高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

素敵なカップル

2022年05月16日 17時51分00秒 | お客様
とてもホッコリする出来事が・・・・

老夫婦が買い物にやって来て、あれやこれやと話しながら、私どものバッグを見ている。奥様はコロンとした可愛いバッグを気に入っていただいた様です。


お二人で話して居ると、
「小さいのは可愛いけど、実用的には大きい方が良いよ」とご主人がおっしゃる、
最終的に、大きい方をお買い上げ頂いたのですが、色々お話を聞いて居ると、
「二人でこうやってデパートを見て歩くのが楽しみなの」
「今日は自分で買おうと思っていたのだけど、主人がプレゼントしてくれるいうから、嬉しい❣️」と、
「私もうゆうに、八十を過ぎて居るのよ。」とニッコリ、

私が
「プレゼントしてくれるなんて、素敵なご主人ですね、お幾つですか?」と聞くと
何と、何と!
「96歳よ、大正生まれ!」
これにはビックリした。
96歳になっても、矍鑠として、奥さんにプレゼントなんて!カッコ良すぎる〜〜!」

私達もこんな夫婦に成れたら良いね〜〜❣️🤗
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Yesterday

2020年05月07日 03時35分48秒 | お客様
連休最後の日は、お籠もりさん!
午前中は、最近急に暑くなったので、半袖半ズボンなど夏物の衣類を引っ張り出して衣替え。
絨毯を仕舞って、扇風機を出したりと夏準備です。

昼からビールを飲みながら、Amazon primeで「Yesterday 」をレンタル。



これが良かった!
久しぶりに、懐かしくホノボノとさせてくれる映画でした❣️
これは、お勧め映画です。🤗
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女心

2015年03月20日 04時53分46秒 | お客様

先日デパートで、とても印象的な出来事がありました。

金曜日の出来事です、
ハイキングにでも行ったのでしょう、
ナップザックを背負った、老夫婦が立ち寄ってくれた、

おばあちゃんが、、一番高額なバッグを気に入って下さった。



しかしその時は、そんな買い物をするつもりは無いので、持ち合わせが無く、
「日曜日に来ますから」と、取り置きをすることに為りました。

横では、おじいちゃんが渋い顔をしている。

バッグに売約の札を付け、取り置きしていたのですが、



日曜日になるまで、内心私は、

「本当に、来てくれるだろうか?

家に帰ってから、横で渋い顔をしていたおじいちゃんと喧嘩になっていないだろうか?」

などなどと、考えながら・・・・




果たして、日曜日の夕方、

老夫婦が来て下さいました。

おばあちゃんは、先日とは全然違った、お洒落な服装で綺麗に化粧もされ、香水の匂いが漂って来ます。

その横で、おじいちゃんもにっこり笑っています。

この私のバッグを買うために、お化粧をし、お洒落な格好で来てくださったのです。

女心を感じてしまいます。

あ~、何とも言えない嬉しさでした。

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大切なお客様

2014年12月02日 06時15分57秒 | お客様
大切なお客様が来てくださいました。


このお客様は、私にバッグを作る事、売る事の歓びを教えて下さった方です。

今から15年ほど前、九州物産展で出店した時の事です。
何気に、私の実演している作業をじ~~と見て居られました。手には、物産展で買われた食品が入ったビニール袋をぶら下げて居ます。
「竹細工に興味があるのですか?」と、声を掛けると
「いえいえ、新婚旅行で別府に行ったので、懐かしくて見て居ました。」と、
昭和20年代、30年代には、別府温泉は、新婚旅行のメッカだったのです。

お話を聞いてみると
「私はお花を習っていたのですが、当時はまだ貧しくて、旅行に行くのが精いっぱいで、
一つだけ花籠を買って貰ったのですが、「これはお花の先生のだよ」と言われて、私の花籠を買うことが出来ませんでした。」と、当時の思い出話をされるのです。

「あ~、優しいご主人ですね。お元気ですか?」と尋ねると
「いえ、主人はもう亡くなったのです。・・・・・」
「あぁ、すみません、要らんことを聞きましたね・・・・」

その後、暫くして、
「このバッグを頂けますか?」と、仰る。
そのバッグは、私のバッグの中でも一番高額なバッグでした。

「え~~、そんな、おばあちゃん、そんな、買わなくて良いですよ。」
「いえ、いえ、頂いて良いですか?」
「はぁ、それは良いのですが、本当に良いのですか?」
と、何ともちぐはぐな接客では無いか、

