高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

2007年12月31日 06時05分45秒 | 竹細工作業工程

お知らせ!昨日30日、「ミラノDVD希望」に応募頂いた方にメール便にて発送いたしました。32名の方に送りました。2~3日で届きますのでもう少し待ってください!

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ついに本格的な冬になって来た。朝から雪が降り続き5センチほど積もった。今日は工房の遠藤君に青竹箸の削り方を教える。これは工房の仕事としてではなく、個人的な時間だ。お箸を削ることは、竹細工を最初に習った時もナイフや竹に慣れるために削るのだが、切り出しナイフだけで削ってみると凸凹が出来てなかなか美しい箸が削れない、10膳も削ったら右手の親指が真っ赤になった事を思い出す。

1230_005 先日のブログでも書いたのだが、ある程度までは切り出しナイフで揃えて、そこから後はジグに竹を押さえ、カンナで形を作る、最後にもう一度切り出しナイフで面を取る。角ばったままのお箸がこの面取りをすることで随分優1230_008 しい表情に変わる。

一日、自分の箸を削りながら、遠藤君にカンナの刃物の裏出しからジグの調整、箸の削り方を教えていく。最近、遠藤君とこうして二人で居る時間はほとんど無かった。彼はもう巣立ちの時期である。網代に関しては誰よりも丁寧な奇麗な仕事をする、ある程度の骨組みは充分出来上がったのだが、これからは、回りの肉付けをしていかなくてはならない。そういう意味でもこの「青竹箸」は独立してから、その年にお世話になった方に感謝を込めて美しい青竹箸を送ることが出来れば良いと思う。

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大掃除

2007年12月30日 20時36分00秒 | 家族

28日までで、工房関係の仕事は終了。29日は家の大掃除、子供が成長してくると、家族4人が揃うことが少なくなってきたが、年末の大掃除は4人でやらなければならない。

1228_048 天井に溜まった一年間の埃取りや、家具を動かしてあっちへこっちへ家の中はてんやわんやである。持ち場は各自の部屋と長男クルムはお風呂とトイレと手洗い場、次男シンラは玄関とふけ抜けの大部屋、妻が台所、私がリビングと外回り。

昔は畳を上げて町内のいたる所で「パンパンパン」と畳を叩く音が聞こえた物であるが、最近はそんな光景を目にすることは無くなってしまった。畳の間に挟まっていた、コインを見つけるのが子供達の楽しみでもあった。

1228_050 今年感心したことは、二人の息子が当たり前のように協力して掃除をしていることだ。以前は30分もすると「飽きた!疲れた!」と文句ばかり言っていたが、二人とも、学校で寮生活をしている性だろうか?みんなで協力する作業に抵抗が無くなったというか?慣れたというか?良く働いてくれる。そういう意味でも、子供を外に出したのは良かったと思う。

一日、大掃除を終ってお風呂に入り、家族の団欒、私は昨日の飲みすぎの反省で今日はお酒は飲まない。大きく成長してきた子供達と過ごす時間は大切な時間である。

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ミラノDVD

2007年12月30日 05時56分00秒 | 海外事業展開グループ

お知らせ!!

1222_001 先日、放映されたOBS開局55周年記念特別番組

「竹の芸術、ミラノへ」の放送を見た方から沢山の励ましや激励、お褒めの言葉を頂きました。私自身、竹細工を知っていただく上でも大変良い番組に作って頂いたと喜んでいます。そこで、「この番組を見たい!」という方は私のアドレスに 件名の所に「ミラノDVD希望」と書いてメールを下さい。最近実に、しょうも無い迷惑メールが多いので件名にこの「ミラノDVD希望」と書いてないと削除してしまう可能性があります。

アドレスは takae@cronos.ocn.ne.jp  です。本文に送り先の住所・氏名を書いてください。正月休みにDVDに焼いてメール便で送ります。(無料)で先着30名まで!

ブログの書き込みで申し込んでいただくと個人情報が判ってしまいますから!

