高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

準備

2009年03月31日 08時35分46秒 | 出張

銀座三越 7階 リミックススペースにて今日から7日間の単独催事である。ここは、前日の夜8時まで営業中なので、前の催事の撤収が終わってからの飾り付けになる。

331_001 三越の前には、銀座和光の有名な時計台が見える。7時半に三越に入ってみると、こんな時間なのに沢山のお客様が入っている。我々の感覚では、

「大体6時を過ぎると上のほうの階は、お客様はまばらで、店員の方が多くなる」という感じなのだが、ここは「閉店間際まで、よくお客様が入っているな」。

7回のリビングフロアーを1周してみると、平野ブラシの榎本さんが実演していた。彼は、毎月ここに出ているそうだ。毎月毎月、出店しても売り上げが変わらないのが凄い。

331_007 綺麗な店内の雰囲気も、営業時間が終わってからは、バタバタと戦闘態勢に入る。前出店の業者が、時間に追われながら片付けをする。その片づけが終わらないうちから、内装業者が、什器の片付け、次の備え付けと業者が行き交う。その横で、私たち次の業者が、荷物をほどいたり準備に掛かる。

私が飾り付けに掛かれたのは、9時過ぎからであった。11時まで掛かり、ある程度の所で切り上げることにした。残りは翌朝である。

さて、初めての銀座三越での出店、沢山のお客様と出会えますように!

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今日から出発

2009年03月30日 08時42分38秒 | 家族

春風とともに、急に物が動き出し始めた。問屋さんの注文もぼちぼち入りだし、催事の予定は今年9月まで、ほとんど決まってきた。この調子で、これからも展開してくれると良いのですが。

昨日は、春休みに家族4人が揃っている唯一の休日であった。しかし、翌日から3週間の出張に出る前の日曜日だ。この三日間は、主張中の3週間分の仕事の手配に忙殺されて、ゆっくりする時間はほとんど取れていない。

最後の休日は、4人で家の大掃除と、4月1日から大阪に引っ越す長男坊は引越しの荷造り、

「みんなの協力で家が綺麗になったわ、ありがとう」と妻が言う。

「いーえ、いつも家事の事は任せっぱなしですみません」と私は心の中でつぶやく。

午後からは、2台の車のタイヤを交換。冬用に「4輪駆動でスタットレス」というのが、我が家の冬の標準装備だ。ノーマルのタイヤに交換。

330_001今、自動車学校に通っている長男坊も練習のため一緒に交換。次男坊も一緒に掃除をしたりお手伝い。幾つになっても、お兄ちゃんの側が好きみたいだ。

家の敷地内で車を運転させてみた。直ぐ隣に次男坊が乗り込む。妻は家の窓から心配顔で覗いている。

330_003 緊張しながら運転する。

やっと子供が車を運転する年まで育ちました。

さて、今日から銀座三越・京都伊勢丹・イーグレ姫路と3週間のロードに出ます。体調を崩さないよう気を付けて行って来ます。

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ヤフーショッピングにお店開店!

2009年03月29日 09時08分45秒 | ホームページ作り

3月26日にヤフーショッピングにお店が開店しました。ヤフーに開店申し込みをして、スタートキットが送られてきて、悦子とかおるさんが悪戦苦闘の末、漸く開店にこぎつけた。まだ、最初なので、商品ページは2ページしか無いが、いよいよスタートである。

http://store.shopping.yahoo.co.jp/takekoubou/nairebasi-yufu.html

ヤフーショッピングの中で、「名入れ箸」と検索すると13番目に出てくる。早速、開店翌日に、広告会社から、「週刊新潮と女性自身という本に広告を載せませんか?」と2件も電話が掛かってきた。

「まだ、昨日オープンしたばかりなのにこんなに早く反応があるのか?」と不思議に思う。しかし、残念ながら、まだ、注文は入っていない。

これから、今までのホームページと同じような商品ページを展開していく予定だが、果たして、ヤフーに出店したことがどういう結果をもたらしてくれるのか楽しみである。最近は、インターネット向けの商品開発で追われているのがだ、それも結構楽しい。

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お買い物 2

2009年03月28日 13時31分56秒 | 通販・買い物

お買い物のつづき、東急ハンズではいろいろな文房具を見るのが楽しい。この日も文房具売り場をうろうろ、先ず、お目当てのボールペンを買いに!

