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ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

損して得とれ

2007-11-23 07:55:30 | 時事(国内)
明治時代の東京で、大勢の人が白米を食べているところは、
軍隊の兵学校ぐらいだったという。

当時、この兵学校から食べ残しのご飯やおかずを仕入れ、
貧しい人々に販売したのが残飯屋で、腐った食材を珍菜
として高く売ることもあったと言われている。そして、
お菓子屋さんに持ち込まれた残飯は、おこしや大福もち
といった物に姿を変えたそうである。

現在では考えられないが、まだ近代日本以前の社会では、
圧倒的に貧しい人々のほうが多かったため、今でいうと
違法とも取れる商売も、ある意味人々の為になっていた
のかもしれない。

そんな時代からすでに100年以上が経っている。しかし、
食のビジネスというものは、時代が変わっても、偽装の
王座に君臨し続けているようだ。と以前、新聞で読んだ
記憶がある。

「たくさん売りたい」「在庫を抱えたくない」「廃棄を出したくない」
モノを売る商売をしている人なら、たとえ業種が違っても誰もが
思うことである。そして誰もが「どうしたら…」と考える。
ため息をつき、時には頭を抱え、最後には辞めようかとも思う。

しかし、そのような中から知恵を絞り、新たなアイディアが
生まれもする。偽装や嘘に逃げるのは簡単で、そういう悪知恵
だけは、不思議と安易に浮ぶのものである。

しかし、最後には必ずばれる。
「損して得取れ」とはよく言ったものである。

あの無印良品は、包装などを省き「わけあって、安い」
「素材の一部は再利用品だが、安全」などと、理由を
説明して消費者の心をとらえた」といわれている。

やはり、工夫、アイディアである。
自分で思いつかなければ、人のマネだっていいのである。
とにかく、「考えて、即実行する」これに尽きる。

さて、来年は何をしよう…。(また年末ジャンボに賭けるか…)


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