忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

身近だった

2006-04-26 | 追憶
 友人の文章を読んでいる。気持ちは別として、会わない年月が何十年とあった。友人と書くのに後ろめたさの残る時間だが、私としては友としての記憶。
 主に小学生と中学生のころの薄くなった記憶しかない。背丈も彼は高く差があった。勉強も遊ぶために学校があった私など、比較にもならなかった。
 一度だけ数人で彼の家の二階に上がったことがある。武家屋敷を想像するその造りに、ぞくっとしたのを覚えている。
 祖父が若い頃前の持ち主の時に丁稚奉公に行ったと聞いてはいるが、同じ建物かどうかは分からない。父母、私、子供たちと長い付き合いのある建物だ。
 文章と共に彼がいた。思い出す彼と知らなかった彼、どの内容であっても読んでいると友人を感じる。他の人の文だと読まないものもあるだろうが、彼の文章だから身近に感じ知りたくなる。
 思いがけない長時間の再会を持続している気分になる。予想外のこんな再会ができて嬉しい。文を読むことで身近さの再発見をしている。
 

 

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