高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

窯の設置

2024年03月29日 16時28分00秒 | 竹細工作業工程
とりあえず、小さい方の窯を設置してみました。


今回は、今まで染色用の窯を置いてあったところに、ベースの束石を組み替えただけなので、あっという間に準備が出来ました。





鉄工所の人が、「男が二人居たら運べますよ〜〜ー」と、言っていましたが、何が!何が!とても二人では持ち上がりません。
ちょうど人手があったので、四人掛かりでやっと持ち上がりました😅

さてさて、今度は4メートル50センチの窯の設置ですが、これは簡単には行きません。
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2024年03月27日 18時22分00秒 | 竹細工作業工程
油抜きの窯が出来上がって来ました。
まるで魚雷発射管の様な感じです。



直径30センチ が長さ4メートル50センチ。
もう一つは、短い竹を湯がく時用の、2メートルの窯です。


予定では、7月か、8月ころに納品して貰って、10月から稼働させようと思っていたのですが、想定外の速さで窯が出来上がって来てしまいました😅







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修理完了

2024年02月14日 13時00分00秒 | 竹細工作業工程
先日のヘラブナ釣り用の篭の修理が出来上がりました。
篭の上に倒れ込んでしまった為、相当なダメージを負ってしまいました。😢







折れた足竹や飾り竹は新しく作り直し、編み地が折れてしまったところは、上に新しいヒゴでカバーしました。
元々の色合いと新しい部材では色目が違うので、全体をもう一度染め直し漆かけしました。







手前の小さい篭は、ヘラブナ釣りの道具を入れる中篭です。

これでまた、お客様はヘラブナ釣りを楽しんでくれると思います。😊
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下準備

2024年01月13日 07時10分00秒 | 竹細工作業工程
今年の秋から、自分で竹の切り出し、油抜きをする事にしました。
今、その為の準備を進めて居ます。
まず、竹を切り出させてくれる竹薮を探さなくてはなりません。





宇佐市には、道を走っていると至る所に竹薮を見つける事が出来ますが・・・・

探しているのは、真っ直ぐに伸びた太い真竹です。次に、どんなに良い真竹でも、道に運び出す事が出来る場所なのか?寄り付きが良いのか?という事です。
「竹も良し、寄り付きも良い」そんな竹藪を見つけたら、その竹藪の地主を探さなくてはなりません。
やっと、地主を見つけたら、切り出して良いか?許可をもらわない事には、切り出す事が出来ません。😅
今は放置林になっているところが殆どなので、まずは、運び出す事が出来るように、整備をしなければなりませんね!
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竹の油抜き

2023年12月01日 17時25分00秒 | 竹細工作業工程
竹工芸に使う竹は、10月11月頃に切り出すのが、良い時期だ。
それ以外の時期に切った竹は、虫が入りやすいのです。






昨日は安心院町の竹細工同好会の人たちが、竹の油抜きをするというので、見に行って来ました。
それぞれに、油抜きにも、個性があって良い勉強をさせて貰いました。😄
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竹の切り出し

2023年10月23日 07時05分00秒 | 竹細工作業工程
昨日は一日中、竹の切り出し。
まず、倒れかかって居る竹を片付けて、足場を作る事から始まります。


竹🎋を切って、引っ張り出すのですが、倒竹が有ると、それが邪魔をして引っ張り出せないです。




ある程度整備してから、切り出しです。
切ったばかりの竹は、まだ重たくて、肩にズッシリと重さが掛かります。

段々と、竹材の確保が難しくなって来て居ますので、自分たちで製竹出来るように準備しています。
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竹バッグの色焼け

2023年09月08日 12時11分39秒 | 竹細工作業工程
今回は、竹バッグの色焼けについて

このバッグは17年前にお買い上げ頂いていたバッグです。
ある方向だけが、日にあたる場所に置いていたため、焼けてしまったのです。
道路標識でもそうですが、紫外線に当たっていると、少しずつ色が焼けて飛んでいきます。これは仕方がない事かもしれません。
お客様から、何とか元の色にして欲しいと送られて来たのですが、この部分だけを染色するということは出来ませんので、焼けた所の上に、新しいヒゴを被せていきます。
2枚目の写真は、半分くらい被せた所です。

どうしても、17年経ったヒゴと新しいヒゴでは、色目が違ってしまいます。
被せ終わった後に、バッグ全体に漆を掛けなおしました。3枚目の写真が修理終了後の写真です。

新しい部分も、使っていくうちに馴染んでいくと思います。
新品を作るときより、古いバッグの修理の方が気を使います。

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竹切りノコ

2023年02月27日 11時53分00秒 | 竹細工作業工程
長年使っている、竹細工用の目の細かいノコが生産中止になったと聞き、
メーカーのホームページを見てみると、昨年の11月で販売終了と出ている‼️😢


さて、これからどうするか!