私が気に入って使っているボールペンは、三菱 UNI POWER TANK 実に滑らかに書ける。たくさんインクが出るわけではないが、はっきりとした文字が力を入れずに綺麗に書けるのだ。その名の通り、インクを出すのに少し圧力が掛かり、この滑らかさを実現している。色は黒と青と赤の3色、太さは0.7ミリと1ミリがある様だ。とりあえず、0.7ミリの3色を買い込む。

続いて、見つけたのが、思わず見ていて噴出してしまった、巨大な電卓である。今まで電卓というのは、少しずつ小さく、小さくという改良で小さくなってきた。しかし、その逆手を取って、自己主張している電卓だ。大きいと言う事が、この商品のキャラクターになり、この電卓を使っている所を想像すると楽しくなる。これが、その電卓だ。

328_007 隣の文庫本から大体の大きさを想像してみて下さい。A-4ノートくらいの大きさである。シンプルな機能で、余分な物を全て取り払っている。お客様の前でこの電卓を出して計算したら楽しいだろうな?と思いつつ、

しかし家族には、全員からバカにされてしまった。

しゃれですよ!しゃれ!

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お買い物

2009年03月27日 11時11分43秒 | 出張

ゴスペラーズのバラードに酔いながら、池袋サンシャインを出てきた。サンシャインビルの目の前に東急ハンズがある。何気なく足を止め、店内に入ってみる。東急ハンズには、文房具や調理器具、道具、おもちゃと男の買い物をするのも面白い店つくりになっている。

325_009 店内をうろうろしながら、見つけた中に、小型のプラネタリウム。大きさは20センチくらいの大きさだ。真ん丸い形で可愛らしい。

「これを寝室に置いたら、天井に満天の星。 ん~!」

しかし考えてみたら、我が家は寝室の窓から、満天の星が見えるではないか!これは都会のマンション住まいの人のグッズだな。

子供が小さかった頃、天体望遠鏡を買い込んで、夜空を見ていた時があった。長男坊は今でも、花を見ても「あー、綺麗だな!」と直ぐ言葉が出る。自然の何気ない風景の美しさを感じ取ってくれる。これは、人間として大きな財産だと思う。

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プラネタリウム

2009年03月26日 07時14分05秒 | 出張

子供の頃、私は名古屋の科学館にあるプラネタリウムを見に行くのが楽しみの一つであった。都会では、スモッグがあったり、ネオンの光のおかげで美しい星空を見ることは難しくなっていた。そんな中、当時でも世界最先端であった、ドイツ・カールツアイス社のプラネタリウムが導入されており、その美しさは子供心に今でも残っている。

雑誌の記事で、日本科学未来館で立体視映像のプラネタリウムがあると知り、今回催事が終わった翌日、飛行機に乗るまでの時間を利用して行ってみようと計画していた。移動日の朝、インターネットで日本科学未来館を検索していると、「何と。火曜日は休刊日であった!」がっかりだ。

325_004 しかし、気持ちはすっかりプラネタリウムになっているので、「他には無いだろうか?」と調べてみると、東京には結構、あちらこちらに在るものだ。その中の一つ、池袋のサンシャインビルにある、「コミカミノルタ 満天」に行くことにした。