結局、お買い上げして頂きました。
バッグを渡す時に、
「この花籠を、お爺さんの仏壇にお供えしてください」と、小さな花籠を添えたのです。

そしたら、このお婆ちゃんが泣き出してしまいました。

このエピソードは、忘れることが出来ません。
「このお客様は、私のバッグを持つのでなく、無くなったお爺ちゃんとの思い出を持つのです、
お客様は、私どもの作品を通して、大切な人を忍んで、思い出を持ってくれるのだ。」
と、思ったのです。

それ以来、このお客様との交流は今でも続いて居ます。

本当に、ありがとうございます。
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梅田阪急 1

2009年05月22日 05時44分51秒 | お客様

やはり、大阪はインフルエンザのせいで消費マインドはますます冷え込んでしまっている。梅田阪急の初日と言えば、例年であればお客様をかき分けて通らなければならなかったり、レジ待ちの行列が出来るのだが、今回ばかりはさすがに少ないお客様である。普段の半分以下といった感じである。

中沢鞄の社長に「どうですか?」と聞いてみると、「広告に出した物が、朝方バタバタしただけで、それっきりヨ!それに、デパートには行きたくないから、代引きで送ってくれと言う。」 なるほど、ホント、マスクばっかりの売り場には行きたくないよネ。

Photo  そんな中、初日に常連さんの「S」さんがいらしてくれた。昨年オーダーして頂いた蓋付きのバッグを取りに来て下さった。「大きさと云い、色目と云い、丁寧な仕事に感激だ!」と言って喜んで頂いた。高価な作品であるが、「一生、使えるからナ!」と喜んでお買い求め頂いた。  ありがとうございます。

こういった不景気や、突発的なインフルエンザの様な事故など、自分たちの範疇を越えた出来事に呑み込まれた時に支えて下さるのがリピーターの方々である。

竹工房オンセ

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嬉しいお便り!

2008年05月08日 07時02分15秒 | お客様

今日は嬉しいお便りが届いた。昨年暮に「来春、結婚するのですが、結婚式の披露宴にゲストの方の名前を彫って欲しい」と依頼があったお客様から、無事、結婚式を済ませられ、報告と引き出物のお茶を送って下さったのだ。2月に新宿の伊勢丹に行った時、伊勢丹に顔を出してくださりその時初めて、お話した。その時の様子は

http://blog.goo.ne.jp/takae_1/d/20080222  ブログでアップしてあります。

お礼のお手紙には

「名入れ箸を用意したことで、私たちに気持ちがゲストの皆さんに伝わり、和やかで暖かい式にすることが出来ました。本当にありがとうございました。」

561_2 こちらこそ、丁寧な礼状と、彼女のお爺さまがブレンドしたという引き出物に使った新茶を頂き本当にありがとうございました。「お幸せに!」 手紙を読んで、こちらまで心温まる思いにしていただきました。

さぁ、今日から長期出張だ。頑張らねば!

竹工房オンセ

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応援団 

2007年07月18日 02時54分00秒 | お客様

_8 名古屋の松坂屋に来ると、必ず来て下さるお客様で、もう10年来、応援して頂いている鬼頭さん。一番初めは、お母様にと緑の小さなバッグを買って頂いた。その時は私から直接買って頂いたのではなく、間に中間業者が入り、作品だけを見て、気に入って下さった。

作品を見て「こんな素敵なバッグを作る人は、繊細な上品な女性が作っているのだろう」と想像してくださったそうだ。_4_2後日、追加のオーダーを頂くことになり、お電話で初めてお話した時、「作者が男の人であり、会ってみたら、こんな大きな人でびっくりした!」と仰る。その後もご縁が深く、京都の伊勢丹でお会いしたり、先日はたまたま、新宿の伊勢丹にまでお出で頂いた。 只今、趣味で素晴らしいビーズ細工をされて居られるのだが、今度、鬼頭さんが作ったビーズの作品を私のバッグに埋め込んで作品作りをすることになっている。

今回も鬼頭さんを初め多くのお客様に応援頂いた。一人づつ御紹介したいのですが、膨大なページになってしまいます。また、追々御紹介できればと思います。今回は許可を得たお客様だけ載せさせて頂きました。

竹工房オンセ

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横浜高島屋

2007年06月25日 05時52分24秒 | お客様

横浜高島屋7階、特選和食器売り場。もうこの売り場に来るのも6年目になるのか?ここはデパートとの間に、昔から取引のある卸問屋が一軒入ってくる。その分私どもの取り分は少なくなるが、それ以上に良い事がある。朝は10時半に出勤、ゆっくり昼食休憩も取れ、18時半頃にはお客様の具合を見て後はお任せ。先日までの渋谷東急東横店の21時閉店と比べると天国と地獄の違いがある。