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大反省しています。

2007年12月29日 17時54分02秒 | 家族

年末、28日の恒例行事「お餅つき」。この十数年のうちで初めての雨降りの中での餅つきである。今年は、いつも参加している、秀さんが数日前にお父様が亡くなられ参加していない、秀さんの涙雨かも知れない。

1228_028 働き者の秀さんがいない分、私が準備をしなくてはいけない。屋根がある工房の前に臼を出し、先日作った餅取り板を準備して、薪でお湯を沸かす‥‥。我家のお餅は例年であれば3臼つくのだが、今年は子供が外に出ているため2臼に減らした。高校生と中学生の息子と3人で餅つきをしたが、もう体力的には一人前のつき手になった。昨日も家族全員そろったら、早速男3人で腕相撲、「まだまだ、お前らなんかは10年早い!」と言ってやったが、内心はドンドン逞しく育ってくる息子達が嬉しくて堪らない。来年はもう負けるかも?1228_035_2 由布院で陶芸をしている肥後さん一家も男の子が4人、中学2年を頭に6年、4年、2年とこれからつき手がドンドン増えてくるぞ。10時半から初めて、1時過ぎには終わってしまった。今年は例年の半分くらいしかつかなかったから、その後、飲みながら、食べながらペースが上がっていってしまった。

最後は何を話したのか?何時寝たのか?全く覚えていない。今日の朝になって、妻と子供から「酔っ払いのおっさんや、最低!」と言われる始末、自分ながらに最低だと大反省。この何十年と記憶がなくなるほどお酒に飲まれた事は無いのに!結局、昨日私が飲んだのはビールを3缶と何と、一人で焼酎を1升開けてしまっていた。それで、二日酔いになっていないのが不思議なくらいだ。きっと、これは神様が「外でのお酒の失敗は命取りだよ!」と言っているのだろう。

「大反省」 これからは「ビールを1本と焼酎は2杯まで」と深く深く心に留めておこう。

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ワイン

2007年12月28日 05時36分58秒 | お酒

イタリアに行ってからワインを飲むのが楽しくなった。以前はお子ちゃま様の甘口の白ワインが多かったのだが、今は、赤ワインが美味しく感じられるようになった。昨日、以前買っていた甘口の白ワインを引っ張り出して飲んだのだが、顔をしかめてしまうくらい、嗜好が変わっていた。イタリアでは、ビールよりもワインの方が安いくらいだし、スーパーに行けばズラーと一列ワインが並んでいる。現地の人に聞いたら、「知り合いの農家から買うからもっと安く買っているわよ!」「ラベルを付けると3倍の値段になるから、ラベルを付ける前の状態で買うの!」と言っていた。

1224_007 私も最終日にローマのスーパーで買ってきたものがこの

「TAURASI  DEI  FEUDI  DI  SAN  GREGORIO  2001 」だ。現地のスーパーだと20ユーロくらいであったが、帰りのローマ空港の免税店で見てみたら同じ物が倍くらいの値段で出ていた。帰ってから、インターネットで調べて見ると、日本で買うとまたその倍くらいになるみたいである。

もう1本持ち帰ったのが

1224_010 「ADAMI  adoriano 2006」と言うスパークリングワインであった。こちらはミラノのワイン専門店で進められて買ったものだが、プロセッコと言う葡萄の種類で作るヴェネト州のワインだそうだ?こちらは先日クリスマスの時に飲んだのだが、ワイン素人の私だが、実に美味しかった。ネットで調べたら日本でも3000円くらいで買えそうなので、また取り寄せて見たいと思っている。

もう一つ、活躍しているのが現地の雑貨屋で買ったワインオープナー。現地の人たちが使っている何の変哲も無い安いオープナーであるが、使ってみると、何故みんながみんなこのオープナーを使っていたか判る。シンプルで機能的で安い。これに尽きるのである。

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青竹箸

2007年12月27日 12時10分37秒 | 青竹箸

8 年末に青竹でお箸を削るのが恒例の行事になっている。瑞々しい美しい竹の緑、ただ、この緑色が何時までも残っていない。時間とともに緑色が薄くなっていくのだ。ある意味、逆にこの瞬間しか美しさが無い事を大事に考えて、新年を迎えるお正月のお箸として出している。

竹薮に2年物のまだ、美しい竹を見つけて切り出す。今は、竹薮が整理されていないので、四方八方に倒れた竹が邪魔をする。太く真っ直ぐ育った竹を見つけるのだが、切り出した竹の三分の一くらいしか、お箸になる材料は無いのだ。曲がりがあったり、反りがあったり、傷があったりする物を省いていくと本当に少なくなってしまう。

