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ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

クルーザーハウス

2015-09-14 20:34:00 | 時事(国内)
鬼怒川決壊でも流されなかったあの「白い家」が絶賛されている。

築3年ほどの旭化成のへーベルハウスらしい。他の家がどんどん流さ
れて行く中、確かに動くことはなかった。翌日の映像でも、しっかり
立っていた。

もっとも床上浸水はしたはずなので、床や壁の状態は浸水した他の家
と変わらないと思うけれど、立て直す必要はないとしたら、たしかに
凄い。株価が上がるのもうなずける。

会社としても、あれ以上の広告はないだろう。CMのための実験映像な
らどんな実験に耐えたとしても、疑心暗鬼にもなるが、現実の中での
映像では、これほど説得力のあるものはない。

今後、旭化成の営業マンは、あの映像トークで受注増は間違いないだろう。

全く知らなかったが、阪神大震災でも延焼を防ぎ、全壊しなかったのは
ヘーベルハウスが多かったらしい。

けれど、その分、価格は高いんだとか…。
ヘーベルハウス1軒の値段で木造の同サイズ、同グレードの家が2軒建て
られるという話もある。
しかも、築後30年で屋上防水の貼り増しと外壁の特殊塗装、シーリング
再充填で最低400万以上かかり、これをやらないとヘーベルハウスの保
証が切れるという話も…。

まぁ、安全には金がかかるというもの、ある意味、うなずける。

今から35年くらい前、私が小学校3年くらいの時、通学路の途中に、「
クルーザーハウス」と銘打った、見た目は船のクルーザーそのものの
家が展示されていたことがあった。小学生ですら、「この家、果たして
住みやすいんだろうか?」と疑問を呈するような形だった記憶があるが、
もし、あの家が洪水でも沈まず、船のように漂うことが可能だったと
したら、なんて先見の目があっただろうと思った。

けれど、あれ以来、一度として、目にすることがなかったので、おそら
くはまったく売れなかったんだろうと推測している。

ちょっと時代が早すぎたのかもしれない。

どこのメーカーかわからないけれど、企画販売するなら「今」です。


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