静岡県の西部地方を流れる2級河川の太田川。
この太田川の支流で一番長い川の「原野谷川」(川長 37.88km)。今、この原野谷川が干上がっています。一大事です。
魚類にとっても上流から流れてくる餌となる虫や栄養分が流れてきませんから、大変なことです。
このところ少の雨が原因でしょうか。その魚類の生態系にも影響を与えかねません。
上下流の流れが途絶えた掛川市吉岡地区の堰の付近。右側が上流部。
ここは、太田川への合流点から上流へ14.0kmの掛川市吉岡地区。
小さな堰があり桜風景を眺めながらそこを訪ねてみました。(4/9撮影)
※ 上の小画像は、対岸から眺めた同じ場所の風景です。堰の手前で水が途切れていました。
次の2画像は、同じ場を3/13に訪ねたときの風景です。魚道なども含め沢山の水が堰を超え流れていました。
3/13の堰を超え、水が沢山流れる原野谷川。↑
このほか、昨日(4/9)上流部にも足を延ばしてみました。
この場所は、天浜線原谷駅の西側にある、「はらや親水公園」の横を流れるの原野谷川。↑
水の流れが途絶えています。
更に上流の、加茂荘花鳥園付近の原野谷川。(上流側から下流方面を望む)↑
こちらも水面が少し見られましたが、下流部は途絶えているようです。
もう少し上流部へも行ってみました。
こちらは、新東名の高架橋の下をくぐったあたりの上流部の風景です。 サクラの花とは対照的に、川床部に水面が全然みられませんでした。
このところの水(雨)不足での現象と思われますが、掛川市の産業の茶園や、畑(野菜)の水不足、あるいは少雨でタケノコの出も悪いとの情報もあり、早く川の流れが1本につながるよう期待したいです。
今日(4/10)の雨に期待したいです。