5_2 材料を切り出して、カンナで削り出していくのだが、今年は竹を留めておく治具を新しく作り直さなくてはならない。冶具とはカンナをかける時に竹が動かないように板の上に固定させる道具である。昔は切り出しナイフだけで削っていたこともあるのだが、どうしてもバラツキが出てしまう。「手作りの味」と言ってしまえばそれはそれで済むのだが、お箸に関しては手作りの味よりも、同じ手作りであるが精度の高さから来る美しさを求めてしまう。

無事一年を終えることが出来た感謝の気持ちと、来年に向けての期待を込めて青竹箸を削り込んでいくのだ。

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工房忘年会

2007年12月26日 11時52分17秒 | 工房

毎年、最後のミーティングは全員集合で、昼から大掃除、4時から1年を振り返ってのミーティング。その後、「滝見苑」という工房近くのお店で忘年会である。

朝から、15人のメンバーと一人ずつ、今年一年の状況と来年に向けての要望、気が付いた事など、みんなが居る前ではなかなか言えない様な事を拾いあげるよう、20分くらいずつ個人面談している。各人がそれぞれに置かれた状況が違うので、その人にあった工房との関係作りを話し合う事になる。若く、独立に向けて巣立ちを準備する者、まだ、入ったばかりで取り合えず一つでも作れるレパートリーを広げたい者、年齢を重ねて自分の体力に合わせて出来る範囲でと考える者、etc‥‥。

竹工芸の生産性というのはまだまだ、究めて低いのが現実である、その中から、一つずつ、改良して、ここまで来たのだが、世間の賃金体系から比べるとまだうんと低いものである。しかし、物作りは買って頂く相手があってのことだ。生産賃金を上げて、販売価格が高くなってしまうと、お客様には納得してもらえない。何時も、少しでも工房のメンバーが働き易い環境になるように考えるのだが、現実とのギャップを感じてジレンマに陥るのである。

また、来年は今より1段2段ステップアップできるように一つずつ改革していくしか無いだろう!

忘年会は安心院名産の「すっぽん鍋」をメインに宴会料理を頂いた。今は飲酒運転の規制が激しい御時世なので、16人中お酒を飲んだのは6人と、盛り上がりに欠けるのか?と思ったのだが、何の事は無い、飲まない人も酔った人以上に盛り上がっている。私はカラオケとかが嫌いなので、食事がある程度落ち着いたら、先日放映された「ミラノ」の録画を流しながら、その後は全員参加のゲームで楽しんだ。5時半から開始して、気が付くと10時近くまでワイワイガヤガヤと楽しんだ。また、来年も気持ちよく一年を締めくくれる事を願って!

一つ、大失敗は私がデジカメを持っていくことを忘れてしまったため、今年の忘年会風景を一枚も残すことが出来なかった。残念!

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メリークリスマス

2007年12月25日 13時16分03秒 | ブログ

1224_014 メリークリスマス。

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d-torso アキ工作社

2007年12月24日 07時43分57秒 | 職人仲間

20071222123614 20日に友人の大津さんからメールがあった。「高江さんに是非紹介したい人が居る」と。大津さんとはもう随分昔からの知り合いである。私の前職である「レストラン店長」時代のお客様で、大分トキハの社員さんであった。その時から考えるともう25年のお付き合いをしていることになる。途中、ブランクはあるのだが、私が竹細工を始めて数年後、別府トキハの担当者として、偶然の再会をした。

大津さんに連れて行った貰った所は安岐町ある、ダンボールでマネキンやトルソーなどを作る会社であった。以前、ダイムか?サライか?何かの雑誌で、このダンボールの作品は目にしていた。まさか、大分県の業者が作っているとは知らなかった。実にシンプルだが、独創性に富み、デザイン性豊かな作品群である。今日はクリスマスパーティーを兼ねた集まりで、全然関係ない私を気持ちよく迎えて頂いた。社長の松岡さんとお話する機会を作って頂いた。元々は1級建築技師でマネキンを作るのも建築物を作る発想でやっているそうだ。奥さんがニットの作品を作っており、最初はその奥さんの作品を着せるマネキンを作ることで始めたそうだ。

