忘却への扉

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大切なプレゼント

2016-12-31 | 追憶

 直接プレゼントされたのではないが、私は長女からの贈り物だと大切に使っている品、ブラウン・シェーバーの切れ味が悪くなっても数年間使用していた。
 だが、皮膚の痛さに限界を感じたのと、家族で出かけた際、大型家電系列チェーン店に立ち寄れたので替え刃を購入する。
 商品番号のメモ書きは、いつも財布の中にあったが、少ない小遣いには、替え刃といえど高額で我慢していた。対応した女性店員は若いけど感じよく、商品知識もありそうだった。商品番号名は以前と変わったが、型は同じで了解できた。
 翌日、取り替えようとするが、どうしても合わない。後で店に電話すると、どうやら型番間違い。店員の応対の感じ良さは伝えておく。チェーン店は私の町にもあるのだが、「私どもの責任なので、こちらの店からお宅へ持参します」。と恐縮する言葉。
 数日後の夕方約束通り届けられ説明を受けた。翌朝、心地よい感触を味わうことができた。この文章を書いている途中、孫娘からメールが届いたので、報告すると「ありがとう」の返事。いい思い出を長く共有する大切さを改めて感じた。


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