高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

今年最後の出張

2010年08月31日 06時20分00秒 | 出張

我家では、朝方は肌寒く感じられる、今日この頃です。
今年最後の出張に出発。出発するがするまで、お箸に名前を彫ってばたばたしている。
830_005 空港高速を飛ばしていくと、快晴だ。空模様を見ていると、まだ、夏の真っ盛りな天気である。大分空港を12時10分発の飛行機に乗り、羽田へ

羽田から銀座へ、
なぜ、銀座に来たのか?というと、
以前、紹介したことがある銀座で革工房を開いている、若き天才革職人、「小松さん」に会いに行ったのだ。

http://blog.goo.ne.jp/takae_1/d/20091214

Img_2343 お客様から、この財布のオーダーを頂いた。女性のお客様なので、色は赤色で、少しお札を入れる所にマチを付けて・・・・・などと、そのお客様専用のオリジナル財布の打ち合わせであった。
小松さんは、自分の持ち味、ポリシーをしっかり持っている方で、こつこつと手作りに拘っている。そのお陰で、この厳しい経済の中でも、半年先まで注文が詰まっている。

私どものお客様にもお渡しは、年を明けてからになります。

銀座から神田へ、神田からJRに乗り換え新宿へ、新宿から小田急で相模原に移動するはずであったが、ちょっと、寄り道。
今、新宿は家電店舗が目白押し、「ヨドバシ」「ビッグカメラ」「ヤマダ電機」と大型店舗がしのぎを削っている。

少し見たいものがあり覗いてみる。寄り道をしながら、17時半に相模原に到着。

18時過ぎから飾りつけ、20時半まで、汗びっしょりになり、大方飾り付けを終了、

残りはこれから早出でやらなくては。

さて、今日から相模原伊勢丹での催事の始まりです。
お近くの方は、是非是非ご来店ください!

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棘!

2010年08月30日 07時05分52秒 | ブログ

竹細工をしていると、しばしば、竹が刺さることがある。人間の体からしてみると、ほんの小さな物であるが、この棘が痛いのだ。
829_004a 今回も、この花かごの材料取りをしているときに、知らないうちに、親指にすいばりが刺さったようだ。

作品になった竹篭は、大丈夫ですから・・・・

竹を割ったり、剥いだりする時に、よく手に刺さるのである。作業をしているときは、全然気がつかなかったのだが、夕方になって、親指に物が触れると痛くなってきた。

虫眼鏡で、何処に棘が刺さっているのか?見るのだが、判らない!

針を消毒して、そこら辺を突付いてみるのだが、なかなか先が見つからない。

翌朝、「もう、カッターナイフで切り裂いて、棘を見つけるか!」と決心した。ところが、傷口を見てみると、昨日の針でいじくったのが良かったのか?自然治癒力によって、棘が押し出されている。

Photo 人間の力とは、面白いものだ。5~6mmの棘が押し出されているのである。

これを見たとき、感動したな!

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サタデーウェイティングバー・ アバンティ

2010年08月29日 09時24分29秒 | 工房

普段工房で仕事をしている時は、一日中、FMラジオが流れている。もう25年も続いている習慣だ。
このラジオは、25年前に知り合いから貰った、ラジカセ!

829_001a
近頃は、ICだ!チップだ!と、先端技術が使われていないから、長持ちである。
30年も前の型なので、随分と大きいが!

いろんな番組が出来ては消え、出k手は消えしていくが、昔と変わらず、いまだに放送されているのだ、土曜日、夕方5時から1時間・・・・
「サタデーウェイティングバー・ アバンティ」である。

軽快な音楽と、ドラマ仕立ての演出が旨く、毎回、違う話題で1時間楽しませてくれる。私のお気に入りは、バーテンダーの「ジェイク」だったが、現在は2代目の「スタン」に変わっている。

それともう一人「取手豪州」だ。
「うぷぷぷぷー」とか「どひゃー」とか「うぴぴ~」などの擬音が多いやつ、アバンティ一の嫌われ者と言われているが、こいつのお陰で、番組に味わいが出ている。

この番組を演出しているのは「ホイチョイ・プロダクションズ」
昔から社
会風刺の効いた4こま漫画が得意で、ベストセラーになった「見栄講座」は学生時代によく笑わせて貰いました。現在はビックコミックスピリッツに「気まぐれコンセプト」という4コマ漫画が続いている。

ラジオを聞きながら仕事をしている職人さんは多いと思う。テレビだと、目線を取られて、手が休みことになるのだが、ラジオだと、聞き耳を立てながら、手はそのまま仕事が出来るからだ。
インターネットがどんどん進んでいく中、アナログのラジオの良さをもう一度見直してくれれば良いのだが!