325_006 春休みなので、親子で来ている子供連れの観客が多い、さて、いよいよ開演だ。あたりが暗くなり、ゴスペラーズのテーマ音楽にのって始まった。

満天の空から無数の星が降ってくる。リクライニングシートを倒していると、つい、ウトウトと眠たくなってくる。

ここの演目は季節によって変わるようで、今は春の新番組ということで、「ゴスペラーズ 星と大地のハーモニー」であった。北海道の星空をテーマに50分間のドラマであった。

出張中の素敵なひと時であった。

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雷おこし

2009年03月24日 08時00分42秒 | 食べ物

帆布の細野君が陣中見舞いに来てくれた。彼とは3年前に相模原伊勢丹で一緒になり、年齢は相当違うのだが、彼の茫洋とした人柄が好きで、それ以降親しくしてもらっている。

先日の私のブログに「「浅草亀十のどら焼き」が美味しかった」という記事を見て、わざわざ、「他にもこんな美味しいものがありますよ!」と「大心堂雷おこし」を持ってきてくれたのだ。「雷おこし」といえば小さい時にお土産で頂いて食べたような気がするが、あまり美味しいと思った事は無かった。

724392213 半信半疑で封を切りかじってみる。

「アレッ?」

「??……」

「おいし~い」   「これは大人の味だ!」

「おこしってこんなに上品な味なんだ!」

厳選した本物の材料を、丁寧に作った本物の味だ。ピーナッツとお米がそれぞれによい香りがして、絡んでいる飴はぴっかぴかに輝いて美しい。手作りで量産していないため、台東区の本店でしか売っておらず、あまりその存在は知られていないようだ、 細野君のおかげで、また一つ東京のお土産が増えそうだ。

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横浜高島屋 3

2009年03月23日 07時27分44秒 | 出張

321_005今回は初めてホテルを新横浜に取った。昨年までは桜木町などの海岸沿いであったがので、毎日の朝歩きも、潮の香りを嗅ぎながら、山下公園・赤レンガ倉庫・港の見える丘、後ろにはみなと未来地区の高層ホテル郡・大観覧車……と、横浜独特の異国情緒を味わうことができた。

しかし、今回は内陸部なので、他の地域とあまり変わらない風景だ。一度、新横浜からデパートのある横浜まで歩いてみたが、交通量が多く車ばかりなので一回で止めにした。

  翌日は日産スタジアムがある川沿いを歩いてみた。

321_008 大体がこの新横浜自体が、新幹線の駅ができたことで新しく作られた街のようだ。新横浜の正面玄関側はオフィス街になり、近代的なビルが林立しているが、裏側には何も無い住宅地である。

少し離れた日産スタジアムの回りも、ついこの間までこの辺りは畑だったのだろうと思わせる風景が続く、

やはり、横浜は港が見える風景が良いな。

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横浜高島屋 2

2009年03月22日 06時41分41秒 | 青竹箸

毎日、毎日、次から次へとお客様が入ってくる。「いったい何処が不況なの?100年に一度の経済危機とは何処の話なの?」と思えるほど、沢山のお客様で賑あっている。高額な家具が売れたかと思えば、あちらではアクセサリーが、こちらでは、次から次へとアルバイトの女の子がレジに走っていく。

私の所はどうか?というと、おかげで前年を充分クリアーしている。「高額なバッグが次から次へと」という訳にはいかないが、お箸など小物類は本当に忙しい。毎日、販売点数を見てみると、150点を越えているではないか!

この「名入れ箸」を売り出して3年目である。やっと、このお箸にもお客様が付いてきたのだ。昨年買ってくれたお客様が「あなたが来るのを待っていたの!」「他を探しても何処にも売っていないから!」「去年買ったのだけれど、他のお箸が使えなくなってしまった!」と、昨日も、「昨日お父さんが買ってきたのだが、あまりにも使いやすいので家族分買いに来たの!」と奥様が家族全員の十数膳買ってくださった。

「チリも積もれば山となる」のことわざ通り、1本1本は小さな金額でも、毎日確実に売れてくれる。高額なバッグはその日その日で、当たり外れがあるのだが、コンスタントにヒットを打ってくれるイチローの様な存在なのだ。