20071222130059 等身大の大きな物から、小さなミニチュアまで実に幅広い造形物が出来る。軽く、レーザービームでカットされた部材は組み立てずにお客様が自分で組み立てれるよう簡単に構造計算されている、環境問題にも対応し、ダンボールだけで作られているので、(接着剤は使わない)燃やすことも出来る。

一人でポチポチ始めた事が今では若い社員も増え、3年前に新社屋を立て、現在は世界をマーケットに展開している。大した物である。この会社はまだまだ伸びていくと思う。元気な会社の社員もやはり元気が良く気持ちが良かった。私も工房の若手の遠藤君を連れて行ったのだが、若いもの同士、直ぐに打ち解けて話し合っていた。

20071222125844ダンボールだけでなく、パーツをメタルで作ることで、お洒落なインテリアになったり、底知れぬ可能性を秘めた企業であった。こんな人と知り合えた事は本当に良い機会を大津さんに頂いた。大変な刺激を受け、工房に戻って来た。

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テレビ放映されました!

2007年12月23日 08時28分22秒 | 海外事業展開グループ

12月22日(土)午後3時から、OBS開局55周年記念特別番組として「竹の芸術、ミラノへ」サブタイトル「海外進出目指す4人の竹工芸家」という題で1時間番組として放映されました。

1222_006 どんな番組になったのか?自分自身も興味を持って見させて頂いた。手前味噌で言う訳ではないが非常に良く構成された良い番組になっていた。冒頭に油布さんが黒い背景の中でかっこよく「四海波花篭」を編む映像から始まる。この「四海波」と「4人の竹工芸家」を引っ掛けて番組は始まって行く。最初から「ほー!」。ナレーションも大げさになる事は無く、たんたんと4人の背景を説明していく、40年前の竹細工で始めて人間国宝になった「生野祥雲斎」の映像が出たり、現在の別府竹細工の現状などを織り込み、巾の広い番組になっている。4人の持ち味を偏ることなく淡々と追っているナレーションには好感が持てる。シャープな映像でカメラマンの左藤君の感性の良さが現われている。

1222_001_2 番組の中で随所に出てくる「四海波花篭」。この花篭は江戸時代に作られた籠であるが、これほどシンプルで息の長い作品は無いと思う。完成されている究極の作品である。16本の竹ヒゴを使って、慣れたものであれば5分で作ることが出来る。初めて竹に触れる人にも指導をしてあげれば20分ほどで作り上げることが出来る。それも、一切の道具を使わないで、出来上がったものは旨く作れば、素人もプロもほとんど変わらない様な見栄えになる。四方に波がうねった様子が表現され、力強い花篭になる。また、紙を引いて、小物入れにしたり、イタリアではキャンディボックスにしたりと用途にも広がりがある。本数を増やしたり、長さを変えれば直系1メートル以上のオブジェにもなる。これほど、竹の弾力と柔らかさと力強さを表現でき、誰にでも作ることが出来るように昇華された作品は無い。300年以上経った今でも充分通用するデザイン性といい、本当に究極に完成された篭である。

この番組を見て、後に続く若い竹細工職人達への刺激になれば幸いである。竹職人は包丁1本で何処へ行ってもパフォーマンスできる。自分の持った技術の可能性を信じて、竹細工を続けて欲しいと切に思うものである。特に30代の大橋君が番組の中で小さな子供を抱えた家族のモデルケースのような形で紹介されている。現実の生活に追われながらも、将来の自分に投資している姿はとても共感を呼び、参考になると思う。若き竹職人へのエールとしてこの番組を見て頂きたい。

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健忘症!

2007年12月22日 07時30分32秒 | ブログ

このブログを書く前に、ブログ仲間の大川さんのミクシイに健忘症の話が載っていたので笑ってしまった。

先日のブーフーウー忘年会で北九州のホテルに眼鏡とポーチを忘れた。翌日の福岡のホテルで気が付き、慌てて電話で確認、やはり、忘れてあった。着払いで送って貰うことにして、「やはり年を取ったのか?」と。翌日、福岡のホテルを出るときは、昨日の失敗があるので忘れ物をしないように!と気を付けてホテルを出た。我家に返ってきて、二日分の荷物を降ろし、片付けていると、カメラのクレドールが無い。「えー、また忘れた!オレはアホか?」また、仕方なくホテルに電話して忘れ物の確認。しかし、今回はホテルに無かった。実は家に帰った時、家に下ろす荷物と工房に下ろす荷物があったのだが、その時にパソコンと一緒にカメラの充電器が入った袋を工房に下ろしていた。     下ろした事を忘れているのだ。その事を、工房のメンバーに話してみると「高江さんはまだ忘れた事を思い出すからまだ良いですよ!」と言われてしまった。

