◼️「ブラザー・オブ・ザ・イヤー/น้อง.พี่.ที่รัก(Brother of The Year)」(2018年・タイ)
監督=ウィッタヤー・トーンユーヨン
主演=サニー・スワンメーターノン ウッラサヤー・セパーバン ニチクン・ホルベチクル
ダメ兄貴とデキる妹。素直になれない二人の関係を描いたメイドインタイランドの人情コメディ。留学から帰国して日系企業に勤め始めた妹は、タイ人と日本人のハーフ男性と付き合い始めるが、父親ヅラする兄が何かと邪魔で仕方ない。仕事でも顔を合わせることになる兄妹の関係はだんだんとこじれていくのだが、結婚の日取りが近づいてお互いとのこれまでの関係を振り返る。しかし…。
ジャパンカルチャーが二人をつなぐポイントになってるのを見ると、こんな影響与えてるんだな、と嬉しい気持ちになる。日系企業の面々のちと微妙な日本語と、興奮すると「トラ!トラ!トラ!」と叫ぶ時代錯誤もいいとこな上司が、日本人鑑賞者には気になるところ。新入社員歓迎野球大会は、ストーリー上で重要な部分。ひと昔前の企業なら確かにありそうよね。
兄への思いを述べる披露宴のスピーチが涙を誘う。しかし再び二人の間には深い亀裂が。そしてダメ兄貴が自分が口にしたひと言で号泣するラストがいい。人情ドラマに国境はないよな。
日本では劇場未公開。2018年の東京国際映画祭で上映され、今回ロケ地である北九州国際映画祭で上映された。妹が結婚後に住む街として北九州市が登場。小倉城や若戸大橋が美しい。
ジャパンカルチャーが二人をつなぐポイントになってるのを見ると、こんな影響与えてるんだな、と嬉しい気持ちになる。日系企業の面々のちと微妙な日本語と、興奮すると「トラ!トラ!トラ!」と叫ぶ時代錯誤もいいとこな上司が、日本人鑑賞者には気になるところ。新入社員歓迎野球大会は、ストーリー上で重要な部分。ひと昔前の企業なら確かにありそうよね。
兄への思いを述べる披露宴のスピーチが涙を誘う。しかし再び二人の間には深い亀裂が。そしてダメ兄貴が自分が口にしたひと言で号泣するラストがいい。人情ドラマに国境はないよな。
日本では劇場未公開。2018年の東京国際映画祭で上映され、今回ロケ地である北九州国際映画祭で上映された。妹が結婚後に住む街として北九州市が登場。小倉城や若戸大橋が美しい。