【タックの放浪記】  思えば遠くへきたもんだ・・・     by Tack SHIMIZU

心に刻まれたその一瞬、心に響いたその一言、心が震えたその想いを徒然と書き記したい。この記憶から消え去る前に…

白浜放浪2020残暑 『 パヤオに潜む怪力魚! 』

2020年08月24日 | 旅三昧!釣り三昧!
週末を南紀白浜雑魚釣りベースで過ごしてきた。

今回の大きな目的はこないだ初めて訪れた沖合い25キロ、水深1500メートルにある浮き漁礁(パヤオ)へマグロを狙うというものであった。




この遠征の為に僕は以前から沖縄ででも使おうと用意していたブルーヘブンのタックル、ジグをキャスト出来るようにヤマガブランクスにキャタリナのスプリングリールタックル、そしてビーストマスター2000ej の電動ジギング タックルである。予備として普段浅場で用いているソルティガベイトを用意した。

土曜日の早朝に家を出て基地入り、ガソリンスタンドを2往復してガソリン満タンにして浮き漁礁を目指した。

やはり片道25キロは遠い。しかし幸い携帯の電波はギリギリ届くようで安心である。

出港から1時間半程は掛かる。

船底にカキなどが付いているのであろう巡航の4000回転で走らせてもいつもより時速5キロほどスピードが出ないようだ。また秋深くなれば船底掃除を頼まないといけない。

パヤオに到着すると、鳥がものすごくナブラが出来ている。僕以外にも5隻ほど集まっていた。

この日の海は活きていた。

早速ジグを落としたのだが、ここから小一時間程が闘いとなった。

先ずはすぐブルーヘブンに着けたアビス260gがガツンとひったくれて走られた途端にPEラインがブチ切れてしまった。マグロの場合は最初はドラグを緩くした方が賢明かもしれない。

しかしアタる時の感覚がデカイ!

次に電動タックルのアーク290gにガツンと!

この闘いは10分ほどは格闘したのだが、最後はジグとアシストフックを繋ぐリングを伸ばされてしまい取れず。




ビーストマスター2000ej という巻き上げ力68KGのリールでもスプールが空回りしてしまう。

人の力でもリングをこのように伸ばす事は出来ない。

その次にまた電動タックルにガツンと!

3連発である!

次も凄い引きである… 

簡単に150メートルまでラインを出される。

ポンピングで少しずつ巻くも水深30メートル程となり船底に近づくとまた150メートル程までラインは引きずり出されて、電動リール・ビーストマスターのドラグがまた空回りしてラインが巻けない。

リールが高温になり、しばし巻き取りを止めて冷ますも無意味な感じ。

3度ほど上げては出され、上げては出され、格闘20分ほどの末、最後はラインが切れてしまった…。

結局、この闘いで買って間もない電動リールが壊れてしまった。

腕と腿がガクガクと笑いっぱなし状態であった。

翌日曜日、旧友ユーキが参戦となり、またもパヤオを目指すもこの日は全くアタリがなかった。

マグロは何処へ〜?

しかし一筋縄でいかないのが釣りである。それでこそ釣り上げた時の感激は素晴らしいのであろう。

釣りロマンを求めて〜