買い求めやすい値段で、竹製品を使って頂き、竹の良さを知ってもらい、身近なものとして使って頂く、竹のファンを増やしていくことが大切だと思っている。

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スーパーホテル

2009年03月21日 07時53分13秒 | 出張

今回宿泊先にしたのが、「スーパーホテル」である。以前に他の地域で何度か使った事がある。東横インと同じように全国展開しているビジネスホテルチェーンである。

私がホテルを探す条件は、先ずインターネットが使える事、値段がそこそこ安い事、部屋に冷蔵庫が付いている事、この三つが絶対条件である。その他に、ベットが広い、部屋が綺麗である、ウォシュレットが付いている、風呂はなるべく広く、朝食サービスがある、……などなどである。

今回の「スーパーホテル」は、全国何処でも1泊5000円台と安い、その上、1週間以上宿泊すると、現金払いの時に限り、現金で1割のキャッシュバック。当然、インターネットは各部屋標準装備、小さな冷蔵庫も付いている。必要最小限の3条件は全てクリアーだ。

318_001 朝食も、焼きたてパン・シリアルフード・玄米おかゆ・簡単なおかず・などの簡単なバイキング方式である。その他、自動販売機の飲み物も朝食時間は全て無料になる。

318_007 部屋は、鍵が無く、暗証番号を打ち込むシステムである。ベットは低反発マットレスのダブルサイズの大きなベットである。トイレもウォシュレットが付いている、しかし、お風呂は少し狭い。

面白いのは、10時から15時まではホテルは閉められ、普通には出入りできない。その時間の間に全館の掃除を行うのだろう、また、部屋には電話が無い、部屋への連絡事項はエレベーター前のボード版に「OO号室様、FAXが届いております」など、メモで知らされる。効率的に人件費を抑えるシステムで料金を抑えているのだ。

それぞれの、ホテルが打ち出す特徴にお客が選択することになる、このシステムに合わない人は、他のホテルを使うことになるのだが、「私どものホテルはここが特徴です」と明確にすることは経営的にも非常に大切である。

竹工房オンセ

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ホテル

2009年03月20日 06時49分52秒 | 出張

さて、いよいよ今回の横浜高島屋での「九州展」から、今シーズンのスタートである。催事が始まると、宿泊ホテルを何処にするか?いつも考える。昨年までは、横浜に来ると桜木町の東横インを取っていたのだが今回は趣向を変えてみた。と、言うのも最近「東横イン」のサービスが落ちてきていると感じる時がよくある。出展ペースに社員教育が追いついていないのだろう。

先日、「東横イン」に泊まった時もインターネットが繋がらない、フロントに電話してその趣旨を言うと

「私のパソコンの調子が悪いのではないか?」と言う。

「そんな事は無い、昨日まで他のホテルで使っていたのだから!」と、

フロントの女性がホテルのパソコンを持って部屋にやってきた。そして、繋いでみるのだが、やはり繋がらない。

「すいません、他の部屋を用意いたしますので、代わっていただけますか?」と言う。

「わかりました」気持ちよく承諾、そして新しい部屋の鍵を貰い、荷物を自分で移動した。その時に気が付いたのだが、前の部屋の鍵はどうしたら良いの?と思い、フロントに電話すると

「フロントに持ってきて下さい」と言う。

ここで、カチンと来てしまった。

「ふざけるな、ホテルの不備で部屋を代えさせといて、鍵を持って来い!とはどういう事だ!」と、言ってしまった。

小さな事の積み重ねであるが、不信感や嫌な思いが続いてくると、だんだん、嫌気が差してくる。

同じような事を準備の時に他の業者さんから聞いた。「東横イン」にチェックインして、お風呂を見てみるとタオルや歯ブラシなどが置いてない、フロントに電話すると「フロントに取りに来てください」と言う。頭にきて電話で散々文句を言ったそうだ。翌日、デパートに出勤するときに、彼の宿泊者カードに「要注意人物」と書かれていたそうだ。それを見て怒り心頭 

