高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

サンフラワー

2009年10月31日 05時26分00秒 | ブログ

今は午前4時、漆黒の闇の中をゆっくりと移動している。遥か彼方に四国の街並みが小さな点になり見えている。

何故、こんな風景が見えているのか?と云うと、
一昨日、京都の親友「恵文」さんから電話があり、書類に記入して貰うため、わざわざ京都から新幹線で大分まで、とんぼ返りで遣って来ると言う。実は、恵文さんは「焼肉いちなん」を経営する傍ら、副業で生命保険の代理店もやっている。

私は現在、日本生命と郵便局の保険に加入しているのだが、恵文さんに見直して貰うと、随分効率の悪い、高い保険に入っているようなので、入りなおす事にした。子供が小さいときは、もし私に何か?あった時を考えて、死亡保険金も大きな物にしなければならなかったが、現在は子供もある程度育ちあがり、死んだときの保障はもう少し見直したほうが良いと思う。代わりに、病気・怪我の時の保障を手厚くした方が、現在の私の生活には合っている様だ。


それで、同じ入るなら親友の恵文さんの所に!と云う事になったのだが、「書類を郵送で送り返すから送ってくれ!」と言うと、現在は生命保険は、本人と対面をしながら書類記入しないといけないそうだ。

「たった、それだけの為に高いお金と時間を使って大分まで遣って来る」と言う「こいつは、人は良いけど、商売はへたくそだ!」でも、気持ちが嬉しい。
丁度、私の長男坊の学校で文化祭が行われている。「わざわざ文化祭の為に大阪まで行くのはちょっとな」と思っていたのだが、この恵文さんの事もあり、急遽、大阪に行くことにしたのだ。

随分説明が長くなってしまった。

Cimg0848 別府港を18時50分初、翌朝、大阪南港に着く。2等寝台で行くと片道11500円。一番安い、ごろ寝の2等指定だと8800円である。

切符を買うときに1000円払って、「ひまわり会」に入会すると30%オフになるので、今回は2等寝台でも8000円くらいである。この「ひまわり会」は一度会員になっておくと1年間有効なのだが、その時だけ使っても充分お得である。今回の場合でも往復で7000円の割引になるので、1000円払ってもばっちりである。

Cimg0855 船は、巨大なビルがそのまま動いている様なものだ。中には、お風呂もレストランも売店もゲームコーナーも揃っている。

乗船して、早速お風呂に入り、汗を流す。レストランは、食堂風と言いますか?自分で料理を持って行き、レンジで暖めてもらったりして会計場所に持って行く、まるで、社員食堂方式だな。

船酔いしない様に、一杯飲んで早めに寝るのに限る。

自分磨き  記念日 贈り物 オーダーメイド 名入れ箸

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こんなの出来ました!

2009年10月30日 07時43分16秒 | 作品紹介

このシーズンは、私が催事に出ないので、それまで溜まっているご注文の篭を製作したり、来春に向けて試作をしたり、メンバーには、今まで作った事の無い物を教え込んだりと、それぞれが別々の物に取り組んでいる。

しかし、みんなの顔も生き生きしていると思えるのか、「大変ではあるが新しい物にチャレンジする」と云う前向きな姿勢になっているので、そう見えるのか?

こんなのが出来ました。
Cimg0828
結構大きな花篭です。お客様の注文は、「綺麗に作らないで、歪んでいて、口も高さが凸凹して、ざっくりと!」
口で言うとこんな感じですが、いざ、そう作るとなると、判った様な判らない様な注文です。
「もう少し、具体的な大きさや、表情を絵に書いて貰うと、イメージが伝わってくるのですが?」と返事を返すと

Cimg0827 この篭は大きさが40センチ以上あるのだが、その大きさから、逆算すると、とても、イメージの様な大きな竹だけで編み上げることなどは出来ない。

もう少し、竹の性質上から出来る形を説明し、出来上がった物がこの篭である。
「オーダーメイドの竹かご屋さん」を、テーマに遣っているのだが、素人さんのイメージを形にするのは、物を作ることより、相手の欲しい物が何なのか?と想像する事が仕事の様だ。

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カメラマンになるな、演出家になれ!