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羽根布団と毛布

2007年12月21日 07時12分00秒 | ブログ

先日、伊勢丹の担当者と打ち合わせをした時の話。彼は以前に寝具の担当をしていたらしく、ベットの話で盛り上がった。「何処何処のメーカーのベッドが良いですよ!」とか「枕はあのメーカーが良いですよ!」等など、そんな話の中、私の素人話が入った。

「私は数年前まで、羽根布団の使い方を知らなかったようだ。羽根布団の下に毛布を入れると全然暖かく無く、羽根布団の上に毛布を置くと数倍暖かい。妻に指摘され、半信半疑で布団と毛布の上下を代えてみた、すると信じられないくらい暖かいのだ。」そんな話をすると、彼が、「そうなんですよ、貧乏で育った人は布団の下に毛布を入れる習慣が付いているのですよ。昔は布団は高額な物なので、なるべく汚さないように、また、布団より毛布の方が洗濯が簡単ですから、ですから、貧乏に育った人は大抵、布団の下に毛布を入れる習慣が付いているのですよ」と言われた。

そうなんです。彼の言うとおり、私の家では、いえ、私の育った近所全部がそうしていました。きっと、このブログを見て、目からうろこが落ちた人が居るんでは無いだろうか?チャンチャン。

竹工房オンセ

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コンサート

2007年12月20日 17時29分01秒 | 食べ物

昨日、北九州でブーフーウーの忘年会を終え、朝から一日、実に充実した一日を楽しんだ。翌日の19日は妻が新潟の長男クルムの学校での「賛美歌発表会」を見に行った帰りに福岡に来ることになっている。 半月ほど前、テレビを見ていると福岡で「スタイリスティックス」のコンサートがあると宣伝していた。丁度日にちも合うし、二人とも福岡県に居る!直ぐにチケットを手配した。何とか19日の予約を取ることが出来、見に行くことになった。少しお洒落をして、ホテルも少し豪華に「ホテルニューオータニ博多」を取った。

1219_011会場はビルボードライブ福岡 、コンサート会場のように大人数で聞くのでなく、落ち着いて息使いが届くような近場で見ることができ、クリスマススペシャルディナーを食べながら という感じだ。私はパスペールの生ビール、妻は赤ワインを!ちょっと贅沢な大人のコンサートである。出演ゲストにも寄るのだろうが、今回は「スタイリスティックス」という事で、観客の平均年齢は50歳台であろう。

「スタイリスティックス」私が高校生くらいの頃にヒットした黒人コーラスグループで、甘く洗練されたフィラデルフィアソウルの代表である。おそらく、50台以上の人であれば、彼らのフィルハイセットな歌声を聴くと必ず当時を思い出すのでは無いだろうか?

A 「YOU  ARE  EVERYTHING」や「YOU  MAKE  ME  FEEL  BRAND  NEW」などが歌われると、もう心は学生時代に戻っていた。白のジャケットに揃いのステップを踏みながら歌う姿は昔と全然変わらない。私たちの甘い青春時代を呼び起こしてくれるのだ。さすがに、結成39年というから、お互いに年齢を重ね、見た目にには年を取っていくのだが、歌を聴いた途端に彼らも我々観客も昔に戻っていく。

しかし40年近く、一本調子で現役を続けていることが凄い!まるで、水戸黄門の番組のようだ。印籠を出すかの様に、最後に「誓い」のヒットソングを持ってくる。マンネリと思われようが、その歌が出ないとお客様が納得しない!これが出ないことには、安心できないのだ。

Photo 1時間半、たっぷりとコンサートを楽しんだ。丁度私たちの席が、控えに戻る通路の横だったので、最後には、メンバー全員と握手出来た。

会場を出た後、博多の街に繰り出した。真っ直ぐホテルに帰るには勿体無い気分だ。もう一軒、近くのお店に入り、ワインを1本とピザとチーズをあてにコンサートの余韻を楽しみながら、妻と二人で色々話をした。とても、良い時間であった。