Amazonで替え刃を探してみると、ある事はあるのだが、値段が倍くらいになっている😭
あちらこちら探してみると、
なんと「モノタロウ」で、定価で売って居た。😄
「やった〜〜!」と、
工房のメンバーの分も含めて、
刃の付いた本体を5個、替え刃を40枚ほど買い込んだ!
これで、10年以上は大丈夫だろう。😄





私が買い込んだので、現在モノタロウでも、「取り扱いがありません。」と、表示が変わった😅😅😅
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2022/12/26

2022年12月26日 18時19分00秒 | 竹細工作業工程
縁の墨付け!
同じ物をたくさん作る時は、なるべく誤差のない様に、こんな道具を使って縁に鉛筆で印を付けて行きます。


四角い籠を200個ほど、作らなくてはなりません!そのおかげで、色々な道具をこしらえて行きます。



これもその一つです。

これが、ノウハウになるんだな〜〜❗️😅
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竹の運搬

2022年12月14日 12時24分00秒 | 竹細工作業工程
冬支度を、したばかりの軽トラ🛻に早速働いて貰います。






鉄パイプで作った荷台に竹を乗せて、運ぼうとしたら、
竹屋さんのベテラン職人から、
「高江さん、竹を荷台に積む時は、元の太い方を上にするもんやで。」と、アドバイスを受けた。
その理由は、細い方が上だと、振動で揺さぶられた時に竹が、下がってくる可能性がある。一本緩むと全部が緩むからなというわけです。
なるほど、重たい元竹が上にあれば、振動で少し緩んでも、楔の原理で下がって来たら、余計に締まるそうです。

なるほど、なるほど、ちょっとした事にもちゃんとした理由があるのですな〜〜😄
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コーナーザウルス

2022年12月11日 09時21分00秒 | 竹細工作業工程
コーナーザウルスと名付けました❗️😅

大量注文に対応する為にこんなのを作ってみました。
手作り品なので、どうしても作り手によって、差が出て来ます。
とても一人の職人では対応できない物は、
誰が作っても同じ制度の品物になる様に、色んな治具を作らなければなりません。




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治具

2022年11月25日 17時58分00秒 | 竹細工作業工程
ガォ〜〜!




何となく、動物の様に見える治具が出来上がりました。
ガォ〜〜❗️😅
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曲がりの矯正

2022年10月29日 09時59分00秒 | 竹細工作業工程
縁竹の矯正!






竹は真っ直ぐに見えて、結構、節のところで曲がっています。縁に使う竹は曲がっていては使い物にならないので、ある程度真っ直ぐな竹を選び出し、少し位の曲がりは、火を炙り、矯正していきます。
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竹の油抜き

2022年10月19日 16時57分00秒 | 竹細工作業工程
工房オンセのメンバー松隈さんが、良い竹の調達が年々難しくなっていくため、遂に自分で竹を切り出し油抜きをする事を初めて三年目!


流石に三年もやって来ると、色んなノウハウが、蓄積されて来る。
今では、本当に美しい竹を出せるようになって来ました。






よく煮込んだ竹は、釜から出して拭きあげると、実に美しい緑色で、出て来ます。そして、ものの一分もすると、黄緑色に変わっていきます!




油抜きした竹を田圃に、斜めにして天火で何日も干し上げていくと、象牙色の美しい竹になっていきます❣️🤗

とても、手間暇掛けた作業です。
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新兵器

2022年04月13日 06時43分00秒 | 竹細工作業工程
北朝鮮かわ攻めてきた時に備えて、バズーカ砲の用意をしました!
これに竹槍を詰めて・・・・😅




いえいえ、此れは網代のバッグを編む時に使う道具です。側面の目をつめる為の編み台になります。








編む事以上に目詰めが大切です。
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