2009年10月29日 08時06分55秒 | ホームページ作り

先日の九州ECミーティングでの、商品写真講座は、正に「目から鱗」の連続であった。

講師の伊藤さんは
会員の商材を拾い上げ、その商材に付いての、考え方・見方を説明してくれた。

最初に手を上げたのは、畳屋さん。
「畳の写真はどうやって撮ったら良いのか?」

確かに、大きくて平たい畳をとっても、あまり変わり映えしない様に思える。

そこで、伊藤さんが即答したのは、
「畳の写真は要らないのです!」と、

「お客様は畳が欲しいのでは無いのです。畳を代えることで、新しい生活を買いたいと思っているのです。どんな風に気分を変えたいのか?」

「30代の夫婦が、畳の上で美味しそうにお茶を飲んでいる風景が要るのです。」「猫が気分良く畳の上に寝っころがっている写真が要るのです。」

なるほど、なるほど、イメージが湧いてきますね。

「フェラーリを買う人は、フェラーリが欲しくて買うのでは無く、フェラーリが買える様になった自分を買っているのだ!」

なるほど、その通りですね!

ネットの世界には、物理的な商圏は無くなって来たが、頭の中の商圏の奪い合いである。どれだけ、自分の所の商品を考え、

「どんな人に幸せになって貰いたいか?」
「どんなシーンで使うのか?」

それがイメージできないと商品撮影は出来ない。

次に聞いたのは私、  「竹箸」「名入れ箸」

「お箸の写真を撮りたいのですが?」

「すると、その箸の特徴は何ですか?」と聞かれた、

「使いやすい箸です」と答えると

「使いやすいのは当たり前でしょ!使いにくい箸ですと売っているところなんかありませんよ!」

「滑らない箸です」と、

「それも、当たり前でしょ」

「では、無塗装の安全なお箸です」と答えた。

「それでしょ!其処を訴えるべきでしょ!そこが解っていないから、ピンと外れな答えになるんですよ!」と言われてしまった。

「社会に向けて訴えるのは、そこでしょ!」

「そこから考えていくと、日本人、子供、箸、赤ちゃん」
「「この子達の未来のために!」と云うキャッチコピーに赤ちゃんの手にお箸を持たせて…」こんな写真が要るんですよ。

「箸を上から撮った写真なんか要らないのですよ!」

「幼稚園で子供達が沢山笑いながら、手に手にお箸を持って!」こんな写真です。
「赤ちゃんを持ったお母さんには○%安く」
こんな風にしたら、値引きもカッコいいじゃないですか?

会場中から、どよめきが!
みんなの頭の中にも、その映像が浮かんでいるのだ。

凄い、凄過ぎる!この人は演出家である。

早速、講師の伊藤さんが出している本をCimg0818 取り寄せた。

この本をとことん読み込んで、私も演出家に!





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竹縄 1

2009年10月28日 08時24分55秒 | 竹細工作業工程

花篭に竹縄を編みこみ、アクセントとして使っている。
この竹縄はシンプルなものであるが、基礎技術がしっかりしていないと作ることが出来ない。

まず、3~4メートルの竹を、幅5ミリ、厚さ1.3ミリくらいに剥ぐ。この最初の荒割り、荒剥ぎの時点で、どれだけ正確に割り剥ぎ出来るかですべてが決まってしまう。
網代のヒゴの様に手間閑を掛けて丁寧に取るのとは違って、手間は掛からないが、勢いと精密な基礎動作が要求される。ある意味、一番難しい。

「シンプルだからこそ、難しい」

Cimg0783 Cimg0786 次に厚さ1.3ミリのヒゴを4枚に剥いで行く。この時に最初の剥ぎが悪いと、4枚に剥ぐことが出来ないのだ。長さ、4メートル、厚さ0.3~0.4ミリのヒゴを4枚取ることになる。

薄く剥いだヒゴを暫く、水に漬けておき、柔らかくする。

Cimg0802



今度は、全部で6枚のヒゴを束ねて、2枚を1本にヨリを掛けて行く。合計3本を三つ編みにして縄を綯って行く。

Cimg0804 Cimg0809










つづく


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同級生!日比君

2009年10月27日 07時01分00秒 | 友人

高校の時の同級生が遣ってきた。名古屋から飛行機で大分空港へ、別府でレンタルバイクを借りて、県内の観光をして、夜、我が家に遣って来ることになっていた。あいにく、私がネットのセミナーで博多に行っていた為、夜8時頃来てもらう事になったのだ。
真っ暗な夜道を、一人バイクで走ってきた。大型バイクに跨って来るのか?と思っていたら、何と、50ccの原付バイクではないか!驚いた!