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サツマイモ

2010年08月28日 06時55分55秒 | 友人

突然、段ボール一杯のサツマイモが届いた。
「誰からだろう?」と送り人を見てみると、一昨年、後継者育成事業で教えた鈴木君からだった。
彼は、竹の学校を卒業した後、故郷の浜松に戻り、現在は小さなフルートを作る工房に就職し頑張っている様だ。やはり、物作りが彼の性格に合っているのかな?

お礼の電話をすると、
「はい、鈴木です。」
「おー、鈴木君。サツマイモありがとう。元気で遣っているか?」
「えぇ、元気で遣ってます。」
「そうか、それは何より・・・・・」
「あのー、私は父親の方なんですが・・・・・」
あまりにも、若い声なので、鈴木君本人と勘違いして話していた。

「すみません、あまり声が似てたので・・・・」
「よく言われます。」
「鈴木君は元気にしてますか?」
「えー、元気ですが、元気すぎて、やんちゃしています。」
「やんちゃ?って、どうしたんですか?」
「先日も、飲み会の御ふざけで、プロレスの真似事で頭突きをしたらしいのですが、勢いあまって、二人とも血を噴出して、病院に運ばれたそうです。」
「へー、何か鈴木君らしいですね」

こんな元気の良い若者は、最近あまり見なくなりましたね・・・・・

私の親友にも、同じ鈴木と云うのがいるが、これも元気が良い。そうです、その鈴木とは、「焼肉好きの翻訳家」だ。


Photo 鈴木君の紹介したブログは⇒⇒こちら

素直な気持の良い青年でした。「ジャガイモ頭の鈴木君」とあだ名を付けていたのだが、サツマイモが届いた?

また何時か、合いたい青年だ。

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タッチ&ゴー!  死ぬかと思った!

2010年08月26日 03時08分20秒 | 出張

この10数年、出張に旅行に飛行機に乗る機会は、普通の人より多いと思うのだが、先日の、東京の出張から帰る時、初めての経験をした。

「タッチ&ゴー!」いったい、何が
タッチ&ゴーなのか?と云うと、
大分空港に着陸したときだ。何となく、素人の私でも、ふらふらした感覚を感じながら降りて行く、ちょっと斜めな方向で「ドン」と車輪が滑走路に着いた。その直後、また、急に加速しだしたのだ。
「えっ!」
「どうした!」「何が起こったのだ!」
回りを見回すと、みんな驚いた顔をして同じように回りを見回している。
スチュワーデスの顔を見てみると、彼女たちも、「何事が起きたのか?」と不安な顔で目が泳いでいる。
「これは、ヤバイ!」ととっさに感じた。

飛行機は、どんどん加速して上昇しだした。
思わず、手帳を取り出して、妻に!子供に!思いを伝えなくては!と真剣に考え出しだ。頭の中では、「御巣鷹山の日航機墜落」のニュースが過ぎっていく。

先日、友人に「死ぬときは、飛行機事故で死ぬのが一番良いかな?病気で長年苦しんで死ぬよりは、飛行機事故なら、一瞬で逝ってしまうので・・・・」などと、アホな事を言っていたばかりである。

暫くすると、機長からアナウンスが
「着陸が不安定だった為、もう一度、やり直すことにしました。ご安心ください」と

「ふざけるなー、何処が安心できるのかい!」

あー、もう二度とは経験したくない体験でした。

チャンチャン

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避暑地?