07_010_1 私の世話をしてくれるのが、この人、「山田さん」。飄々とした風貌と性格の人だ。やはり、東北出身の人なので話し言葉は聞き取りにくい。趣味は卓球。仕事の事よりもアフターファイブの卓球のことの方が頭の中の大部分を占めている。この人のお陰で私がゆっくりと殿様のような気分でお仕事が出来るのである。ありがたいことです。

07_005 横浜にも沢山のファンの方が居て下さる。その中でも逆に私もこのお客様の大ファンになっている人が居る。最初は相模原伊勢丹でお客様になって頂いた若い御夫婦です。今は横浜に引っ越して、私が横浜に来た時は高島屋に顔を出してくださる。今年は3人目の赤ちゃんを胸に抱いてやって来て下さった。

Photo_65 何時見ても心を和ませてくれるカップルである。一番初めにポシェットを買って頂いた時は翌日、小さな小さな子供が背中にポシェットを担いで、何とも微笑ましい光景であった。(この写真は5・6年前の写真です。)

その子がもう大きくなり、男の子ばかり3人を連れてやって来てくれた。両親のカップルが素直な方なのでこの子達は決して間違った方向に進むことは無いだろう。周りの空気を和ませてくれるのは、このカップルの優しい気持ちが伝わってくるからだろう。横浜に来る度にお会いしたい御夫婦だ。

竹工房オンセ

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梅田 7  若いお客様

2007年05月29日 07時04分31秒 | お客様

07_019 何とも素敵な笑顔なんだろう。若いって良いね。とても、すがすがしいカップルがお客様になってくれた。若い世代の人達に、竹の良さを知っていただきたい。日本の竹工芸の技術は世界的に見ても最高のレベルです。しかし、手を掛けて作り上げるものはどうしても高額なものになってしまう、最初は、簡単にお手元に置いて毎日使ってもらえる「お箸」から。「大輔」「真生」二人のお名前を彫ってあげたらニッコリ。接客したこちらまでが幸せな気持ちになる二人でした。また、大阪で会いましょう。

07_016 こちらも、笑顔が素敵なお客様でしょう。以前、手提げのバッグをお買い上げいただいた方で、今回はこのポシェットが気になって仕方がない。こんな可愛い娘さんが持ってくれたら本当に嬉しいな。

今回は携帯電話入れや小物入れ、男物のバッグなど新しい提案の作品に多くの人からオーダーを頂いた。もっと、アイデアを出して若い世代の人達にも持ちやすい作品を作っていかなくてはならないが、万人に向くものではなく、自分の持ち味を引き出してくれる様な特徴のあるもので。

お客様との遣り取りで「本当に良いのは判るけど高くて買えない。」そうですよね、しかし、誰にでも買っていただきたいのは山々なんですが、買い易い値段にするという事は どこかで仕事の簡略化をしなければならないのです。長い目で見ると、20年、30年経った時、おそらくその部分が支障を起こすことにならないか?心配です。やはり、とことん手を掛けて安心して使って頂きたい、ちょっと高かったけど「やっぱり、これを買って良かった」と言ってもらえる作品を作って行きたいですね。特に、こんな若くて、良い感性を持った子が何十年も使ってくれるのだから。

竹工房オンセ

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梅田 5 

2007年05月28日 09時11分30秒 | お客様

先客万来、金曜日は朝からの大雨でさすがの梅田阪急と言っても、お客様が少なく、売り上げもさっぱりでした。しかし、土曜日、日曜日は休む暇も無いほどお客様が入り私の所にもたくさんのお客様に来ていただいた。今までの常連さんも以前買って頂いたバッグを持07_018 って来て下さる。今日はお客様の許可を取って、「ブログ掲載OK」ということで何人かの人に写真を取らさせていただいた。

着物姿もバッチリの「S」様、いつも休みの日には着物を着ておられるようだ。着物は着付けないとなんとなく間が抜けたような感じになるが、Sさんのように凛として着ていると男から見てもかっこ良い。「今度のイタリアの展示会のレセプションで私も着物を着てみようと思うのだが?」と相談してみると、「是非、着なさい。あなたの体型は着物向きだから、着物は足が短くて腹がちょっと出ていたほうが良い、あなたはピッタリだ」なんか、褒められたのか?けなされたのか?複雑な心境だ。「私ももう少し痩せて、足が長くなりたかった。」