Cimg0744 久しぶりの再開を祝って乾杯である。

彼とは、高校1年生の時に一緒だっただけで、それほど、仲良くしていた訳では無いが、良く来てくれたものだ。話は高校時代に戻り、お酒と共に、だんだんと話が弾んでくる。
彼が面白いことを言う。「高江はすごく純粋だったよな!」「やんちゃぶっていたが、先生に対する態度とか言うことが、すごくピュアーだったな。」と言う。

こんな事を言われたのは、初めてである。高校時代は、大概悪いことばかりしていたので、「こんな見方をしてくれていたヤツが居たのか?」と新しい発見であった。お陰で、この日は随分飲みすぎてしまった。

翌日は、別府でもう一度待ち合わせをして、先日初めて体験した「垢すり」に連れて行った。体中の新陳代謝が良くなって、なんとも言えないのである。ホントに気持ちが良いのだ!お風呂に入って、体をリフレッシュさせて、最後にとんこつラーメンを食べて貰った。随分安上がりな接待であるが、これから、大分に遊びに来た友達には、このコースがお勧めだな!

Cimg0750 しかし、よくこんなバイクで来たよな!

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商品写真講座 2

2009年10月26日 07時11分51秒 | ホームページ作り

いったい誰に向けて、ページを作っていくのだろう?これが決まっていないと、商品撮影などは出来ない。講師の伊藤さんはカメラマンでは無く、演出家であった。
今回は、九州ECミーティングの会員のサイトを開き、解説をしてくれる。

あるお花やさんのサイトで、夜のお店をターゲットにしたサイトであるが、

http://yatyouka.net/

「この花は、クラブの女性が買うのですか?それとも、クラブのお姉さんに贈ろうと思っている男性が買うのですか?」
「男性が買うのであれば、お花の種類などどうでも良いのです。」
「男の人のほとんどは、花の名前など知らないのだから」
「この花を贈ったら、女の子が喜んでくれるだろうか?そんなことしか考えていないのだから」
「お花の写真など並べていてもダメです。」
「写真を載せるならこんな写真です。」
と言って、近くの会員をモデルに写真の構図を決めていく。
Cimg07341

花束を後ろに隠し、少しもじもじしながら女性に渡そうとしている所、向こうに見えるのは、これほど幸せな事は無いと云う様な女性の表情。

「こんな写真があれば良いんです!」

「花束の写真なんか要らないのです。」

「説明文も、名前なんか要らないから、この花束を贈ったら50%の口説き率、21000円。この花束なら80%、52500円」

「あなたならどちらを買います!」

と、こんな風に、次から次へと会員の商材をテーマに、ストーリーを作り、写真の構図を考えていくのです。凄い!凄すぎ!

「お客様の喜んでいる場面が想像できなかったらダメなんです。商品写真なんかは、ある程度の基礎さえあれば、誰でも取れます。」と

私も、物凄いヒントを頂きました。

つづく

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商品写真講座?

2009年10月25日 12時49分33秒 | ホームページ作り

7月に参加させて頂いた「九州ECミーティング」のセミナーを聞くため、博多に行ってきた。今回は、「商品撮影の仕方」がテーマで、我々素人が商品撮影をする上での
基礎技術の講座だと思って参加した。

土・日 高速が1000円と云うのは、こんな時大変ありがたい。10時半に我が家を出発。湯布院から高速に乗って、博多駅近くの会場に付いたのは、12時半ごろであった。軽く、昼食を取り、いざ、会場へ

Cimg0735 人気のある講座なので、会場にはいっぱいの受講生。

セミナーが始まったのは、1時半。講師の伊藤さんは、何と、今年の6月に私が訪ねて行った写真電気工業(リファーの照明)の人だった。
http://once.blog.ocn.ne.jp/ajimu/2009/06/post_723f.html

Cimg0730 実践的な撮影講座があるのかな?と思っていたが、伊藤さんは、「写真の撮り方よりも、まず、自分の会社のあり方、何処に向けて、会社として存在しなくてはならないか?」と、そんな事から話し始めた。

実践講座に入る前の前振りかな?と思っていたのだが、話し出したら止まらない人であった。しかし、この話は、目か鱗であり根幹になる話であった。

何のために、今の商売をしているのか?

私はどうして竹細工をしているのだろう?

竹工房オンセの社会的意義は?

此処をもう一度、見直して詰めていかない限り、ホームページなど作れないし、写真も取れない!

