの簡単な方法などを教えてもらった。エクセルのVLOOK関数なんて知ってます?

暇でお客様がいないので、いらいらしながら、お客様を待っているより、パソコン仕事をしながら、リラックスした雰囲気でお客様に接した方が良いと思う。お陰でけっこう時間も早く過ぎ充実した時間になった。

夜は以前から、私を応援してくださる大分県出身の長野さん御夫婦に御馳走になった。新しい仕事の話も頂き、楽しい会食をさせて頂いた。ありがとうございます。来年、新しい事業がスタート出来れば良いですね!頑張ります。

今回はダイエット中なのに、1週間毎日、一日も欠かさず夜の飲みごとが続いた。いったい誰がダイエット中なの?と言いたくなるが、メモリーダイエットのお陰で、朝と昼をセーブした結果出張前とほとんど体重も変わらずセーブすることが出来た。本当はこの1週間で2キロくらい減らせれると良かったのだが。

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東大

2007年10月14日 09時04分29秒 | 出張

20071013074009今日は湯島方面に歩いてみた。しばらく進んでいくと右手にこんもりとした緑が見えてきた。「こんな所に公園が?」と思って行ってみると東京大学であった。小さい頃から「東大」「東大」といつも聞く名前であるが見るのは始めてである。私も小さい時は神童と呼ばれ、「末は博士か?だいじんか?」と言われていた時は当然「東大」に行くものと思っていた。それがいつの間にか「竹細工師」になってしまった。どちらが良いか?それは判らない!多分、今まで選んだ道の方が良かったと思っている。

大きく育った銀杏やケヤキの中に蔦が這うレンガ造りの重厚な建物が並ぶ、開学130年の歴史の重みがつたわってくるようだ .

20071013074415 「東京大学」といえば、学園紛争の安田講堂の立て篭もり事件が今でも記憶に残っている。全学連と機動隊がぶつかり合い、催涙弾の煙と放水車のイメージはかなり強烈であった。私の少し上の世代が学生運動に燃えていた頃だ、社会全体も安保問題や労働組合運動などが盛んで、政治にもっと感心が深かった。

自分が東大生になったような気分でキャンパスの中をゆっくりとウォーキング。構内には車は入ってこないので、都内のウォーキングコースの穴場を見つけたようだ。

20071013074105

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上野松坂屋2

2007年10月13日 09時39分29秒 | 出張

此処へは商売で来ているのか?友人に会いに来ているのか?判らない部分がある。一昨年までは「龍誠展」「という大きな花展と同時開催であったため、全国から花展を目当ての方が集まり、そのお客様が流れてくるので職人展会場もそれなりのお客様が入っていた。ところが、昨年から松坂屋の改装に伴い会場面積が変わったため別々の日程に開催されるようになった。そうすると悲惨なものでお客様は半減である。賑わいの無い会場には購買意欲も沸かない、気持ちが冷静で「別に今買わなくても?」という気になってしまう物だ。

それと、上野の特徴として、普通のデパートでは女性客がほとんどで男性客は少ない。奥さんのお供に、といった感じだが、ここは一人でブラブラ暇つぶしに来ているオッサン、オジイサンが実に多い。ワイワイにこやかに買い物をするパターンは少ない。実演をしている前でジーと見ているだけだ。話しかけても返事がかえってこない、反応が無いのだ。そして何も言わずに去っていく。「買い物を楽しむ」というのは女性の特権なのだろうか?たまに反応があったかと思うと「これでもか?」というほど知っている限りのウンチクを披露する。

私も買い物をしている時こんな風に見られているのだろうか?

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焼肉 東京苑

2007年10月12日 09時29分22秒 | 食べ物

20071012074058 上野に来ると、楽しみは焼肉だ。此処は都内でも指折りの焼肉店が集中している地域だ。チェーン店とは違い、小汚いがそれぞれが独自の味わいを持つ店ばかりだ。

かねてからの約束で、浅草に工房を持つ帆布の細野君、職人仲間であり、今はダイエット仲間である。彼はミクシイにダイエット宣言して今が20日、6キロの減量をしている。確かに以前あった時より、一回り、二回りスッキリしていた。もう一人、竹細工の後輩で、同じく浅草で竹屋をしている近藤君。二人とも、礼儀もあり、誠実な生き方をしている、好感の持てる青年達である。

3人で今にも倒れそうな長屋の一軒「東京苑」に行った。見るからに汚い焼き機も古い卓上の小さなガスコンロ。ホルモンを焼くと部屋中煙だらけである。小奇麗な洒落た雰囲気で、無煙ロースターとは正反対。しかし、出てくるお肉は新鮮で旨い。

008ビールに キムチ、ナムル、レバ刺。メインのお肉が来るまでのおつまみ。本当は「子袋の刺身」が食べたかったが、本日は仕入れが出来なかったそうだ。たまたま、タイミングが合って新鮮な子袋が入った時だけ出される物だ。うーん、残念。

お肉にカルビ、ホルモン、子袋を2人前ずつ、もっちりとした肉感。口に頬張ったときにトロケル甘さが何とも言えない。今日は一日「ダイエットは置いといて!」と言いたくなる旨さである。あまりの美味しさに子袋2人前追加。「激辛もやし」を頼んだら、これも中々お奨めである。ナムルの大豆もやしに青唐辛子の千切りが混ぜ込んであり、口にすると後から後から辛さが襲ってくる。写真は「激辛もやし」と「厚みのある子袋」。

009 次代を背負って立つ、帆布4代目の細野君と竹屋2代目の近藤君。また、来年子袋を食べに集まりましょう。

竹工房オンセ

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