心も体もメルトダウンしてしまいそうな2010年日本の夏。皆様いかがお過ごしでしょうか。自分の好きなことばっかり書き連ねているこのブログが、何を血迷ったか「家族サーヴィス」などと題する記事を。別に子供とYMO聴きましたとかいうオチはありませぬ。
名盤。
これまで盆休みといっても落ち着かず、なかなか家族で遠出をしなかったアナキンtak一家。「今年はどっか行こう!」ということになり、レイア姫(9歳児)の希望でハウステンボスへ行ったのだった。
正直言うとこの旅行、僕は不安だった。子供たちも僕らも学業や仕事という日常に追われていて、ちょっとギスギスしたムードが家の中にはあった。成績のことやら何やら学校の懇談で言われたりで、本人も親も”焦り”に追い立てられていたから、日頃の会話がどうしてもそこから離れない。言いたかないけど言わなきゃならんし、我慢させたくないけどさせねばならんこともある。配偶者アミダラMは口うるさくなるばかりだし、僕だって何もかもにOKは出せなくなっている。ルーク(11歳児)はそのストレスで妹をからかったり茶化したり。そのレイアがすぐ拗ねる。このメンバーで旅行か・・・どうなることやら。また、かつて小旅行した際に”連れ回して疲れさせるだけの親”のように人に言われたことが、僕自身を頑なにさせていたこともある。正直なところ、僕は楽しみと不安がかなり入り乱れた気持ちだった。
しかしだ。結論を言うとこの旅行は成功だった。また子供の成長を感じることができたのもちょっと嬉しかった。最近ちょっと反抗的だったルークが、旅行中はアミダラと衝突することもなく、家に帰って寝る前に僕のところに来て
「楽しかったよ。ありがとう。」
と言ってくれた。この旅行は4人の誰もにそれ程我慢を強いることもなかったし、一緒に楽しい時間を共有できるという当たり前のことができた。この4月からこれまでよりも早く帰宅するようになって、家族と過ごす時間って大事にしないといけないなと改めて思う。その時間を供給することがサーヴィスなんだろうって。
長崎は曇り空だった。ハウステンボスには、僕とアミダラはオープン以来何度も訪れたことがある。それでもまた来たいとお互い思っているのは、日常とは違う風景に連れて行ってくれるから。あれだけのスケールだもん。
レイア姫のお目当ては、今年誕生55年となるミッフィーの展示。絵本に登場するミッフィーの部屋が再現されていたり、歴代の絵本とそのぬいぐるみが展示されている。さらに素焼きのミッフィーに自分で彩色することができる。
「あれやりたい。」
レイアは色づけに挑戦。普段から水彩画の色塗りもやや雑なだけに、ミッフィーのあごには洋服の色がついてしまった。
「あぁ、貸してごらん。」
ついに元美術部アミダラ登板。かくして世界にひとつのミッフィーが完成した。仕上げはアミダラにやらせたが、レイアはご満悦。今回の旅行でいちばん面白かった、と言う。やっぱり女の子だなぁ。
ルークは到着後「暑い暑い」を連発して気分悪そうにしていた。そのため最初の家族写真はすごい表情をしているが、次第に気分を回復してホラーハウスを楽しんでたりする。ルークがハウステンボスでいちばん面白かったと言ったのは、観光丸クルーズ。
大河ドラマ「龍馬伝」の撮影でも使用された観光丸に乗船できるもの。当時の設計図をもとに復元されたもの。ルークは船着き場に来るまではやや不機嫌だったが、入港している船を見て一言。
「黒船やん。」
最近、歴史にただならぬ興味を持っているルークは甲板をうろつき回った。やがて船は湾内をクルーズ。
レイア「ちち、この間の船とは違うね。おっきいね。」
彼女が言うのは、下関と門司を結ぶ連絡船のこと。そりゃ比べちゃいけまへん。やがて船員からご案内が。
「帆船の船員の雰囲気を味わってもらう為にロープワークの体験ができます。」
それは船先端に突き出た部分に張られたロープを歩いて渡るものだった。アミダラにけしかけられた子供二人は甲板を突っ走って行く。
ルーク「ここはやっぱり父親も一緒やろ。」
アナキンtak「へ?」
オレは高いところ苦手なんだよぉ・・・。足が踏むロープの下にはネットこそあるが、その下は海だ。しかも船は航行中。
ルーク「うわっ高っ。」
アナキン「し、真剣にやらないと、ダ、ダメだぁぞ。」