ご本人の言葉を借りて紹介します。

【講師:伊藤正仁氏より】


増加を続けるネットショップの数。必然的に、写真の平均的なクオリ ティーも高くなってきています。
そんな中でクオリティーを競い合うことに夢中になっても、それは、ま るで、自ら価格競争の泥沼に陥って行くようなもので、結局は企業の体力勝負 に持ち込まれてしまうのが必然です。

ではどうすればいいのか。今こそ、個々のショップ、あるいは商品が持 つ、独自の付加価値を伝えることが必要です。

そのためには、自店を、あるいは商品を、もう一度外側から見つめなお し、その本来の存在意義(付加価値)をまず確認すべきと考えています。

それが見えてきたとき、その商品を伝えるために、本当に必要な写真が 見えてくるのではないでしょうか。

今回の講座では、美しさを競い合うための写真の撮り方ではなく、ま ず、写真のあり方からもう一度考え、その上で、そんな写真の撮り方のポイント などを実践的に解説します。

つづく

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カメラケース

2009年10月24日 06時19分42秒 | 作品紹介

大阪のお客様からのご注文。このお客様は、若いのだが、伝統工芸品の様な手を掛けた工芸品が大好き!私どものバッグや携帯入れを愛用下さる方で、モデルになっても可笑しくない様な綺麗な人からのご注文。ついつい、制作にも気持ちが入っていきますね 

「大事に使っているカメラがあるのですが、それに合うケースを作って下さい!」昨年、カメラを見せて貰うと、今風のデジカメでなく、シンプルなフィルムカメラである。「カメラにも拘りがあり、このカメラで無いとダメだそうだ。」

「蓋付きで、肩から提げれるように!皮ひもでなく、組紐で下げれるように!」というオーダーである。」
カメラのサイズを測って、一応、オーダーをお受けする。

Cimg0634 今年の春に大体の形が出来たので、試作品を一度送り、「ちゃんと、入るかどうか?」試して貰う。しかし、高さはピッタリ、全体の大きさも丁度良いのだが、縁の四隅の角が少しカメラに擦れてキツイ!ようだ。

もう一度、縁の1ミリほど大きくして作り変え。

肩から下げる紐もあちらこちら伝手を頼って、探しに探す。やっと見つけた正絹の帯締めも、ピッタリである。後は、最後の紐の長さを調節する金具を探しているところである。

○○さん、もう一息です
から、もうちょっと待ってね 

Cimg0649 いろんな小物が出来ました。

もう一つ、これも2年越しになっている、「提藍」こちらも、強度を付けるため、全面遣り変えに掛かっています、もう暫くお待ちください、すみません!


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改装工事 その2

2009年10月23日 08時36分48秒 | 竹細工作業工程

来春に向けての試作中であった「一閑張り」も、塗装試験も終わり、いよいよ本格的に生産に入っていく事になってきた。

今までは、サンプルピースの塗装だけであったので、屋外で物干し竿から針金で吊るして、乾かしていたが、本格的な生産になってくるとそうは行かない!ホコリの付かない屋内で、ちゃんとした乾燥室を作らなくてはならないが、まだ、売れるのか売れないのか判らない今の段階で、大きな設備投資をすることは出来ない。

きちっとした、コンプレッサーで吹き付けし、乾燥部屋を新たに作るとなると相当な金額になる。とても、今の厳しい状況の中から資金を捻出するのは無理である。取り合えず、お金を掛けないで、今ある設備の中で、条件をクリアーさせなくてはならない。

Cimg0700 竹材庫の余ったスペースを片付けて、乾燥棚を作ることにした。工房の竹材庫は幅4メートル、奥行き12メートルあるので、片付ければ何とか為ったのだ!

幅2メートルくらいの所に、幾段もの桟木を渡し、そこに針金を何本も張った。(塗料が付かないように設置面積をなるべく小さくするため、針金棚が良いのかな?)

Cimg0703 針金棚が5段出来た!

取り合えずは、この棚で様子を見ていくしかないな

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寒くなりました。

2009年10月22日 08時14分10秒 | 安心院

秋の気配も深まり、随分寒くなりました。工房でも家でも、もうストーブは欠かせません。昨日、朝方は
Cimg0697 もう、4℃まで下がっている。寒いはずだ!

