高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

ソーラー発電のその後

2008年05月03日 09時15分24秒 | ソーラーシステム

昨年の暮れに取り付けた、ソーラー発電システム。最近はやっと少しづつ、売電できるようになって来たようだ。2月の売電報告では1500円くらいしか売電することが出来なくて、「何じゃ、こりゃ?」と思っていたのだが、3月、4月と5000円くらい売電できるようになって来た。これから、少しずつ、日照時間も日差しも強くなるので、一月10000円くらい売電してくれると、助かるのだが?

52_0111 我家は約6キロワットの発電システムを取り付けたのだが、パンフレットにあるようにソーラーシステムを10年や15年で元を取るのは、まだまだ、無理なようだ。簡単に計算すると、電気代はシステムを付ける前と後ではほとんど変わらない。変わった事は、ガス代が0になり、お風呂の灯油代が0になった事と、売電した収入が増えたことであるが、今の所この三つを足して一月10000円くらいなので、元を取るには20年くらいは掛かりそうである。それと、自分の所で電気を発電していると言う、少しだけの満足感かな?

一番最初にソーラーシステムを売り込みに来た業者は3キロワットほどの見積もりを持ってきたのだが、とてもとても 3キロワットでは話にならない発電量であった。私どもの様に、仕事で昼間も沢山電気を使う事を差し引いて考えると、一般家庭では5キロから6キロの発電システムが良いのでは無いか?と思う。

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発電開始

2007年10月23日 08時47分47秒 | ソーラーシステム

20071022154847 先週、屋根の上に取り付けられたソーラーシステムがいよいよ今日から発電を開始した。九州電力の引き込み工事も完了し、今までと電線の太さも変わり、本数も増えた。増えた理由は我家で作った電力を九電に販売するため、逆に戻って行く電線が増えたのだ。

小さいときから、高い所が好きで、こういった高所作業者などを見るとついつい上りたくなってしまう。

003 家の中では、只今、ソーラーシステムが何ワット発電して、家の中で何ワット消費しています。残りの何ワットを売電しているか一目でわかるようにパネルに表示されている。「お日様、頑張ってね!」と声を掛けてしまう。

我家も工房も少しずつ設備が揃えられて来た、20数年前、道作りから始めた事を考えたら我ながら大した物だ。最初は6畳2間の勉強部屋のようなプレハブ小屋にトタンで台所を付け足し、トイレも無く、お水もポリタンクに汲み置きした所からのスタートだ。5年掛け、手作りのログハウスを建て、工房を建て、竹材庫を立て と一つ一つ増やして来た。お金を掛けて一遍に作ることが出来ないので、少しずつ身の丈に合った物を自分のペースで作って行くのが私には合っているのだろう。

今日は月一回のミーティングの日。今回は今シーズンを振り返っての報告と来シーズンに向けての方向付け、反省点、改良点などの話し合いである。オフシーズンの間にも来期に向けてやら無くてはいけない事が山ほどある。それと、来月20日ほど、夫婦で工房を空けてしまうのでその間の体制確認。戸締りや、火の始末、緊急のときの連絡網など、ホームページの販売は一時閉店することにした。

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オール電化工事

2007年10月20日 09時33分32秒 | ソーラーシステム

002 先月から、見積もりを取っていたソーラー発電システムの工事が始まった。屋根の上にソーラー発電機を載せ、灯油のボイラーを温水器に交換、台所のガス台をIHヒーターに交換。

屋根の瓦を所々剥ぎ取って、ソーラーシステムを載せる足場を取り付ける工事から始まった。我家の光熱費は一月平均、電気代、ガス代、お風呂の灯油代合わせて25000円くらいである。1年に換算すると30万円。今回のソーラーシステムは約6キロワットの発電力があるので10年で元が取れれば良いと考えている?ある意味投資みたいなものかな?それと、何より、自分の所で自分の所分位の電気を生産していると考えると、原発にも胸を張って反対と言えるし!

008温水器も昔の物より随分と効率よくなっているそうだ。我家はとても寒いので、1月2月にはマイナス10℃くらいまで冷え込む。以前にも、ボイラーの中の水が凍って破裂して、壊したことがある。今回も念入りに寒さ対策だけはして頂いた。

004 ガスコンロの代わりのIHヒーター。随分と近代的になったような気がする。早速夜には秋刀魚を焼いてみた。ガスに比べると少し時間はかかるが、途中でひっくり返すことなく、裏表をこんがりと焼いてくれた。このグリルレンジは中々の物である。