当たり前ですよね。

私も、なんとなく気分を変えたいと思い、今回は「スーパーホテル」にした。 

竹工房オンセ

 

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横浜高島屋 初日

2009年03月19日 05時32分37秒 | 出張

いよいよ横浜高島屋での「九州展」が始まった。前日の準備日に他の業者さんから最近の状況を聞くと、誰に聞いても「厳しい!」「昨年の半分だ」など、景気の良い事を言う人は一人もいない。

しかし、初日はたくさんのお客様が入り、上々の滑り出しである。私の所にもリピーターの方たちや新規のお客様で実演している暇が無いほどレジに走っていた。

そんな中、福島県からわざわざ新幹線に乗って買いに来てくださったお客様がいた。このお客様は8年ほど前に全国放送された、「人生の楽園」に私が出ていた時の事を覚えており、娘さんにインターネットで探してもらったそうだ。たまたま、横浜在住の娘さんが、私のホームページに辿り着き、今回の高島屋出店を知ったそうだ。それを聞いたお母様がわざわざ、買いに来てくださった。「あなたとはご縁があるのね!」と喜んでくださり楽しく買い物をしてくださった。

名入れ箸を遣り出して3年、お箸にもファンが増えてきた。昨年買って頂いた方が「来るのを待っていました!」と。どんなに良い商品でも、「畑に種を蒔いて、水をやり、手入れをしながら育つまで待たなくては為らない」、これと一緒で、このお箸も、お披露目をして、使っていただき、その良さを知って頂き、口コミでだんだん広がってきた。お箸を目当てのリピーターさんも増えてきたのだ。

何といっても、売り場に賑わいがあるのは本当にありがたいことである。

「今年はどうなるのであろうか?」と心配しながら、始まった催事だが、初日のふたを開けてみれば、上々の滑り出しであった。ありがとうございます。

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作品を育てる

2009年03月18日 06時08分29秒 | 出張

今年からお披露目した「竹と革」のコラボ商品。日本橋三越と名古屋松坂屋でお客様に見ていただき、結構な反響を頂き、お買い上げ頂いた。しかし、改良しなくてはいけない所もある。もっともっと作品として磨き上げていき、世界の何処に出しても通用する作品に仕上げて行きたいのだ。

ただ今、第2弾を製作中である。作品数も増えていくし、デザインも変えていくつもりである。その為には、革の事をもっと知らなくてはならない。知っている人に教えていただかなくてはならない。

横浜高島屋への出張の前に一日早く東京入り、革靴屋の杉浦君に無理を言って、一日、革の職人さんの所や、革屋さんに連れて行って頂いた。我々もそうだが、職人さんには得意分野と不得意分野があり、今私がお願いしている職人さんも非常に良心的に対応して頂き満足しているのだが、違った技術を得意としている業者さんとも開発して行きたいと思っている。

317_031 革小物の業者さんが集積していると言われている浅草であるが、今は90%が中国に生産をシフトしてしまっているそうだ。革屋さんから、そういった業者を紹介しましょうか?と言われたが、それでは国産手作りにこだわっている私の所には合わないので遠慮した。

革の種類は無数にあり驚いてしまう。今回私は、「値段より品質の良い物」に絞って探すつもりであったので、「ある程度安定して量が確保でき、品質にばらつきが無いもの!」に絞り込んだ。杉浦君おかげで、目当ての革が見つかりました。案内も無く、飛び込みだけで探していたのでは、皆目検討が付かなかった上に、品質や値段も言われるがままになってしまうだろうが、杉浦君のおかげで実にスムーズに話が進んでいく。本当にありがとうございました。

お昼を、浅草寺裏の「弁天」という蕎麦屋で頂いた。ここは、あまり観光客が来ない落ち着いた店である。私は書き上げ蕎麦を頂いたのだが実に美味しかった。それと、杉浦君からお土産に頂いた、「亀十のどら焼き」も本当に美味しい。この2軒は覚えておいた方が良いですな!

