高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

不詳の弟子!

2023年04月12日 09時09分00秒 | 職人仲間
工房オンセで育てた弟子が36人居ます。
弟子第1号が、この田口さん。



現在、奈良市で制作活動を続けています。

工房オンセの弟子制度の始まりは、竹の訓練校から、海外青年協力隊に派遣される生徒を、「赴任するまで現場で鍛えて欲しい!」と頼まれた事から始まりました。
それで最初に受け入れたのが、この田口さんだった。半年ほど教え込んで、彼女は中米のドミニカ共和国へ、3年ほど赴任してから帰国、その後、数年工房オンセで修行して、実家のある奈良に戻って独立して現在に至って居ます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界の米澤ジロー

2021年06月26日 07時04分00秒 | 職人仲間
昨日は県南の佐伯に行って来ました。
もう30年以上の付き合いがある「米澤ジロー」の工房を訪ねてみた。

ジローはアメリカで20年ほど活動していたが、お父さんが亡くなったのを機に、故郷の佐伯に戻って活躍している。



童顔のジローは髪の毛がもう少し黒ねれば、30代でも通る様な若々しさである。年は私と一緒の65歳❗️
現代アートの世界で有名な作家です。








この日は現在改装中の展示館と作業場を見せてもらった。作るものが違うと作業場の雰囲気も大いに違い、良い刺激をもらった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あらものの巨匠

2021年06月10日 14時40分00秒 | 職人仲間
荒物の籠を作らせたら、この人の右に出る人は居ない❗️私の大先輩の油布さん。

30数年前に、私に荒物な技術を伝授して下さった方である。
作業場にエツコーネとお邪魔した。


作業場の中は「カオス」まさに混沌としている。


まるで犯罪現場の様にも見える😅この作業場から、世界的に認められている作品が次から次へと作り出されて来るのだ❗️凄いですね❣️




エツコーネはイタリアでの個展に🇮🇹一緒に行っているので、油布さんのお気に入りである。🤗
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長谷川総裁

2020年07月29日 09時02分00秒 | 職人仲間
昨日までで、松坂屋での催事が終了しました。やはり今年はコロナのせいで、来客数が少なく、厳しい一週間になりました。
前期と後期の入れ替え日で、私達と入れ替えにやって来られたのが、関西地方の重鎮、長谷川布団の長谷川総裁❗️





お忙しい中、ちょっと時間を作って頂き、一杯お付き合い頂きました。私の様な若輩者にまで、心配りしていただき、本当に立派な方です❣️
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大先輩の薫陶を受けて・・・その2

2015年06月28日 08時28分54秒 | 職人仲間
一昨年の年末に、「大先輩の薫陶を受けて・・・」という記事を載せています。

http://blog.goo.ne.jp/takae_1/e/1da57652478ffc2f386541d24a9cb66a

京都の真綿ふとんの長谷川さん、



長谷川さんは、冬が主力の商品、私どもは夏が主力の商品ですから、昨年から、私のところが、年末年始の職人展を出店しなく為ってしまった為、もうご一緒に為ることは無いのではないか・・・・・と、思っていたのですが、

今回、厚い夏にも、本物の真綿布団を紹介したいと、意気込みを持って長谷川さんが出店されていました。

1年半ぶりに、お会いした瞬間、昔からの旧友に合うような嬉しさが込み上げてきました。

前回同様、お時間を作って人生の深さをご教授頂きました。

今回は、健康にも気を使って頂き、

「お昼寝をするときにでも、使って下さい。」と、こんな素敵なプレゼントを頂きました。



蕎麦殻で作った枕です。

何か、良い夢が見れそうです。

ありがとうございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

曲げわっぱ

2015年04月24日 06時27分15秒 | 職人仲間

今回の松江での「手わざの道具展」で、お隣の売り場は、秋田の曲げわっぱの栗久さんこと、栗盛さんでした。

この人の作品は、色んな所に工夫がされており、グッドデザイン賞をとって居るほどだ。

作品のみ為らず、販売の仕方にも栗久さん独特の言い回しで、お客様の心を掴んでいる。
大きな声の秋田弁で栗久ワールドを作っていく。



もう一つ、栗久さんの特徴は・・・・・

業界一の愛妻家である。

私も自分では、愛妻家と思っているのだが、この人ほど、「かぁちゃんのお陰だ。」「かぁちゃんの・・・・」「かぁちゃんの・・・・」を連発する人は居ない!
私も何度か、奥さんにお目に掛かっていますが、栗久さんが、ベタ惚れするのがよく分かる秋田美人です。品があって、出しゃばらず、それでいて芯の強さが伺える方です。