016 018  工房の上に20枚のパネル、自宅の上に16枚のパネルを載せる事になる。日照時間を考えると東向きと西向きに分けて一日中発電したほうが良いそうだ。

一日では工事は終らず、明日続きを。

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ソーラー発電システム 5

2007年09月20日 16時07分36秒 | ソーラーシステム

連休明け、3社の2度目の見積もり書が揃った。最初のきっかけを作ってくれた「T」社は金額的に容量的に合わなくてお断りした。残った2社で「H」社と「E」社、見積もりの上で35万ほど開きがあった。この金額の違いは会社のシステムの違いで、テレビ広告などを流して大題的に宣伝している会社と、こじんまりと二人の営業マンだけでこつこつやっている所ではどうしても経営コストの違いが出てくるのであろう。当然、広告に掛かった分だけ、消費者への値段に上乗せされ違いが出てくるのが当然である。私達が物を買う時、立派なパンフレットにテレビ広告などでよく目にする方が何となく有名で、安心感があるのだが、その分、高くなっている物なのだ。

もう一つ、決め手となったのは、取り付けた後、3年に一度位、ソーラーシステムのメンテナンスをしてくれる事が大きな決め手になった。屋根の上に置くので、少しずつ黄砂などが溜まり、発電能力が落ちて行くそうだ。それらの汚れを掃除してやることにより、また、初期の発電量に戻るそうだ。そういった、後々までのメンテナンスの話があったことが大きな理由である。最終的に「E」社に決定した。その他、電気オーブンを付けるつもりでいたが、妻と協議の結果、これはシャープの「ヘルシオ」に変更。これも電気店で購入すると10万ほどするが、ネットで調べたら6万円ほどであった為、結構節約できた。

今回の買い物で、いろいろ勉強させてもらった。大きな買い物をする時はついつい小さな金額に目が行かなくなってしまい、纏めてナンボ?の世界で判断してしまう。同じ、買い物をするのでも、スーパーに行って買い物をしているときは何円単位まで見ているのに、今回のような時は何十万単位しか見えなくなっている、不思議な物だ?

   続きは後日、工事が終って設置されたらアップします。

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ソーラー発電システム 4

2007年09月15日 09時16分17秒 | ソーラーシステム

_001_21 我家の屋根、横幅が12メートル、縦にも10メートルほどあるので、相当沢山のソーラーパネルを乗せることが出来る。この左手には工房があり、その屋根にも相当数のパネルを乗せる事が出来る。沢山乗せれば、多くの発電をするので、出来るだけ乗せたいのだが、その分お金も掛かる。

_002_14 本日、3社からの2回目の見積もりも出揃い、導入するか?何処にするか?だんだん見えてきた。最初の見積もりでは500万円近くする見積もりで、目を見張ったが、私の腹積もりでは「5KWくらいの発電量にIHヒーター、電気オーブン、電気温水器など設置工事すべてで300万以内」と思っていたので、2度、3度と見積もりを出して頂くと そんな数字になって来た。

私どもも、物の製造と販売をしているので、ただ単に値引きをして販売するのでなく、正々堂々と自分の作品の良さを説明して、納得して買って頂かなければならない。買った後に、「こんな買い物をしなければ良かった!」と思われるか?「やっぱり、これにして良かった!」と思われるように!正直に媚びらず堂々と販売して行こう。

           つづく

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ソーラー発電システム 3

2007年09月13日 08時44分53秒 | ソーラーシステム

_003_15 今度は3軒目の電気屋さんに来て頂いた。ココは地元の電気屋で、もし何かあった時に一番頼りになるというか?文句が言い易い。最初の見積もりも一番安かった。この「E」社の提案は、ソーラー発電システムだけで無く、蓄電器を組み合わせてはどうか?というものであった。安い夜間電力を蓄え、発電システムで作った電気はほとんど売るように考える。しかし、この蓄電器もなかなかに高い物なので一概にそれが良いとは思えない。

ここのメーカーは「私の所なら、電気を売る事に重点を置かないならば4KWくらいで良い」と言う。値段としては「T社」「H社」「E社」と100万円ずつ安くなっている。3社とも同じ条件で見積もりが揃うと大体の判断が出来ると思う。

しかし、私達が催事に出ていても、初めから高い値段を付けていて、お客様に値引きをすることで割安感を煽るような売り方をする業者もいる。時たま、「お宅は安くしてくれないの?」などと言うお客様もいる。買い物をする時、商品を判断する目が無いのであれば、販売している人間を判断すれば良い。しかし、一番良いのは、自分でいろんな物を見て、特に大きな買い物をする時はあちら、こちらと見て、話を聞いて、納得いくまで相手に聞いてみることですね。

_004_9 実際我が工房では電気代、ガス代、灯油代で一月25000円くらい使っている。簡単に計算すると年間30万円くらい使っているので、300万円くらいで収まれば投資したお金を10年で回収できることになる。夜間の電力は昼の電力の三分の一のお値段だ。高い時間は自分の所のソーラーシステムで賄い、安い夜間電力で温水器などを沸かし節約する計算なのだが、果たして計算通り行くのか?

