ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

福岡、長崎の旅(2)

2023-03-25 20:25:37 | 旅行(国内)
大宰府から高速を使って2時間ちょっとで長崎に到着。

宿は旧英国領事館近くのある古い洋館を使用した建物で、小ぶりだがタイル使いがオシャレな西洋風のホテルだった。昔、マカオにもこんな感じの宿があって泊ったことがあった。長崎は福岡に住んでいた頃、何度か来たことがあり、もっと覚えているつもりだったが意外と忘れていた。やっぱり26年だけある。

長崎の異国情緒あふれる街並みは西洋的で見どころもたくさんあるが、こういうところは全部すっ飛ばして、まず子供を連れて行ったのが爆心地と資料館。そのうち修学旅行で広島には行くだろうから、まずは先に長崎のを見てもらおうと。多分、興味も関心もないだろうと思ったら、思いのほか熱心に映像や資料を観ていて、結局、私が一番最初に飽きていた。

今回、長崎に来た目的は軍艦島を観たかったら。これに尽きる。長崎に来るまでの天気予報では、滞在予定のすべての日が雨だったが、この日は見事に大外れで晴れてくれた。これは本当にラッキーだった。
船は快晴の中、長崎港から出港。長崎って本当に造船所がたくさんあるんだなと実感。しかも巨大な船を造るドッグばかりだ。
およそ40分くらいでようやく軍艦島が見えてくる。写真や映像で見ていた通り、軍艦の形をしている。船が島に近づくとビルの高さが際立って見える。島の中央付近に作られた桟橋から上陸。柵があって決められたところしか歩けないし、崩落してもケガをしないように充分距離も取ってある。それでも朽ち果てたビル群の連なりはインパクト大だ。ここに5000人以上の暮らしていたことを想像するとおそろしく過密で、まさに日本のバングラディシュという感じだっただろうなと。もしその当時、コロナが発生していたら間違いなく全島民が感染していたはずだ。

特に廃墟好きではないけれど、ここはまさに廃墟の美観、完全なゴーストタウンの魅力が凝縮して詰まっている。もしタイムスリップができるなら、閉山後、島が無人となって3か月とか半年後の、まだ人々の営み感が残っていた頃に訪れることができたら、もっと面白かったに違いない。

船で長崎港へ戻ると、港の待合室のテレビに大勢の人たちが群がっていた。ちょうどWBCの決勝戦、まさに9回裏。大谷がゲッツーを取り、その後一人を抑えてちょうど優勝を勝ち取ったタイミングだった。そして大きな歓声が上がった。

中華街でちゃんぽんと皿うどん、そしてトルコライスに五島うどん、さらにカステラとミルクセーキも飲んで、まぁまぁ大満足で終わった。

往復の飛行機とレンタカーとホテルと軍艦島の船代をひとつにまとて全国旅行支援を使った。貰った18000円のクーポンが食事代になり、昨年より割引額は減ったが、まだまだお得感はあるなと思う。

今年はそろそろ日本を脱出したいけれど、行けるだろうか?


コメント    この記事についてブログを書く
« 福岡、長崎の旅(1) | トップ | 悩み… »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