Cimg0695我が家では、灯油を配達して貰うのだが、今年最初の灯油は、全部で18000円もかかってしまった!
1回の灯油配達で260リットル。これから、毎月毎月、灯油代だけでも30000円くらい掛かる事になる。勘弁してクレー。

今年は、工房の作業配置を換えたので、少しは節約できるかも知れないが?   冬の暖房費は切実な問題である。

標高530メートル、夏場はクーラーも要らない快適な所であるが、その分、冬の寒さは覚悟しなくてはならない。
「九州なのに、ストーブが要るの?」
「九州なのに雪が降るの?」

「要るのです!降るのです!灯油代も要るのです!」

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助っ人

2009年10月21日 07時37分26秒 | ホームページ作り

「オーダーメイドの竹かご屋さん」を工房の看板に決めて、事務所では連日、妻とネット担当のかおるさんがパソコンに向かって、ページ作りに追われている。「ホームページで販売していこう!」と、一口で言うと簡単であるが、本格的に取り組み始めたら、如何に大変か?判ってきた。

魅力あるページを作り上げ、一人でも多くの人が訪れるように、一回来た人がまた来たいと思ってもらうには、買って頂いたあとのフォロー……どれだけ時間があってもたりません。

何せ、パソコンにはほとんど無知と云うか?素人のメンバーばかりで取り組んでいるのです。

002 そこに、「灯台下暗し」と言いますが、工房のメンバーに一人強力な助っ人が居ました。昨年、工房に入った和田君。初めて面接したときは、「少し、オタクっぽい雰囲気があり、この子は内に来ることは無いだろう!」と思っていたのだが、本人の強い希望で入社してきた。表現方法が、少し変わっているだけで、至って、真面目で素直である。

彼は学生時代、趣味でパソコンにはまって居た時があり、ほとんどの作業を、本も見ないで、チョコチョコチョコとキーボードを叩いて、ページを作っていく。文章を考えたり、ページの構成を考えたりはしないが、パソコンの動作の事は、意とも簡単に教えてくれる。

良くしたもので、困ったときには必ず、それを手助けしてくれる人が居るものだ!「求めよ!さらば、与えられん!」  
なんちゃって

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オーダーメイドの竹かご屋

2009年10月20日 06時27分03秒 | 作品紹介

先日、紹介したオーダーメイドの手提げ篭がお客様の手元に届き、昨日お礼の電話を頂いた。

「作品を見て、感動しています!こんなに素晴らしい篭を作ってくれてありがとうございます。注文するとき、少し高いかなと思ったのですが、出来上がった篭を見て、想像以上の物で、良かったと思っています!いつも、持ち歩いて自慢します。本当にありがとうございました。」

Dsc_0027_2嬉しいですね。一生懸命作った物が、喜んで貰えるのは。
 知恵を絞って、お客様の想像している物と、こちらが作れる物と少しでも近づけるようにと、真剣勝負です。

オーダー品は、通常の作品より、どうしても値段が高くなります。それは、ヒゴの厚さを変えたり、幅を変えたり、立ち上がりの形を変えたりとと、
編んでは解き、編んでは解き、形を探りながら作っていきます。時には、最終的に納得できなくて、すべてが無駄になることもあります。全体のバランスと強度、耐久性、実用性などを考え仕上げていきます。手間だけを考えれば、通常の2倍3倍の労力を使うことになります。

しかし、作品を収めた後、お客様から、喜びの電話や手紙が届いた時は、すべての苦労は消えていきます。
「あー、喜んで頂いて良かった。」

私の工房では、「オーダーメイドの竹かご屋」を工房の顔にして行こうと決めました。今までは、手の掛かる注文品はお断りしていることも沢山ありました。しかし、「本来の物作りは、絶えず、新しい物を作り出していくことであるし、お客様の欲しい物を作り上げて行くのが職人仕事なのだから!」
大変だが、物作りのノウハウはどんどん蓄積されていきます。新しい若い職人にも、物作りの大変さと楽しさを伝えて行こうと思います。

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肥後博己 作陶展

2009年10月19日 09時05分25秒 | 友人

秋の行楽シーズン。「由布院のカフェ・ギャラリー 受け月」で行われている、肥後さんの個展会場に行ってきた。

由布院には、あいも変わらず観光客でごった返している。車で入り込むと、マナーの悪い観光客のお陰で、進むことは出来ない。軽井沢のミニチュア版と云うような、全国からみやげ物屋がたくさん出て来て、何処へ行っても同じなような気がするのだが。

Cimg0683 Cimg0687 人ごみを掻き分けて、やっと会場に到着。1階がケーキのお店、2階のギャラリーで作者の器を使った飲み物が出されている。

広い空間に重厚感のある肥後さんの作品が並ぶ。元美術館と云う作りはなかなかである。

彼の作品は、繊細なモチーフが連なって重厚感を出している。私は彼の色合いが大好きで、我が家のテーブルにも、一番良く出てくる。使って、料理が生える器なのだ。
今回は、この器を頂いた。

Cimg0680 とても素敵でしょ!




コーヒーと美味しいチーズケーキを頂きながら、しばしの歓談。

10月いっぱい、開催されていますから、由布院へ行かれる方は是非行って見て下さい。マダムキラーの肥後さんがお出迎え!

Cimg0688




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どぶろくコンサート

2009年10月18日 08時45分05秒 | 友人

毎年、10月17日・18日と大分県杵築市の白髭田原神社で「どぶろく祭り」が開催されている。2年前までは大田村だったのだが、市町村合併で、今は杵築市になっている。

Cimg0659 急な階段を上り終えると、手洗い場に竜の口から手洗い水が!  「白髭神社」の名前の通り、髭自慢コンテストも行われている。

Cimg0663 お参りをすると、隣でどぶろくのお神酒を飲ませてくれる。以前は、この日ばかりは、村内に限り、飲酒運転もまかり通っていたが、ご時勢で、現在は厳しく取り締まられる。

一方通行になっている、神社前の道の外れで、警察が飲酒検問をやっている。妻がお神酒を頂き、私は飲んでいない。

参拝を終えた後、夕方から始まる「横岳自然公園」でのコンサート会場に移動。

「どぶろくコンサート」「焚き火コンサート」と名打っての、屋外コンサートである。出演者に私の古くからの友人の「洋さん」と「三宅さん」だ、

Cimg0668 コンサート前のチューニング中。
ロマンスグレーがかっこいいじゃないですか!「洋さん」は以前竹細工職人、私の先輩だ。

「三宅さん」は中津市で、有機農法の野菜作りを本業に、奥さんはピアニスト、彼はバイオリニストで、あちらこちらでコンサート活動をしている。

Cimg0675 焚き火の明かりに照らされて、お酒を飲みながら、食べながら、素敵な演奏をありがとさん!

しかし、山の上なので、時間と共に寒くなり、ブルブルー!


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水槽

2009年10月17日 06時09分53秒 | 竹細工作業工程

工房には、大小合わせて5個も水槽がある。一番大きな物は、竹在庫横に、長さ6メートル、幅80センチ、深さ40センチと巨大な物である。しかし、この水槽は、ほとんど使っていない。以前、荒物の花篭が沢山出ていた頃は、この大きな水槽に長い竹を沢山漬けて、竹磨きの準備をしたものだが、最近は、あまり大物は出ないので、もう一つ小さい水槽を使う事がほとんどである。

Cimg0553 これが、現在一番よく使う水槽である。以前は、ブロックを回りに一周置いて、その中に厚手のビニールを敷き、水が漏れないようにしていたのだが、水槽を掃除するときに、デッキブラシで擦っている内に、ビニールに穴が開いたり、排水をする時に、いちいちブロックを外して、水を出さなければならなかった。

今は、チャンと基礎をコンクリートで打ち、その上にブロックを1段、チャンと固めて繋いであるので、ビニールを入れる必要もなく、デッキブラシで擦る掃除も大変楽になった。

Cimg0558 もちろん排水も、最初の基礎工事の時に、排水バルブを取り付けて工事したので、キャップを外すだけで、簡単に排水できる。

水槽で気をつけなければいけないのは、鉄分である。以前は、プロパンのガスボンベで作った小さな水槽や、重しに鉄の文鎮などを置いたことがあるのだが、鉄分が水に染み出て、竹に付着して、汚すのである。目に見えて判るときは良いのだが、最後の漆塗りの段階になって、漆と反応し汚れを出す事がある、そうなると、それまで、一生懸命、作った籠が、最後の最後でダメになり、本当にガックリする。

Cimg0560 次によく使う水槽は、お風呂の浴槽である。いらなくなった浴槽を置いてあるのだが、1メートルくらいの長さまで入るので、短いヒゴや、ちょっとした時は、こちらをよく使う。

広々とした山の中だから、こんな水槽を幾つも使えるのだが、街中で工房を構えたときは、水槽一つにも大変な事である。


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