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ラグビー観戦

2009年03月17日 08時09分35秒 | 家族

日曜日、次男坊のラグビーの試合観戦に。昨年見に行ったときは、まだ体も小さく「タックルなど怖くて、怖くて」と、見ていても歯がゆい様な試合であった。妻は何度も見に行っているが、私は1年ぶりの試合観戦である。

317_004 昨年に比べて、格段の進歩をしている。ボールを持って走っている時、タックルされて2回転ほど転がったたが、ケロッとして立ち上がる小学校の時には走ることが苦手で、プクッとして、どちらかと言えば肥満体型だったシンラとは信じられない。

先ず、体が大きくなり随分逞しくなっている、毎日、筋トレをしている成果だ。足も速くなり、今回も2回ほど、回りを振り切り独走トライをしている。 怖かったタックルもがんがんぶつかっていく。

ポジションは、スクラムからボールが出てきた時に始めにボールを貰い、全体に指令を出すスタンド・オフだ。チームの仲間にも信頼されている様でキャプテンをしている。

317_012生徒全員から絶大な信頼を得ているのが、斉藤先生、元、全日本ラグビーに入ったほどの実力者だ。見ての通り、筋肉隆々の体躯である。今でも、ベンチプレスで100キロ以上持ち上げ、100mを走らせても11秒台で走るそうだ。生徒達にとって、この圧倒的実力は憧れなのであり、信頼になっている。人間的にも、実に真っ直ぐで大きな先生である。「シンラはこの師とであった事が、人生の中でも大きな財産となるだろう」

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漆塗り 3

2009年03月16日 06時01分17秒 | 竹細工作業工程

漆というのは、乾いた所では乾かない。ちょっとヘソ曲がりなのだが、素人考えで考えると、乾燥していたほうが乾くように思えるのだが、漆の場合は逆で、湿気が無いと乾かないのだ。適度な温度と湿度があると、どんどん乾いていく。一度乾いてしまえば、乾燥していても、いなくても変わりなくなる。

314_001 漆は生きているのだ。適度の温度と湿度が漆のエネルギーになっている様だ。私の所では、「室」という乾燥器に入れて乾かしている。廃材を利用して、開け閉めにはサッシの窓を付けた。回りを保温のため、暑さ3センチくらいの発泡スチロールで囲い、保温力を高めてある。窓ガラスの部分にも発泡スチロールを貼ってある。これは結露しないようにする為だ。以前、ガラスに発泡スチロールが貼ってない時に、結露した水滴が漆を塗った作品に落ち、大失敗したことがあるのだ。

314_003「室」の中には、電気ヒーターのシートが入っており、その上にスポンジを置く、スポンジに水を含ませ、ヒーターの電気を入れると、暖かくなり少しずつ湿度が上がっていく。これも、いろいろ失敗してこの方法に行き着いた。

昔、竹細工を始めたばかりの頃は、ダンボールに霧吹きで湿らせ、毛布などで囲ってやっていた。もう少し、量が多くなってきた頃は、お風呂場の中に手すりを付けて、家族みんなが風呂に入った後にぶら下げたものだ。それも、時たま、湯船の湯気が直接作品に当たったりすると、白く漆が焼けたりして失敗をしたものだ。

これ位の大きさの「室」を専門業者で注文すると、おそらく100万円位するだろう。しかし、私の所では廃材やサッシなどで自作したので、全部で5万円くらいで作ることができた。

314_010 最後に、部屋を暖めているストーブ。このストーブももう20年くらい使っている。古くて汚いが、暖めるという仕事だけを考えれば、十分役に立つ。最近のストーブより、シンプルで丈夫な可愛いヤツである。

竹工房オンセ

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