先日、タイからの帰国の際、中部国際空港でのちょっとした出来事である。
飛行機を降り、預けた荷物を受け取る為、ターンテーブルの脇で荷物を待っていると
犬を連れた係員が近くにやって来た。
麻薬犬である。
乗客の荷物の中に麻薬類が入っていないかを調べる為に、出てくる荷物と荷物を
待っている人に「クン、クン」と鼻をすり寄せてやって来る、日本の空港では良く
見られる光景ではある。
しかし今回、この麻薬犬が私の側から、なかなか離れないのである。もちろん
やましい物は何も入っていないので、動揺する事もないのだが、周囲の目線が
ちょっと気になった。
その後、しばらくして犬と係員は去って行き、私は荷物をピックアップして
税関検査へ進んだ。税関の人にパスポートを渡すと、開口一番「麻薬犬
が反応したので、別室にて荷物検査をさせていただきます」とそのまま
4人の税関員に別室に連れて行かれてしまった。
別室では、4人の税関員に全ての荷物を徹底的に検査され、また同時に靴の中から
髪の毛の中まで、完璧なボーディチェックも行われた。およそ30分も掛けてである。
しかし、そもそも何もやましい物はないのだから、何も出てこなくて当たり前である。
最後は低調に、「ご協力ありがとうございました」と言われ、外まで荷物を持って
見送っていただいた。
疲労と緊張でどっと疲れが出た。
全ては、あの麻薬犬のせいである。
麻薬犬とはいえ、犬なのだから、間違っても仕方がないとは思う。
が、しかしなぜ私なのか?帰りの電車の中で、ずっと考えていた。
ひょっとしたら…
10日間履きっぱなしの、汗で重たくなったシミだらけの半ズボンの臭いに…
次回からは、着替えのズボンを持って行こうと、心に決めた。
飛行機を降り、預けた荷物を受け取る為、ターンテーブルの脇で荷物を待っていると
犬を連れた係員が近くにやって来た。
麻薬犬である。
乗客の荷物の中に麻薬類が入っていないかを調べる為に、出てくる荷物と荷物を
待っている人に「クン、クン」と鼻をすり寄せてやって来る、日本の空港では良く
見られる光景ではある。
しかし今回、この麻薬犬が私の側から、なかなか離れないのである。もちろん
やましい物は何も入っていないので、動揺する事もないのだが、周囲の目線が
ちょっと気になった。
その後、しばらくして犬と係員は去って行き、私は荷物をピックアップして
税関検査へ進んだ。税関の人にパスポートを渡すと、開口一番「麻薬犬
が反応したので、別室にて荷物検査をさせていただきます」とそのまま
4人の税関員に別室に連れて行かれてしまった。
別室では、4人の税関員に全ての荷物を徹底的に検査され、また同時に靴の中から
髪の毛の中まで、完璧なボーディチェックも行われた。およそ30分も掛けてである。
しかし、そもそも何もやましい物はないのだから、何も出てこなくて当たり前である。
最後は低調に、「ご協力ありがとうございました」と言われ、外まで荷物を持って
見送っていただいた。
疲労と緊張でどっと疲れが出た。
全ては、あの麻薬犬のせいである。
麻薬犬とはいえ、犬なのだから、間違っても仕方がないとは思う。
が、しかしなぜ私なのか?帰りの電車の中で、ずっと考えていた。
ひょっとしたら…
10日間履きっぱなしの、汗で重たくなったシミだらけの半ズボンの臭いに…
次回からは、着替えのズボンを持って行こうと、心に決めた。
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