2010年08月25日 07時44分00秒 | 安心院

東京出張から帰ってきました。
今年は、記録的な猛暑で、照り返しのキツイ東京は大変でした。毎日、35℃を越える日が続いていた。あまりにも、暑い日ばかりなので、ホテルのクーラーを付けっ放しにして、酔っ払って寝ていたら、風邪を引いてしまった。

のどのイガイガが収まらず、咳が止まらない。
ホテルのクーラーが体には、一番悪いですな!高級ホテルに泊まると、全館が適度な空調になっており、体に優しいのだが、残念ながら、東横インの安物クーラーではそうは行かない!

風邪薬を飲みながら、だましだまし1週間の催事を乗り切った。

我家に帰ってくると、猛暑とは縁の無い所だ。
我家には、クーラーは無い。扇風機があるだけで充分である。もう、朝方になると、肌寒く感じるので、掛け布団を抱きしめる季節である。
家に帰ってくると、自然のリズムに戻り、体調が良くなる。ずっすり眠ることが出来る。

「あー、やっはり家が良いな!」「ここは避暑地だな!」
と、出張から帰る度に感じるのであった。

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瓢箪から駒 2

2010年08月24日 05時46分00秒 | 出張

人の縁とは何処から始まるか?判らない!
以前、ドイツのヴェルツブルグにある「シーボルト博物館」に、招待されて、「日本の技・匠の技」と題した展示会をしたことがある。
その時も、デパートで実演していた時に、たまたま、見つけた外国人がシーボルト博物館の理事の方で、ひょんな縁から、とんとん拍子に話が進み、約半月の展示会をすることになったのだ。

天の下のすべての事には季節があり すべてのわざには時がある

「生まれるに時があり 死ぬに時があり

出会いに時があり、別れに時があり・・・・・」
その時にしか出会えない縁と云うものがあるのだろう、まさに、一期一会なのだ。

今回も、とても素敵な出会いがありました。

土曜日に、すらっとした美人の外人が、興味深く私のバッグを見ている。
あれやこれや見ているが、大変気に入ってくれた様だ?(何故?なのか、と言うと、フランス語で話すので、言葉が判らない!)

「息が詰まるほど美しい!」と言っている。”と、一緒に来ていた人が訳してくれた。

「随分、知的な官能的な表現をしてくれるな」と思う。

と、この後、相手の方の実名で、ブログにアップしていたのだが、具体的な仕事の話になってきた為、これからあとの部分は少し伏せておくことにする。

ひょんな出会いから、どんな夢が出てくるか?楽しみだ。

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毎日の飲みごと!

2010年08月23日 07時48分56秒 | 出張

年2回あった「九州展」が、一度になってしまった新宿伊勢丹での催事である。
その分、密度の濃い、飲み事が毎日続いている。
いったい、ダイエットは何処に云ったのやら・・・・・・

822_003a_2 これは昨日食べた、「マグロの尻尾」

マグロの競り市などを見ていると、マグロの体は真っ白に冷凍されているが、尻尾の部分だけ輪切りにしてぶら下げてある部位があるが、その部分である。

見た目は、牛のテールの様な感じである。何処でも、よく動かす部分は美味しいというが、この尻尾の輪切りも美味しかったですぞ!

準備日はネット仲間のオフ会・・・・
初日は「ブー・フー・ウー」の例会・・・・・
二日目は東京の友人と・・・・・
三日目は、伊勢丹のメンバーと・・・・・
四日目は、熟女たちと・・・・・・

さすがに、これだけ毎日、12時近くまで飲みごとが続くと、ちょっと体調が心配である。
熟女たちと云っても、決して怪しい意味では無いので、勘違いしないように・・・・・・

822_007a メンバーは、ひょんなご縁でと知り合ったビーズ作家のウタ・オーノさんとビーズ工房のスタッフの勝野さん、伊勢丹の社員からは、元催事担当の小笠原さんと現在担当の千葉さん。

小笠原さんはウタさんのことを「ビーズ番町」と呼ぶ。

さすがに個性豊かな熟女たちのパワーに、男一人の私はたじたじであった。

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文字の色付け・・・・

2010年08月22日 08時53分02秒 | 

お箸に名前を彫って、贈り物にして頂いたり、自分用のお箸に使ったり、大変好評である。
そんな中、お年寄りが見ると、「ちょっと見えにくい」とか、「少し、色が付いていると違いが判って良いのだが?」と言われる。