その栗久さんから、曲げわっぱのお櫃を頂いてしまいました。



「高ちゃん、あんたに是非使って貰いたかったんだ!」と、

嬉しいですな~、そんなこと言ってもらえるなんて・・・・

早速、大事に使わせてもらいます。

ありがとうございました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Air Drop

2015年04月14日 05時38分52秒 | 職人仲間

阪急に出店している業者の中に、手作り時計の秋友さんがいる。



彼は実に、匠にスマホを使いまくる、スマホの達人である。
昨日も、私の持っているiPhoneの写真を、彼の所に転送しようとしていると、

私は、写真を選んで、メールで送信するということをやっていたのだが、
彼が、
「高江さん、Air Drop で送ったら良いですやん。」と、

「Air Drop ???」
iPhoneには、Air Dropという機能が付いているそうだ。

今まで、1年間使っていたが、初めて知る機能である。

使い方は、アップルのこのページに書いてあるので参考にして下さい。

http://www.ipodwave.com/iphone/howto/airdrop.html

このAir Dropを使うと、メール等に添付しなくても、自分の近くにいるiPhoneに写真やビデオを簡単に送ること出来るのだ。

いつも、スマホをいじくって、何やらやっている。

インスタグラムと云う、サイトから、面白い画像を探してきては、コメントに使ったり、メールをしてくるのだが、
その画像の、幅広さ、可笑しさには、びっくりする。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女性伝統工芸士、誕生!

2015年03月08日 07時03分27秒 | 職人仲間
大内さん、おめでとうございます。



私の家では、大分合同新聞を取っていないので、工房のスタッフが、合同新聞を持ってきて

「大内さんが新聞に載っていましたよ!」と、

5年ぶりに「別府竹細工」の伝統工芸士が認定されたのですが、

今までの歴史の中で、初めての女性伝統工芸士が誕生したのです。

記事を読んでいくと・・・・・

「宇佐市の竹工芸家の元で修行後」と、ある。



そうなんです、(ちょっと、鼻が高くなっています)

大内さんは、竹の学校を卒業後、私の所で8年間修行をした後、独立したのです。

女性らしい、精密で丁寧な仕事をする人です。

特に、仕上げの美しさには素晴らしい物があります。

工芸の世界で、伝統工芸士の称号は、大きな節目となります。

これからは、何処で個展や展示会をしても、伝統工芸士 大内良子として見られます。

頑張って下さい!


これで、工房オンセから、私、梶谷さん(5年前)、大内さんと、3人の伝統工芸士が認定されました。

次は、遠藤君が為ることを期待しているのですが・・・・



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家政婦は見た!

2015年01月27日 07時21分36秒 | 職人仲間

土曜日の夜「スゴ~イデスネ視察団 世界が驚いたニッポン」という番組を見ていたら、この回は、ニッポンのデパートの視察であった。
私も仕事柄、デパートに出店することが多いので、興味半分に見ていたら、何処かで見たような・・・・・デバ亀が。


「????」
拡大してみると・・・



何と、画面の端の鏡に映された、長崎のべっ甲屋「岳野」では無いか!
こんな所から、スケベそうな顔をして覗いて居た!(笑)
私は見た!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金鋼砂

2015年01月11日 07時16分39秒 | 職人仲間
今日は真面目な投稿です。
今回の宇都宮では、見苦しい細野君の写真が続いてしまったので、今日は、びしっと座り姿も決まっている、東京亀戸の包丁や「吉寛」さん、
毎日、お客から持ち込まれた包丁を研ぎ直ししています。