ちょっと、贅沢な大人の時間が持てた一日であった

竹工房オンセ

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英彦山

2007年12月19日 09時56分56秒 | 友人

今日は恒例の「ブーフーウー」の忘年会。朝、昨日届いたPNDを搭載して家を出る。日出町の藍染屋、多田さんを拾って「英彦山」のある添田町に向かった。新しいナビは実に詳しく私を添田町役場まで案内してくれた。なかなか秀逸な優れ物である。添田町役場で伊万里から来る焼物屋、福山さんと待ち合わせ。10時半に全員集合。

1218_026英彦山は福岡と大分の県境にある1220メートルの霊峰である。昔は女人禁制の修行の山として山伏が駆け回っていたそうだ。2.3日前の天気予報を見ていると、当日は曇りもしくは雨となっている。多田さんから電話があり、「どうも雨みたいなので、英彦山は中止にしますか?」「前日には、ホームページを見ると頂上はマイナス3度、霧氷が見れるかも?」などなど、多田さん、福山さんは止めよう、止めようと気持ちが言っている。しかし、また、暖かくなってから!などと言っていると必ずこの企画は流れてしまう。私は防寒の装備をして決行する、と返事をする。屠場に引かれる牛のような気持ちの二人を従えて英彦山までやって来た。

しかし、英彦山に近づくにつれ、天気は良くなり、神様は私たちを迎えてくれた。

1218_041いざ、出発。15分ほど階段を登った時に福ちゃんが根を上げた。そこからは騙し騙し上に連れて行く。1時間半ほどで1200メートルの山頂に到着。汗をかきながら、フウフウ言って登って来た甲斐があったというものだ。山頂に着くまで出会った人は7人だけだった。40.50のおっさんが3人で山登りをしているのが実に不思議だ。

1218_016こんな急な斜面は鎖を手繰りながら登って行く。

英彦山を下りた後、小倉に場所を代え、夜の忘年会に備えた。東京から新宿伊勢丹の「閨」さんが合流して4人で焼肉パーティーである。ネットで調べていた食肉業者直営という言葉に引かれて予約した「天穂」。小洒落れた雰囲気のお店であった。出たものも、パンチはないがそこそこ、及第点である。良いだけ、飲んで食べて話して、騒いだ後、占めのバーに!

1218_062バー関係は多田さんのお得意分野。ドンコルレオーネのような面持ちの彼が先導する。「スタッグ」というバーであるが、揃えてあるお酒の種類は凄い。小倉一であろう。東京でもなかなかこれだけ品揃えをしたお店は珍しいだろう。そこで、おふざけで葉巻をみんなで燻らせた。

朝から一日本当に充実した一日であった。

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オモチャがやって来た!

2007年12月18日 06時44分58秒 | 通販・買い物

1217_012 インターネットでPNDを買った。PNDとはパーソナル・ナビゲーション・デバイスの略である、簡単ナビの事である。今まで、カーナビを私が使うことは無いだろう?という思いで、値段も高いし、ほとんど興味がなかった。我家には現在、2台の車があるが、どちらも、もう既に10万キロ以上走っている。それらの車に20万円近くもするカーナビをつけるのには抵抗があった。ところが最近は割り合い安く、どの車にも持ち運びできる簡単ナビが増えているという。早速調べてみると、ソニー、サンヨー、クラリオンなど沢山出ている。どの機種も複雑な配線工事も無く、ダッシュボードに置くだけ、何台の車があってもこれ一台をポンとフロントに置くだけである。本当に簡単だ。私は運転中にテレビが見たい訳では無いので、別にワンセグが使えなくても問題無い。

1217_006_3 沢山機種がある中で私が選んだのは、現在一番人気のソニー・NV-U2にした。土曜日にネットで注文して、翌日には宅急便で届いた。早速、フロントに置いて使ってみると、実に正確に我家の位置を写し出している。大したものだ、これなら充分使える。値段も5万円。これなら、そんなに負担も無いし、どの車で遠出をしても付け替えられる。

早速、本日の「ブーフーウー忘年会」で行く、英彦山登りにも役立ちそうだ。この簡単ナビのもう一つ面白いのは、バッテリーで3時間まで動くので、登山の時も持ち歩いて現在位置を知ることが出来る。軽いので、短時間のウォーキングやツーリングには便利かも知れない。

竹工房オンセ

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