以前から、彫った所に色を入れれないか?と試行錯誤しているのだが、
アクリル絵の具やマーカー、などを使ってみるのだが、どれも「帯に短し、襷に長し!」で、なかなか良いものが見つからない。

条件としては、
「彫った部分だけに色が残り、他の部分は拭き取った時に、綺麗に取れること。尚且つ、一旦、乾いてしまえば、水洗いしても取れない顔料!」と云う条件だ。

822_002a 今回、同じ「大九州展」会場に、宮崎の木工小物に絵付けをしている「林林鉢」という業者が居る。ここで実演をしている人に相談してみると、

「トールペイントに使っている絵の具が良い」と言う。

早速、お箸に色付けをしてもらい、拭き取ってみる。
綺麗に彫ったところだけ色が残っている。
ドライヤーで乾かし、水洗いしてみると、全然色落ちしない。


「ヤッター!」

この絵の具を探していたのです。

821_004a  茶色・赤・緑・エンジなど、いろんな色もそろっている。
これなら、行けそうだ!

これまで、水性マジックで色付けしたりしたのだが、食洗機などで洗うと、色落ちしてしまうので、まだ、正式にホームページなどでは、打ち出すことが出来なかった。

今度からは、また、新しい切り口で、ページつくりが出来るのでは?

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バッグの修理  2

2010年08月21日 07時33分57秒 | 竹細工作業工程

このバッグも、10年ほど使い込んだ物だ。お気に入りのバッグで、この10年間、ほとんど毎日、使ってくださっているそうだ。普段使いはもちろん、お洒落をする時も、冠婚葬祭にも、・・・・・・御愛用のバッグだ。

ありがとうございます。

817_014a このバッグだが、右の底の部分が傷んでいる。遠目で見るとそれほど判らないのだが、近くで見ると、相当な損傷を受けていた。

恐らく、最初は踏んづけたか?押しつぶしたか?何か、大きな衝撃を受けた物と思われる。その時点で、修理に出してくれれば、これほど痛む事は無く、比較的簡単に修理できたと思う。

しかし、お気に入りのバッグなので、そのまま使い続けて数年経ってしまった。

817_006a 裏返して見てみると、角の足は無くなってしまい、網地までも、相当やられている。

817_007a 側面も相当なダメージを受けている。
やはり、上に乗ったか?何かだろう?

ここまで、編み地が痛んでいると、まず、仮の編みヒゴをs挿して行き、足がかりを作ることから始めなければならない。

建築工事で言えば、足場を作るような物だ。
その、足掛かりになるヒゴに、新しいヒゴを編みながら差し込んでいく。差し込むヒゴの厚みは、0.25mmくらいの薄さにしないと、以前からあるヒゴに負担が掛かりすぎてしまうのだ。

丁寧に、丁寧に、ヒゴを左右から差し込んで補強していく。ある程度、差し込んだら、足場にした仮のヒゴを抜き取り、本来のヒゴに代えていくのだ。

817_033a これで、ヒゴの補強は終了。
側面の折れていた所にも、補強のヒゴを挿し、修理が出来た。
後は、この上に、足の部分の籐飾りを付けて、もう一度、漆を塗るのだが、ここまで、修理の部分が大きいと、新しく修理した部分の色合いと、元々の色合いが違ってきてしまうので、いったん、全体に付いている蝋をブラシで擦り落とし、もう一度全体に漆を塗り、蝋を掛けなおす。
そうすれば、新品同様に再生されるのである。

工芸品の良い所は、修理しながら、手直ししながら、長年に渡り使っていただく。その中には、お客様のいろんな思い出も、編みこまれていくのですな!