機械を使わず、すべて手で研ぎ上げています。
研いで居る時の姿が、実にカッコイイのです。
江戸っ子何でしょう、キレの良い話口が実に気持ちのよい吉寛さん、眼の奥には、鋭い眼光がひかっているのですが、一度、ニコッと笑うと、なんとも言えない人懐っこさが広がる人です。



包丁の刃先では無く、包丁の側面を何やら変わった物で磨いているではないか!
気になって、如何しているのか見ていると・・・・・
包丁の持ち手の木の部分に、金剛砂をつけて、側面を研いでいるではないか!
「へ~~~~、」
「包丁の側面は、砥石をかけては良くないのよ。この金剛砂を付けて研ぐのよ!」と、江戸弁で教えてくれました。

また、一つ勉強になりました。m(_ _)m
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビッグマウス

2015年01月08日 07時22分11秒 | 職人仲間
新年早々、見てはいけないものを見てしまった。

太っちょ仲間の細野くんが、激痩せしていた、
彼はもともと大口を叩く男で、
「私は、その気になれば何時でも痩せることが出来ますから」などと、言っていたが、昨年の夏まで、ブクブクと見るたびに太っていた。私も内心では、「こいつ、何時もこんなこと言っているが、どんどん太って行きよる。プププ」と、思っていた。
半年前の細野君。

ところが、今回まるで別人の様になって、現れたではないか!(>_
信じられないくらい痩せていた。

きっと、私達には言えない、重い病に侵されて居るのだろう・・・と、考えた我々太っちょ仲間は、沢山栄養を与えて、元に戻してあげたく為った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界が驚く日本の職人

2014年10月21日 07時52分40秒 | 職人仲間

先週、テレビ未来遺産 「世界が驚く日本の職人」という番組をやって居た。
私も、職人の端くれなので、どんな人が出ているのだろう?と、興味を持ち見て見ると・・・・・
調理人であったり、鍛冶屋さん、ガラス、家具・・・・いろいろな職人が紹介されていた。

その中で、私の知り合いが二人も出ていた。
一人は、新潟の鎚起銅器の島倉さんのお父さんだ。

鎚起銅器とは、読んで字のごとく、木槌や金槌で、銅板を叩いて器を作って行くのだ!

平たい銅板を、木槌や金槌でまんべんなく、手加減しながら叩き続けることで、ヤカンの形にして行ってしまうではないか!
まさに、驚くべき職人技である。
テレビ画面に映っていた、お父さんの腕は、78歳だというのに、血管が浮き出た力強い腕であった。

素晴らしい職人技に見惚れて、続きを見ていると、今度は、南部箒の高倉さんが出て来た。


この南部箒の特徴は、縮れた穂先に在るようだ。高倉さんの所では、南部箒の材料となる、ホウキモロコシの栽培から行っているのだ。
私は、この写真に写っている高倉さんと友人ですが、本当に真面目で誠実な方です。

我が家にも、このお二人が作った作品があった。

どちらも、我が家では欠かせない道具として活躍しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モノポリーおじさん  橋野さん

2014年08月25日 04時51分35秒 | 職人仲間

モノポリーの歴史

 世界凶況の吹き荒れる  1930  年アメリカの一労働者チャールズ・  B  ・ダロウによって製作され、  1935  年よりパーカーブラザーズ社から発売され、以来全世界で  5  億人といわれるプレイヤーを抱えるゲームとなりました。

 

 当時失業中であった考案者チャールズの願いは、「実生活では無理でもせめてゲームの中でだけでも大金持ちになりたい。」でした。しかし、このゲームのヒットによって彼は実生活でも大金持ちになりました。

と、ある

Image1 私が小学校の頃から、嵌ったゲームで、今でも全世界でモノポリーゲームは楽しまれている。


実際の実業の世界をゲーム版の上で楽しむ事が出来るゲームだ。

何故、急にこんな古い事を思い出したか?というと、今回の札幌東急での催事で、隣の売り場の「アートフォルム」の橋野さんが、このモノポリーゲームのマスコット、「モノポリーおじさん」にそっくりなのだ!
Img_1543horz

橋野さんは、こう見えても、木工作家として世界的に活躍している人で、アメリカの美術館で、橋野さんの作品が扱われて居たりする。

私が、橋野さんに「モノポリーのキャラクターにそっくりですね」というと、
「アメリカに行っているときに、帽子を被ると、えらく喜ばれるが、この事だったのか!」と、驚いていた。

しかし、実に人懐っこい、愛らしいキャラクターの方ですな!