07_020奈良県の「Y」さんも自作の篭を持って来てくれた。昨年、奥さまと難波の高島屋に来て下さりバックをお買い上げいただいた。御本人も奈良県で趣味で竹細工の教室に通っており、いろいろ作られる。昨年から、時たま、作品作りに行き詰まった時や、新しい作品を作った時などにメールを頂く。今回も今持っている盛篭の縁の処理をどうしようか?と相談に来られた。これはプロトタイプで何回か試作の後、県美展に出品するそうだ。根気強い方なので良い作品が出来ると思います。「奈良県で是非、個展をして下さい」と言ってくださいましたが、どこか良いギャラリーの情報がありましたら教えてください。

07_021 大分から連れて来ている「月足」さんの友人も顔を出してくれた。お土産で貰ったお箸が「めちゃめちゃ、使い易いのでびっくり、それに自分の名前が彫ってあったので2度びっくり」と喜んで頂いた。現在は関西国際空港の通関士をされているそうなので、今度、私が関空を使う時はフリーパスで頼みますぞ!

竹工房オンセ

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梅田 4

2007年05月26日 05時38分09秒 | お客様

大阪の玄関口、梅田。JR、阪急、阪神、地下鉄が交差する巨大な一大集積地である。目の回るような人の多さに圧倒される。我々田舎者には人の流れに付いていけない。みんなわき目も振らずに、まるで早回しをさせたトーキー映画のような気忙しさで歩いている。きっと、高い上の方から見てみると地面をうごめく蟻のように見えるのだろう。そんな中、都会の清涼飲料水のような存在の爽やかなお客様が来てくれた。

07_012_1携帯電話入れの御注文を頂いた「Y」さん。若いのに、伝統工芸品へ興味を持って頂けるなんて嬉しい事である。一番初めは、御兄弟で私どものバッグを買っていただき、背の高い綺麗な姉妹だったので印象に深く、それ以来、大阪方面の催事には必ず遊びに来てくれる。今回は兼ねてからの御注文を頂いていた携帯入れをお渡しした。今年の11月に、ミラノでの展示会にこのシリーズを持って行くつもりで、いろんな小物アイテムを作っている。「あなたのお陰でこんなシリーズが出来ましたよ!」ありがとうございます。

_006_12

07_010明日から台湾に御夫婦で「行ってきます。」と挨拶に来てくれた「S」さん、この人が来ると回りがパァーと明るくなる。持って生まれた存在感なのだろう。いくつになっても綺麗だ。これで○○歳とはとても見えない。ついつい、私の顔もにやけてしまう。

竹工房オンセ

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相模原 7

2007年05月21日 23時58分00秒 | お客様

相模原で素敵な「あけびのバッグ」を持っているお客様と出合った。「あけびのバッグ」もしっかり編み込んだ物は見ていて落ち着きがあり品格がある。 ついつい声を掛けてしまった。「良いバッグをお持ちですネ」お話を伺ってみると青森県弘前市のあけび作家「竹内啓子」さんの作品だと言う。「えー、竹内さんの!」 毎年秋になると竹内さんの所のりんごが届く。 実は10年ほど前、九州電力主催の「若手工芸家支援事業」に応募した私はその補助金を頂いて、竹とあけびを融合した新しい作品作りの為、弘前市の三上工芸さんの所に2ヶ月ほど勉強させていただいたことがある。その時、私にあけびの事を教えてくれたのが竹内さんだ。また、反対に竹細工の編み方をあけびに応用できないか?という事で、竹細工を教えたりした。それ以来、親交が続いている。

07_012 持っている人も素敵な人だ。友人が作った作品を素敵な奥様が持っているなんて嬉しくなってしまう。お客様にお願いして写真を取らせていただいた。手を掛けて作った作品はやはり、表情が違うのだ。持っている人の感性を育て豊かにしてくれる。私達、物作りの職人は幸せな仕事だと思う。

竹工房オンセ

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名古屋からの御一行

2007年04月29日 05時22分29秒 | お客様

_006_11 ゴールデンウィークの初日、名古屋からの御一行。真ん中の女性が以前からの私の作品のファンの「H」さん。気さくな方で名古屋松坂屋には年に2回出店している関係で、何回かお友達の二人の女性と食事を一緒にさせていただいている。前回の1月に松坂屋に行った時、「ゴールデンウィークに湯布院に行くー!」と話が盛り上がり本日に至った。その時一緒に同席をしていた大分県日出町の藍染め屋さん「T」さんが宿の手配をしてくれた。「ゴールデンウィークに由布院の「玉の湯」「亀の井」に泊まりたい! 別府ではエステがあるホテルが良い!」などの無理難題を吹っかけられたのだが、どういう訳か?「T」さんが旅行会社のように御希望を調整して手配してくれた。不思議な人である。

御一行は朝大分空港について、レンタカーを借り、日出の藍染め屋さんの見学、買い物。私も日出まで行って合流。みんなで軽く昼食後、今度は私の工房に来ていただいた。来るまでの道のりや景色が珍しいらしくはしゃいでいる。都会では味わえないような風景ですものね。到着するとまず聞こえてくるのが鶯の声。目に映るのは新緑の木々、都会の喧騒とは違ったゆっくりとした時間が流れている。

_001_13ワイワイガヤガヤしながら工房内を見学。初めて見る竹細工の作業など、2階にある山のように積んである花篭など、普段デパートで飾られて作品を見るのとでは全然違った生産現場を見て頂いた。気に入って頂いたバッグを持って一枚パチリ。

私の工房には看板も展示ルームも無い。よくお客様から「国道に看板くらい出したら?」 と言われるのだが、ここはお店ではなく、作業工房なのでかえって冷やかしで人が入り込んでくると知らん顔は出来ないのでどうしても作業の手を休めることになる。本当に来て頂きたい方には私が迎えに出るか?地図をお渡しして来て頂いている。

皆さん、楽しんで頂けましたか?

これから別府を通り越して本日宿泊の直入郡の「かわせみの庄」へ。大分を楽しんでいって下さい。 

竹工房オンセ

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先客万来2

2007年02月26日 03時52分34秒 | お客様

072_113 着物姿も美しい。 お客様ですが、写真の掲載の許可をいただき載せさせて頂いた。

この方は先日まで池袋東武での「伝産祭りWAZA2007」で私の作品を気に入って頂き買って頂いた。「着物を着ることが多いので以前から本格的な竹のバッグが欲しかったのです。」とおっしゃる。工芸品に興味があり、かんざしなどもご自分で作られた素敵な物を指していた。伝産祭りでも山口県の大内人形のアテンドをしていて、その時に私のバッグを見つけたそうだ。

若い方が竹のバッグに興味を持ってくれることは本当にありがたい。私どもの作品も、もっともっと若い人が感心を持つようなタイプのものを増やさなくてはいけませんね。

072_132 池袋のメトロポリタン美術館跡に伝統産業会館が移転して、そこで竹工芸を学んでいる生徒さんたちがやって来た。

写真の彼は農業志望の青年で「竹細工をやってみたい」という。まじめで澄んだ目をした好青年である。回りのお母さんたちが自分の子供のような感覚で応援しているのである。今時、竹細工をやろうと考える青年は珍しい。今、彼は農業をベースにしてどんな生き方ができるか?模索中である。私自身も二十数年前は自給自足の生活を夢見てこの世界に入ってきた。「農業も職人の世界も生半可なつもりでは続かないよ」と釘を刺しておいたが、是非、彼のような純粋でまじめな青年には頑張ってもらいたい。

竹工房オンセ

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小山明子さんより

2006年12月02日 18時14分00秒 | お客様

Photo_54 この秋に家庭画報に載った私の作品を小山明子さんが買ってくださった。作品が手元に届いたときも丁寧なご本人の礼状が届き感心しました。名前だけではご注文を下さった方が女優の「小山明子」さんとは思いもせず、礼状を頂いて初めて判ったのだ。今日はご主人の大島渚監督と二人の写真の中で、着物姿で私のバッグを持っている写真まで同封して下さった。

その写真を掲載できれば良いのだが、今は個人情報には特にうるさいご時世なので、残念ながら‥‥、凛とした佇まいに品良くバッグを持っていただいている写真なので是非、見ていただきたいが残念。せめて、お名前だけ勝手に私のブログに載せさせてもらっているがご容赦ください。

先日、たまたまテレビをつけたら「哲子の部屋」に小山明子さんと山本富士子さんが出ていた。二人とも大変家庭的でご家族のことなどを話していた。大島監督が脳梗塞で倒れられたり、ご本人がうつ病になったときのことなどを話しておられたが、話す言葉の端々に人間的な優しさや深さが感じられた。    直筆で 「サンデー毎日の人間列島という記事にバッグを持って出ています。最高のバッグ、大満足です。」書いてありました。本当にありがとうございました。

竹工房オンセ

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