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少し涼しくなってきました。

2010年08月20日 08時53分58秒 | 出張

初日、二日目と東京は猛暑が続き、デパートの人出も落ち込んでいる。特に、物産展のファン層は、高齢者が多いため、こんなに暑い日が続くと、外に出るのが嫌になってしまうのだろう。

少し寂しい会場ではあるが、嬉しいことも、準備日の夜に、ネットショップのオフ会が神田であり、東京のネットショップオーナーの人達と知り合うことが出来ました。その中のお一人、エッチングアートの木村さんが。伊勢丹に来てくれた。
819_002a 彼の所では、結婚式用の引き出物だったり、席札ボトル・グラスなどをオーダーメイドで作っている。

一人で、製作から発送・梱包・ページつくりと何でもこなしている。私の所の「名入れ箸」と同じような客層にアピールできるので、将来的に一緒に何か?出来れば良いですね。

http://e-tomorrow.biz/

819_004a 昨年、結婚式の引き出物に「名入れ箸」を使って下さったカップルが顔を出してくれた。もうすぐ、結婚一年の新婚さんだ。
「引き出物で贈った方々が、みんなとても喜んでくれました」といて頂きました。

恒例の朝歩きで、昨日と今朝では、風がまったく違う!
昨日までの、むっとする蒸し暑さが無くなり、風が心地よい!ホテルから2キロ行った所に、新宿中央公園がある。丁度、6時30分に公園に着くと、たくさんのお年寄りが集まっている。

ラジオ体操の始まりだ。
このラジオ体操は、日本が世界に誇れる文化だと思う。老若男女誰もが自分のペースで楽しめる物である。

少し涼しくなってきたので、きっと今日から、お客様が多くなるぞ!

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バッグの修理  1

2010年08月19日 07時49分51秒 | 竹細工作業工程

十数年、バッグを作っていると、いろいろな修理のバッグが送られて来る。「転んだ時に上に載ってしまった!」とか、「子供が踏んづけた!」とか・・・・・

一番多いのが、底の足の部分の磨耗である。これは、実用品のバッグである以上、磨耗するのは仕方がないことで、特に、気に入って愛用してくださる方は、毎日、使ってくださるので、知らず知らすのうちに摺り減って行くのは仕方がない。

私のところでは、「何処が痛むのか?」大体判っているので、使い込んだ時に、交換できる様な構造にしてある。バッグ全体の交換でなく、痛んだ所の交換で済むようにしている。

817_018a この写真は、バッグを逆さまにして写しているのだが、左の足の部分が磨耗して切れてしまった。
もう一度、籐飾りをし直して、漆を塗れば、すぐ元に戻ります。

修理のバッグが送られてきて、箱を開けると嬉しくなりました。

このバッグは10年ほど使い込んだもので、何ともいえない色合いと艶が出ているではありませんか!
大切に使ってくださるお客さまの心使いが、伝わってきます。
817_020a
最近作ったばかりのバッグと比べてみると、違いが良く判ります。同じ素材のバッグなのですが、10年使い込むと、こんなに素晴らしい風合いが出てくるのですね!

自分の作った作品ながら、見ていて、惚れ惚れしてしまいます。

天然素材の良い所は、使えば使うほど、味わいが出てくるところです。使ってくださるお客さまの思いが、作品を作っていくような感じがします。

「大事に使ってくれて、ありがとう!」と思わず、頭を下げてしまいました。

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東京は暑い!

2010年08月18日 07時22分27秒 | インポート

早いもので、今年の忙しいシーズンも、もうそろそろ終わろうとしている。最後の大詰めとして、本日から始まる 新宿伊勢丹での「大九州展」に出展するため東京にやってきた。

今回は、お盆のハイシーズンということもあり、
飛行機のチケットが取れず、新幹線での移動となった。
朝、6時に我家を出発。別府駅を6時49発のソニックで小倉まで向かう。
Cimg3134a ソニックの最前列には、運転席の見える展望台が設置されている。鉄道ファンの細野君なんかは、きっと大喜びするだろうな!
私は、電車の揺れが心地よく、危うく小倉を寝過ごしてしまうところであった。