おそらくいちばんビビってたのは僕・・・かも。ルークは結局2回も体験しておりました。やっぱり男の子だなぁ。
後編につづく。
名盤。
これまで盆休みといっても落ち着かず、なかなか家族で遠出をしなかったアナキンtak一家。「今年はどっか行こう!」ということになり、レイア姫(9歳児)の希望でハウステンボスへ行ったのだった。
正直言うとこの旅行、僕は不安だった。子供たちも僕らも学業や仕事という日常に追われていて、ちょっとギスギスしたムードが家の中にはあった。成績のことやら何やら学校の懇談で言われたりで、本人も親も”焦り”に追い立てられていたから、日頃の会話がどうしてもそこから離れない。言いたかないけど言わなきゃならんし、我慢させたくないけどさせねばならんこともある。配偶者アミダラMは口うるさくなるばかりだし、僕だって何もかもにOKは出せなくなっている。ルーク(11歳児)はそのストレスで妹をからかったり茶化したり。そのレイアがすぐ拗ねる。このメンバーで旅行か・・・どうなることやら。また、かつて小旅行した際に”連れ回して疲れさせるだけの親”のように人に言われたことが、僕自身を頑なにさせていたこともある。正直なところ、僕は楽しみと不安がかなり入り乱れた気持ちだった。
しかしだ。結論を言うとこの旅行は成功だった。また子供の成長を感じることができたのもちょっと嬉しかった。最近ちょっと反抗的だったルークが、旅行中はアミダラと衝突することもなく、家に帰って寝る前に僕のところに来て
「楽しかったよ。ありがとう。」
と言ってくれた。この旅行は4人の誰もにそれ程我慢を強いることもなかったし、一緒に楽しい時間を共有できるという当たり前のことができた。この4月からこれまでよりも早く帰宅するようになって、家族と過ごす時間って大事にしないといけないなと改めて思う。その時間を供給することがサーヴィスなんだろうって。
長崎は曇り空だった。ハウステンボスには、僕とアミダラはオープン以来何度も訪れたことがある。それでもまた来たいとお互い思っているのは、日常とは違う風景に連れて行ってくれるから。あれだけのスケールだもん。
レイア姫のお目当ては、今年誕生55年となるミッフィーの展示。絵本に登場するミッフィーの部屋が再現されていたり、歴代の絵本とそのぬいぐるみが展示されている。さらに素焼きのミッフィーに自分で彩色することができる。
「あれやりたい。」
レイアは色づけに挑戦。普段から水彩画の色塗りもやや雑なだけに、ミッフィーのあごには洋服の色がついてしまった。
「あぁ、貸してごらん。」
ついに元美術部アミダラ登板。かくして世界にひとつのミッフィーが完成した。仕上げはアミダラにやらせたが、レイアはご満悦。今回の旅行でいちばん面白かった、と言う。やっぱり女の子だなぁ。
ルークは到着後「暑い暑い」を連発して気分悪そうにしていた。そのため最初の家族写真はすごい表情をしているが、次第に気分を回復してホラーハウスを楽しんでたりする。ルークがハウステンボスでいちばん面白かったと言ったのは、観光丸クルーズ。
大河ドラマ「龍馬伝」の撮影でも使用された観光丸に乗船できるもの。当時の設計図をもとに復元されたもの。ルークは船着き場に来るまではやや不機嫌だったが、入港している船を見て一言。
「黒船やん。」
最近、歴史にただならぬ興味を持っているルークは甲板をうろつき回った。やがて船は湾内をクルーズ。
レイア「ちち、この間の船とは違うね。おっきいね。」
彼女が言うのは、下関と門司を結ぶ連絡船のこと。そりゃ比べちゃいけまへん。やがて船員からご案内が。
「帆船の船員の雰囲気を味わってもらう為にロープワークの体験ができます。」
それは船先端に突き出た部分に張られたロープを歩いて渡るものだった。アミダラにけしかけられた子供二人は甲板を突っ走って行く。
ルーク「ここはやっぱり父親も一緒やろ。」
アナキンtak「へ?」
オレは高いところ苦手なんだよぉ・・・。足が踏むロープの下にはネットこそあるが、その下は海だ。しかも船は航行中。
ルーク「うわっ高っ。」
アナキン「し、真剣にやらないと、ダ、ダメだぁぞ。」
おそらくいちばんビビってたのは僕・・・かも。ルークは結局2回も体験しておりました。やっぱり男の子だなぁ。
後編につづく。