今週末には3社とも2回目の見積もりが揃う、いったいどういう結末になるのだろうか? 

             つづく

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ソーラー発電システム 2

2007年09月12日 04時28分48秒 | ソーラーシステム

早速、その夜、セールスが帰った後、町内に住んでいる、他社のソーラー発電システムを取り付けている知り合いに電話した。「ソーラーシステムの導入を考えているのだが、本当に電気代がいらなくなるほど発電するの?お宅はいくらくらいかかったの?」と2軒ほど聞いてみた。どちらも、直ぐに「買った所を教えてあげるから見積もって貰ったら?」と対応してくれた。

_002_12 翌日、直ぐに「H」電気さんがやってきた。実直そうで、無理押ししないタイプのセールスマンがやってきた。こちらも初日は私の所の電気代やら、ガス代などを聞き、家のパターンに合った提案をしてくることになった。翌月曜日、改めて見積もりを見せて貰うと、発電量7キロのソーラーシステムに、温水器、IHクッキング、オーブン、付帯工事一式、サービスで工房までの温水配管工事、一口IHヒーター、新しく鍋など一式。最初の「T」社に比べると発電量が倍の提案になっている。

私の所だと、「昼間作業する人間が多いので昼の消費電力を賄える規模を考えるとある程度大きな物にした方が良いのでは?」と言うことであった。シャープの153Wのパネルを45枚、屋根の向きが東西なので少し効率が悪いことなどを考えると7KW位の発電を考えた方が良いのでは。

「ウーン、これもなるほど」どれも、聞いていると頷ける。最初のメーカーのように3.15KWで済むのか?この「H」社の言う様に7KW要るのだろうか?だんだん訳が判らなくなってきた。

この「H」社のセールスの方には、もう一社「E」社の見積もりも取っているのでそちらの見積もりを見て頂いた。「えー、こちらの会社も随分格安に頑張っておられますね!私もこちらに負けないように もう一度、見積もりしなおしてきます。」と改めて出直して頂くことになった。  果てさて、どうなることやら?              つづく

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ソーラー発電システム 1

2007年09月11日 11時14分58秒 | ソーラーシステム

セールスの電話が頻繁に掛かって来る。「金の利殖をしませんか?」とか、「インターネットでの顧客を囲い込むシステム」「近くに布団の乾燥に来ています?」「儲かりますよー」‥‥毎日のように何か彼かのセールス電話が掛かって来る。仕事に追われている時にいちいち電話を取るために仕事を中断し、話を聞くとセールスの電話だと本当に頭にくる。

_001_19 そんな中、「ソーラー発電システムに興味はありませんか?」という電話があった。以前からこの太陽光発電システムをつけている友人がいたり、雑誌でクリーンなエネルギーとして多くの人がそれぞれに自家発電すれば原発の1機や2機は要らなくなるだろうと思っていた。「取りあえず、買う買わないは別にして話を聞いてみたい」という事で翌日「T」社のセールスに来てもらうことにした。始めに来たセールスマンはまだ、経験も浅く、取りあえずお客が本気で考えているか?どうか?を絞り込むような担当なのだろう。具体的な話は一切せず、大まかな概略だけを話し、後日予算担当が詳しく話しに来ます。  と約束を取り付けて帰っていった。

翌日、予算担当のセールスマンがやってきた。昨日の新人セールスマンと違って、てきぱきと話を進めていく。「特に今回はモニターになって頂くため、特別価格で対応させて頂きます。」との事であったが、もともとの値段が判らないので特別安いのか?高いのか?判らない。見積もりは 「3.15キロの太陽発電システムにIHクッキングヒーター、電気温水器、配管等工事一式 ?百万の所特別価格を?百万にします。」「15年ローンで払えば月々30000円以内で収まりますので、今使っている電気代、ガス代、灯油代の代わりになりますよ!」という提案であった。この特別価格と言うのが曲者で、大分県の朝日ソーラーという会社は何処の家に行っても、「ここは目に付き、当社の宣伝になりますからお安くしときます。」などと言っていたが、何のことは無い、他より随分高い値段で売っていたのを知っている。軍隊式でセールスマンの尻を叩き、「何が何でも売って来い!」とやっていたのを目の当りにしていただけに、どうもこの特別価格というのは納得できない。

「ウーン、なるほど」しかし、こんな高い物をただ単にセールストークを聞いただけで決めれるものではない。車を買うときも トヨタの車を見に行き、日産を見て、本田を見て、自分のライフスタイルに合った、予算的にも納得できる物を選ぶことになる。今回も同じで、「他社にも見積もりを出して貰って、検討します。オタクの最高に出せる条件でもう一度見積もりして下さい!」  と出直してもらう事になった。                     つづく                              

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