小倉から、新幹線「のぞみ」に乗り換え、5時間で東京に着く。「単行本を1冊、読み終えるので無いか?」と思っていたが、結局また、寝てしまった。

東京に着くと、むっとする厚さである。聞くところによると、気温は38℃を越え、熱中症で倒れる人が続出しているという。

2時に、伊勢丹に入り、飾りつけ。

あれも、これも、見ていただきたいのだが、限られたスペースの中で、如何に効率的に纏めるかが、考え所である。5時半に飾り付けを終え、ホテルにチェックイン。

今回は丁度、日程が「ネットショップを楽しむ会」の関東地区での勉強会を兼ねた飲み会があり、参加してきた。
818_003 15人ほどが参加したオフ会であるが、いつも感じるのだが、ネット関係の集まりは、みんな本当に元気が良い!
特にこうやって、前向きに勉強会なり、オフ会に参加しようという人達は尚更である。

盛り上がるオフ会を途中で抜けさせて頂き、新宿のホテルに戻ってきたら11時であった。やっと、眠ったのが12時過ぎ、この日は、3時から起きて、パソコン仕事をしていたので、ほぼ徹夜をしたような感じだ。

さて、気分を切り替えて、今日からの伊勢丹での「大九州展」頑張るぞー!

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臭かりき!いや、違った、 草刈り機

2010年08月17日 04時06分38秒 | 我家

今年のお盆には、仕事はしない!と決めて、お参りの他にすることが無いので、草刈りをした。草刈り機には、腰振り式と背負い式があるのだが、平坦な地形を刈る時は腰振り式でも良いのだが、私の所の様な、凸凹であったり、斜面の場合は背負い式が良い。

814_7a これが、私の愛機である。

草刈りの刃にも、いろいろな形状があるのだが、
一昔前は、鉄で8箇所に切る溝がついていた刃を使っていた。暫く使って切れなくなると、手やすりで研ぎ出し、また使う。

現在
は30個ほど、チップが付いた刃を使っている。切れ味は抜群だ。草が少し大きくなったときは、このチップ刃が俄然威力を発揮する。

今回使ったのは、少し違ったもので、刃で切るのでなく、回転する軸に、ナイロンの紐を引っ掛け、遠心力で草を切って行く。
Cimg3167a 左に写っているのが、チップ刃で、右の草刈りで汚れているのが、ナイロン紐の草刈りである。2本の細い紐が、草を切り取っていく。

どちらにも、一長一短あり、チップ刃は、切れ味も鋭く、大きくなった草を刈るには、此れしかない。しかし、障害物が多い所や、切ってはいけない物があるときは、切れすぎて気を使う。

ナイロン紐の方は、実に丁寧に刈り取っていく。刈り取ると云うよりは、掃除機を掛けているようになる。駆られた草は、粉砕機に掛けられたような、細かい屑に為る。
しかし、時間が掛かるのと、小石などがびゅんびゅん跳ね上がってくるので、防塵メガネをしなくては為らない。

814_1a 家の前も、綺麗に刈り取り出来ました。こんなに綺麗にするのは、紐式が良いですね!

2時間も草刈りをすると、全身汗びっしょりになる。

草刈りは、何故か?遣り出したら止められなくなる。実際にしたことが、はっきりと形になって見えるからだろう。労働に見合った、満足感を得られるのだ。パソコンに向かっている時とは違った、単純労働の達成感があるのだ!

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三浦 勉さん!

2010年08月16日 06時10分58秒 | 友人

お盆に高橋さんのお参りに行った後、丁度、近くに来ている勉さんの個展会場を除いてみた。

Cimg3151a 三浦勉、75歳。
本名はみうらつとむだが、みんな「べんさん」「べんさん」と呼んでいる。
もちろん、ベンさんとは、高橋さんを通じて知り合ったのだ。囚われることなく、自由闊達に、誰でも受け入れられ、気ままに人生を楽しんでいる人だ。

交友範囲も、考えられないほど広く、時たま、思いもよらぬ様な有名人が出てくる。

Cimg3149a_2 此れが勉さんの絵だ。
子供の心をいつまでも持ち続けている。優しさと暖かさと寂しさ、ほんのりさせてくれるのは、勉さんの人柄からであろう。

私だけでなく、妻の悦子、息子たちも、ベンさんのお陰で、随分と心の癒しを貰っていることか!

これからも元気で居てくださいね。

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