箸の通信販売  竹バッグ  すべらない箸  名入れ箸

名入れ ギフト 記念品 贈り物  竹細工 箸 名入れ

このブログの応援をこめて、下のバナーを ポチッと押して下さい!

にほんブログ村 ハンドメイドブログ ハンドメイド作家へ←ポチッ!にほんブログ村 美術ブログ 木工芸・竹工芸へ←こちらもポチッ!

ワンクリックありがとうございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

網代の巨人 勝竹斎先生

2014年08月06日 05時56分36秒 | 職人仲間

昨日の朝、突然の竹組合からのメールで、「訃報、渡邊昭雄先生がお亡くなりになりました。」と、連絡が入った。

「え~~~~~~、」あまりの事に、言葉が出て来ない!

夜になり、妻からお通夜の様子を聞かせて貰うと、一昨日まで元気にしていたのに、突然の心筋梗塞でお亡くなりになったそうだ。
生涯現役を貫いた生きざまであった。

考えてみると、理想的な生き方であるでは無いか!生涯現役、73年間の職人生活。
亡くなる間際まで、仕事をして、ボケる事も無く、竹の中で生まれ、竹の中で死んで行かれた一生であった。

4年ほど前の私のブログの記事に「生涯現役、68年!」と、書かせて頂いた。15歳から、竹の職人として88歳まで、現役生活73年とは・・・・・!

http://blog.goo.ne.jp/takae_1/d/20100427

916_025a 網代編みの第一人者として、特に、角物と呼ばれる、箱物を作らせたら、歴史的にも最高の技術の持ち主であられた。

私などは、昭雄先生から、どれほど竹篭の技術を教えて頂いた事か!

本当に、職人として理想的な生き方をされた先生です。
ご冥福をお祈りいたします。
ありがとうございました。合掌!

箸の通信販売  竹バッグ  すべらない箸  名入れ箸

名入れ ギフト 記念品 贈り物  竹細工 箸 名入れ

このブログの応援をこめて、下のバナーを ポチッと押して下さい!

にほんブログ村 ハンドメイドブログ ハンドメイド作家へ←ポチッ!にほんブログ村 美術ブログ 木工芸・竹工芸へ←こちらもポチッ!

ワンクリックありがとうございました。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海老で鯛を釣る

2014年07月13日 07時07分54秒 | 職人仲間

今回の相模原伊勢丹の催事でお隣さんは、福島県から来ている桐下駄の黒澤君だ。
がっしりとした体格で、俳優の
坂口憲二似のイケメンである。
初日の朝、「一週間、隣で宜しくお願いします。」と、
礼儀正しい青年で好感が持てる。
ちゃんと、挨拶の出来る事は、当たり前のことであるが、清々しい気持ちにさせてくれますね。

Img_0993 私の息子たちにも、常々言っていることだが、

「いろいろ、難しい事は覚えなくても良い!最低限、「ハイ!」と返事が出来る事と、気持ちよく挨拶できる事」それだけ出来れば充分だと言っています。

少し、話を聞いてみると、プロ野球選手を目指して、頑張っていたが、肩を壊して夢をあきらめ、家業の桐下駄の世界に入って来たそうだ。

現在はご両親と3人で、全国の催事を回っているそうだ。

あまりにも、気持ちが良い青年なので、彼の名前を彫ったお箸を作ってあげた。

すると、代わりに、こんな下駄が帰って来た・・・・。

Img_0970
まさに、海老で鯛を釣るとはこの事ではないか・・・・・(;^_^A

箸の通信販売  竹バッグ  すべらない箸  名入れ箸

名入れ ギフト 記念品 贈り物  竹細工 箸 名入れ

このブログの応援をこめて、下のバナーを ポチッと押して下さい!

にほんブログ村 ハンドメイドブログ ハンドメイド作家へ←ポチッ!にほんブログ村 美術ブログ 木工芸・竹工芸へ←こちらもポチッ!

ワンクリックありがとうございました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする