ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

嘘から出た真

2013-03-10 22:45:49 | 時事(国内)
時々、愛読しているサイトに虚構新聞がある。

95%くらいが嘘で、5%が本当の記事を書いて、実社会の風刺をしている。
しかし、これが面白い。編集長自身が、発行部数を伸ばして、読売や朝日など5大紙の一角に
組み込みたいと書いているが、そもそも紙媒体はなく、それ自体が虚である。

そして、「その手始めとして、本紙社主は200兆円を確保するべく、先月サウジアラビアまで飛
び、同国の石油王としても知られるアル・アッバース第3皇太子に資金援助を打診したのですが、
残念ながら皇太子が留守だったため、オイルマネーはあきらめざるを得ませんでした。」などと
真面目に記しているが、これも全部、虚だ。

この虚構新聞の記事はそもそも虚を狙っているわけで、ありえない話でなければならないのだが、
、今の世の中はこのありえないことが時々起こったりもする。すると、あまりに現実的な展開に
なった場合、虚構新聞は、「もっと虚構の世界に徹しなければなりませんでした」と、お詫びを
するのである。

そんなところも面白い。

最近の記事では、「カルビーのポテトチップスは値段を現状のまま据え置いたが、価格に見合う
よう内容量をさらに減らした結果、ついに中身が全て空気だけになる。」というのがあった。

しかし、「民間のデフレ対策として、2月にはコンビニのローソンが中堅社員を対象に、平均3%
の賃上げを発表しており、同時に企業各社の賃上げ状況に合わせながら、取り扱う商品を軒並み
20%から400%の範囲で値上げする…」なんていうのは、どこまでが虚でどこまでが実なのかわか
らない話になるかもしれない。

嘘から出た真は、案外、笑えないものである。


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